塗料紹介 ④フッ素塗料について(2016年9月6日 リフォームの基礎知識更新)

こんにちは! 川崎市宮前区のマサキホーム株式会社 自称『釣師ハマちゃん』こと川村です。
今回は、前回ご紹介しました塗料の種類の中から『④フッ素塗料』について詳細の説明を
させていただきます。

《 前回のおさらい 》

塗料は、大きく分けると次の4つに分類されます。

塗 料

主 な 特 徴

①アクリル樹脂塗料

一般に使われる、最も安価な塗料。塗布後耐久年数は約4年程度。

②ウレタン樹脂塗料

比較的良質な塗料。価格、性能共に中位。 塗布後耐久年数は約6年程度。

③シリコン樹脂塗料

高級塗料。耐久性とコスト・パフォーマンスを考慮して、最もお薦め。塗布後耐久年数は約13年程度。(最近では主流です)

 ④フッ素樹脂塗料  

最高級塗料。最も耐久性に優れるが、高額な為一般住宅塗装には不向き。塗布後耐久年数は約18年程度。

【 参 考 】
フッ素塗料は、航空宇宙産業機器に使われるほど耐候性・耐寒性・低摩擦性・不燃性などの
性能が優れています。東京スカイツリーの鉄骨には、旭硝子のルミフロンが使われました。
フッ素は非常に高価格なため、一般住宅にはあまり普及していないというか、普及できない
のが現状です。しかし、長期的に考えた場合にはお得になりますので、余裕がある方に勧め
たいのがフッ素塗料です。

《 フッ素塗料の詳細説明 》

1.フッ素塗料の特徴

塗料の主成分である合成樹脂が、フッ素系の塗料のことです。耐久性が優れていて、耐候性
も他の塗料に比べると優れています。
フッ素樹脂塗料は各塗料メーカーが出している商品のほぼ、最高級グレードの塗料になりま
す。機能面で言えば、殆ど全ての機能を備えたものが多く、流石フッ素樹脂塗料と言う感じ
です。耐候性も高く、長期の紫外線や雨風の影響を防ぎ、防汚染性能がついているものは綺麗
な塗装を維持できます。色の変色や艶引けの面でも、他の樹脂と比べると段違いに良い性能
なので価格に恥じない性能だと思います。
それだけ価格面では一段高い価格のフッ素樹脂塗料ですが、ここ最近は値段のほうも少しづ
つ落ちてきていますので、以前と比べてみて使いやすくなってきたと思います。

 

2.フッ素塗料のメリット・デメリット

フッ素塗料のメリットとデメリットについてまとめると以下の通りです。

メリット

  • 高耐久で光沢感があり、防汚性も優れているため美しさが長続きする

  • 耐熱性・耐寒性に加えて、低摩擦性・不燃性など数多くの機能を持つ

  • 強い塗膜と高い密着力で傷に強くはがれにくい

  • 光沢感を落として高級感を演出することもできる

 デメリット

  • 高品質なため価格が高い

  • フッ素の上には塗料がつきにくく、塗り替えの時は注意が必要です

 

3.フッ素塗料の特性を活かした選択

①塗り替えするのであれば最高の物を使いたいと思われる方
鉄部からコンクリモルタル、サイディングなどのほぼ全ての外壁に下塗りを追加すること
で対応しています。短期的な使用に使うには勿体無いですが、長期間の美観を保持したい
方などは是非お勧めする塗料になります。
②初期費用は掛かっても、トータルで安く済むならと思っている方
フッ素樹脂塗装は、15年以上は持つので、メンテナンスサイクルコストを抑えようと思
っている方にお勧めします。塗装は下処理、下塗り、中塗り、上塗りを基本としてどれが
抜けていたとしても塗装のもちが大幅に違ってきますので、しっかりとした施工をする様
にしましょう。
③塗り替えで失敗経験のある方
④塗り替えの際に、足場を多くかけなければいけない家の方

 

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低減や、長期美観維持のニーズに対する提案に最適な商品です。a3

最後まで、ご閲覧いただきありがとうございます。次回は、塗料紹介の最終回としまして
今までご紹介した塗料 『まとめについてお話ししたいと思います。
リフォーム等、ご検討中の工事がありましたらお気軽にお声がけください ((´∀`))      

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