外壁材のメンテナンスについてパートⅡ(2016年7月5日 リフォームの基礎知識更新)

こんにちは!  川崎市宮前区のマサキホーム株式会社 自称釣師 ハマちゃん こと川村です。
前回、主な「外壁材」の中から普及率が高い、サイディングの特徴とメンテナンスにつ
いてご紹介しました。
今回は、その他によく使われる「外壁材」の特徴とメンテナンスについてご紹介します。
「外壁材」は種類が多く、それぞれメンテナンス方法が異なります。
基本的にタイルや石貼り、樹脂系サイディング以外は、基材を守るために塗装が必要です。
また、塗装の必要がない外壁仕上げでも、洗浄することで美観を保ち劣化を遅らせること
ができますので、適切なメンテナンス方法についてご説明します。

 

1.モルタル下地塗り仕上げの特長とメンテナンス

 (1)モルタル下地塗り仕上げの特長 

   セメントに砂を混ぜて水で練ったモルタル下地に、塗り仕上げをしたものです。
   いろいろな意匠があり、風合いがよいので人気があります。
   主な仕上げデザインに以下のようなものがあります。

 吹付タイル  (吹き放し)

外21 下塗りの後、厚みと模様を加えるため主材を吹付け(中塗り)、その上に上塗りをして仕上げる。

中塗りと上塗り材が異なるため複層仕上げと言われる。

吹き放しと、金コテやプラスチックローラーで凹凸を押さえる2種類の仕上げがある。

 吹付タイル (凸部処理)

外221

 リシン吹付

外22 ツヤが無く砂壁のような仕上げ。和風の趣が出る。下塗りの後、小さな石を含んだ上塗り塗装材を1~2回吹き付ける。薄付仕上げの代表的な仕上げ。ひびに追随できる弾性リシンもあるが、仕上げが薄いので効果に乏しい。

 スタッコ吹付  (吹き放し)

外23 厚付仕上げの代表的な仕上げ。厚みがあるのでリシンより重厚感がある。

た目が吹き付けタイルに似ているが、スタッコの方が凹凸感がありザラザラした手触り。

風合いが良いが汚れやすい。ひびに追随できる弾性スタッコもある。

 スタッコ吹付 (凸部処理)

外24

 

 (2)モルタル下地塗り仕上げのメンテナンス

   雨だれ、カビ、藻なども比較的付きやすいため、美観の修繕目的でメンテナンス
   される方が多いです。
   モルタル下地は、ひびが入りやいので、補修が必要になってくる場合もあります。
   塗膜の劣化に合わせて塗り替えが必要です。
   吹付タイル(複層仕上げ)・リシン(薄付仕上げ)・スタッコ(厚付仕上げ)では、
   同じ面積を塗り替えたとしても、凹凸の違いにより必要な塗料の量が変わります。
   吹付タイルを基準とした場合、以下のようになります。
   吹付タイル(基準) ・・・  リシン(1.2~1.5倍) <  スタッコ(1.5~2倍)

 

2.その他の外装材の特長とメンテナンス

古い住宅の外壁ではモルタル下地の塗り仕上げ。
新しい住宅の外壁ではサイディングが圧倒的に多いですが、他にも以下のような外壁仕上
げがあります。

タイル

耐候性、耐久性、耐火性に優れる。タイル自体はメンテナンスフリーだが、ひび割れや剥離する可能性がある。目地が劣化した場合は補修が必要。一般的に塗装はしないが、洗浄、タイルの美観を保ち目地からの雨水進入を防ぐ保護材を塗布することがある。 外31

ALC

ケイセキ、セメント、生石灰などを主原料に、高温高圧多湿の養生釜で製造された軽量気泡コンクリート。旭化成のへーベルなど。断熱性、耐火性に優れ重さはコンクリートの4分の1。目地や塗膜のメンテナンスが必要。多孔質なので、表面の気泡穴を埋めながら塗装する。 外32

コンクリート打ち放し   

塗装やタイル貼りなどをせず、コンクリートむき出しの状態を仕上げとした外壁。耐久性、耐火性、耐水性に優れるが、雨水の浸入やカビ、藻を防ぐため、撥水材を塗る。塗り替え時期は撥水材の商品によって異なる。 外33

 

3.まとめ

基本的にメンテナンスが全く必要ない外壁はありません。
耐用年数の差はありますが、必ず定期的な手入れが必要です。
外壁の塗装やメンテナンスは、基材(下地)や既存塗膜の種類によって方法が異なります。
ぜひ、施工経験・施工価格で実績のある、マサキホーム㈱ への見積もり依頼を心よりお待
ちしております。

最後まで、ご閲覧いただきありがとうございます。
ご不明な点等、皆さまからのお問い合わせお待ちしておりま~す。 ((´∀`))  

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