外壁のメンテナンスは塗装だけじゃない!その①カバー工法が今アツい!(2022年8月5日 現場ブログ更新)

こんにちは。川崎市宮前区リフォーム会社のマサキホーム株式会社、自称『釣師カワじいじ』こと川村です。

みなさんのおうちの外壁はどのような素材が使われていますか?サイディングボード?モルタル?ALCパネル?紫外線や風雨からおうちを守ってくれる外壁材ですが、外壁材にも寿命があります。外壁のメンテナンスと言えば塗装を思い浮かべる方が多いかも知れませんが、外壁塗装はおもに「外壁材を保護するため」という意味合いで施工されます。外壁の傷みがひどいと、壁材そのもののメンテナンスを考える必要があります。今回は外壁材のメンテナンスの一つ「カバー工法」についてお伝えします。戸建てにお住まいなら、誰しもいつかは考えなければならない外壁メンテナンスのお話です。今、外壁のメンテナンスをお考えの方も、いつかのためにという方もぜひ参考にしてください。

 

1.外壁材の寿命はどれぐらい?

普段暮らしている中で、外壁材の寿命について考えることはあまりありません。しかし外壁材に目で見てわかるようなダメージが生じた時には、おうちの躯体にまで影響する深刻な事態になっているケースも少なくありません。外壁材に適したこまめなメンテナンスが大切です。ここでは外壁材それぞれの寿命についてお伝えします。

 

▣サイディングボード

多くの住宅で採用されている外壁材です。寿命は最大40年と言われています。ただしこの寿命は、経年劣化に応じてメンテナンスをした場合です。窯業(ようぎょう)系サイディングボードは水に弱い性質があるので、塗装などメンテナンスがされていなければ、水分によって反りやゆがみが生じ、大幅に寿命を縮めてしまいます。近年は、耐用年数が長い製品やメンテナンスフリーを謳った製品も登場していますが、常に紫外線や風雨にさらされている外壁材は、まったく経年劣化しないということはありませんので、状況に応じたメンテナンスが必要です。

 

▣モルタル

モルタルは古くからある外壁材です。近年はサイディングボードの採用が増えたため、新築ではあまり見かけなくなりました。ひび割れしないようにこまめにメンテナンスすることがモルタル外壁を長持ちさせる秘訣ですが、それでも寿命は30年程度と言われています。

 

ALCパネル

ALCパネルとはAutoclaved Lightweight aerated Concreteの頭文字をとった名称で、軽量気泡コンクリートのことです。珪石、セメント、生石灰などを主原料としています。気泡を含んでいるため通常のコンクリートに比べ軽いのが特徴です。ALCパネルの寿命は長く、適切なメンテナンスをおこなえば60年以上使用できると言われています。

 

2.外壁メンテナンスの方法は主に3種類

ここでは外壁メンテナンスの方法についてお伝えします。築年数や劣化の程度に合わせてメンテナンスを実施しましょう。

 

▣外壁塗装

もっともポピュラーな外壁メンテナンスです。塗料でコーティングして、紫外線や風雨から外壁を守ります。外壁がサイディングの場合は、コーキング材(サイディングボードの目地材)のメンテナンスも合わせて10年に一回程度の実施が望ましいとされています。サイディングボードの寿命が40年だとすれば、外壁塗装でのメンテナンスは3回ほどで、それ以降は外壁材そのもののメンテナンスが必要ということになります。

☆外壁塗装の費用相場(施工面積100~200㎡)……60万円~120万円

 

▣サイディングボード張り替え

既存のサイディングボードを剥がして、新たなサイディングボードを張るという方法です。上から重ねて張るよりも建物にかかる負担が少なく、既存のサイディングボードの裏側(躯体のダメージなど)のメンテナンスも同時に実施できます。雨漏りをしているなど躯体にダメージが見受けられる場合や、カバー工法に耐えられないほどサイディングボードが傷んでいる場合にはサイディングボードの張り替えがおすすめです。

☆サイディングボード張り替えの費用相場(施工面積100~200㎡)……150万円~300万円

旭トステム外装株式会社より引用

 

▣カバー工法

そして今回メインでお伝えしたい「カバー工法」です。既存の外壁材からカバーするように壁材を張り付ける工法です。張り付けたカバー壁によって、紫外線や水分の透過をほぼ防ぎます。カバー工法はサイディングボードの張り替えとは違い、既存のサイディングボードを撤去する手間も費用もかかりません。廃材の排出量を大幅に削減できるため、環境に配慮した工法とも言えるでしょう。カバー工法の耐用年数は30年程度です。

☆カバー工法の費用相場(施工面積100~200㎡)……130万円~220万円

 

3.カバー工法に適している壁材

外壁材の上から張り付けるカバー壁にはどのようなものが適しているのでしょうか。既存の外壁材がポイントになるようです。ここでお伝えします。

 

▣アルミサイディング

表面材に柄付けされたアルミニウムを使用したサイディングボードです。他のサイディングボードと同様、裏面は断熱材や防水フィルムで構成されています。アルミニウムは非常に軽い金属です。アルミサイディングの重さは、セラミックなどの窯業(ようぎょう)系サイディングの1/8程度です。既存の外壁の上から重ねてサイディングボードを張るとなると、どうしても建物にかかる荷重が気になりますが、軽いアルミサイディングなら心配いりません。


ニチハ株式会社より引用

 

▣窯業系サイディング

窯業(ようぎょう)系サイディングは、セメントに繊維を混ぜてパネル状に成型したものです。多くの住宅で採用されている外壁材で、とにかくデザインが豊富です。カバー工法のカバー壁としても使用できますが、重さがあるため既存の外壁材がサイディングボードの場合にはアルミサイディングの方がおすすめです。


ニチハ株式会社より引用

 

4.カバー工法で得られるメリット

カバー工法では以下のようなメリットがあります。ぜひ参考にしてください。

 

▣断熱性

カバー工法では既存の外壁の上から張りつけるカバー壁の断熱材に加え、既存の壁とカバー壁の間にわずかに空気層ができるため、高い断熱性が期待できます。近年では断熱効果のある塗料も製造されていますが、カバー壁は塗膜に比べるとより高い断熱効果が期待できます。

 

▣遮音性

既存の外壁材の上から壁を張りつけると壁に厚みが増すため、外からの音が伝わりにくくなります。幹線道路沿いなど、外からの騒音を受けやすい地域にお住まいの方は遮音性も期待できます。

 

▣壁の強度を高める

壁の厚みが増すということは、壁の強度が高まるということにもなります。外壁材が二重になるイメージですので、雨水の侵入などもシャットアウトします。ただ注意しておきたいのは、おうちの構造に手を加えるわけではないので、耐震性が上がるということではありません。

 

5.まとめ

今回は外壁メンテナンスの「カバー工法」についてお伝えしました。「壁の上から壁を張り付けるなんて大丈夫?」と思った方もいらっしゃるかも知れません。しかしカバー工法は、外壁材の軽量化やアルミサイディングのデザインが増えたことから、近年人気のある施工法です。愛着ある大切なおうちを長持ちさせるため、外壁メンテナンスは必要不可欠です。外壁メンテナンスをされる時にはぜひ「カバー工法」をご検討ください。

 

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