ご存じですか?住宅用火災報知器は10年ごとに交換が必要です(2022年1月8日 現場ブログ更新)

こんにちは。川崎市宮前区リフォーム会社のマサキホーム株式会社、村木です。

乾燥している季節になると、火災が心配ですね。
2011年6月1日から、すべての住宅に火災報知器の設置が義務付けられています。一戸建て住宅、共同住宅、店舗併用住宅など、建物の構造によって区別されることなく、すべての住宅においてです。

設置義務化から10年以上が経過し、義務化当時に設置されたお宅ではすでに点検・交換の時期を迎えています。普段はあまり気に止まらないけど、いざという時には避難の心強い味方になってくれる住宅用火災報知器。今回はあらためてその重要性と、点検・交換についてお伝えします。

 

◆住宅用火災報知器、ちゃんと設置されていますか?

消防庁の報告によれば、全国の住宅用火災警報器の設置率は2020年7月1日時点で82.6%となっています。マンションでは管理組合などの提案によって、設置していない世帯は少ないようですが、一戸建て住宅は個々の判断に任せられるため、マンションよりも設置率が低くなっているようです。

 

◆住宅用火災報知器の役割

火災が発生した時、住宅用火災報知器がいち早くキャッチし、警報ブザーや音声により知らせてくれます。

アメリカでは1970年代後半から各州において住宅用火災報知器の設置が義務付けられたことにより、約20年間で住宅火災による死者が大幅に減少したというデータがあります。
日本の住宅火災においても、住宅用火災報知器が設置されていた火災と設置されていなかった火災を比較すると約3分の1の死者数となっています。


Panasonicより引用

 

◆住宅用火災報知器の種類と設置場所

【天井取り付けタイプ】
・火災報知器の中心を壁や梁から60㎝以上離します
・換気扇やエアコンなどの吹き出し口からは1.5m以上離します。

Panasonicより引用

【壁面取り付けタイプ】
・天井から15~50㎝以内に火災報知器の中心がくるように取り付けます。

Panasonicより引用

電源は電池式のものとコンセントに差し込むものがあります。どちらも取り付けに専門の資格は必要ありません。ドライバーがあれば、簡単に取り付けられます。

電池式は寿命がおよそ2年のものと10年のものがあります。住宅用火災報知器本体も、10年ほどでセンサーなどの寿命により交換が必要となります。

交換やメンテナンスを怠っても罰則はありませんが、火災から自分自身の身を守るために、忘れずにおこないましょう。

 

◆住宅用火災報知器を設置する場所って?

各市町村の火災予防条例によって異なりますが、全国共通で、「寝室・階段」は、原則として煙式警報器を設置しなくてはいけません。浴室、トイレ、洗面所、納戸などは義務化の対象外です。

台所は地域によっては設置義務化の対象になっていませんが、火災発生数が多い場所なので、取り付けをおすすめします。

 

◆住宅用火災報知器はどこに売っていますか?

お近くのホームセンターや防災設備等の取扱店で購入できます。価格は1台あたり約2,000円~約16,000円と幅が広いようです。

感度やブザーの音量など、国の定める技術上の規格に適合したものには適合表示(検定マーク)が付いています。ご購入の目安にしてください。

なお、従来のNSマークが表示されているものは検定品と同等の性能を有するとして、2019年3月31日まで販売が認められています。(2019年3月31日までに設置されたものは、2019年4月1日以降も継続してお使いいただけます)

 

◆定期的に点検をして、電池切れなどに注意

住宅用火災報知器は、古くなると電池切れや機器の寿命などで、火災を感知しなくなることがあり危険です。もしもの時にちゃんと警報器が鳴動するかどうか、定期的に動作試験が必要です。本体のボタンを押すか、付属のひもを引いて点検できます。正常な場合、正常を知らせる音声や警報音が鳴ります。少なくとも年に2回は実施しましょう。

また、ほこりなどがたまると故障や誤作動の原因になりますので注意しましょう。動作試験やお手入れ時の際、転倒や落下などにはくれぐれもお気をつけください。

 

◆もし誤作動してしまったら?

台所で調理中の煙を検知して住宅用火災報知器が誤作動することや、場合によっては部屋の温度が急上昇することによって誤作動する場合があるようです。

どこを探しても火元が見当たらない場合、誤作動であることが明らかな場合は、警報停止ボタンやひもを引くなどして警報音を止めましょう。警備会社への自動通報システムが搭載されていない場合は、消防への連絡も不要です。

 

◆Panasonicの住宅用火災報知器「けむり当番」「ねつ当番」なら!

パナソニック製住宅用火災報知器には、専用リチウム電池の電池電圧が低下した場合、自動的に電池切れをお知らせする「電池切れ検出機能」があるので安心です。

◎「けむり当番」(煙式警報器)
煙を感知して、火災の発生を知らせます。一般的にはこれを設置します。(すべての場所に設置できます)

◎「ねつ当番」(熱式警報器)
熱を感知して、火災の発生を知らせます。日常的に煙や蒸気の多い台所に設置します。
家中すべてに煙式警報器を設置されるお宅もありますが、寝室など居室部分には「けむり当番」を、料理の作るときに煙が出ることの多い台所には熱式警報機を設置されるお宅が多いようです。
また、どちらのタイプにも「自動試験機能」がついており、煙・熱検知部を約1時間おきに自動的にチェックします。異常がある場合は、電子音でお知らせしてくれます。

◎電池式 ワイヤレス連動型
一か所で火災を検知すると、家じゅうにすばやくお知らせ。火災時にすべての警報機が鳴る連動型は、火災の早期発見に圧倒的に効果的です。高齢者やお子様が暮らす住宅(二世帯住宅など)や、高気密住宅・高断熱住宅におすすめです。

<主な特徴>
・「火元お知らせ機能」で発報時に部屋名をお知らせ。
・AISEG2と連携。スマホでも機器の状態を確認。
・あかり(白色LED)で、夜間の避難をサポート。
・インターホンに接続して、火災をインターホンや外出先のスマホにお知らせ。

Panasonicより引用

◎電池式 単独型
火災時に発報と同時に火元を特定する単独型は、薄型でお部屋にすっきり設置できます。火元がすぐにわかることで、迅速な避難経路確保の手助けとなります。

<主な特徴>
・薄型フラットデザイン。
・機器交換時期をお知らせ。
・非火災報の原因となるほこりへの対策を強化。

Panasonicより引用

 

◆まとめ

今回は住宅用火災報知器についてお伝えしました。

火災報知器は
・「天井取り付けタイプ」と「壁取り付けタイプ」
・「電池式」と「コンセント差し込み式」
・「煙感知式」と「熱感知式」
・「連動型」と「単独型」
 に分かれます。設置場所や機能からお選びください。

火災報知器の出番がないに越したことはありませんが、もしもの時のために日頃から点検とお手入れを心がけましょう。

 

◆リフォームは「マサキホーム」までご用命ください!

リフォームは事前に細やかな聞き取りをすることで、お客様によりご満足いただけるものになります。

施工の内容についてはもちろん、費用や工事日数など具体的なご相談につきましても、いつでもご連絡ください。また少しでもご不明な点やご心配な点がありましたら、お気軽にお問い合わせいただければと思います。

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