トタン屋根の塗装について(2016年11月15日 リフォームの基礎知識更新)

こんにちは! 川崎市宮前区のマサキホーム株式会社、自称『釣師ハマちゃん!』こと
川村と申します。

唐突ですが、ご自宅の『トタン屋根の色あせ・錆びつき』が気になっていませんか??
また、定期点検で「屋根の塗装が必要」と言われ、本当に塗装時期なのかが正しく判断
できず迷われていませんか???
もしそのままにしておくと、雨漏りの発生する可能性が確実に大きく増加し、最悪の場
合、屋根の葺き替え工事が必要となり高額の工事費用となります。
そのような事態にならないよう、今回は『トタン屋根の塗装時期の目安と塗装作業
ついて、お話させていただきます。

1.トタン屋根の交換時期の見極める2つの方法 

①トタン屋根の状態を見極める
この方法は現在の屋根の状態を点検して
 ・屋根の色が薄くなった。
 ・コケや藻が生えている。
 ・金属の部分が腐食している箇所が出てきた。
 ・雨漏りしている箇所がある。
これらの状態ならすぐに屋根の塗装が必要です。なぜなら放置しておくと塗装で済んだ
ものが屋根の張り替えが必要になり、かえってコストが高くなるからです。

②トタン屋根の耐用年数
この方法はトタン屋根の耐用年数から塗り替えを検討
 ・塗装目安は約5年~8年です。
ただし耐用年数は目安に過ぎません。気候条件や施工した業者の仕上げによってもこの
目安は変わってきます。以上よりトタン屋根に①の症状がでてきているのなら、耐用年
数内でも塗り替えをおすすめします。

2.基本的なトタン屋根の塗装工程 

(工程1足場設置・飛散防止ネット
屋根工事の際、鉄のパイプを繋げて職人さんが屋根までの足場を設置する工事です。
飛散防止ネットは塗装する塗料が飛ぶのを防するために行います。

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 ☝ 足場                 ☝ 飛散防止ネット      

(工程2)トタン屋根の高圧洗浄
汚れがひどい場合や、苔の発生している場合は高圧洗浄が必要です。付着物をきれいに
除去してから塗装することが、後の付着不良による「剥がれ」・「膨れ」などのトラブル
を予防します。 

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 ☝ 高圧洗浄

(工程3)養生・マスキング
古塗装する塗料が飛ぶのを防止する役目があり、また養生とは塗装しない箇所を塗料か
ら守るための作業です。

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 ☝ 養生・マスキング

(工程3)トタンの下地調整
古い剥げかけの塗料や錆を取り除きます。金属ブラシや平コテで削ります。もし、油分
が付いていたらラッカー等でふき取ります。(この作業をケレンといいます)また、穴
が開いていたら補修テープやコーキングで補修します。 

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 ☝ ケレン                ☝ 錆補修        

(工程4)下塗り(サビ止め塗料を塗ります)
塗りの作業には、3つの工程があり「下塗り」「中塗り」「上塗り」と言います。
下塗りの役割は大きく3つあります。
①トタン屋根と、これから塗る新しい塗料(中塗り)との密着性を高めるためのボンド
のような役割。
②トタン屋根の下地の劣化による塗料の吸い込みを止める役割。
③透明や白やクリーム色などの目立たない色を使い既存の色を消して新しく塗る塗料の
色を出やすくする役割。 

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 ☝ 下塗り

 (工程5)上塗り2回(中塗り・上塗り)
下塗り(錆止め塗料)は、下地に対する密着力や錆の抑制効果は優れているものの、紫外
線に対して非常に弱いため、それに対する保護のため上塗り塗料を塗ります。上塗り塗
料は通常2回塗ることによってその効果を発揮することができるので、上塗り1回目の
工程を中塗りともいいます。「中塗り」と「上塗り」は同じ塗料を使い、中塗りが終わ
ると4時間以上あけて乾燥させ上塗を行います。

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 ☝ 上塗り2回(中塗り・上塗り)

 

※トタン屋根の塗装作業が完了しました!   

before  after
 <before>         <after>

以上で、『トタン屋根の塗装について』のご説明を終わらせていただきます。
コケや錆びがついた状態で、長期間放置してしまうと傷みが広がり、後で費用がかさむ
ことになります。是非、この機会に屋根点検の実施をしてみてはいかがでしょうか。
ご自身で判断に不安のお客様は、マサキホーム』の無料点検をご利用ください。
  

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