スレート屋根の棟板金について(2016年10月11日 リフォームの基礎知識更新)

こんにちは! 川崎市宮前区のマサキホーム株式会社 自称『釣師ハマちゃん』こと川村です。

今回は台風による強風で被害が多い棟板金』について、日頃の定期点検・補修工事を中心
にお話させていただきます。 

◆ 棟板金(むねばんきん)とは

家屋で板金というと、主にスレート(カラーベスト・コロニアル)系の屋根を留めている金属
部分のことを指します。下記写真でご説明しますと、棟板金とはスレートの屋根と屋根の面
が合わさる山状(一番尖ったところ)の接合部分を覆って雨水の浸入を防いぎ、なおかつ屋
根材を固定している金属の板金です。詳しく説明しますと、屋根の形状にもよりますが頂上
にあるものを大棟、その端から四隅へ対角線上に伸びているものを隅棟と呼びます。
この棟に設置されている板金なので、『棟板金』と呼ばれます(単に板金とも呼ばれます)。

y1

◆ 棟板金の定期点検

棟はお住まいの最も高いところである屋根の頂上部分(大棟)や四隅(隅棟)にあるため
風の影響を受けやすく、強風の被害や、腐食や劣化の進行も早めます。また、屋根の上と
いう確認しづらい場所にあるため、ほとんどが雨漏りしてから気付くことが多く、被害が
拡大し、補修費用が多額になってしまいます。台風が通過した後には、「変形した、落下
した、飛散した」と多くのお問い合わせをいただくのが棟板金の被害です。
いずれも強風による被害になります。その原因のほとんどは、棟板金を固定している貫板
(板金を留めるための木材)の腐食です。棟板金は貫板に釘で固定されています。
そのため貫板が腐食してしまうと、どうしても固定する力が弱くなり、 棟板金が外れて、
雨漏りに繋がります。そうならないためにも定期的な点検を心掛けてください。屋根点検
をご希望の方は、ぜひマサキホーム』の無料点検をご利用ください。

◆ 台風による強風被害と、腐食・経年劣化の状況

y2

従来、棟板金を固定している貫板は木製でした。そのため、雨水が浸入すると腐食や劣化
のスピードが早まり、釘を固定する力も弱まります。最近の貫板にはプラスチック樹脂製
のものもあります。プラスチック樹脂製の貫板は水分を吸収しませんので、木製よりも劣
化しにくいのが特長です。 また、板金を固定するのにも釘ではなく、SUSビス(ステンレス
製のネジ)を使用します。サビに強く、ねじ込み式なので緩みにくいからです。これらに
よって強風に強い棟板金と安心を手に入れることができます。マサキホームでは定期点検
結果をお客様へご説明の上、お住まいの状況に合わせて、最適なものをご提案しております。

 

主な棟板金交換工事の状況

1.錆びついた棟板金の交換工事

y3

2.雨漏れ補修工事

お客様より雨漏れがひどく、早急に雨漏れ箇所を調査して補修してほしいとの依頼が
ありました。

y4

y5

y6

以上で、『スレート屋根の棟板金について』のご説明を終わらせていただきます。
コロニアル屋根が取り付けてあるお宅をお持ちのお客様は、一度自宅の屋根を確認して
みてはいかがでしょうか?

最後まで、ご閲覧いただきありがとうございます。
リフォーム等、ご検討中の工事がありましたらお気軽にお声がけください ((´∀`))     

         ☞ ※外壁工事に関する情報こちら ご覧ください

 
リフォームのお悩み解消はこちら ➡ “マサキホ-ム”

tel

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です