軒天が傷んでいる事はありませんか?(2016年7月21日 リフォームの基礎知識更新)

こんにちは!  川崎市宮前区のマサキホーム株式会社 自称釣師 ハマちゃん こと川村です。
今回は『軒天の修理』について、先日弊社で工事を行った『軒天張替え』の模様を中心に
ご紹介します。

1.軒天が傷んでいる事はありませんか

ビルのように、建物上部が屋上の場合にはありませんが、屋根のある住宅なら必ず軒天が
設置されています。木製のベニヤ板を使用した軒天が一般的で、雨や紫外線などの影響を
受けて劣化を起こします。 木製ベニヤではなく、ケイカル板(ケイ酸カルシウム板)を使用
した場合も、外部刺激により劣化します。

2.実際に傷んでいる軒天の修理工程を紹介します

今回は築30年のお宅で、軒天は土台となる木製の部材と、そこへ取り付けられたベニヤ板
により構成され、雨や紫外線から守るため表面へ塗装が施されている作りの軒天です。
奥様は軒天の剥がれを大変気にされていました。

塗り替え時期の経過による塗料の保護効果の低下や、住宅立地の環境の影響などから、
軒天の木製部材の劣化が進行して腐食し、ベニヤ板が剥がれている状態です。↓
ま1
 ↑ 劣化で軒天有孔ベニヤが剥がれています。

ま2
 ↑ こちらも塗膜がパラパラと剥がれています。

劣化が進行すると、軒天部分から屋根内部へ雨水が浸入してしまい、住宅内部や基礎を
悪くする雨漏りに繋がっていきます。
軒天部分の劣化が進行する事でも、雨漏りに繋がることを知っておいて下さい。

こちらのお客様は、軒天の傷み具合を把握されており部分張替えを希望されていました。
点検の結果、軒天有孔ベニヤの傷み具合が激しかったので、その部分(有孔軒天ベニヤ)
は全部張替えをする事になりました。

それでは、傷んでいる軒天を修理していきます。
ま3
 ↑ 部分的に張り替えた有孔軒天ベニヤ

こちらのお宅では、建物の各面(東西南北)に小屋裏の通気のために軒天有孔ベニヤが
張ってありました。屋根からの雨漏れの影響もあってベニヤが傷んでいたと思われます。
屋根は既に耐候性の高い軽量金属瓦に葺き替えたので、今後は安心してお住まいいただ
けると思います。
こちらのお宅のように、ほんの少しの雨漏れでも長年放置していると、軒天が剥がれて
きます。
外壁塗装工事のご依頼を受けた場合、軒天が傷んでいるケースは非常に多いです。
せっかく外壁全体の塗装工事をするのであれば、「塗る」だけの工事ではなく、建物を
総合的に点検し、必要箇所は補修してから塗装工事をすることを強くお勧め致します。

ま4
 ↑ 軒天を塗装している様子です!!!!!

軒天の張替えが終了したので、塗装して防水性・耐候性・美観を高めます。
通常1回塗ではムラが出て仕上がりません。最低でも2回は塗り重ねが必要です。
こちらでは下塗り1回、中塗り・上塗りと全部で3回ほど丁寧に塗り重ねました。

ま5
 ↑ 全部で3回塗りで軒天も大変キレイに仕上がりました。

軒天が傷む原因は主に雨漏れです。
通常の小雨程度では直接、雨水が軒天にかかることはあまりありません。
台風のような横風を伴う雨であれば当然、軒天もしぶきがかかり濡れることもありま
すが、それもそう頻繁にはあり得ないことです。

屋根に不具合がある場合、雨水などの水分は小屋裏の野地板や垂木をつたって屋根の
一番水下の軒に水分が溜まります。軒天が傷む場合は外からではなく内からの水分の
影響がほとんどです。ですから軒天が腐って落ちてきた場合にはたいてい屋根などの
水上部分に何らかの不具合箇所があると考えられます。

当社では、そのような点検や調査は無料で承っております。
もし、そのようなことでご検討中の工事がありましたらお気軽にお声がけください。

最後まで、ご閲覧いただきありがとうございます。
ご不明な点等、皆さまからのお問い合わせお待ちしておりま~す。 ((´∀`))  

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