ヒートショック対策を意識した断熱リフォームについて(2017年1月25日 リフォームの基礎知識更新)

こんにちは!! 川崎市宮前区のマサキホーム株式会社、自称『釣師ハマちゃん!』こと
川村と申します。  

皆さま、寒い冬がまだまだ続きそうです。
そこで今回は、寒い冬を快適に過ごせるよう、またヒートショック対策にもつながる断熱
リフォームのご紹介をしたいと思います。
悲しいことにヒートショックが原因で亡くなる方は、交通事故の死亡者より多い、年間約
1万7千人いると言われています。もう少し我慢すれば、春が来るとお考えの方も寒い冬
は毎年やってきます。是非この機会にお部屋の断熱リフォームをご検討ください。

参考 ・・・ ヒートショックとは? 》
ヒートショックとは急激な温度変化が体に及ぼす影響のことです。
室温の変化によって、血圧が急激に上昇したり下降したり脈拍が早くなったりする状態の
ことをいいます。室温の変化にさらされた我々の体は、体温を一定に保つために血管が急
激に収縮し血圧の変動や脈拍の変動を起こします。心臓にも思った以上の負担がかかって
います。ちなみに、入浴中の急死は夏の11倍に増加します。ヒートショックは心筋梗塞や
脳血管障害などにつながりかねない危険な状態と言えます。

1.冬場に起こる問題

 1)冬場に多いお問合せ内容
   ■窓に近づくと、部屋の温度が下がっているのが分る。
   ■窓際に寝ると肩口が冷えて寒い。
   ■暖房にすると、窓ついた水滴が滴り落ちる。
   ■カーテンや壁にカビが生え、普段使わない部屋がカビ臭い。
   ■トイレや浴室に入ると、寒くゾクゾクする。(温度差がある)
   ■廊下が冷えすぎて素足で歩けない。
   ■暖房器具等の光熱費が多くかかる。

 2)人と建物への健康被害
   冬場には、上記1)の問合せが多くなり、このような環境の中で暮らしていると、
   以下の問題を起こします。
   ①結露により腐朽菌が発生し、建物の構造体(木材)を腐らせたり、白蟻を寄せ付

    けたりして、建物強度低下の問題
   ②結露によりカビやダニが発生し、喘息、気管支炎、アトピー性皮膚炎などのアレ

    ルギー症状など健康被害の問題     
   ③高齢者や病弱者のトイレ、脱衣室、浴室などでのヒートショックによる事故死の

    問題

 このような悩みを解消するためには、断熱リフォームをお勧めします!!

 3)冬場の暖房時に家から熱が流出する割合

   q1


  
上記より、熱の流出割合が多い順にまとめると
   ★1位・・・窓などの開口部(48%)
   ★2位・・・外壁(19%)
   ★3位・・・換気扇などの換気部(17%)
   ★4位・・・床(10%)
   ★5位・・・屋根(6%) となります。
  そこで、これらの熱流出箇所について、ヒートショック対策にむけた断熱リフォーム
  の方法についてご提案します。

2.断熱リフォームの提案

 1)主な断熱リフォーム

 ①開口部(窓)の断熱リフォーム
  ★窓の断熱リフォーム
   *最もお勧めする工事で、開口部の断熱リフォームとして、既存の窓に内窓(イン
    ナーサッシ)を取付ける方式。
   <主な効果>
    後付けが可能で、工事費も低予算のうえ断熱とともに、防音効果も期待できます。
    また、後付けサッシのガラスを遮熱複層ガラスに替えることもできます。

    q2
     弊社社員の実家二重窓、断熱窓取付け中です!
 
 ②外壁の断熱リフォーム
  ★柱・間柱間に断熱材を充填施工
   *壁の内装工事に合わせて、繊維状・ボード状の断熱材を充填施工する方式
   <主な効果>
    ・外壁に断熱材を施工することによって、外壁を通じた熱移動を低減します。
    ・冬季に暖房の効きが良くなるとともに、表面結露の防止にも効果があります。
  ★外壁の室内側にボード状断熱材を施工
   既存の内装材の上、または、躯体の室内側にボード状の断熱材を内張施工する方式
   <主な効果>
    ・外壁に断熱材を施工することによって、外壁を通じた熱移動を低減します。
    ・冬季に暖房の効きが良くなるとともに、表面結露の防止にも効果があります。
  ★外張り断熱
   *既存の外壁の上にさらに外壁(サイディング)を張る方式。
   <主な効果>
    ・断熱効果のほか結露によるダニ・カビの発生対策にもなります。
    ・外張りの代表的なものとしてエコウォールがあり、エコウォールはガルバリウ
     ム鋼板パネルの裏側に、イソシアヌレート発泡断熱材を入れ、アルミ箔で包む
     サンドイッチパネルとした為、パネル本体で優れた断熱性能を発揮します。


 ③床の断熱リフォーム
  ★床の上部断熱
   *床の内装リフォーム(床張り替え工事)を行う場合等に、繊維状・ボード状の断
    熱材を床下から大引き間や根太間に施工する方式。
  ★床下断熱
   *既設床のまま、床下側から大引き間や根太間に断熱材を施工する方式。
    (1992年以前の省エネ基準が低い時期に建てられた住宅は、床下に断熱材が入っ
     ていない場合が多いので、断熱材を入れルと良いでしょう。)
  ★床暖房の設置
   *床暖房は大きく2種類に分類され、「電気式」と「温水式」があります。発熱体
    に電気を通して暖める「電気式」は、「温水式」に比べ設置が簡単で、工事費用
    は割安になる傾向がありますが、電気代がやや高くなるというのが一般的です。
 
 ④屋根・天井の断熱リフォーム
  ★屋根の上側(外側)断熱
   *屋根の葺き替え工事等にあわせて断熱材を外張施工する方式。
  ★屋根の下側(内側)断熱
   *屋根の垂木間に断熱材を施工する方式。
   *屋根の野地板の下面に断熱材を吹付ける方式。
  ★天井裏に断熱材を敷設
   *天井の野縁材や天井材の裏側(上側)に断熱材を敷設する方式。
   <主な効果>
    ・天井に断熱材を施工することによって、小屋裏と室内の熱の移動を低減します。
    ・冬季は室内の熱損失を低減し、暖房の効きが良くなり、夏季は室内の火照りを
     抑えるとともに、冷房の効きが良くなります。

 2)主な断熱リフォームの『BEFORE(前)・AFTER(後)』

     q3
     出典:reformakita.com

 

3.入浴中のヒートショック対策

 1)入浴中のヒートショック状況
   ヒートショックは、体全体が露出する入浴時に多く発生しています。
   原因は、温度の急激な変化で血圧が上下に大きく変動することにより、失神や心筋

   梗塞、不整脈、脳梗塞を起こすことです。なかでも入浴時に急激な血圧低下により
   失神し、溺れて死亡するケースは、入浴時のヒートショックの典型的な例です。

   q4
 

   入浴中に心肺機能停止となる人を時系列でまとめると、外気温が低くなる12月か
   ら1月にかけて多くなり、最も少ない8月のおよそ11倍に急増するそうです。
   住宅内で暖房をしていない脱衣室や浴室では、室温が10度以下に下がることが多
   くなります。そこで衣服を脱ぐと、急激に体表面全体の温度が下がり、寒冷刺激に
   よって血圧が急激に上がるます。この血圧の急上昇が、心筋梗塞、脳卒中を起こす
   原因のひとつとされている。
   さらに、一度急上昇した血圧は、浴槽の暖かい湯につかることによる血管の拡張で、

   反対に急激に低下します。この急激な血圧低下が失神を起こす原因となり、ヒート
   ショックを巻き起こします。


   q5    q6 

 2)浴室・脱衣室の断熱リフォーム
  ■窓まわりは熱が逃げやすいため、内窓を設置するなどの断熱改修で、外気温の影響を
   最小限に抑える。
  ■浴室をユニットバスへ改修することでも断熱性は向上します。
  断熱性能が高い窓ガラスを使用したり、断熱シート・フィルムを貼る。

  ヒートショックの対策として重要なのは、寒い季節、脱衣所や浴室を温かくすることで
  す。また、トイレも体を露出させる場所なので、同様に温かくすることをお勧めします。

最後まで、ご閲覧いただきありがとうございます。
ご説明しました各断熱リフォームは防音効果も期待でき、騒音の対策にもなります。冒頭
でも言いましたが冬将軍は毎年やってきます。快適な冬を過ごすために、断熱リフォーム
工事のご希望・ご相談は、ぜひマサキホームまでご一報ください。

       ☞ ※外壁工事に関する情報こちら ご覧ください

 
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