塗料の種類と主な成分について(2016年8月24日 リフォームの基礎知識更新)

こんにちは! 川崎市宮前区のマサキホーム株式会社 自称『釣師ハマちゃん』こと川村です。
今回は塗料について、種類と主な特徴を中心にご紹介します。

1.塗料とは

塗料とは、実にたくさんの種類があります。塗料の成分に着目すると、結合剤、溶剤、添加剤
そして顔料などを主成分としているのが塗料です。それらの配合の割合が変わっていることに
より性質・性能が変わってきます。例として、セラミックの小さなビーズを入れれば断熱性の
高い塗料となり、鉛の化合物である赤い粉を入れると錆止めペイントになります。これ以外に
も太陽の光を反射する塗料や、電波障害にも対応できる塗料もあります。

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2.塗料に含まれる成分

(1)結合剤
塗料に固まるという性質を与えているのは、結合剤です。塗装機能のよしあしに非常に大きく
かかわっている成分になります。ビビクルなどとも呼ばれたりします。この結合剤の種類で柔
軟性や気候にどれくらい耐えられるかなどのおおよそのことが決まってしまいます。結合剤に
は、石油を原料とした合成樹脂が使われており、フッ素樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、
プリウレタン樹脂、アクリルシリコン樹脂などが近年の代表的なもので、それぞれに特色があ
ります。

(2)顔料
色のついた物質のことを総称して顔料といいます。これにより、塗料の見た目を整える性質が
決まります。塗料のなかから顔料を取り除くと、無色透明塗料となる。顔料は水に解けない粉
末状の物質で、耐候性が高いのが特徴です。鉱物や金属を主体とした無機顔料と、有機顔料に
大別され、有機顔料は発色成分が鮮やかですが、光に弱く値段が高価です。

(3)添加剤
塗料中の割合は数パーセントと低いですが、塗料の性質に非常に大きな影響を持ち、種類が非
常に多いです。添加剤のひとつである湿潤剤などが入っていると、顔料と結合剤のなじみがよ
くあります。粘度を上げることによりダレを調整する増粘剤や、水性塗料に存在する防腐剤、
安定剤、乾燥剤などの添加剤があります。

(4)溶剤
溶剤は樹脂などを溶解して流動性をもたせるために使われます。希釈剤ともよばれるもので
ある。合成樹脂系の塗料では、シンナー、アルコール、エーテル、ケトン、エステルなどの
溶剤があり、塗料の種類によって使い分けられています。水性塗料の溶剤は、水になります。

3.塗料の種類

塗料は、大きく分けると次の4つに分類されます。

塗 料

主 な 特 徴

アクリル樹脂塗料 一般に使われる、最も安価な塗料。塗布後耐久年数は約4年程度。
ウレタン樹脂塗料 比較的良質な塗料。価格、性能共に中位。 塗布後耐久年数は約6年程度。
シリコン樹脂塗料 高級塗料。耐久性とコスト・パフォーマンスを考慮して、最もお薦め。塗布後耐久年数は約13年程度。(最近では主流です)
フッ素樹脂塗料 最高級塗料。最も耐久性に優れるが、高額な為一般住宅塗装には不向き。塗布後耐久年数は約18年程度。

注)表の「塗布後耐久年数」は、適切な下地処理を施した上での数字であり、環境にも左右
されます上記はあくまで外壁塗料を塗った場合のケースであり、かつ次回塗り替えのおおま
かな目安です。

最後まで、ご閲覧いただきありがとうございます。次回は、今回ご紹介しました塗料の
種類別に詳細の説明をしたいと思います。
リフォーム等、ご検討中の工事がありましたらお気軽にお声がけください ((´∀`))  
    

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