壁紙、壁穴を修理する時に火災保険は使える?(2021年3月14日 現場ブログ更新)

こんにちは。川崎市宮前区リフォーム会社のマサキホーム株式会社です。
壁紙の修理火災保険を使って直せるケースがあるのは知っていますか?

室内の壁紙にできてしまったひび割れや穴…。
模様替えをしていたら家具を壁にぶつけて大きくへこんでしまい修理費用が気になるので直すのを先延ばしにしてしまっている。
また壁紙に入っているひび割れを放置しているとまた地震が起きた時に大きくならないかな…など心配ですよね。

火災保険は火災だけではなく住まい全般を幅広く補償してくれるもので、壁紙に開いてしまった穴などは補償されるかもしれません!
まずは壁紙にひび割れが起こる原因を解説していきましょう。

 

1.壁紙にひび割れが起こる原因

壁紙にひび割れが起きてしまう原因は地震などの振動によるものだけではなく、壁紙の性質や日常での振動などでもひびが入ってしまうこともあるのです…!

◇壁紙(クロス)の縮みによるもの
壁紙は塩化ビニールという素材でできているものがほとんどです。
塩化ビニールは暑いときに伸びやすく寒いときには縮みやすい性質があるので1〜2年で徐々にひび割れが起きてしまうこともあります。

◇揺れや振動が原因の下地のひび割れにるもの
毎日開け閉めするドアやサッシのまわりは振動が起きやすく、施工ボードのつなぎ目に沿ったひび割れや石膏ボード自体にひび割れが起きやすい場所でもあります。
また車通りが多い場所に家が立っている場合では毎日振動が起きることでひび割れやすくなります。

◇地震や地盤沈下によるもの
地震による揺れや振動で基礎部分や建物の構造自体、下地の石膏ボードにひび割れが起き、地盤が弱くなると建物が傾き基礎が建物を支えられなくなりひび割れが起きます。

◇危険なひび割れ
建物の構造自体に問題がある場合は大きな修理になることがあります、
下地のつなぎ目ではない部分の壁にひび割れが入っている場合や、長くひびが入っている場合は家の構造自体に原因があるかもしれません。

◇問題のないひび割れ
下地に沿ってできた真っ直ぐなひび割れや日常的な振動が原因のひび割れであれば緊急性はありません。

経年劣化でできた壁紙のひび割れは火災保険の対象外になります。
けれど故意に壁紙を傷つけたなどでなければ火災保険の適用になる場合は多いので、修理を考えた時は保険会社に確認してみると良いでしょう!

 

2.火災保険は壁紙の修理にも使える?

壁紙の修理に火災保険が適用されるケースは契約内容にもよりますが意外にも身近におこる事故で補償されるものがあります。
・家具を運んでいる時に壁にぶつけてしまい壁に穴が開いてしまった
・子供のいたずらで壁紙に傷がついてしまった
一例ですがこのようなケースが壁紙の修理では火災保険の補償の対象になります。

この他に室内の修理が必要なものとして火災保険が適用される一例として、
・掃除中に誤って窓ガラスを割ってしまった
・子供が室内で遊んでいてふすまや障子を壊してしまった
といったものも補償の対象になります。

けれど飼っている「猫が壁で爪を研いでしまい壁に傷がついた」、「犬が引っ掻いて傷をつけてしまった」などは火災保険の対象外になります。また、経年の劣化によってできた壁紙のひび割れも対象外になります。
つまり予想もつかなかった事故が原因で修理する場合には火災保険の補償の対象となります。
また特約に入っていないと補償されない場合もあるので確認してみましょう!

◇火災保険が適用されるケース
火災による損害を補償してもらうための火災保険を使うことはほとんどありませんが、火災保険には意外と知られていない補償内容が幅広くあります。

◇賃貸に住んでいる場合
火災保険には「建物」と「家財」補償があり、入居時に、両方またはどちらか選んでいますが、賃貸の場合、建物は大家さんが所有者になるので一般的に家財のみに加入していると思います。

壁は「建物」になるので大家さんが入っている火災保険を使い修理をするということになるか「※借家人賠償責任補償」という補償がついている保険に入っているか確認して、修理をする場合は大家さん、または不動産会社に相談しましょう。

※借家人賠償責任補償とは、分かりやすく説明すると大家さんの為に入る保険というイメージです。
現状回復するための費用を補償し、一般的には家財保険の特約といった形で契約することになっているので、借家人賠償責任補償特約がついているか確認しておくと良いでしょう。

 

3.火災保険会社に申請する方法

火災保険を申請できる期限は被害を受けてから「3年以内」です。
自己負担で修理をしていても期限の3年以内であれば申請することができますが、3年経ってしまっているものは補償を受けられないので注意が必要です。

◇保険請求までの手続きの流れ
①加入している保険会社へ連絡する
損害を確認したら早めに加入している保険会社や代理店に連絡しましょう。
事故受付用のWEBサイトがある場合には、そのページから直接被害状況を入力するこ
とができます。

②火災保険を使うのに必要な書類を用意してもらう
火災保険の内容を確認、補償の内容や今後の進め方についての説明を受けます。

③必要な書類や損害箇所の写真を準備して提出する
保険金の請求に必要な書類を用意して保険会社に送ります。
損害状況によっては「※罹災証明書(りさいしょうめいしょ)」が必要になる場合もあります。
また損害箇所の写真の提出を求められる場合もあるので、数枚撮影して用意して置きましょう。

※罹災証明書とは災害による被害の程度について証明する書類のこと。
市区町村の担当部署へ申請します。

➃決定した保険金を受け取る
保険金額が確定したら契約者の了解を得た上で入金されます。

⑤保険金を使い壁紙の修理をする

という流れになりますが、申請手続きについてご不明な点は修理を依頼する工務店に相談し、アドバイスを受けてください。
火災保険と聞くと火災による損害を受けた時に補償してくれるというイメージがありますが、「住まいの保険」という名前で火災保険を扱っている会社もあり、「住まい」を補償する保険であるということを覚えておくと良いでしょう!

 

4.まとめ

  • 壁紙のひび割れは、日常生活の中でも起きる。
  • 経年劣化の壁紙のひび割れに、火災保険は使えない。
  • 予想せずできてしまった壁紙の穴には、火災保険が適用される。
  • 賃貸に住んでいる場合は、「借家人賠償責任補償特約」で修理費用が補償される。
  • 火災保険を申請できるのは、3年以内。

壁紙の下地に使われている石膏ボードは丈夫ですが意外と硬いものをぶつけただけでも穴が開いてしまいます。
隙間のあるひび割れや穴を放置しておくとさらに穴が大きくなってしまったり虫が侵入してきたりすることもあります。

毎日目にする室内の壁紙は早めに修理して気持ちよく過ごしましょう!

 

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