塗料紹介 ②ウレタン塗料について(2016年8月28日 リフォームの基礎知識更新)

こんにちは! 川崎市宮前区のマサキホーム株式会社 自称『釣師ハマちゃん』こと川村です。
今回は、前回ご紹介しました塗料の種類の中から『②ウレタン塗料』について詳細の説明を
させていただきます。

《 前回のおさらい 》

塗料は、大きく分けると次の4つに分類されます。

塗 料

主 な 特 徴

①アクリル樹脂塗料

般に使われる、最も安価な塗料。塗布後耐久年数は約4年程度。

②ウレタン樹脂塗料

比較的良質な塗料。価格、性能共に中位。 塗布後耐久年数は約6年程度。

③シリコン樹脂塗料

高級塗料。耐久性とコスト・パフォーマンスを考慮して、最もお薦め。塗布後耐久年数は約13年程度。(最近では主流です)

④フッ素樹脂塗料  

最高級塗料。最も耐久性に優れるが、高額な為一般住宅塗装には不向き。塗布後耐久年数は約18年程度。

【 参 考 】
塗料は、ある液体の中に顔料という色の素を混ぜて作られます。 水彩絵の具で言えば、顔料
は絵の具であり、液体は水となります。ウレタン塗料というのは、この水の代わりに ウレタ
ン樹脂を使います。ここで何が便利なのかといいますと、水と異なり ウレタン樹脂は乾くと
非常に硬くなり、材料の表面に強いコーティング膜を形成してくれます。 この膜が材料の保
護や顔料の保持(色あせが少ない)に役に立ちます。 このウレタン樹脂の代わりに フッ素樹脂
を使ったものをフッ素塗料。アクリル樹脂を使ったものをアクリル塗料と呼んでいます。

《 ウレタン塗料の詳細説明 》

1.ウレタン塗料の特徴

ウレタン樹脂塗料は水性型や溶剤型、1液型、2液型と幅広く色んな種類が作られています
が、外壁塗装でよく使われているタイプは溶剤型の1液と2液タイプです。
水性タイプは、準外部や内装に使われる事が多いです。
ウレタン塗料は一般的に、硬化剤を使う2液型塗料の事を意味します。 1液型塗料と違い、
一度塗料を作ると硬化剤を混ぜた時点から硬化が始まります。ウレタン塗料は2液を混合す
ると化学反応が起こり三次元の網目構造を形成し、この網目構造が緻密なほど塗膜の性能は
向上します。ウレタン塗装は、塗りやすく色や艶なども良い為、外壁に良く使われます。
ウレタン塗料とは、塗料の主成分である樹脂がウレタン系の塗料のこと指します。ウレタン
樹脂塗料とも呼ばれます。 また、ウレタン塗料は下地によっては細部の塗装に適しており、
現在でも細部にはウレタン塗料を使用することも多いようです。ウレタン塗料の耐久年数は
8~10年程度となります。

2.ウレタン塗料のメリット・デメリット

ウレタン塗料のメリットとデメリットについてまとめると以下の通りです。

メリット

  • 塗膜が光沢、肉もち感、付着性に優れている

  • 高級な仕上がり感が得られる

  • 耐侯性が高い

 デメリット

  • ウレタン結合させるイソシアネート基に強い毒性がある

  • ウレタンフォームは真っ白な切り口が黄変する現象が起きる

  • 紫外線により黄変しやすい

 

3.ウレタン塗料の特性を活かした選択

①どんな場所にも塗装できることが多い塗料
下塗りを変えれば、殆どオールマイティに色々な場所に使うことが出来るので重宝します。
木部には弾性硬化剤、外壁には低汚染型硬化剤、鉄部には錆止め効果が付いた防錆型硬化剤
といった風に、塗料を無駄にしないので、環境対策など考えている方にはお勧めです。

②価格と性能のバランスが良い
出来るだけ費用は抑えたいけど、モチも良くしたいと言う人には向いている樹脂です。アク
リル樹脂と比べれば性能も上がっていますし、塗料の持ちも良く、平らでより艶のある塗装
に仕上げる事が出来ます。塗装がしっかり平らに仕上がる事で、薄い面が無くなりそれだけ
長持ちする理由に成ります。

③1液、2液タイプのベストな選択とは
1液型は硬化剤を使わないので、硬化不良を減らしたい方、そして2液型は性能を発揮できる
ようにしっかりと計量して使用できる方にお勧めします。

 

◆ 日本ペイント ウレタン塗料 サンプル ◆

   

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最後まで、ご閲覧いただきありがとうございます。次回は、塗料詳細説明のパートⅢとしまし
『 ③シリコン塗料 』について、ご紹介をしたいと思います。
リフォーム等、ご検討中の工事がありましたらお気軽にお声がけください ((´∀`))  
    

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