気を付けて!寒い朝には給湯器が凍結します!(2022年2月1日 現場ブログ更新)

こんにちは。川崎市宮前区リフォーム会社のマサキホーム株式会社、村木です。

今年の冬はとても寒く、年明け早々、関東地方も大雪に見舞われました。普段そこまで降らない地域で大雪が降ると、生活のいろいろな面で混乱が生じます。

その中でも、今回は給湯器の凍結について対応方法や防止策をお伝えします。忙しい朝に混乱しないため、ご参考になれば幸いです。

 

1.給湯器が凍結!?その原因は?

外気温が0℃以下になって、給湯器の本体や水道管が冷えてしまうと、配管の中の水が凍ってしまいます。外気温が0℃以下でも給湯器が稼働していれば、管内の水が動いているため凍結しにくいのですが、夜間などで長時間給湯器を使用しないと水の動きが溜まったままになるため凍結しやすくなります。
では、具体的に給湯器のどの部分が凍結するのでしょうか?

①給水配管(水道管)部分
最も凍結が多い配管です。水道管は名前の通り「水が通る」ので、外気温の影響を受けやすく、水温も下がりやすいため、凍結しやすいです。

②給湯器の本体内部の配管部分
給湯器の本体の中に管が通っていて、接続部分は金属製のため凍結することが多くなっています。

③給湯配管部分
お湯が通る配管で給水配管より水温は高いので、給水配管(水道管)部分、給水配管(水道管)より凍結になるスピードが遅いですが、想定外の低温により凍結します。給湯器本体に装備されている凍結予防ヒーターにより、凍結する頻度は低くなります。

④追い焚き配管部分
こちらの配管もよっぽどの気温低下でない限り凍結することはありませんが、外気に触れているので、絶対に凍らないということはありません。給湯器本体に設けられている凍結防止機能により、凍結する頻度は低くなります。

 

2.給湯器が凍結してしまった!その時どうする!?

気温が急激に下がった翌朝、「顔を洗おうと思ったら蛇口からお湯が出ない!」ということで給湯器の凍結が判明する方、とても多いです。
そんな時は、焦らず慌てず、次の手順で対応してください。

給湯器リモコンの「運転」をOFFにする
台所や浴室にある給湯器のリモコンの「運転」スイッチをOFFにしてください。給湯器本体の電源コンセントは抜かないでください。

気温が上昇して(時間が経過して)、凍結が自然に解凍されるのを待つ
外気温が上昇し、自然解凍されれば、お湯が出るようになります。
無理にお湯などで配管をあたためて解凍しようとすると、配管の破損や給湯器の故障の原因になりますので、気を付けましょう。

③蛇口から水が出るようになったら、給湯器の水漏れを確認する
①~②の手順で、自然解凍され蛇口(お湯の方)から水が出るようになったら、給湯器本体や給湯器の周辺の配管から水漏れがないかご確認ください。
給湯器から水漏れが見られる場合は、凍結によって配管が破損している可能性があるので、給水配管のバルブを止めて、お近くのガスショップに連絡しましょう。

 

3.すぐにお湯を出したい!お急ぎの対処方法

上記のとおり、凍結した場合は時間をかけて自然解凍して、お湯が出るのを待つのが理想ですが、「朝は忙しいので、そんなの待っていられない!」そんな方も多いですよね。
お急ぎの対処方法として、以下をお試しください。

①給湯器リモコンの「運転」をOFFにする
これは上記と同じですね。
キッチンや浴室にある給湯器のリモコンの「運転」スイッチをOFFにしてください。給湯器本体の電源コンセントは抜かないでください。

②蛇口をお湯の方にして、少しだけ開ける
キッチンなどの蛇口(お湯の方)を少しだけ開けて、お湯が出る状態にしてください。 

③ガス栓を閉めて、給水元栓を回す。
ガス栓(青○の部分)を閉めてから、給水元栓(赤○の部分)を回してみてください。
☆給水元栓が回るのに水が出ない場合
☆給水元栓が凍結して回らない場合
で対処方法が異なりますので、以下をご覧ください。

④給水元栓は回るのに水が出ない!そんな時は?
給水元栓以外の部分が凍結しているため、応急の手立てがありません。
開けた給水元栓を必ず閉めて、気温が上昇し凍結箇所が自然解凍されるのを待ってください。

⑤給水元栓自体が凍結して回らない!そんな時は?
給水元栓のまわりにタオルを巻いて、そこにぬるま湯(30~40℃)をゆっくりかけてください。
給水元栓が回るようになったら、開けておいた蛇口を閉めてください。
給水元栓のまわりに巻いたタオルを外して、かけたぬるま湯を乾いた布で拭き取ってください。

【 NG!これだけはおやめください 】
下記2点については、凍結の対処として以下の2点はNGです。お気をつけください。

NG ①凍結した配管や部品等に熱湯(お湯)をかけて解凍する
熱湯をかけてしまうと配管の破損につながります。破損すればお湯を使えないどころか、高額な修理費用がかかってしまいますので、絶対にやめましょう。

NG ②ぬるま湯をかけて給水元栓を解凍し、かけたぬるま湯を拭き取らずそのまま放置する
給水元栓や配管、保温材にかけたぬるま湯が残っていると、その水が原因でまた凍結してしまいます。ぬるま湯をかけて解凍した場合は、必ずすべての水を丁寧に拭き取りましょう。

 

4.給湯器の凍結防止対策

給湯器には、「凍結予防ヒーター」「自動ポンプ運転」の2つの凍結防止機能が備わっています。 これらの機能が作動していれば、よほどの寒波でない限り給湯器内部の凍結は防止できます。

①「凍結予防ヒーター」による凍結防止
凍結予防ヒーターはすべての給湯器に装備されています。外気温が下がると自動的に給湯器内の給湯回路の配管を保温するヒーターが作動し、配管をあたためることで凍結を防止します。ただし、ヒーターの効果があるのは給湯器内部のみですので、水道配管部分の凍結には効果がありません。
※ヒーターが作動する外気温は、各メーカーで異なります。取扱説明書をご確認ください。

②浴槽内に「残り湯」を。自動ポンプ運転で凍結防止
自動ポンプ運転は、追い焚き機能があるふろ給湯器に装備されている機能です。給湯器と浴槽を循環させる追い焚き配管の凍結を防止できます。浴槽のお湯を循環させますので、以下の準備が必要になります。
(自動ポンプ運転は外気温が凍結する温度に近くなると自動的に作動するため、給湯器リモコンがOFFになっていても作動します)

浴槽の残り湯を循環口の5センチ以上の位置まで張っておいてください。残り湯がないと自動で作動しませんので、凍結が予想される前夜には残り湯を張っておいてくださいますようお願いします。
※凍結予防ヒーター同様、水道配管部分の凍結防止には効果がありません。

③お風呂の蛇口からお湯を少量出しっぱなしにする
水が流れていれば、凍結することはありません。お風呂の蛇口から少量の水を流したままにしておいてください。
その際、給湯器リモコンの「運転」をOFFにし、給湯器のガス栓は閉めておいてください。
※ガス給湯暖房熱源機をご使用の場合、ガス栓を閉める必要はありません。

 

◆今回は給湯器の凍結についてお伝えしました。凍結しないことが一番ですが、備えあれば憂いなしです。寒い朝に慌てずに済むように、ぜひご参考ください。

 

◆給湯器のリフォームも「マサキホーム」までご用命ください!

毎日使う給湯器。故障してしまう前に交換されることをおすすめします。一般家庭用の給湯器の寿命は約10年と言われていますので、目安としてご参考ください。

費用や工事日数などもどうぞお気軽にお問い合わせください。経験豊富なスタッフ一同、お待ちしております。

 

 □■ お電話でのお問い合わせは
    フリーダイヤル 0120-910-615 ■□
 □■ メールでのお問い合わせは
    info@masaki-home.com ■□

マサキホーム㈱ お問合せ窓口 担当 山根 

 

  外壁工事に関する情報はこちらを ご覧ください! 

 

tel