積雪による家屋損傷被害の事前対策と損傷時の対応について(2017年1月17日 リフォームの基礎知識更新)

こんにちは!! 川崎市宮前区のマサキホーム株式会社、自称『釣師ハマちゃん!』こと
川村と申します。      
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積雪対策は万全ですか? 不安とおっしゃる方へ、この時期お客様より弊社へ相談の多い
雪災のご紹介を兼ねまして、『事前対策、雪災がもたらす家屋への被害、損傷修理工事費
用の火災保険適用”についてご説明します。

1.積雪による家屋損傷被害

〇雨どいの損傷・歪み
 最も多いご相談が、積雪による雨樋の破損や歪みです。
〇カーポートやテラスの破損
 大雪の影響でカーポートが倒壊したり、テラスのポリカーボネート材に穴があいたなど

 なかには、屋根から滑り落ちた雪が隣のカーポートを直撃し緊急に修理してほしいとの
 依頼もありました。
〇雨漏り
 屋根の谷部などは雪が滞留しやすく、排水性が悪い雪解け水の影響で雨漏りが発生する

 事例があります。
〇アンテナの破損
 風雪によりアンテナの破損したケースです。

ここで、積雪被害が最も多かった雨樋損傷の補修工事について弊社施工事例を紹介します。

** 2016年2月18日 店長ブログより *********************

『横浜市青葉区 火災保険で雨樋補修』

 屋根に積もった雪が「ドサッ」と音を立てて落ちてきたそうです。
 雪が降った後はこのようなお問い合せがたくさん入ります。
 今回のお宅の様に「雨樋の破損」や「軒下に設置されたカーポートやテラス」の破損など
 ケースは様々です。
 弊社の所在地である川崎市宮前区を含め関東南部地域ではお住まいの積雪対策が万全では
 ないため積雪で被害をうけてしまうお宅が増えているようです。
 まずは、大切なお住まいを守るために積雪対策の見直しをしてはいかがでしょうか?
 屋根の「雪止め金具の設置」や「雨樋の受け金具の増設」・「カーポートのサポート柱の
 設置」など色々とご相談承ります。お気軽にお声がけください。
 また、備えとして「火災保険」への加入もおススメです。
 既に加入されているお宅も多いと思います。
 幸いこちらのお宅でも火災保険に加入されていたので、今回の雨樋補修工事は火災保険が
 適応され、工事代金の一部が補てんされることになりました。
 ご負担が少なくすんで良かったです!!
 火災保険というと「火災」の保険と思われている方もいるようですが火災はもちろん風災
 ・雪災・水災・ひょう災・落雷など色々な災害が補償されています。
 既に火災保険に加入済みの方は、再度ご契約内容を確認されてみてはいかがでしょうか?
 また、被害にあわれた時の申請などはお客様自身で簡単にすることができます。
 火災保険の申請なども わからないことがあればご相談頂ければお手伝い致します。
 新しい雨樋に交換しました!!

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      <before>              <after>

 こちらのお宅では火災保険に加入されていたので
 以下の内容が補償されました。
 ①工事にかかる足場費用
 ②破損した箇所の雨樋交換費用(材料費・交換工賃)
 お客様の持ち出し金はなく、火災保険の補償金で工事代金をすべて賄う事ができました。
 やはり、備えは大切ですね!!
 火災保険では「風災・雪災・水災・ひょう災・落雷・火災」など色々な被害が補償されま
 す。また、被害にあわれた時の申請などはお客様自身で簡単にできます。
 わからないことがあればお気軽にご相談ください。

**************** 以上< 2016年2月18日 店長ブログでした ***

2.積雪による家屋損傷被害の事前対策

上記1の損傷被害の事前対策として屋根の雪止め金具取付をおすすめします。

◆ 雪止め金具の後付け工事 ◆

雪の落下による被害はお客様の家屋だけではなく、時には隣家や通行人に被害を与える危険
性があります。防止策は「ズバリ」雪止め金具の設置です。雪止め金具は後付けできるので、
足場があれば簡単に設置できます。もちろん、費用も比較的安価です。
ご気軽に、マサキホームまでお問い合わせください。

主な屋根材別の雪解け金具サンプル  

〇瓦棒用雪止め

 q2  

〇トタン平葺用(横葺)

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〇和瓦用

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〇コロニアル用

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〇波板用(ポリカ)

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 出典:shirahata-s.co.jp

 

3.積雪による家屋損傷被害の対応

積雪による家屋への損傷被害が発生した場合について、雨樋損傷を例にご紹介します。

1)雨樋の役割
屋根に降った雨水を軒先で受け、地上や下水に流す役割をしているのが雨樋です。
屋根から落ちる雨水が直接家屋へ掛かることを避け、また、雨水の侵入を防ぐことにより、
家屋の腐食や外壁の汚れ等を避けることができます。
雨樋は家屋を構成している部分としてはとても地味なイメージを持たれがちです。しかし、
意外にも重要性はとても高い部分なのです。さて、このように重要性の高い雨樋が、曲がっ
てしまったり、損傷してしまった場合、いったいどのような影響をもたらすのでしょうか?

2)雨樋の破損・変形の被害がもたらす影響

 q7

雪による雨樋の破損や歪みをそのまま放置しておくと、雨水が外壁に掛かり、地面に無造作
に流れ落ちることになります。
それが原因で外壁に幾つもの雨水の通り道ができ、そこから目に見える汚れ、また、シミ等
ができてきます。 雨の度に同じことが繰り返されていると考えたら想像はつくと思います。
外壁を中心に家屋の劣化や腐食を早まらせることに繋がるのです。更に、長期に渡り放置し
ておくと、家屋の基礎や土台にまで影響することもあります。また、樋の継ぎ目に異常が起
こると、一直線であるはずの樋がへの字に変形し、水が流れるべき方向の反対側に雨水や落
ち葉や砂等のゴミが詰まり、その重さで樋が折れたり割れたりする原因になります。
気がつがず、そのまま放置していると、雨水が逆流し、樋の役割を果すことができなくなり
ます。そうなると、外壁等に雨水が掛かり、地面に無造作に流れ落ちます。

結果、地面に撒き散らされた雨水は、床下に湿気を溜め込むだけでなく、地盤を緩ませ土地
を柔らかくし、まるで雨上がりのグラウンドに足を踏み入れた感覚です。
そうなると、どんどん土台が不安定になり家屋の構造自体に負担がかかります。
そんな場所で地震が発生した場合、揺れの少ない地震だとしても、倒壊してしまう可能性が
高くとても危険です。

3)何事も早期発見が大切です!
上記でご説明したように、雨樋損傷がもたらす影響は膨大です。
また、雨樋自体の寿命は一般的に、10~15年と言われており、雪害が無くとも日々の診
断が不可欠です。
目立たず黙々と家屋を守っている雨樋ですが、一度壊れてしまうと修理には手間と費用が当
たり前のようにかかってきます。 そうならない為にも、日々の観察、そこからの早期発見が
とても大切になります。 屋根や外壁、床下等と同様に、雨樋も定期的に診断し、少しでも不
安を感じた時は、マサキホームまでご一報ください。
直ちに不良点検を実施し点検結果を詳しくご報告します。

雨樋は、屋根や床下等とは違い、目に付く場所にありますので、梅雨時期や台風シーズンの
前後、また、雪が降る季節には特に気にかけていただきたいです。

4)ご存知でしょうか?火災保険で雨樋を直す方法があることを。
雨樋修理をはじめ 火災保険で屋根の修理 』ができるケースが意外に多いのです。
火災保険の基本補償には、火災補償だけではなく風災補償・雪災・・・等、12パターンの補償
があります。火災保険の申請は、加入者に当然の権利です!
そこで、弊社において、火災保険で修理することができた事例をご紹介します。

**< 2016年12月27日 店長ブログより >*********************

『火災保険で屋根修理 実例:風災が認められた補償金が支払われたケース』            

 こんにちは、川崎市宮前区のマサキホーム株式会社
 メタボリック風店長(体質改善中!最近、近所のスポーツジムに入会しました!)です。

 最近、火災保険(風災・雪災)を使った復旧工事についてのお問い合わせが急増しています。
 そこで、どのような場合に火災保険が使えるのか。今回は実際に私が担当した実例をあげて
ご紹介したいと思います。

 まず、はじめに火災保険(住宅総合保険)で「屋根などを修理するとはどういうことか?」
 についてですが、一般的な火災保険には火災時の損害補償以外に
  ■ 風災の損害補償(最大瞬間風速20m/秒以上の強風による被害)
  雪災の損害補償
  雹災の損害補償などが 保険プランに組み込まれているケースが
 多いようです。保険の名称が「火災保険」となっているので、火災の時の保険と思っている
 方も多いようです。加入されている保険プランに風災・雪災・雹災などが組み込まれていれ
 ば、台風や木枯らしなどの強風の被害で屋根の板金が剥がれたりした場合に保険の申請をす
 れば補償金が支払われる場合があるのです。

 では、どんなケースが火災保険の適用になるのか実例をあげて紹介したいと思います。
 ある時、弊社宛(マサキホーム株式会社)に「屋根を点検してほしいのですが」とお問い合
 わせのメールを頂戴しました。早速、お電話をしてお話しを伺うと、近所でリフォーム工事
 をしている訪問販売業者に指摘され、高額の見積を提示されているとの事でした。
 屋根が傷んでいるので一刻も早く直した方がいいと言われ、工事の契約をするかしないかの
 返事を迫られているが高額な金額で急には決められない。とのことでした。 

 築30年近い家なので屋根の手入れをしなければいけない時期なのはわかるけど予算もあま
 りないので「火災保険」が使えないか?との内容でした。
 会社の同僚から屋根の修理には「火災保険」が使える。と聞いたらしいのです。

 後日、お約束の日時に現地に伺い屋根を見させていただきました。
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 ☝こちらが実際の屋根です。棟包み板金を固定しているクギが抜けています。

 築30年程の建物です。上記写真のように屋根全体が劣化しています。
 一見、パッと見ただけでは強風の被害を受けているように見えないと思います。
 しかし、注意して観察すると赤い丸で囲んだ箇所のクギが飛び出しています。
 これは棟包み板金を固定しているはずのクギが数本、抜けているのです。

 更に板金の下の方を確認してみると、クギが数本抜けて、無くなっていました。
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 ☝板金の下地の貫板が腐っています。これではクギを刺してもききません!!!

 上記写真の箇所は、クギが完全に抜けて、なくなっていました。手で板金を持ち上げて下地
 の貫板を確認したところ、貫板は腐っていました。
 台風などの強風を受ければ板金は写真のように簡単に浮き上がってしまいます。更に雨など
 の水分が直接かかるので木製の貫板は上記写真の様に劣化が進んでしまうのです。
 このように「スレート瓦」の場合、この「棟包み板金」が強風の被害をいちばん受けやすい
 箇所といえるでしょう。

 こちらのお宅の場合、「強風の被害」ということで、この「棟包み板金の復旧工事」を保険
 会社に申請しました。
 申請の内容は以下の通りです。
  ①仮設足場(外部) 高所作業のため必ず必要になります。
  ②仮設足場(屋根部)屋根が6寸以上の急勾配の場合に必要になります。
  ③既存 棟包み板金・下地の貫板など撤去・処分費
  ④ケラバ板金(屋根の袖部)のビス止め
  ⑤新規 貫板取付
  ⑥新規 棟包み板金取付
  ⑦板金端部コーキング処理
  ⑧スレート瓦の浮き上がり
  ⑨雨樋の変形(雪災)
 などの項目内容で見積書を提出しました。

  ここで、火災保険・住宅総合保険を申請する際のポイントですが、
 「こちらで勝手に判断しない」ということです。
 保険会社では、保険の契約者から被害の報告(申請)があった場合、その申請内容が妥当で
 あるか。どの項目について補償の対象とするかなどの判断を日本損害保険協会の鑑定人に委
 ねています。
 ですから、鑑定人が認めた上で保険会社が了承すれば、その内容の金額が契約者である皆様
 に支払われる訳です。
 言うことは、「とにかく、少しでも多い項目で申請してみる」ことが賢明だと思います。

 話しを戻しますが、こちらのお宅の場合も屋根を点検調査したうえで、可能性のある項目を
 一通り申請してみました。
 結果、⑧スレートの浮き上がり(風災)と⑨雨樋の変形(雪災)は妥当性がないということ
 で弾かれてしまったようです。(雨樋は大きな変形が認められないとの事)。
 逆に鑑定人が現場へ調査に来た際に、私が見落としていたベランダのテラス屋根は雪災の対
 象になる。との事で付け加えて頂けました。

 結局、こちらのお宅の場合では「約60万円」の補償金が支払われました。
 その補償金の60万円で仮設足場を組立て屋根板金の復旧工事をする事になりました。
 さらに、せっかく補償金で足場を架けられたついでだからと、お客様のご希望で「屋根の塗
 装工事」と「外壁の塗装工事」を追加で施工する事になりました。
 訪問販売業者からは「屋根の葺き替え工事」で約200万円ほどの見積が出されていたのと
 のことでした。
 はじめは、屋根だけに200万円も掛けられないと思っていたそうです。

 結局、約40万円ほどの持ち出しで「屋根の不具合箇所の復旧」と屋根・外壁の塗装工事は
 じめ建物外部の修繕がほとんど、できた訳です。お客様も少ない予算でお住まいのお手入れ
 ができたので大変、満足されていました。

 q10
 ☝棟包み板金の復旧(交換)工事と塗装工事で屋根が蘇りました。

 皆様もお住まいのお手入れをお考えの際は、「火災保険・住宅総合保険」を上手に活用して
 みてはいかがでしょうか。

 尚、火災保険の申請はお客様ご自身で簡単にできます。
 最近、「火災保険の申請代行」を生業としている業者が増えています。申請代行費として高
 い手数料をとっているようです。
 業者選びにはご注意ください。火災保険の申請の仕方についても今度、機会をみて、ご紹介
 したいと思います。ご自身で簡単にできます。手数料を払うのは勿体無いです!

 今回は火災保険の「風災」が認められたケースをご紹介しました。
 次回は火災保険の「雪災」が認められたケースをご紹介したいと思っています。
 興味のある方はまた、店長ブログをのぞいてみてください。 

    火災保険・住宅総合保険での復旧工事はお気軽にご相談ください。
    □■□ お電話でのお問い合わせは フリーダイヤル 0120-910-615 □■□
    □■□ メールでのお問い合わせは info@masaki-home.com □■□

 「店長ブログを見た」とお伝えくだされば、私が担当させていただきます!

****************** 以上< 2016年12月27日 店長ブログでした **

 

また、他にも弊社において、火災保険で修理 することができました、屋根・雨樋・軒天 など
の工事について動画にまとめましたので、こちらもご覧ください。 

動画はこちら

最後まで、ご閲覧いただきありがとうございます。
ご不明な点等、皆さまからのお問い合わせお待ちしております。
また、リフォーム等、ご検討中の工事がありましたらお気軽にお声がけください ((´∀`))   
  

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屋根材の種類と特徴について『②金属系屋根材 ガルバリウム鋼板』(2017年1月10日 リフォームの基礎知識更新)

こんにちは! 川崎市宮前区のマサキホーム株式会社、自称『釣師ハマちゃん!』こと
川村と申します。           
                      新春恒例の『初売り企画☟』実施中!
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前回に引き続き、屋根材の種類と特徴についてシリーズの第2回目としまして、今回は
『②金属系屋根材の中からガルバリウム鋼板』のご紹介をします
金属系の屋根材は、ガルバリウム鋼板 ・銅板・トタンが主流で、その中でも現在最も人気
が高く代表的な屋根材が、ガルバリウム鋼板です。

1.ガルバリウム鋼板とは

   ガルバリウムというのは正確には商品名称です。ガルバリウム鋼板の最大の特徴は、
  「安く・軽く・丈夫」と三拍子揃っている点です。芯材となる鋼板(鉄)の腐食を
   防ぐためにアルミ・亜鉛・シリコンで構成されたメッキ鋼板です。

    ◆ ガルバリウム鋼板の断面図 ◆
     b0

   アルミの耐食性と亜鉛の牲防食作用(*1)で、トタン板より4倍~6倍もサビにくく、
   デザイン性にも優れていて、スレートのような趣の物から瓦のようなデザインまで
   自在であることも人気の理由です。

  (*1)犠牲防食作用とは・・・ 腐食を防ぐ「犠牲防食作用」は、亜鉛めっきに、万一、
      キズが発生し、素地の鉄が露出したとしても、キズの周囲の亜鉛が「鉄より
      に溶け出して」電気化学的に保護するため、鉄を腐食させない作用です。

   また、ガルバリウム鋼板と成分が同じ屋根材にジンカリウム鋼板があります。
   ガルバリウム鋼板とジンカリウム鋼板は成分が同じですが、混合比がわずかに
   ります。

    ◆ メッキ層の混合比 ◆
   %e8%b2%bc%ef%bc%91

   ガルバリウムとジンカリウムの違いは、一見すると分かりにくいと思いまが、よく
   見ると、亜鉛とシリコンの比率0.1% 違います。たった 0.1%の違いで、何が変わ
  
るのでしょうか。 耐久性に違いがあるという話を聞くこともありますが、基本的に
   は大きな違いはありません。唯一の違いは、ガルバリウム鋼板は日本製が主流で、
   ジンカリウム鋼板は海外製が主流だということです 。
   通常、屋根メーカーはこれらのメッキ鋼板を作る企業から、仕入れて屋根材として
   加工し屋根材になります。

    《 参 考 》ガルバリウム鋼板屋根のメーカー
   主なガルバリウム鋼板を取り扱うメーカーは下記の4社です。
   ※アイジー工業 ニチハ 日新総合建材 中山化成

   ◆特にニチハ株式会社の横葺き(横暖ルーフきわみ)は、デザイン性が人気で
    最もよく見かけるタイプのガルバリウム鋼板です。
    横暖ルーフきわみは「見た目が美しく」デザイン性に優れてるのが特徴です。

    a1
    詳しくは、左記をクリックください。  参照:ニチハ株式会社) 

2.ガルバリウム鋼板のメリット・デメリット

 (1)ガルバリウム鋼板のメリット
    ①既存のコロニアル屋根に直接張ることができる
     (屋根カバー工法に適している)
    ②リフォーム市場における施工実績が最もあり、評価されている

     (大手メーカーのブランド力と保証内容が充実)
    ③軽量で地震に強い

     (ガルバリウムは薄くて軽量であるため、耐震性に優れている)
    ④耐用年数が長い

     (耐用年数は30年と非常に長い)
    ⑤頻繁なメンテナンスが不要

     (ガルバリウム鋼板は金属系屋根材の中ではサビにくい素材である)
    ⑥加工しやすく、デザイン性を上げることができる

     (和風から洋風まで豊富なデザイン・カラーが充実している)

 (2)ガルバリウム鋼板のデメリット
    ❶常時の浸水に弱い
     (なるべく屋根の勾配を取る必要がある)
    ❷アルカリ性に弱い

     (落ち葉が乗りやすい森林地域、海岸沿い地域には適さない)
    ❸防音性が低い ガルバリウム鋼板は金属性の屋根ですので、雨音が住宅内に
     伝わりやすいのが弱点といわれています。
    ❹断熱性が低い 同じく、金属製であるため断熱性があまりよくありません。
     そのため、室内の温度が上昇しやすいというデメリットがあります。

     ※ 但し、上記❸❹の断熱性や防音性に関してはカバー工法や、自然石粒仕上げの
    屋根材を利用することで金属系屋根の弱点である「断熱性」「防音性」を向上
    を可能にする商品開発を各メーカーが行っております。

 

最後まで、ご閲覧いただきありがとうございます。
次回は今回に引き続き、今最も人気のある金属系屋根材 ガルバリウム鋼板につきまして、
主な『メーカー紹介・商品紹介・加工技術や取組の紹介』、また今回説明が不十分だった
ジンカリウム鋼板についての詳細説明をガルバリウム鋼板と比較しながらご紹介した
いと思います。

リフォーム等、ご検討中の工事がありましたらお気軽にお声がけください ((´∀`))   
  

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屋根材の種類と特徴について『①概要』(2017年1月5日 リフォームの基礎知識更新)

新年あけましておめでとうございます!  川崎市宮前区のマサキホーム株式会社、
自称『釣師ハマちゃん!』こと 川村と申します。
                      新春恒例の『初売り企画☟』実施中!
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今回より新年特集号としまして、『屋根材の種類や特徴』についてのご説明をカテゴリ別
に分け詳しくご紹介したいと思います。

第1回目は、屋根材の概要について説明します。 
屋根材は大きく分けて、金属系、スレート系、セメント系、粘土系4種類に分かれます。

1.金属系屋根材

(1)金属系屋根材の特徴

   金属系の屋根材は、素材が軽く自由に加工が可能な屋根材で、全般的に耐久性に優れ
   防水性が高いのが特徴です。また、浅い勾配でも使用することができます。

(2)主な金属系屋根材の紹介

   ①ガルバリウム鋼板
    近年普及し始め、鉄を守るように開発された屋根材で防サビに優れ、雨風に強く耐
    熱性や耐久性にも効果を発揮します。
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   ②銅板 
    古来より用いられ、銅が持つ様々な特性が日本の風土・気候に適している屋根材です。
    現在では主に、神社・仏閣で使用されています。
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   ③トタン
    平板・波板があり、安価で施工が早く倉庫などに多く使用される屋根材です。
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2.スレート系屋根材

(1)スレート系屋根材の特徴

   スレート屋根とは薄い板状の屋根材の事で、粘土版岩を薄く加工した屋根材です。
   混合素材によって4つの種類に分類され、「カラーベスト」・「コロニアル屋根」・
   「ストレート屋根」とも呼ばれたりします。

(2)主なスレート系屋根材の紹介

   ①天然スレート
    粘板岩(ねんばんがん)という天然石を使用し、重厚感のある仕上がりが魅力の
    高級品です。天然石を使用しているので、他のスレート屋根には出せない、味の
    あるデザインが可能です。
      s1

   ②セメント系スレート
    セメントを主材料として形成したスレート屋根です。無石綿スレートもセメント
    を使用していますが割合が高く、表面を着色するなどの違いがあるため、別のも
    のとされています。着色を行っているため、年数経過とともに色が落ちてきます。
    「カラーベスト」「コロニアル」はこのセメント系スレートの商品になります。

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   ③石綿スレート(現在は製造中止)
    
セメントと石綿(アスベスト)を混ぜて形成したスレートで、健康に害があるアス
    ベスト問題があってからは使われることがなくなりました。軽量で、費用が安い
    ということで古いスレート屋根で多く使われています。
    %e5%89%8d%ef%bc%92

    ④無石綿スレート
    
石綿スレートの代わりに開発されたスレートです。最近のスレート屋根のほとん
    どがこの無石綿スレート屋根となっています。石綿の変わりにパルプやビニロン
    を混合することで、耐久度と軽量を維持しています。

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3.セメント系屋根材

(1)セメント(瓦)の特徴

   セメント瓦とは、セメントと砂などの骨材をある一定の割合で混ぜたモルタルを、
   プレス・脱水・成形し、塗料で着色した瓦です。製造方法の違いで、厚形スレート
   またはコンクリート瓦と呼ばれることもあります。     

(2)主なセメント(瓦)の紹介

   ①厚形スレート瓦(プレスセメント瓦)
    厚形スレートは、セメント34%と硬質細骨材66%と水で混練しモルタルの瓦です。
    特徴は、熱に強く、膨張縮小の影響を受けにくく、施工もしやすく表面を塗料で
    着色するのでカラーバリエーションも豊富です。

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   ②コンクリート瓦(モニエル瓦)
    コンクリート瓦は、厚形スレートと同じ原料ですが、セメント量が少なく、押し
    出し成形方式で形を作るので、立体感のある洋風住宅向きの屋根材です。
    日本瓦と比べると価格は安く、厚さと重量は同じくらいあります。
    se3

 

4.日本瓦

(1)日本瓦(粘土瓦)の特徴

   日本瓦とは、昔から日本にある最もポピュラーな屋根材で、岩石が風化してできた
   粘性のある土を瓦の形にして乾燥させ、1,000~1,250℃の高温で焼き上げて作る屋
   根材です。
   日本の風土や気候に最も適していると言われています。屋根材の中でも最も耐久性
   があり、100年以上持つとも言われています。
    前2 

  

以上で、屋根材の種類と特徴について『①概要』のご説明を終わらせていただきます。
次回は、金属系屋根材の詳細説明をさせていただきます。

最後まで、ご閲覧いただきありがとうございます。
リフォーム等、ご検討中の工事がありましたらお気軽にお声がけください ((´∀`))  
 
  

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http://blog.livedoor.jp/nakatsujibk/archives/52414235.htmltel

モルタル外壁・サイディング外壁の特徴について(2016年11月23日 リフォームの基礎知識更新)

こんにちは!  川崎市宮前区のマサキホーム株式会社、自称『釣師ハマちゃん!』こと
川村と申します。

今回は、モルタル外壁とサイディング外壁の特徴とメリット・デメリットについてお話し
させていただきます。 

1.モルタル外壁サイディング外壁とは

昔の家(1990年以前)に主流として使われていた外壁材がモルタルです。 モルタルとは、
砂とセメントと水を混ぜた材料です。それに対し最近の一戸建て新築住宅で多く使われて
いる外壁材がサイディングです。サイディングには、窯業系・金属系・木質系・樹脂系が
あり、現在は窯業サイディングや金属サイディングが主流になっております。

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    【 モルタル 外壁 】            【 サイディング 外壁 】  

2.モルタル外壁の特徴

(1)モルタル壁のメリット
  ・デザインの自由性があり意匠性に優れている
  ・質感が良く味わいがある
  ・サイディングのような繋ぎ目がない
  ・金属の外壁材のように熱くならない
  ※サイディングはパネルを貼りますので、決まった形になりますが、モルタルは職人
   が塗りますので、色々なデザインにすることができます。 

(2)モルタル壁のデメリット
  ・工程が複雑でコストが高い
  ・ヒビ割れが発生しやすい
  ・防水性能が低い
  ・汚れが目立ちやすい
  ※モルタル壁は工程が複雑になり、サイディングと比較した時に、モルタルのほうが
   高くなることが多いですが、それほど大きな価格差になるわけではありません。
   モルタルの最大の欠点は、クラックと呼ばれる「ヒビ割れ」です。ヒビ割れが発生
   すると、そこから雨水が侵入する可能性があります。 

(3)劣化したモルタル壁の塗装
  マサキホームの施工例の中から、ヒビ割れや汚れで劣化した、モルタル壁の施工例を
  ご紹介します。

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3.サイディング外壁の特徴

サイディングにも色々な種類がありますので、素材によって特徴が変わってきますが最近
最も利用されている窯業系サイディングのメリット・デメリットをご紹介します。

(1)サイディングのメリット
  ・耐火性・耐久性に優れている(窯業サイディングのように、ヒビ割れは入りません)
  ・工場生産のため品質が安定している
  ・タイル調、石張り調、木目調等のバリエーションが豊富
  ・扱いやすく施工しやすい 

(2)サイディングのデメリット
  ・熱を吸収しやすい
  ・塗膜がなくなると水を吸収する
  ・シーリングの劣化も発生する
  ・サイディングには目地がありコーキングで埋めているが傷みやすい
      (コーキング寿命は7-8年のものが多い)
  ※窯業サイディングは熱が溜まりやすく、真夏に直射日光を浴びる壁面は、表面温度
   が60度以上になることがあります。施工から5~7年もすると、表面の防水性能が
   落ちてきます。窯業サイディングの原料はセメントなので、塗膜が剥がれてしまう
   と水を吸収します。サイディングボードの繋ぎ目にはシーリング材が充填されてい
   ます。シーリングも経年劣化により、痩せやヒビ割れが発生します。隙間が出来る
   と、そこから雨水が侵入し、ボードや建物のカビやコケ、腐食の原因になります。

(3)劣化したサイディング壁の塗装

  マサキホームの施工例の中から、劣化したサイディング壁の施工例をご紹介します。

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   <before>            <after>

 

4.まとめ

サイディングとモルタルの価格はあまり大きく変わりません。最近ではコーキングも耐久
性の長い(10年以上)ものが出てきましたので塗り替え周期もあまり変わりません。
どちらを選ぶのかはデザインの好き・嫌いという部分が大きいかと思います。洋風にはど
ちらもイケますが和風には恐らくモルタルとなるかと思います。

 

以上で、『モルタル外壁とサイディング外壁の特徴とメリット・デメリットについて』の
ご説明を終わらせていただきます。
是非、この機会に外壁の点検の実施をしてみてはいかがでしょうか。
ご自身で判断に不安のお客様は、マサキホーム』の無料点検をご利用ください。
  

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トタン屋根の塗装について(2016年11月15日 リフォームの基礎知識更新)

こんにちは! 川崎市宮前区のマサキホーム株式会社、自称『釣師ハマちゃん!』こと
川村と申します。

唐突ですが、ご自宅の『トタン屋根の色あせ・錆びつき』が気になっていませんか??
また、定期点検で「屋根の塗装が必要」と言われ、本当に塗装時期なのかが正しく判断
できず迷われていませんか???
もしそのままにしておくと、雨漏りの発生する可能性が確実に大きく増加し、最悪の場
合、屋根の葺き替え工事が必要となり高額の工事費用となります。
そのような事態にならないよう、今回は『トタン屋根の塗装時期の目安と塗装作業
ついて、お話させていただきます。

1.トタン屋根の交換時期の見極める2つの方法 

①トタン屋根の状態を見極める
この方法は現在の屋根の状態を点検して
 ・屋根の色が薄くなった。
 ・コケや藻が生えている。
 ・金属の部分が腐食している箇所が出てきた。
 ・雨漏りしている箇所がある。
これらの状態ならすぐに屋根の塗装が必要です。なぜなら放置しておくと塗装で済んだ
ものが屋根の張り替えが必要になり、かえってコストが高くなるからです。

②トタン屋根の耐用年数
この方法はトタン屋根の耐用年数から塗り替えを検討
 ・塗装目安は約5年~8年です。
ただし耐用年数は目安に過ぎません。気候条件や施工した業者の仕上げによってもこの
目安は変わってきます。以上よりトタン屋根に①の症状がでてきているのなら、耐用年
数内でも塗り替えをおすすめします。

2.基本的なトタン屋根の塗装工程 

(工程1足場設置・飛散防止ネット
屋根工事の際、鉄のパイプを繋げて職人さんが屋根までの足場を設置する工事です。
飛散防止ネットは塗装する塗料が飛ぶのを防するために行います。

y1  y11
 ☝ 足場                 ☝ 飛散防止ネット      

(工程2)トタン屋根の高圧洗浄
汚れがひどい場合や、苔の発生している場合は高圧洗浄が必要です。付着物をきれいに
除去してから塗装することが、後の付着不良による「剥がれ」・「膨れ」などのトラブル
を予防します。 

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 ☝ 高圧洗浄

(工程3)養生・マスキング
古塗装する塗料が飛ぶのを防止する役目があり、また養生とは塗装しない箇所を塗料か
ら守るための作業です。

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 ☝ 養生・マスキング

(工程3)トタンの下地調整
古い剥げかけの塗料や錆を取り除きます。金属ブラシや平コテで削ります。もし、油分
が付いていたらラッカー等でふき取ります。(この作業をケレンといいます)また、穴
が開いていたら補修テープやコーキングで補修します。 

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 ☝ ケレン                ☝ 錆補修        

(工程4)下塗り(サビ止め塗料を塗ります)
塗りの作業には、3つの工程があり「下塗り」「中塗り」「上塗り」と言います。
下塗りの役割は大きく3つあります。
①トタン屋根と、これから塗る新しい塗料(中塗り)との密着性を高めるためのボンド
のような役割。
②トタン屋根の下地の劣化による塗料の吸い込みを止める役割。
③透明や白やクリーム色などの目立たない色を使い既存の色を消して新しく塗る塗料の
色を出やすくする役割。 

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 ☝ 下塗り

 (工程5)上塗り2回(中塗り・上塗り)
下塗り(錆止め塗料)は、下地に対する密着力や錆の抑制効果は優れているものの、紫外
線に対して非常に弱いため、それに対する保護のため上塗り塗料を塗ります。上塗り塗
料は通常2回塗ることによってその効果を発揮することができるので、上塗り1回目の
工程を中塗りともいいます。「中塗り」と「上塗り」は同じ塗料を使い、中塗りが終わ
ると4時間以上あけて乾燥させ上塗を行います。

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 ☝ 上塗り2回(中塗り・上塗り)

 

※トタン屋根の塗装作業が完了しました!   

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 <before>         <after>

以上で、『トタン屋根の塗装について』のご説明を終わらせていただきます。
コケや錆びがついた状態で、長期間放置してしまうと傷みが広がり、後で費用がかさむ
ことになります。是非、この機会に屋根点検の実施をしてみてはいかがでしょうか。
ご自身で判断に不安のお客様は、マサキホーム』の無料点検をご利用ください。
  

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外壁のチョーキング現象について(2016年10月17日 リフォームの基礎知識更新)

こんにちは! 川崎市宮前区のマサキホーム株式会社、自称『釣師ハマちゃん!』こと
川村と申します。
今回は、外壁の塗膜劣化などが原因で起こるチョーキング現象について、お話させ
ていただきます。

1.チョーキング(白亜化現象)とは

チョーキングとは白亜化現象とも呼ばれ、主に塗装表面が紫外線、熱、水分、風などに
よって塗装面の表層樹脂に劣化が起こり、塗料の中の顔料がチョークのような粉状にな
り消耗していく現象・状態を指します。
この状態で外壁をさわると手に白い粉のようなものが付きます。チョーキングは塗装面
劣化のサイン(防水効果が切れてきたというサイン)であり、防水効果が悪化してい
る状態を長時間放っておくと、外壁から雨水が浸入して建物自体を傷め、急激な劣化に
より家の寿命を縮めてしまうことになります。
チョーキング現象は、プロでなくても分かる塗り替え目安時期の診断方法です。外壁の
どこでもいいので、触ってみましょう。手に白いチョークを触ったような 汚れが付い
たら要注意です。

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2.チョーキング現象が起こる原因とその見極め方

チョーキング現象が起こるほとんどの原因は上記の通り、5~10年(塗料による)という
長い年月をかけて、 紫外線や雨・風・湿気などの影響を受けて塗膜が劣化し、顔料が粉化
してしまうことですが、基本的に10年に1回と言われている家の健康診断を、自分自身の
手で1年に1度は点検する事をお勧めします。

※ 参 考 【 外壁劣化症状の見極め方 】

段階

症 状

詳  細

 0  艶がある
  • 太陽に当たるとツヤツヤしている状態
 1  艶が落ちる
  • 新築時の艶はなくなっているが防水効果はある状態
 2  変 色
  • 色褪せるなど色味が変わってくすんだ印象をうける

 3

 チョーキング現象

  • 手で触ると白い粉が付く状態

  • 防水効果が切れてきたサイン

 4  ひび割れ
  • ひび割れから雨水が浸入し、下地が傷んでくる
 5  剥がれ
  • 外壁の下地材が外部にさらされる
  • 急激な劣化につながる

チョーキングが起こっていると防水性が悪くなり、雨が降った際などに外壁が水分を吸水
して変色しているのを確認できます。チョーキングは塗膜の劣化の最も判り易いサインで
あり、塗り替え時期のサインでもあります。

上記の段階3(チョーキング現象)は、具体的には外壁を触った際、手にどの程度白い粉
が付くかで見極めます。
・手に付着物がほとんど見られない状態…塗膜劣化はほとんどない⇒塗り替えの必要なし
・手に薄く粉が付き白くなる状態…塗膜劣化が進んでいる ⇒そろそろ塗替えの検討時期
・手が粉で真っ白になる状態…塗膜劣化が著しく進んでいる ⇒早急に塗り替えが必要!

 

3.チョーキング現象を発見したら....!

チョーキング現象を発見したら、外壁塗装を行っている業者に速やかに外壁塗装をお願い
するのが好ましいです。チョーキング現象とは放っておくとヒビや壁が歪んで隙間が生じ
るものです。ヒビや隙間が生じてしまうと、雨が入りこんだりカビ菌が入り込んだりして
外壁塗装は大きな工事になってしまいます。ですから、速やかに外壁塗装業者に依頼でき
るよう、今のうちに外壁塗装業者をしっかりと検討して置いてください。

4. チョーキングが発生している外壁の塗り替え

チョーキングが発生している外壁は塗装面が粉を吹いた状態であるため、塗り替えの際に
そのまま塗料を塗ると後に塗った塗料が浮いたり、剥がれたりする原因にもなります。そ
のため塗り替えの前にはまず塗装面に高圧洗浄を行い、表面の汚れや粉をきれいに洗い流
して塗料の密着性を高めます。外壁の状態によっては硬化した材料を全面剥離してシーリ
ング材を打ち直すこともあります。その後、下地調整を行い、中塗り、上塗り行います。

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 ⇧ 高圧洗浄作業

※ 参 考 【 チョーキング現象の原因を抑えるラジカル塗料

チョーキング現象の大きな原因である紫外線。詳しく説明しますと、紫外線が当たると
顔料の中にある酸化チタンから「ラジカル」という活性酸素が悪さをして、塗膜の結合
などを分解して塗膜自体を劣化させてしまいます。

このラジカルを発生させないようにすれば、劣化しないのではないかという事に着目し
発生したラジカルを制御するように調整した「ラジカル制御型塗料(ラジカル塗料)」
を大手塗料メーカーの日本ペイントで発売しております。
このラジカルを抑えるという働きで、寿命が長くなり、今一番人気がある塗料のシリコン
塗料と同等がそれ以上の長期耐久性(高耐候性)を持ちますし、価格もそこまで高くは
ありません。顔料から出てくるラジカルを制御するというのはチョーキング現象を抑え
寿命を延ばす(保護する期間を長くする)という点に着目していて非常に良い塗料です。

★ 弊社も一押しの日本ペイント「ラジカル制御型塗料(ラジカル塗料)」!!

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以上で、『外壁のチョーキング現象について』のご説明を終わらせていただきます。
チョーキングの状態で、長期間放置してしまうと傷みが広がり、後に費用がかさむ場合も
あります。是非、この機会に外壁点検の実施をしてみてはいかがでしょうか?。自身では
判断に不安のお客様は、マサキホーム』の無料点検をご利用ください。
  

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スレート屋根の棟板金について(2016年10月11日 リフォームの基礎知識更新)

こんにちは! 川崎市宮前区のマサキホーム株式会社 自称『釣師ハマちゃん』こと川村です。

今回は台風による強風で被害が多い棟板金』について、日頃の定期点検・補修工事を中心
にお話させていただきます。 

◆ 棟板金(むねばんきん)とは

家屋で板金というと、主にスレート(カラーベスト・コロニアル)系の屋根を留めている金属
部分のことを指します。下記写真でご説明しますと、棟板金とはスレートの屋根と屋根の面
が合わさる山状(一番尖ったところ)の接合部分を覆って雨水の浸入を防いぎ、なおかつ屋
根材を固定している金属の板金です。詳しく説明しますと、屋根の形状にもよりますが頂上
にあるものを大棟、その端から四隅へ対角線上に伸びているものを隅棟と呼びます。
この棟に設置されている板金なので、『棟板金』と呼ばれます(単に板金とも呼ばれます)。

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◆ 棟板金の定期点検

棟はお住まいの最も高いところである屋根の頂上部分(大棟)や四隅(隅棟)にあるため
風の影響を受けやすく、強風の被害や、腐食や劣化の進行も早めます。また、屋根の上と
いう確認しづらい場所にあるため、ほとんどが雨漏りしてから気付くことが多く、被害が
拡大し、補修費用が多額になってしまいます。台風が通過した後には、「変形した、落下
した、飛散した」と多くのお問い合わせをいただくのが棟板金の被害です。
いずれも強風による被害になります。その原因のほとんどは、棟板金を固定している貫板
(板金を留めるための木材)の腐食です。棟板金は貫板に釘で固定されています。
そのため貫板が腐食してしまうと、どうしても固定する力が弱くなり、 棟板金が外れて、
雨漏りに繋がります。そうならないためにも定期的な点検を心掛けてください。屋根点検
をご希望の方は、ぜひマサキホーム』の無料点検をご利用ください。

◆ 台風による強風被害と、腐食・経年劣化の状況

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従来、棟板金を固定している貫板は木製でした。そのため、雨水が浸入すると腐食や劣化
のスピードが早まり、釘を固定する力も弱まります。最近の貫板にはプラスチック樹脂製
のものもあります。プラスチック樹脂製の貫板は水分を吸収しませんので、木製よりも劣
化しにくいのが特長です。 また、板金を固定するのにも釘ではなく、SUSビス(ステンレス
製のネジ)を使用します。サビに強く、ねじ込み式なので緩みにくいからです。これらに
よって強風に強い棟板金と安心を手に入れることができます。マサキホームでは定期点検
結果をお客様へご説明の上、お住まいの状況に合わせて、最適なものをご提案しております。

 

主な棟板金交換工事の状況

1.錆びついた棟板金の交換工事

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2.雨漏れ補修工事

お客様より雨漏れがひどく、早急に雨漏れ箇所を調査して補修してほしいとの依頼が
ありました。

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y6

以上で、『スレート屋根の棟板金について』のご説明を終わらせていただきます。
コロニアル屋根が取り付けてあるお宅をお持ちのお客様は、一度自宅の屋根を確認して
みてはいかがでしょうか?

最後まで、ご閲覧いただきありがとうございます。
リフォーム等、ご検討中の工事がありましたらお気軽にお声がけください ((´∀`))     

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屋根瓦の漆喰について(2016年9月18日 リフォームの基礎知識更新)

こんにちは! 川崎市宮前区のマサキホーム株式会社 自称『釣師ハマちゃん』こと川村です。
今回は、瓦屋根の修理をご検討されている皆さまに、漆喰(しっくい)についてお話しさせ

ていただきます。

屋根漆喰は、瓦屋根を風雨から守る大事な役割をもつ建築材料で、瓦の固定の為に漆喰を使っ
て施工をしています。しかし、雨や風また紫外線等にさらされるので、放置していると劣化
してしまいます。経年劣化により漆喰にひびや剥がれが発生してしまい、最終的には固定し
ている力が弱まり、漆喰の崩れが発生し放っておくと雨漏りの原因になります。
また、漆喰の崩れは、落下する事で怪我や周りにある物への破損に導いてしまう事がありま
すのでとても危険です。更に漆喰の固定力が弱まる事で、瓦自体も動きやすくなってしまい
ます。隣り合わせの瓦同士が干渉しあう事で、割れや欠けが発生してしまう事もあります。
瓦自体は半永久的な材料ですが、摩耗や接触に弱いので壊れてしまう事があります。

漆喰が致命的に劣化する前に点検を実施し、不具合が起きている場合は補修工事をお勧めし
ます。そこで、弊社で先日行いました『瓦屋根点検の模様』を参考としてご閲覧下さい。

瓦屋根は定期的な点検が大事になります。雨漏り点検をする際には、必ず漆喰の状態も
チェックすることをお勧めします。

1.屋根漆喰の定期点検

  基本的に年1度程度は、自分が見える範囲だけでも構わないので、目視チェックを行う。

2.補修工事の判断  

  メンテナンスは基本的には15年に1度程度ですが、お住まいの環境(気候等)により短
  くも長くもなりますので、以下の状況に応じメンテナンス時期を判断してください。
   ①漆喰の変色を発見 ・・・ 今すぐの補修は必要ないですが、劣化が進んでいる状態です
     ので、数年後には補修が必要になります。
   ②漆喰のひび割れや崩れを発見 ・・・ すぐに業者へ補修工事を依頼することをお勧め

     します。

3.補修工事の内容

  〔漆喰の劣化状態が軽微な場合〕
   ・漆喰の崩れや剥がれ等の劣化が軽微な場合は、漆喰を詰めなおします。
   ・傷んでいる漆喰を取り除き、新規で漆喰を詰めなおします。
   ・傷んでいる漆喰の上には新しい漆喰が馴染みませんので綺麗に取り除く事がポイント
    となります。 

  〔漆喰の劣化状態が酷い場合〕
   ・漆喰の劣化状態が崩れそうなほど酷い場合は、漆喰を新しく詰めなおします。
   ・詰め直す漆喰の近くにある瓦を取り外し、既存の漆喰を取り除きます。
   ・再度漆喰を詰め
なおして、取り外した瓦を設置します。
   ・手間がかかりますが、漆喰の状態が綺麗に安定
します。

4.朗報!漆喰補修を火災保険で行える場合があります

  ご加入の火災保険の「風災補償」で漆喰補修が行える場合があります。
  風災補償とは、風によって損害を受けた場合にその損害費用を保険会社がカバーしてくれ

  ることをいいます。 ほとんどの方は、漆喰の割れや崩れは100%経年劣化だと思われてい
  ますが決してそれだけではありません。多くの場合が、「経年劣化」+「風」や「地震」
  の影響で漆喰は傷んできます。「地震」の場合は、地震保険に加入されていないと保険で
  カバーされませんが、「風」の影響なら、今加入されている火災保険で漆喰の補修が適用
  になる場合があります。

   
  弊社において、火災保険で修理 することができました、屋根・雨樋・軒天 などの工事
  ついてまとめましたので、火災保険での屋根修理をご希望の方は、下記をご参照下さい。  

         詳しくは こちら(クリック)をご覧ください。

 

最後まで、ご閲覧いただきありがとうございます。
リフォーム等、ご検討中の工事がありましたらお気軽にお声がけください ((´∀`))     

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塗料紹介 ⑤塗料のまとめ(2016年9月9日 リフォームの基礎知識更新)

こんにちは! 川崎市宮前区のマサキホーム株式会社 自称『釣師ハマちゃん』こと川村です。
今回は、塗料紹介シリーズの最終回としまして今までご紹介した塗料 『まとめについて
お話しをさせていただきます。

1.種類別 塗料評価のまとめ

塗料の種類

耐久年数

塗料の特徴

こんな人におすすめ

アクリル系塗料 約4年 価格は安いが、耐久性が低い。こまめに手入れが必要。 ・まめに塗り替えをしたい。    ・とにかく安く済ませたい。
ウレタン系塗料 約6年 密着性に優れている。塗装の剥がれが気になる箇所に使える。 ・あまりお金を掛けたくない。   ・塗料のはがれが気になる。
シリコン系塗料 約13年 現在最も主流になっている塗料。価格と耐久性のバランスが良く人気。 ・安いのは嫌だが高いのも困る。  ・費用対効果を重視。
フッ素系塗料 約18年 価格は高いが耐久年数が長いので長期的に考えると1年当りの価格は安い。足場を掛ける面積が大きい住宅に。 ・屋根が急勾配で足場が必要だ。  ・大きな家に住んでいる。     ・長い目で見て安い塗料が良い。

 

    《 塗料種類別比較表 ➡ 価格・耐久性

まとめ1

 

2.『水性・溶剤系』 塗料のまとめ

(1)水性塗料

水性塗料とは、塗料の希釈にシンナーの代わりに水で薄められる塗料の総称です。
塗膜形成の際に樹脂が硬化して水に溶けない塗膜となります。

◆水性アクリルタイプ
アクリル樹脂塗料といい。基本成分である樹脂がアクリル系の塗料で、
戸建住宅の外壁に一番多く使われてきた定番。価格は手頃ですが耐用年数が短い。 

◆水性ウレタンタイプ
基本成分である樹脂がウレタン系の塗料のこと。密着性に優れ、耐候性もあります。
オール水性仕上げなので低臭・低汚染です。

◆水性シリコンタイプ
基本成分である樹脂がシリコン系の塗料で、熱に強く、水性仕上げで
低臭環境にもやさしく耐久性もかなり高いです。 

(2)溶剤系塗料

溶剤系塗料は、優れた乾燥性を有します。 水系に比べると飛散の問題が非常に少ない
塗料もあります。 様々なバリエーションの塗料をラインアップしています。 

◆溶剤系アクリルタイプ
アクリル樹脂塗料といい。基本成分である樹脂がアクリル系の塗料で、戸建住宅の外壁
に一番多く使われてきた定番。価格は手頃ですが耐用年数が短い。

◆溶剤系ウレタンタイプ
基本成分である樹脂が弱溶剤ウレタン系の塗料です。密着性に優れ、耐候性もあります。
(低汚染タイプ)

◆溶剤シリコンタイプ
基本成分である樹脂がシリコン系の塗料で、溶剤系なので変退色、艶引けがなく耐久性
抜群(低汚染タイプ)

3.日本ペイント主要塗料の性能と特徴    a2 

塗料の種類

塗料名

用途

性能・特徴

アクリルシリコン塗料  ファインシリコンフレッシュ 外壁用 2液型アクリルシリコン塗料。耐候性・低汚染性に優れ、外壁・鉄部・付帯部の塗装に最適。
アクリル塗料 ACトタンペイント 屋根用 トタンとの付着性に優れている。乾燥が速く、作業性に優れている。
ウレタン塗料  ファインウレタンU100 外壁用 優れた塗替え適性があります。外壁・鉄部・木部と幅広い適用性があります。
ウレタン塗料 ニッペ ファインルーフU 屋根用 高光沢で美しい仕上がりが得られるポリウレタントタンペイント。美しさをいつまでも守る抜群の耐候性。
シリコン塗料  ファインサーモアイウォールSi 外壁用 2液型シリコン遮熱塗料。耐候性・低汚染性・防藻・防カビ・透湿性に優れている。
シリコン塗料  水性サーモアイウォールSi 外壁用 水性1液型シリコン遮熱塗料。耐候性・低汚染性・防藻・防カビ・透湿性に優れている。
シリコン塗料  DANシリコンセラ 外壁用 水性1液型セラミックシリコン塗料。単層弾性塗料で、モルタルやコンクリートに向いている。
シリコン塗料  シリコンルーフⅡ 屋根用 1液型シリコン塗料。高耐久と光沢感があり、25色から選べる。
シリコン塗料  サーモアイSi 屋根用 2液型シリコン塗料。遮熱性能があり、耐候性に優れている。
フッ素塗料  サーモアイ4F 屋根用 2液型フッ素塗料。遮熱性能があり、4フッ化フッ素樹脂により耐候性・光沢感に優れている。
フッ素塗料  ハナコレクション300UVファイン 外壁用 2液型フッ素塗料。耐用年数10~15年。防藻・防カビ性能があり、耐候性に優れている。

 

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塗料紹介 ④フッ素塗料について(2016年9月6日 リフォームの基礎知識更新)

こんにちは! 川崎市宮前区のマサキホーム株式会社 自称『釣師ハマちゃん』こと川村です。
今回は、前回ご紹介しました塗料の種類の中から『④フッ素塗料』について詳細の説明を
させていただきます。

《 前回のおさらい 》

塗料は、大きく分けると次の4つに分類されます。

塗 料

主 な 特 徴

①アクリル樹脂塗料

一般に使われる、最も安価な塗料。塗布後耐久年数は約4年程度。

②ウレタン樹脂塗料

比較的良質な塗料。価格、性能共に中位。 塗布後耐久年数は約6年程度。

③シリコン樹脂塗料

高級塗料。耐久性とコスト・パフォーマンスを考慮して、最もお薦め。塗布後耐久年数は約13年程度。(最近では主流です)

 ④フッ素樹脂塗料  

最高級塗料。最も耐久性に優れるが、高額な為一般住宅塗装には不向き。塗布後耐久年数は約18年程度。

【 参 考 】
フッ素塗料は、航空宇宙産業機器に使われるほど耐候性・耐寒性・低摩擦性・不燃性などの
性能が優れています。東京スカイツリーの鉄骨には、旭硝子のルミフロンが使われました。
フッ素は非常に高価格なため、一般住宅にはあまり普及していないというか、普及できない
のが現状です。しかし、長期的に考えた場合にはお得になりますので、余裕がある方に勧め
たいのがフッ素塗料です。

《 フッ素塗料の詳細説明 》

1.フッ素塗料の特徴

塗料の主成分である合成樹脂が、フッ素系の塗料のことです。耐久性が優れていて、耐候性
も他の塗料に比べると優れています。
フッ素樹脂塗料は各塗料メーカーが出している商品のほぼ、最高級グレードの塗料になりま
す。機能面で言えば、殆ど全ての機能を備えたものが多く、流石フッ素樹脂塗料と言う感じ
です。耐候性も高く、長期の紫外線や雨風の影響を防ぎ、防汚染性能がついているものは綺麗
な塗装を維持できます。色の変色や艶引けの面でも、他の樹脂と比べると段違いに良い性能
なので価格に恥じない性能だと思います。
それだけ価格面では一段高い価格のフッ素樹脂塗料ですが、ここ最近は値段のほうも少しづ
つ落ちてきていますので、以前と比べてみて使いやすくなってきたと思います。

 

2.フッ素塗料のメリット・デメリット

フッ素塗料のメリットとデメリットについてまとめると以下の通りです。

メリット

  • 高耐久で光沢感があり、防汚性も優れているため美しさが長続きする

  • 耐熱性・耐寒性に加えて、低摩擦性・不燃性など数多くの機能を持つ

  • 強い塗膜と高い密着力で傷に強くはがれにくい

  • 光沢感を落として高級感を演出することもできる

 デメリット

  • 高品質なため価格が高い

  • フッ素の上には塗料がつきにくく、塗り替えの時は注意が必要です

 

3.フッ素塗料の特性を活かした選択

①塗り替えするのであれば最高の物を使いたいと思われる方
鉄部からコンクリモルタル、サイディングなどのほぼ全ての外壁に下塗りを追加すること
で対応しています。短期的な使用に使うには勿体無いですが、長期間の美観を保持したい
方などは是非お勧めする塗料になります。
②初期費用は掛かっても、トータルで安く済むならと思っている方
フッ素樹脂塗装は、15年以上は持つので、メンテナンスサイクルコストを抑えようと思
っている方にお勧めします。塗装は下処理、下塗り、中塗り、上塗りを基本としてどれが
抜けていたとしても塗装のもちが大幅に違ってきますので、しっかりとした施工をする様
にしましょう。
③塗り替えで失敗経験のある方
④塗り替えの際に、足場を多くかけなければいけない家の方

 

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改修にも安心して使える弱溶剤4フッ化フッ素セラミックです。 ライフサイクルコストの
低減や、長期美観維持のニーズに対する提案に最適な商品です。a3

最後まで、ご閲覧いただきありがとうございます。次回は、塗料紹介の最終回としまして
今までご紹介した塗料 『まとめについてお話ししたいと思います。
リフォーム等、ご検討中の工事がありましたらお気軽にお声がけください ((´∀`))      

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