台風による 雨漏り被害! 雨漏り対応!(2018年11月18日 リフォームの基礎知識更新)

こんにちは。川崎市宮前区のマサキホーム株式会社、自称「釣師ハマちゃん!」こと川村です。

みなさんのなかには、雨漏りと気づかずに雨漏りした箇所を放置している方がいるのでは?
雨漏りを見過ごしてしまう要因の一つに、『台風の時だけ発生する雨漏り』があげられます。

そこで今回は、『台風被害による雨漏り、台風により経年劣化した箇所の脆弱性が引き起こす雨漏り』を中心に、その「被害状況、放置による2次被害、点検方法(事前=日常・事後=台風の後)」についてお話しします。

 

1.台風に関連した雨漏り被害の状況

通常の雨では雨漏りしないのに、台風のときだけ雨漏りするという家が多くあります。この理由は、台風のときの大雨強風によって圧がかかった状態でさまざまなものに当たるからです。たとえば、横から強い力で入ってくる雨水や、地面に打ち付けて上に舞い上がるような雨水などがあります。また、建物の外壁や屋根の構造によって、雨水が入り込みやすい部分というのがあります。通気口としての役割を果たす換気扇や通風口から入り込むこともあります。

(1)台風による主な雨漏り被害

①屋根
台風の屋根被害で最も多い箇所は棟板金です。また屋根の素材にヒビが入っていたり、小さな隙間釘に浮きがあったりするとそこから入ってきます。日本で古くから多く使用されている屋根材である瓦屋根であれば、瓦が割れたりめくれたりするのも原因のひとつです。

◎棟板金が台風の強風で落下した事例

◎劣化し釘浮きが起こった棟板金に、台風よる横風と豪雨で雨漏りが発生した事例 ↓

◎台風よる強風で瓦(割れ、ズレ)から雨水が侵入し雨漏りが発生した事例 

サッシ
台風による強風でサッシ窓が割れたり、外壁とサッシの間に隙間があったり、サッシの素材自体が劣化していたりするとそこから入ってきます。ほんのわずかな隙間であっても、台風の場合は力強い雨が降るので、侵入する雨水の量は多くなってきます。

◎台風よる強風で窓ガラスが割れ、雨水が侵入し雨漏りが発生した事例 ↓

◎経年劣化でサッシとサッシ枠に隙間ができ、台風よる台風よる横風と豪雨で室内に雨水が侵入した事例 ↓

③外壁
壁そのものから雨漏りする原因は、外壁の塗装ハゲたりひび割れている場合に、台風などによる横風と豪雨の時に発生することが多いです。これは長期間、外壁のメンテナンスを行っていない時に起こりやすいと言われています。

 

〔ワンポイントアドバイス〕

★こんな症状も雨漏りです!
天井からポツポツと雨が漏れているようなよくあるケースと異なり、すこし気付きにくい雨漏りの症状をまとめました。
・天井にうっすらとシミが出ている
・壁紙の上の方に黒いシミが出ている
・外壁が剥がれていたり、ひびが入っている
・障子やふすまが波打っている
・結露が多くなる
・床が膨れ上がる

こういった症状は、しばらく時間が経ってからでないと気が付かないものです。また、この症状が雨漏りの症状であることを知らないという人もたくさんいます。台風後の数日間は注意して家の中を点検することをおすすめします。

 

(2)雨漏りが引き起こす恐ろしい被害 

①家にダメージを与える
雨水は、家のどこかから侵入してきて、そこから必ずどこか別の場所を経由して目に見える形で落ちてきますよね。それは、雨水の経路となった箇所も必ず濡れているということ。目には見えなくても、家じゅうのいたるところが雨水によって傷んでしまう可能性があります。そうなると、家の素材が腐食してしまい、十分な強度を保てなくなるかもしれません。

②シロアリが発生する
シロアリは湿気の多い場所を好む生き物。上記のように家のなかの見えない部分が水に侵されてしまうと、そこはシロアリにとって絶好のすみかとなってしまいます。そんなシロアリは雑食性でなんでも食べてしまうため、柱などの家を支える大切な部分が被害にあう危険性があります。上記のような被害は、万が一地震がおこった場合に家の倒壊を招くことにつながりかねません。

③アレルギーや喘息を引き起こす
雨漏りによって天井や壁などに湿気がこもるとカビが生えやすい家になってしまい、そこで暮らす家族にアレルギー喘息などの被害が及びます。薬剤などを使用することでカビを撃退することは可能ですが、家の広範囲にわたってそういった薬剤を使用するのは、人体への影響を考えるとなるべく避けたいものです。

〔ワンポイントアドバイス〕

★雨漏り予防のために配慮したいこと!
日頃からご自身の家をくまなくチェックするというのは重要なことです。普段は見過ごしがちな箇所も、意識して目を向けるようにしましょう。チェック箇所は、雨水の影響を受けやすい以下がおすすめです。
・外壁にひびや剥がれ、変色がないか
・壁やサッシに劣化している箇所はないか
・天井や壁にカビが生えている箇所はないか
・天井や壁にカビ臭い部屋はないか

以上のチェックを日頃から実施し大事な家を雨漏り被害から守りましょう。

 

2.台風被害の補修事例

【事例1】台風被害をご加入の火災保険で修理

川崎市中原区 屋根補修工事

【工事内容】  屋根補修工事 (棟板金交換)

【築  年  数】  50年

【工  期】  1日間

【施工材料】  棟包み板金

【リフォームのきっかけ】
台風通過時に強風で屋根の板金が剥がされてしまった。火災保険を使って工事をしたいと考えていました。対応してくださる業者をさがしていたらマサキホーム㈱に行きつきました。

【施工後の感想】
火災保険申請の手続きでわからない事もあったのですが、マサキホームさんから丁寧な説明とフォローをしていただきました。結果、火災保険補修工事を行うことができ感謝しております。

【担当からひとこと】
火災保険を使って補修工事を行いたいとのご要望がかない良かったです。補修工事もスムーズに進み早期に完了することができました。

【施工状況】

〔ワンポイントアドバイス〕

★火災保険に加入しているなら...
お客様ご加入の火災保険で、台風の影響による雨漏りの被害を火災保険で補償できるケースが多々あります。しかし、雨漏りの被害が台風によるものなのか、それとも経年劣化によるものなのかは、火災保険の調査官の判断にゆだねられます。調査官に実際に現地で調査してもらい、火災保険のなかの「風災」にあたると認められれば、保険料を受け取れるようになっています。

【事例2】雨漏り点検で雨漏り箇所を発見

☆雨漏り点検
台風の時に雨漏りが起きるとのことで、入念に雨漏り点検を行うと、ベランダ下部の下屋根が『経年劣化で屋根材・下地』など腐っている箇所があり、台風による強風と豪雨が重なるとこの部分から雨水が侵入雨漏れが起きていたようです。下屋根が、勾配の少ない横葺きは施工の施工でしたので、よけい雨漏りを酷く起こしたようです。

☆対策(補修内容)
ご依頼者様に点検結果を報告し今後の対策を踏まえ補修内容を協議した結果、「ベランダの撤去と下屋根の葺き替え」を行うことにしました。

☆補修工事の状況


【事例3】台風対策! 経年劣化で傷んだ外壁をリニューアル

 

3.まとめ

台風による雨漏りの原因や対策、被害について詳しく説明してきましたが、いかがでしたか?一度や二度雨漏りした程度なら問題ないと、家を放置してしまっては危険です。 目に見えてわかる症状として現れる場合もあれば、少しずつ侵食される場合もあります。自分でできる対策は、日常の点検です。特に台風の後には、積極的におこなうことをおすすめします。

 

最後までご閲覧いただきありがとうございます。

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