戸袋が傷んでいても放置していませんか?(2016年7月24日 リフォームの基礎知識更新)

こんにちは!  川崎市宮前区のマサキホーム株式会社 自称釣師 ハマちゃん こと川村です。
今回は、雨戸を収納する『戸袋の補修』について解説します。

1.戸袋が傷んでいても放置していませんか?

早速ですが、戸袋を雨戸を収納するためだけの箱だからと、傷んでいても放置していま
せんか?。 実は戸袋内部は、住宅の躯体部分(基礎)と繋がっていて、戸袋を取り外すと
断熱材も見えてきます。戸袋の劣化や破損部分から、雨水が浸入する事で雨漏りに繋が
る事もあります。

2.戸袋とは、どのような設備なのか?

窓枠に隣接する形で設置されている、雨戸を収納するための住宅設備で、
この箱型のケースの事を戸袋と呼びます。
一般的な木造住宅や和風造りの住宅の場合には、縁側や敷居の端に設けられています。
築年数の経過した住宅では、木製の戸袋が設置されている事もあり、
雨除けまで木材が使われていると、雨水により腐食を起こしている場合があります。
腐食に強く、耐久性のあるアルミ製の戸袋も最近では普及しています。
レール上を雨戸が移動する引き戸式戸袋以外にも、シャッター式雨戸の住宅もあり
ます。シャッター式の場合には、窓枠上部にシャッターボックスが設けられています。

 ★ 木製の戸袋              ★ アルミ製の戸袋
to1  to2
         ↑  ↓ この部分が『戸袋』です 
to3
★ シャッター式雨戸     

3.木製戸袋の補修について

ここでは、実際に弊社で過去に工事しました、木製戸袋の補修内容を紹介します。

〔before〕 ⇩ 塗膜が剥がれて傷んでいる木製戸袋
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雨や紫外線の影響で塗膜が剥がれて、塗装の保護効果が著しく低下し、即急に塗装補修
が必要な状況です。

【 木部の塗装作業工程 】

①下地調整
 塗装面をケレンして、表面に傷を付けます。
 ざらざらにすることで、塗料の密着性を高めます。
 傷みやすい木部を長く持たせるためには、下地調整を念入りに行う必要があります。

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②下塗り
 木部の耐久性を上げるためには、木部専用下塗り材を塗ります。
 木部専用の下塗り塗料はウレタン系です。

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③中塗り
 耐久性の良い、溶剤系シリコン塗料がおすすめです。

④上塗り
 中塗り、上塗りは同じ塗料が使われます。
 上塗りは見た目と持ちを左右する重要な作業です。

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〔after〕 ☝ 戸袋塗装作業が完了しました

最後まで、ご閲覧いただきありがとうございます。
このようなことで、ご検討中の工事がありましたらお気軽にお声がけください ((´∀`))  

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