外壁のチョーキング現象について(2016年10月17日 リフォームの基礎知識更新)

こんにちは! 川崎市宮前区のマサキホーム株式会社、自称『釣師ハマちゃん!』こと
川村と申します。
今回は、外壁の塗膜劣化などが原因で起こるチョーキング現象について、お話させ
ていただきます。

1.チョーキング(白亜化現象)とは

チョーキングとは白亜化現象とも呼ばれ、主に塗装表面が紫外線、熱、水分、風などに
よって塗装面の表層樹脂に劣化が起こり、塗料の中の顔料がチョークのような粉状にな
り消耗していく現象・状態を指します。
この状態で外壁をさわると手に白い粉のようなものが付きます。チョーキングは塗装面
劣化のサイン(防水効果が切れてきたというサイン)であり、防水効果が悪化してい
る状態を長時間放っておくと、外壁から雨水が浸入して建物自体を傷め、急激な劣化に
より家の寿命を縮めてしまうことになります。
チョーキング現象は、プロでなくても分かる塗り替え目安時期の診断方法です。外壁の
どこでもいいので、触ってみましょう。手に白いチョークを触ったような 汚れが付い
たら要注意です。

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2.チョーキング現象が起こる原因とその見極め方

チョーキング現象が起こるほとんどの原因は上記の通り、5~10年(塗料による)という
長い年月をかけて、 紫外線や雨・風・湿気などの影響を受けて塗膜が劣化し、顔料が粉化
してしまうことですが、基本的に10年に1回と言われている家の健康診断を、自分自身の
手で1年に1度は点検する事をお勧めします。

※ 参 考 【 外壁劣化症状の見極め方 】

段階

症 状

詳  細

 0  艶がある
  • 太陽に当たるとツヤツヤしている状態
 1  艶が落ちる
  • 新築時の艶はなくなっているが防水効果はある状態
 2  変 色
  • 色褪せるなど色味が変わってくすんだ印象をうける

 3

 チョーキング現象

  • 手で触ると白い粉が付く状態

  • 防水効果が切れてきたサイン

 4  ひび割れ
  • ひび割れから雨水が浸入し、下地が傷んでくる
 5  剥がれ
  • 外壁の下地材が外部にさらされる
  • 急激な劣化につながる

チョーキングが起こっていると防水性が悪くなり、雨が降った際などに外壁が水分を吸水
して変色しているのを確認できます。チョーキングは塗膜の劣化の最も判り易いサインで
あり、塗り替え時期のサインでもあります。

上記の段階3(チョーキング現象)は、具体的には外壁を触った際、手にどの程度白い粉
が付くかで見極めます。
・手に付着物がほとんど見られない状態…塗膜劣化はほとんどない⇒塗り替えの必要なし
・手に薄く粉が付き白くなる状態…塗膜劣化が進んでいる ⇒そろそろ塗替えの検討時期
・手が粉で真っ白になる状態…塗膜劣化が著しく進んでいる ⇒早急に塗り替えが必要!

 

3.チョーキング現象を発見したら....!

チョーキング現象を発見したら、外壁塗装を行っている業者に速やかに外壁塗装をお願い
するのが好ましいです。チョーキング現象とは放っておくとヒビや壁が歪んで隙間が生じ
るものです。ヒビや隙間が生じてしまうと、雨が入りこんだりカビ菌が入り込んだりして
外壁塗装は大きな工事になってしまいます。ですから、速やかに外壁塗装業者に依頼でき
るよう、今のうちに外壁塗装業者をしっかりと検討して置いてください。

4. チョーキングが発生している外壁の塗り替え

チョーキングが発生している外壁は塗装面が粉を吹いた状態であるため、塗り替えの際に
そのまま塗料を塗ると後に塗った塗料が浮いたり、剥がれたりする原因にもなります。そ
のため塗り替えの前にはまず塗装面に高圧洗浄を行い、表面の汚れや粉をきれいに洗い流
して塗料の密着性を高めます。外壁の状態によっては硬化した材料を全面剥離してシーリ
ング材を打ち直すこともあります。その後、下地調整を行い、中塗り、上塗り行います。

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 ⇧ 高圧洗浄作業

※ 参 考 【 チョーキング現象の原因を抑えるラジカル塗料

チョーキング現象の大きな原因である紫外線。詳しく説明しますと、紫外線が当たると
顔料の中にある酸化チタンから「ラジカル」という活性酸素が悪さをして、塗膜の結合
などを分解して塗膜自体を劣化させてしまいます。

このラジカルを発生させないようにすれば、劣化しないのではないかという事に着目し
発生したラジカルを制御するように調整した「ラジカル制御型塗料(ラジカル塗料)」
を大手塗料メーカーの日本ペイントで発売しております。
このラジカルを抑えるという働きで、寿命が長くなり、今一番人気がある塗料のシリコン
塗料と同等がそれ以上の長期耐久性(高耐候性)を持ちますし、価格もそこまで高くは
ありません。顔料から出てくるラジカルを制御するというのはチョーキング現象を抑え
寿命を延ばす(保護する期間を長くする)という点に着目していて非常に良い塗料です。

★ 弊社も一押しの日本ペイント「ラジカル制御型塗料(ラジカル塗料)」!!

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以上で、『外壁のチョーキング現象について』のご説明を終わらせていただきます。
チョーキングの状態で、長期間放置してしまうと傷みが広がり、後に費用がかさむ場合も
あります。是非、この機会に外壁点検の実施をしてみてはいかがでしょうか?。自身では
判断に不安のお客様は、マサキホーム』の無料点検をご利用ください。
  

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