おすすめの外壁材!窯業系サイディングの特徴をくわしく解説(2022年4月14日 現場ブログ更新)

こんにちは、川崎市宮前区リフォーム会社の柳沢です。

外壁のリフォームをお考えの方は「窯業系サイディング」という言葉を耳にされる機会があるのではないでしょうか。
実は日本で一番多く使用されている外壁材は、窯業系サイディングです。他の外壁材と比較すると、比較的安い工事費で工期も短い窯業系サイディング。

そこで、今回の記事では窯業系サイディングの特徴と知っておきたいメリットデメリットについて解説していきましょう。
外壁のリフォームを計画されている方、必見の内容となっています。

 

1.窯業系サイディングとは

窯業系サイディングとは、セメント約80%、木材繊維など約20%を原料として薄い板状に加工した外壁材を指します。「窯業系」という名前のとおり、製造中に窯で高熱処理をする過程があることから「窯業系サイディング」と名付けられました。

モルタル外壁などとは異なり、一定の規格と品質を保つため工場生産されているのも窯業系サイディングの特徴の一つです。そのため、品質が非常に安定しており、現場での施工はボードを組み立てるだけです。

職人の腕によって差が大きくなりやすいモルタルの外壁と比べると、仕上がりが安定しやすいのも注目されています。また、カラーやデザインのバリエーションの豊富さは外壁材の中で一番。多彩なスタイルの住宅外観に合った製品が必ず見つかります。

一方で、セメントを原料として塗料を吹き付けて仕上げた外壁材のため、定期的なメンテナンスや塗装が必要です。

 

2.窯業系サイディングのメリット

日本の外壁材のシェアトップは窯業系サイディングです。どのようなメリットがあるのかご紹介していきましょう。

▣デザイン性にすぐれている

窯業系サイディングの最大のメリットといえば、豊富なカラーとデザインバリエーションがあげられます。主な原料はセメントと木材繊維、そして工場で塗装されるため、タイル調から木目調などさまざまな製品がそろっているのが特徴です。

外壁材を選ぶときには、屋根や外構とトータルでコーディネートしたいですね。色の種類も細かく設定されている窯業系サイディングなら、理想の住宅外観が実現できます。非常に自由度が高い外壁材といえるでしょう。

▣初期費用が安い

工場で安定して大量生産されている窯業系サイディングは、他の外壁材と比較すると初期費用が安いのもメリットです。

たとえば、30坪の一般住宅の外壁張り替えリフォーム工事をおこなう場合の費用相場は、約180~250万円といわれています。工事の施工についてもサイディングボードを外壁に張り付ける簡単なものとなるため、人件費がおさえられることも理由の一つです。

▣施工期間が短い

工場から出荷された窯業系サイディングは規格が統一されているので、現場での施工が他の外壁材と比べると簡単です。窯業系サイディングを使った外壁リフォームの工期はおよそ30日程度と短いのが特徴です。施工期間が短いことは、リフォーム工事費用をおさえる要因の一つになります。

▣耐火性にすぐれている

窯業系サイディングは、建築基準法で定められている試験に合格した、不燃材料や準不燃材料として認められている外壁材です。

不燃・準不燃材料とは、火災などで加熱された場合に、一般の建築材料と比べて発火するまでの時間が長い材料を指します。建築基準法では、不燃材料は20分以上、準不燃材料は10分以上、燃焼や変形、そして溶解しないものと定めています。
大切な住まいを延焼の危険から守ってくれる外壁材はとても頼りになる存在ですね。

 

3.窯業系サイディングのデメリット

窯業系サイディングをリフォーム工事の外壁材として検討するときには、デメリットについてもしっかり把握しておく必要があります。

▣メンテナンスの間隔が短い

工場から運搬されてきた板状の窯業系サイディングは、現場で「釘留め工法」や「金具留め工法」で施工されます。どちらの工法でも最後はサイディングの隙間や目地をシーリングで埋めることになります。充填剤であるシーリングは5~10年ごとにメンテナンスをおこなうのがおすすめです。

また、表面を塗装で仕上げている窯業系サイディングは、表面の塗装を塗り替える必要もあります。近年、メンテナンスの頻度が低い、高耐久性能を持つ塗料で仕上げた窯業系サイディング製品やシーリングの必要性がない製品も開発されています。価格は上がりますが、メンテナンスの間隔を開けたい場合は、そのような製品の採用も検討してみてはいかがでしょうか。

▣熱を蓄積しやすい

窯業系サイディングの原料はセメントです。セメント自体の性質として、熱を吸収しやすいことがあげられます。そのため、特に夏場は直射日光や気温の上昇とともに、窯業系サイディングが熱を蓄積してしまいます。外壁が熱をためると室温が上昇し、エアコンの使用頻度が上がってしまいます。
そこで注目したいのが、遮熱効果や断熱効果のある塗料を使用した窯業系サイディングです。やはり初期費用は上がりますが、日当たりがよい住宅などでは特に採用を検討するのをおすすめします。

▣素材自体に防水性能がない

窯業系サイディングは塗装によって防水性能を保っている外壁材です。窯業系サイディングの塗装の劣化が進むと、風雨の影響が住宅内に及ぶ可能性が高いです。外壁の下地材まで影響を受けることを防ぐためにも、こまめな点検やメンテナンスが必要になります。

 

4.他素材のサイディングとのちがい

▣金属系サイディング

《 窯業系サイディングと金属系サイディングの比較 》

主な金属系サイディングとしては、ガルバリウム鋼板があげられます。メンテナンスフリーとはいえませんが、塗り直しまでの期間が長くまた、軽量なので住宅全体の耐震性を高めたい場合におすすめの外壁材です。
一方、デザイン性には偏りがあり、シャープなスタイルやモダンなスタイル以外の外観には合わせづらい点がデメリットですね。

▣樹脂系サイディング

《 窯業系サイディングと樹脂系サイディングの比較表 》

樹脂系サイディングは施工業者が限られるという大きなデメリットがあります。取り扱いが少ないという点から、初期費用が高くなりやすい外壁材です。また、デザインのバリエーションも少なく、使用できる住宅が限られてしまいます。

▣木質系サイディング

《 窯業系サイディングと木質系サイディングの比較表 》

木質系サイディングの魅力といえば、木材が持つ雰囲気を最大限に生かせることでしょう。人工的に作られた木目調では再現できない風合いは根強い人気があります。
しかし、腐食に弱いためメンテナンスが欠かせないことや、初期費用が高額になるなどのデメリットがあります。

 

5.まとめ

外壁材として日本でもっとも使用されている窯業系サイディングについて、特徴とメリット・デメリットをくわしくご紹介してきました。
豊富なカラーとデザインがそろっていて、初期費用がおさえられる窯業系サイディングは、やはり魅力的な外壁材ですね。

ぜひ外壁リフォームをおこなって、おしゃれな住まいの外観を実現してください。

 

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