横浜市 マンション塗装工事 屋上防水工事 5(2016年7月6日 店長ブログ更新)

川崎市宮前区のマサキホーム株式会社メタボリック風店長(体質改善中)です。

横浜市の「マンション塗装工事・屋上防水工事」の物件も工事がはじまり1ヶ月ほどが
過ぎ、コンクリート面の塗装がやっと終了しました。
フラットな壁面でしたので塗装の仕上げはエアーガンによる「吹き付け」にして、平滑
仕上げにしました。
見積上は、① 下塗り(カチオンシーラー)⇒ ② 下塗り(サーフェーサー)⇒ ③ 中塗り
(パーフェクトトップ)⇒ ④上塗り(パーフェクトトップ)をローラー施工で4回塗り
になっていました。
しかし現場判断でより仕上がり感にこだわり、更にスプレーガンで2回ほど「吹き付け」
をして完璧な仕上がりを求めました。
お客様にもきっと満足して頂けると確信しています。

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  ☝ ローラーで仕上げた後に吹き付けを2回施しました!!!!!!!!!!!!

コンクリート外壁の塗装が終了したので、次はマンション正面のタイル外壁の工事です。
事前にタイル・タイル目地の清掃や補修は済ませていたので、まずは伸縮目地のコーキ
ング充填の作業です。

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  ↑  変性シリコンを充填中!!!!!!

コーキング材は「変性シリコン」を使用しています。
コーキング材にはいくつか種類があります。
用途や使用箇所によって使い分けるのですが、今回はタイル面に「タイル保護塗料」を
この後、塗るので塗料との相性や耐久性を考慮して「変性シリコン」を採用しています。
外壁塗装工事の際にはこの「変性シリコン」はよく使われるコーキング材です。

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  ↑ 充填された変性シリコンはヘラでキレイにならしていきます!!!!!!!!!

充填された変性シリコンをヘラでキレイにならしていきます。
その際に充填してから時間をおかないように注意が必要です。
あまり時間が経過してしまうと変性シリコンの硬化が始まってしまいます。
その日の気温や湿度で硬化までの時間は変わってきますが、とにかく時間との勝負です。
充填したらヘラでならす作業は一気にやります。

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↑養生テープを剥がすとこんな感じです。

ヘラでキレイにならしたら、はみ出し防止の養生テープを剥がしていきます。

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 ↑ テープを剥がして目地コーキング完了です!!!!

キレイに目地コーキングが打てました。このあとはコーキングの乾燥を確認の上
タイル面全体に「タイル保護塗料」を塗って仕上げていきます。

ところでコンクリート外壁や写真のタイル外壁にはなぜ、このような目地があるかと
いうと、ちゃんと意味があるので、少し説明しておきます。

気温の変化と共にコンクリートは伸縮をします。
真夏の太陽の直射日光を受けたコンクリートは、触ることすらできないくらい高温に
なり、大きく膨張します。
一方、真冬の冷たい風にさらされているコンクリートは収縮してしまいます。
また、地震による振動はコンクリート構造物全体を大きく動かします。
もし、ビルが一枚のコンクリートで作られていた場合、各所にひび割れを生じさせて
しまいます。
地震による振動の力に対して、逃げ場がないからです。

つまり、コンクリートは自然の力で形が変動するため、動きに対応した処置をとって
おかなければ崩壊してしまう可能性が高いです。

その伸縮を助ける役目を果たすのが「伸縮目地」です。
伸縮目地とは、温度変化による膨張や収縮で、亀裂の影響を最小限にとどめるために
設ける弾力性を持たせた目地のことです。
伸縮目地は上記の力を吸収するためにコンクリート構造物に使用されます。

上記写真のタイルも下地はコンクリート外壁なので、伸縮目地があるわけです。

あと少しで外壁塗装は完了しそうです。
外壁塗装が終われば次はいよいよ屋上の防水工事です。
梅雨時なので雨が気になりますが、防水工事が始まったら、また進捗状況をお知らせ
致します。

 

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