DIYで家のリフォームはできる?メリット・デメリットを解説!(2023年1月23日 現場ブログ更新)

こんにちは。川崎市宮前区リフォーム会社のマサキホーム株式会社、自称『釣師カワじいじ』こと川村です。

お住まいのリフォームは業者に依頼するのが一般的ですが、DIYでできる場合もあります。
DIYでリフォームして費用を抑えたい、という方も多いでしょう。

今回はDIYでリフォームするメリット・デメリットについてご紹介します。
DIYでリフォームできるところ、業者に依頼すべきところもまとめました。
お住まいのリフォームをDIYでやってみようとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

1.DIYリフォームのメリット

DIYでリフォームする一番のメリットは費用を抑えやすいことですが、ほかにもさまざまなメリットがあります。
ここでは、DIYリフォームにどんなメリットがあるのか見ていきましょう。

■費用を抑えやすい

DIYでリフォームすると基本的に材料費しかかからないため、リフォーム費用を大幅に抑えることができます。
業者に依頼すると工事費用(材料費・人件費・諸経費)がかかり、リフォーム内容によっては設計費や仮住まい費用などの費用も必要です。
DIYなら人件費などの費用を材料費に充てることもできるので、予算に合わせて自由に材料を選ぶことができますよ。

■イメージを形にしやすい

DIYでリフォームすると、イメージ通りの仕上がりにしやすいというメリットがあります。
業者に依頼してリフォームする場合は、打ち合わせなどでイメージを細かく伝えなければいけません。
しかし、理想の仕上がりイメージを100%伝えるのは難しく、あなたと業者のイメージが食い違ってしまう可能性があります。
DIYリフォームなら自分のイメージを形にしやすいので、こだわりを反映させたオリジナルの仕上がりにすることもできるでしょう。

■好きなタイミングでリフォームできる

自分の好きなタイミングで行えるのもDIYリフォームのメリットです。
業者に依頼してリフォームする場合は、業者と自分のスケジュールを合わせなければいけません。DIYリフォームなら工事の日程を業者と調整する必要がなく、自分の都合のよいときに自分のペースで作業できます。
リフォーム業者が出入りすることもないため、普段通りに生活できる点もメリットといえるでしょう。

■DIYの知識が身につく

DIYでリフォームすると、DIYの知識や技術が身につきます。
DIYだけでなく、リフォームの方法や家の構造について把握するよい機会になるでしょう。
DIYリフォームの知識や経験は、将来ほかの箇所をリフォームするときや、同じ箇所のメンテナンスをするときに活かすことができますよ。

またDIYリフォームの知識や技術は、リフォーム以外のDIY作業にも役立ちます。
DIYに必要な工具をそろえて実際に作業することで、DIYの楽しさに目覚める方も少なくありません。
DIY初心者の方でも、リフォームをきっかけにDIYにハマってしまうかもしれませんね。

2.DIYリフォームのデメリット

費用を抑えやすく、比較的手軽にとりかかれるDIYリフォームには、デメリットもあります。
メリットだけでなくデメリットも把握したうえで、DIYでリフォームするかどうか決めるとよいでしょう。

■時間と労力がかかる

DIYリフォームには、時間と労力がかかるというデメリットがあります。
特にDIY初心者の場合、すべての作業を調べながら進めていくため、なかなかはかどらないこともあるでしょう。

また、リフォーム内容によっては、重い材料を運んだり脚立を使ったりする必要があります。慣れない作業が負担になり、途中で挫折してしまうかもしれません。
もしも途中で作業をやめて業者に依頼するとなると、予想外の費用や時間がかかってしまいます
DIYでリフォームする場合は、思った以上の時間と労力がかかる可能性があることを覚えておいてください。

■納得のいかない仕上がりになる可能性がある

DIYでリフォームすると、プロの業者のような仕上がりにならない可能性があります。DIY作業に慣れている方や手先の器用な方であればうまくいくかもしれません。
しかし、プロの業者が行ったような美しい仕上がりにならず、「こんなはずでは…」と後悔することもあるでしょう。

また、作業に時間がかかりすぎてモチベーションが下がると、その気持ちが反映された仕上がりになってしまうことがあります。
初めてDIYでリフォームする場合は、目立たないところから行ったり、経験者にアドバイスをもらったりすることが大切です。
納得のいく仕上がりにするためにも、無理のない計画を立てるようにしましょう。

■DIYの準備にお金がかかる

DIYでリフォームするには、作業に必要な工具をそろえなければいけません。
リフォーム内容によっては手工具だけでも作業可能ですが、電動工具があると作業効率が格段にアップします。
手工具や電動工具が家にない場合は、材料費のほかに工具の購入費用も必要です。

特にDIY初心者の方は、初回だけ準備費用が高めになることを覚えておきましょう。
今後も使う予定がありそうな電動工具は購入し、それ以外はレンタルするなどで工夫してみてください。

■DIYでできないリフォームがある

DIYでリフォームできることは限られており、特殊な技術が必要なリフォームや、資格がなければできないリフォームもあります。
DIYに慣れていたとしても、法的な規制がある作業や危険を伴う作業はNGです。

DIYでリフォームする場合は、まずできる範囲を確認し、できないリフォームについては専門家に相談することをおすすめします。

3.DIYでできるリフォーム

DIYでできるリフォームは主に次の5つです。
●壁のリフォーム
●床のリフォーム
●収納のリフォーム
●ドアのリフォーム
●エクステリアのリフォーム

DIY初心者の方でも取り組みやすいリフォームは、壁や床の張り替えです。
壁は面積が広いため、壁紙を張り替えることでお部屋の雰囲気をガラッと変えることができます。
DIYに慣れている方であれば、壁を塗装することもできるでしょう。
床のリフォームは家具を移動させたり、ドアの開閉を確認したりする必要がありますが、フロアマットを敷くリフォームなら比較的簡単に行えます。

また、収納棚の作成やドアノブの交換ウッドデッキの塗り替えなどもDIYでできるリフォームです。
難易度は高くなりますが、キッチンや洗面所の流し台をDIYでリフォームする方もいます。
DIYでリフォームする場合は、それぞれの注意点やコツを押さえておきましょう。

4.DIYでやらないほうがいいリフォーム

初心者の方でも比較的簡単に行えるリフォームもありますが、DIYでやらないほうがいいリフォームもあります。
最後に、プロに依頼するべきリフォームについてまとめました。

■専門知識が必要なリフォーム

水回りの工事や電気工事、ガス工事を伴うリフォームは、専門知識のあるプロに依頼しましょう。流し台の交換はDIYでもできないことはありませんが、難易度が高く水漏れなどのリスクがあるため、業者に依頼するのが一般的です。

また、排水管の工事や電気の配線工事、ガス工事を伴うリフォームは、資格を持たない一般の方が行うことはできません。不安な場合は専門家に相談することをおすすめします。

■間取り変更を伴うリフォーム

間取り変更を伴う大掛かりなリフォームはDIYで行わないようにしましょう。
素人判断で壁や柱、梁などに手を加えると、取り返しのつかないことになる可能性が高いです。建物の耐震性や断熱性が損なわれることもあるので、必ず専門業者に依頼してください。

また壁や天井の内部には、電力やインターネット通信などのケーブルが配線されていることがあります。手を加えてもよいか判断するのは難しいため、初めからプロに依頼すると安心です。

5.まとめ

お住まいのリフォームはDIYでできる箇所もあり、費用を抑えやすいなどのメリットがあります。ただし、時間や労力がかかる、専門的なリフォームはできないなどのデメリットもあるので注意が必要です。

DIYでリフォームする場合はメリット・デメリットを考慮し、無理のない範囲で行いましょう。DIYでリフォームするのは難しそうだな…というときは、お気軽にマサキホームにご相談ください。

◆リフォームは「マサキホーム」までご用命ください!

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    フリーダイヤル 0120-910-615 

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マサキホーム㈱ お問合せ窓口 担当 山根 

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シーリングレス(コーキングレス)工法はサイディングの進化形! (2023年1月4日 社長ブログ更新)

こんにちは。川崎市宮前区リフォーム会社のマサキホーム株式会社、山根です。
旧年中は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。
2023年も、より満足度の高いサービスを提供できるよう努めて参りますので、本年もお引き立てのほど、宜しくお願いいたします。

早速ですが、本年最初のブログは、最新の「サイディング」についてのお話です。
外壁の仕上げに多く使われるサイディングボードは、デザインもさることながら機能性も日々進化しています。

以前の記事でサイディングボード仕上げのデメリットとして「サイディングボードの継ぎ目ができる」と挙げました。これはサイディングボードの継ぎ目にできる約1㎝程度の目地がおうちの外観を損ねてしまうというものですが、近年のサイディングパネルにはシーリング材を使用しない(露出させない)「シーリングレス工法」があります。

シーリングレス工法専用のサイディングボードを使用して、独自の施工法で仕上げます。今回はシーリングレス工法の特徴やメリット・デメリット、費用についてお伝えします。ご自宅のサイディングボード貼り替えやリフォームをお考えの方はぜひ参考にしてください。

1.シーリングレス工法とは?その特徴を徹底解説!

一般的なサイディングボード仕上げではボードの継ぎ目にできる約1㎝程度の目地ができてしまいます。継ぎ目はさほど目立つものではありませんが、サイディングボードとは別素材なのでボードの色や柄の「つながり」を妨げるものになることは否定できません。

また一般的なサイディングボード施工の際には、サイディングボードの継ぎ目にシーリング材を注入します。防水性を高め、衝撃吸収性を高めるためですが、シーリング材は年月とともにひび割れや剥がれを起こすので5年~10年に一度はメンテナンスが必要になります。

これらのシーリングが起こすサイディングボードのデメリットを見事に解決したのが「シーリングレス工法」です。シーリングレス工法の特徴をさらに具体的に解説します。

引用:ケイミュー株式会社より

〔 シーリングレス工法 〕

➀合いじゃくり工法
サイディングボードの上下左右の端部を厚みの半分だけ削り取り、相互に貼り合わせることを「合いじゃくり接合」といいます。シーリング目地が大幅に減り、継ぎ目にすき間のない自然な仕上がりにできます。

引用:ニチハ株式会社より

②ドライジョイント工法
ドライジョイント工法とは、専用部材を用いて出入隅や窓回り部分にシーリングを使用せずに施工する工法です。継ぎ目が目立ちにくいので木目柄やタイル柄など柄のサイディングボードも柄のつながりを損なうことがありません。上質感あふれる外観に仕上げられます。

引用:ニチハ株式会社

2.シーリングレス工法のメリット・デメリットとは?

どんな建材にもいい部分とそうでない部分はあります。ここではシーリング工法のメリット・デメリットをまとめました。参考にしてください。

☆シーリング工法のメリット☆

・一般的なサイディングボード仕上げに比べると外観が美しい。
・外観に高級感を持たせることができる。
・柄物のサイディングボードに継ぎ目を付けることなく連続性が出せる。
・シーリング交換が不要なのでメンテナンス費用を抑えられる。
・窯業系の製品では高耐候性塗料を表面に採用しているため長寿命である。

引用:旭トステム外装株式会社より

★シーリング工法のデメリット★

・サイディングボードの四方が「合いじゃくり」でかみ合っているため、修理が必要になったときに一枚だけ外すというような部分補修ができない。
・施工が難しく、きれいに仕上げるには職人のスキルが必要。
・シーリングを使用しないため、防水面では通常のサイディングボードに劣る。
・部分的にシーリングを使用することもある。


3.シーリングレス工法はリフォームにも採用できる?

結論から言うと、カバー工法やサイディングボードの貼り替えでもシーリングレス工法は採用できます。サイディングボードの寿命は約40年ですが、この寿命は経年劣化に応じてメンテナンスをした場合のものです。サイディングボードには10年に一度程度、外壁塗装やシーリングの打ちかえが必要で、それでもひび割れや雨漏りが発生した場合は「カバー工法」や「サイディングボード貼り替え」のリフォームが必要になります。

またサイディングボードは1990年代に急速に広まった外装材ですが、当時は施工方法が確立されていませんでした。そのため当時は下地とサイディングボードの間に通気孔を設けず直接貼り付ける「直貼り工法」で仕上げている住宅が多く見られます。直貼り工法で仕上げられた住宅はサイディングボードと防水紙の間に空気層がなく、湿気や結露をうまく排出できません。逃げ場を失った湿気や結露で、サイディングボードが歪みや剥がれを起こす可能性があります。現在は空気層を設ける通気工法が標準工法となりましたが、2000年以前に建築された建物は直貼り工法の可能性があります。直貼り工法で施工されているかどうかは見た目ではわかりませんので、専門業者に調査してもらいましょう。

〔サイディングボードのリフォーム〕

①「カバー工法」
既存の外壁材をカバーするように壁材を張り付ける工法です。張り付けたカバー壁によって、紫外線や水分の透過をほぼ防ぎます。カバー工法はサイディングボードの張り替えとは違い、既存のサイディングボードを撤去する手間も費用もかかりません。廃材の排出量を大幅に削減できるため、環境に配慮した工法とも言えるでしょう。ただ雨漏りなど躯体にダメージが見受けられる場合は、躯体の補修が必要になるためカバー工法では施工できません。カバー工法の耐用年数は30年程度です。

引用:旭トステム外装株式会社

②「貼り替え」
既存のサイディングボードを剥がして、新たなサイディングボードを貼るという方法です。上から重ねて貼るよりも建物にかかる負担が少なく、既存のサイディングボードの裏側(躯体のダメージなど)のメンテナンスも同時に実施できます。雨漏りをしているなど躯体にダメージが見受けられる場合や、カバー工法に耐えられないほどサイディングボードが傷んでいる場合にはサイディングボードの貼り替えがおすすめです。

〔シーリングレス工法に向いているサイディングボード〕

➀金属系サイディング
窯業系サイディングよりも軽い金属系のサイディングボードはカバー工法にも向いています。金属系サイディングでは見た目に冷たい印象を感じることがありましたが、近年の金属系サイディングはそれを払拭したデザイン、そしてシーリングレス工法にも対応した製品が多く登場しています。

引用:ケイミュー株式会社より

➁窯業系サイディング
窯業(ようぎょう)系サイディングは、セメントに繊維を混ぜてパネル状に成型したものです。多くの住宅で採用されているため、サイディングボードと言えば窯業系サイディングを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?シーリングレス工法に対応した製品も豊富です。

引用:ニチハ株式会社より

3.まとめ

今回はシーリングレス工法についてお伝えしました。外壁は365日おうちを風雨や紫外線から守ってくれる大切な存在です。大切な外壁をより美しく仕上げられるのがシーリングレス工法です。外壁リフォームの際にはシーリングレス工法もぜひご検討ください。ほかにも外壁のことでお困りのことがあれば、ぜひマサキホームが力になりますよ!

◆リフォームは「マサキホーム」までご用命ください!

リフォームは事前に細やかな聞き取りをすることで、お客様によりご満足いただけるものになります。

施工の内容についてはもちろん、費用や工事日数など具体的なご相談につきましてもいつでもご連絡ください。また少しでもご不明な点やご心配な点がありましたらお気軽にお問い合わせ頂ければと思います。

□■ お電話でのお問い合わせは
   フリーダイヤル 0120-910-615 

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謹賀新年 年始のご挨拶(2023年1月1日)

〔新年のご挨拶〕

新年明けましておめでとうございます。
旧年中は格別なご高配を賜り、まことに有難く厚く御礼申し上げます。
お蔭様で弊社は、今年も新たな一年を迎える事となりました。
従業員一同、より一層技術の向上に励み、お客様にご満足をいただけるサービスをご提供できるよう心がける所存です。

本年も変わらぬお引き立ての程よろしくお願い申し上げます。
皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

尚、新年は1月4日(水曜日)から平常どおり営業させていただきます。

 2023年 元旦 


 マサキホーム株式会社 代表取締役 山根 正生
                  スタッフ一同

◆本社 〒216-0002
 神奈川県川崎市宮前区東有馬2-32-4-10
◆本店 〒216-0004
 神奈川県川崎市宮前区鷺沼2-5-2 ステートサイド鷺沼102
◆支店 〒194-0823
 東京都あきる野市野辺1023‐2
 TEL 0120-910-615

リノベーションで叶える理想の暮らし。依頼前に知っておきたいポイント。(2022年12月26日 現場ブログ更新)


こんにちは。川崎市宮前区リフォーム会社のマサキホーム株式会社、佐々木です。

近年耳にすることが増えた「リノベーション」という言葉。ドラマにもなりましたね。リノベーションとはどういうものを指すのでしょうか?リフォームとは違うのでしょうか?今回はリノベーションについてお伝えします。リノベーションをお考えの方はぜひ参考にしてください。

1.リフォームとリノベーションの違い

「リノベーション」という言葉の意味を考える機会はあまりないと思います。「リノベーション=大がかりなリフォーム」という感覚でとらえている方もいらっしゃるのではないでしょうか?ここで「リノベーション」「リフォーム」、二つの意味の違いをご説明します。

①「元の状態に戻す」のがリフォーム

リフォームは英語で表示すると「REFORM」と書きます。「改善」とか「改良」という意味を持ちます。リフォームは古くなった設備などを元の性能に「戻す」というニュアンスで使われます。新築に近い状態に回復させるのがリフォームです。

②「作り替える」のがリノベーション

リノベーションは英語で表示すると「RENOVATION」と書きます。これは「修復」とか「刷新」という意味です。リノベーションは設備の交換だけでなく、間取りや配管経路まで変更することもあります。そのためリフォームに比べると工事の規模が大きくなります。

2.リノベーションでできること・できないこと

リノベーションは大規模な工事を施して「作り替えること」ですが、できることとできないことがあります。戸建て・マンション別にここでまとめました。

〇戸建てのリノベーションでできること

戸建は比較的改修の自由度が高いです。新築時の竣工図など構造設計がわかるものがあればよりプランニングしやすくなります。

・クロス、フローリングの貼り替え

・水まわり設備の交換

・天井高の変更、勾配天井・吹抜

・外装の塗装・貼り替え

・屋根の塗装・葺き替え

・窓サッシ、玄関ドアの交換

・断熱工事

・耐震補強

・間取りの変更(構造を担う柱や壁の撤去はできません)

・増改築(建築基準法の制限内で)

×戸建てのリノベーションでできないこと

・建築基準法の制限を超える増改築(建ぺい率・容積率・斜線制限にかかわるもの)

例えば、2階建を3階建に変更、建物のアウトラインを広げる改修などです。

〇マンションのリノベーションでできること

マンションでリノベーションできるのは専有部分のみです。専有部分とは簡単に説明すると玄関ドアや窓を閉めた室内の部分です。マンションのリノベーションで間取りを変更する場合は、換気経路と配管計画をどのようにするかが肝心です。水回りの位置を大幅に変更するとその分排水経路が長くなり、排水がうまくいかなくなる可能性もあります。間取り変更の際は専門家とよく話し合うことが大切です。またマンションによって個別にルールを設けているところもあるのでリノベーションの前には必ず管理規約を確認しておきましょう。

・クロス、フローリングの貼り替え

・水まわり設備の交換

・内窓の設置

・間取りの変更(構造を担う柱や壁の撤去はできません)

×マンションのリノベーションでできないこと

先に挙げたとおり、マンションでリノベーション玄関ドアは内側のみが専有部分になるので、ドア自体を交換することはできません。

3.リノベーションの前に実施しておきたい「ホームインスペクション」

インスペクションとは「調査」や「点検」という意味で、住宅における「ホームインスペクション」とは「建物状況調査」・「住宅診断」として使われます。ここではホームインスペクションの具体的な調査内容やその効果についてご紹介します。

●診断・発見

建物の中の見えない部分(屋根、小屋裏、床下など)を診断し、問題を発見します。ご自身ではなかなか確認できない部分をしっかり診断することで、不安を解消できます。調査にかかる費用は地域や依頼先によって異なりますが、10万円~15万円のところが多いようです。日々の暮らしの中で知らず知らずのうちに住まいが傷んでいるということはよくあります。リノベーションのように建物の構造躯体を点検できる機会はそう多くありません。リノベーションは、ホームインスペクションを依頼する絶好のチャンスとも言えます。安心を買うという気持ちで実施しましょう。ホームインスペクションで具体的に診断するポイントは下記のとおりです。

《 屋 根 》

・屋根葺材の割れ・歪み

・屋根下地材の劣化状態

・雨樋の破損・つまり

・仕上げ材の浮き・ひび割れ・継ぎ目

・防水の状態

・積雪に耐えられる状態か など

《 外 壁 》

・面材の割れ・反りと固定ビス

・色褪せ・チョーキング(塗装表面が紫外線などで劣化している状態)

・シーリングの状態

・苔・カビ・汚れ

・振動や凍害によるひび割れ など

《 床 下 》

・基礎のひび割れ

・木製部材の腐食

・シロアリの有無

・床下の湿気の状態

・給排水の水漏れの有無 など

《 室 内 》

・建具・枠・金具の状態

・クロス・床材の剥がれ、浮き

・床材の劣化状態

・換気の状態 ほか

《 設 備 》

・給排水管の劣化状態

・排水管のつまり・汚れ・におい

・換気の状態 ほか

●提案

おうちの快適性を維持・向上させるための提案をします。たとえば雨樋の交換などの改修時期、ライフステージの変化に対応したアドバイスをします。ただ設備(給湯器など)の寿命については検査の対象外になります。

●おうちの資産価値を向上させる

継続的にホームインスペクションをすると点検履歴が蓄積され、おうちを売却する際の資産価値が向上します。たとえば中古車の場合でも、売却の際に整備点検記録簿があると査定額が上がることがあります。おうちでも車でも購入する側からすれば、どのように使われ、どのようにメンテナンスがされてきたかという点は購入時の重要なポイントになります。継続的なホームインスペクションは、いわば「おうちを大切にメンテナンスしてきた」という証明といえるでしょう。

●おうちの長寿命化を図る

ホームインスペクションは、最近よく耳にするSDGs(Sustainable Development Goals=持続可能な開発目標)にも貢献しています。省エネ・省資源の視点から、今や住宅は消耗品ではなくストックする時代へと変わりました。住宅の寿命はイギリスで約140年、アメリカで約100年、ドイツやフランスでは約80年とされていますが、日本の住宅は約30年と諸外国に比べ大幅に短くなっています。環境負荷が大きい日本の住宅を長寿命化させることは、時代のニーズでもあります。

4.まとめ

今回はリノベーションについてお伝えしました。「設備が新しくなる」「間取りが変わる」「内装が変わる」など見た目の変化が嬉しいリノベーションですが、見た目だけでなくホームインスペクションなど構造上のメンテナンスも合わせて行うことでより満足のいくものになります。快適に、そして不安なく安心して暮らすためのリノベーションをプランニングしましょう。

◆リノベーションは「マサキホーム」までご用命ください!

リフォーム・リノベーションを満足いくものにするためには、事前のヒアリングが重要です。マサキホームでは経験豊富なスタッフが丁寧にヒアリング・施工し、アフターケアも万全!信頼と実績ではどこにも負けません!

施工の内容や工事費用や工事日数、ご不明な点やご心配な点、気になった点はどんな小さなでも遠慮なくお気軽にお問い合わせ頂ければ幸いです。

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マサキホーム㈱ お問合せ窓口 担当 山根 

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年末年始休業のお知らせ

お客様各位

本年も皆様のご支援ご協力を賜わりましたことを厚く御礼申し上げます。
弊社では、誠に勝手ながら下記の期間中を年末年始の休業とさせていただきます。
お客様には、ご不便ご迷惑をおかけしますが、ご理解の程よろしくお願い致します。

  ◆ 年末年始休業日 ◆

2022年12月30日(金) ~ 2023年1月3日(火) の5日間

なお、年末年始休業中につきましても、災害発生等、緊急につきましてはメールでご対応をさせていただきますので、下記メールアドレスまでお問い合わせ下さい。

    info@masaki-home.com  山根迄

上記につきまして、ご不明な点がございましたら、下記の担当までお問合せ下さい。

 マサキホーム株式会社 代表取締役 山根正生
    【フリーダイヤル】 0120-610-950
    【携帯電話】 080-4120-3258

災害に備えるリフォーム!停電・台風・地震からおうちを守ろう。(2022年12月19日 現場ブログ更新)

こんにちは。川崎市宮前区リフォーム会社のマサキホーム株式会社、村木です。

日本は「地震大国」と呼ばれています。いつ大きな地震が起こってもおかしくないのだそうです。今まで幸いにも被害を受けることがなかった地域も決して他人事ではなく、今後被害に遭わないとも限りません。今回は地震や台風、そして停電が起こったときに、少しでも安心に暮らせるリフォームについてお伝えします。災害対策の参考にしてください。

1.災害に備えるリフォーム

(1)停電時の電気を創る・蓄える

「備えあれば憂いなし」とはよくいったもので、災害が起こる前に災害時の状況を想定しておくことが大切です。現代は特に電気がなければ作動しないものが多く、停電してしまうとたちまちライフラインが途絶えてしまいます。電気の蓄えも備えておきましょう。

①太陽光発電

住宅の屋根に太陽光パネルを見かけることが多くなりました。太陽光発電システムはシリコン半導体に光が当たると電気が発生する現象を利用し、太陽の「光エネルギー」を直接「電気エネルギー」に変換して活用します。

②エネファーム

ガスに含まれる水素と空気中の酸素で発電し、同時にお湯も作ります。エネファームは都市ガスやLPガスから取り出した水素と空気中の酸素を化学反応させて電気を作り出すシステムです。簡単にいうと発電機付きの給湯器です。

引用:大阪ガスより

③ベランダ発電

太陽光発電もエネファームも戸建ての持ち家でなければ設置しにくいシステムですが、折りたたみ式のソーラーパネルとポータブル電源を使えば、マンションでも賃貸住宅でも電気を創ることができます。

引用:株式会社Jackery Japanより

④蓄電池

①~③の方法で作られた電気を蓄えておくためのものです。停電が起きた時、蓄電池に貯まった電気を使用できます。使える電気の量は蓄電池の容量によって異なりますが、7.4kWhの蓄電容量がフル充電の状態の場合、照明器具、冷蔵庫、パソコンなどの主要な電化製品を約12時間使い続けることが可能です。

引用:京セラ株式会社より

(2)台風から日常を守る

どんなおうちでも長く住んでいれば老朽化し、いつか必ずリフォームが必要になります。リフォームをする時には費用面だけでなく、災害時のメリットも合わせて考えることが大切です。

①屋根材のリフォーム ケイミュー「ROOGA(ルーガ)」

暴風時に傷んだ屋根材が飛んでしまうことがありますが、反対に暴風で飛ばされた物によってご自宅の屋根材が割れるということも考えられます。高耐久軽量屋根材 ケイミュー「ROOGA」は、耐衝撃性に優れ、割れにくい素材の屋根材です。台風などによる暴風時に飛来物が当たっても、素材自体がたわむことで衝撃を吸収し割れを抑えます。そして一般的な瓦と変わらない重厚感がありながら、半分以下の重量を実現しました。屋根が軽いと建物の重心が低くなるので、地震の際の揺れを軽減できます。

引用:ケイミューより

②窓のリフォーム 防犯ガラス

防犯ガラスは2枚の板ガラスの間に合成樹脂の中間膜をはさみ、熱と圧力で圧着しています。そのため暴風時に物が飛んできても、地震で衝撃を受けても、ガラスが割れて破片が飛び散るようなことがありません。災害時に割れたガラスの破片でケガをするリスクを防ぐことができます。名前のとおり防犯性にも優れているので、空き巣など外部からの侵入も防ぎます

引用:YKKAP株式会社より

(3)地震の被害を最小限に抑える。

阪神淡路大震災で亡くなった方の死亡原因の多くは「圧死」「窒息死」だそうです。これは建物や家具の倒壊が原因で避難できないケースが多かったということです。室内の家具が倒壊しないように工夫することはもちろん、建物自体も強度が足りているかどうかを確認することが大切です。

①耐震診断

おうちの現状を把握し、効果的な耐震補強をするために必要なのが耐震診断です。有資格者が非破壊で調査した内容を元に建物の強度を計算します。具体的には屋根裏、床下、壁、外壁に入ったひび、建物の傾きなどをチェックします。

②耐震補強設計

①の耐震診断の結果を元に耐震補強設計をします。建物のどの部分をどのように補強するかなど綿密な改修計画を立てます。たとえば開口部が多く家全体に壁が少なく、地震の際には建物にねじれが生じるおそれがあるという場合は、補強の壁やねじれ防止の金物を構造躯体に設置する、柱と土台の接合を強化するなどです。

③耐震補強工事

①耐震診断と②耐震補強設計を受けて建物を補強します。金物を使った補強のほか、編みラド繊維で基礎を補強するケース、建物自体をジャッキアップして新しい基礎を作るケースもあります。

2.もしもおうちが災害に遭ったら……。損害保険の請求について

おうちが災害で破損した場合、火災保険や地震保険で補償できるケースがあります。ここでは火災保険・地震保険についてお伝えします。

①火災保険の請求について

火災保険は住宅ローンを組むときに一緒に勧められることも多いため、約6~7割の人が加入していると言われています。「火災保険」という名前ですが「火災・落雷・台風・大雪・雹」による被害に補償できます。

②地震保険の請求について

地震保険は単体での加入はできず、火災保険とセットで加入する保険です。火災保険の保険金額の3~5割の範囲で、建物5000万円、家財1000万円を上限に契約保険金を設定できます。地震保険で請求できるのは「地震・噴火・津波による火災・損壊・埋没・流失」です。

《保険請求の流れ》

●被害の状況を記録する

被害に遭った日時、被害の状況を細かに記録します。保険の請求には被害の状況のほかに、実際に被害のあった箇所の写真や画像の提出を求められるケースもあります。被害が屋根など高所で撮影できない場合は、業者に撮影をしてもらいましょう。

●保険会社に連絡をする

ご加入の保険会社に連絡をして必要な書類を請求しましょう。保険証書を用意し、契約者氏名、証券番号、事故の日時・場所、当時の状況、損害の程度を伝えます。大きな災害時には保険会社への問い合わせが集中し、電話がつながりにくいことがあります。早めに連絡をとることをおすすめします。

●調査員による現場訪問または損害箇所の写真送付(書面による自己申告)

請求方法は調査員による訪問か書面による損害の自己申告から選べます。指定された書類の記入、写真を送付して請求します。

●保険金の支払い

2週間~1カ月ほどで保険金が支払われます。

3.まとめ

今回は災害に備えてできることをお伝えしました。被害がないことが一番ですが、近年の災害の激甚化を鑑みると、誰がいつ被災しても不思議ではない状況です。対策は災害が起こってからでは意味がなく、平常時にすることが大切です。対策をしておいて無駄になることは一つもありません。万が一、被害に遭われた場合はマサキホームがお力になりますので、安心してご連絡ください!

◆リフォームは「マサキホーム」までご用命ください!

リフォームを満足いくものにするためには、事前のヒアリングが重要です。マサキホームでは経験豊富なスタッフが丁寧にヒアリング・施工し、アフターケアも万全!信頼と実績ではどこにも負けません!

施工の内容や工事費用や工事日数、ご不明な点やご心配な点、気になった点はどんな小さなでも遠慮なくお気軽にお問い合わせ頂ければ幸いです。

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駐車スペースの地面はどう仕上げる?素材や特徴を徹底解説! (2022年12月12日 現場ブログ更新)

こんにちは。川崎市宮前区リフォーム会社のマサキホーム株式会社、大平です。

駐車スペースの地面が土のままだと、車を乗り入れた時に土が削れて水たまりやぬかるみの原因になります。そのためコンクリートなどで仕上げることが多いのですが、駐車スペースの地面は外構の中でも面積が広いので見た目にもこだわりたいところです。今回は駐車スペースの地面の仕上げについてお伝えします。新築で外構工事をされる方も、リフォームをお考えの方もぜひ参考にしてください。

1.駐車スペースの仕上げ

駐車スペースの仕上げにはさまざまな仕上げ方があります。ご新築の際に「外構工事に費用をかけられないから」と駐車スペースの仕上げを後回しにしてしまうと、砂ぼこりやぬかるみなどで生活に支障をきたしてしまうため、駐車スペースの仕上げは慎重に選ぶ必要があります。さまざまな仕上げをここでご紹介します。

◆土間コンクリート

駐車スペースの地面の仕上げには「とりあえず土間コンクリート」と考える方は多いのではないでしょうか?土間コンクリートは見た目が殺風景な印象になりがちですが、色のついた砂利と組み合わせたり、スリットに常緑多年草を植えたりすることでデザイン性が上がります。

◆インターロッキング

インターロッキングとはブロック状の部材で、「かみ合わせる」という意味を持っています。上から荷重がかかったとき、ブロックの間に充填した砂でブロックが互いにかみ合って荷重を分散させます。ブロックの形ややカラーが豊富なほか、砂で固定しているため透水性が高いというメリットもあります。かなりの荷重に耐えられるので駐車スペースの仕上げには最適です。

◆砂利敷き

砂利敷きの仕上げはコスト面にすぐれています。砂利敷きは透水性に優れているというメリットもあります。平らに均して敷くだけなのでDIYでも簡単に設置できます。ただ使い続けるうちに施工面に凹凸ができたり砂利が動いて敷地の外にはみ出したりするため、定期的に砂利を補充する必要があります。地面の上に直接敷く場合は砂利のすき間から雑草が生えてくることもあります。

◆スタンプコンクリート

スタンプコンクリートはコンクリートにタイルやレンガなどの模様や色をつける技法です。一見コンクリートに見えないほどリアルで、しかもコンクリートなので本物のタイルやレンガと比べると目地もなくメンテナンスの手間がかかりません。タイルやレンガの模様だけでなく、曲線や複雑な模様も表現できるのが特徴です。

引用:有限会社 宮国工業より

◆アスファルト

道路などに使用されている素材です。駐車スペースの面積が広い場合は土間コンクリートよりも施工費が割安になります。メンテナンスの手間もほぼかかりません。しかし、見た目がデザイン性に欠けるのと施工するときににおいが出るというデメリットがあります。

2.駐車スペースの土間コンクリートをおしゃれに変身させる「目地」。

駐車スペースは外構の中でも面積が広く、おうちの印象を左右するポイントでもあります。どうしても「ひび割れしにくいもの」「水はけがいいもの」など機能面を優先して考えがちですが、デザインにもこだわると一層愛着がわきますよ。ここでは土間コンクリートに入れたスリット(溝)をおしゃれに見せる目地についてお伝えします。土間コンクリートは温度変化で収縮を起こします。収縮でコンクリートの表面がひびわれたり周りの建物を押したりしないようにスリットを入れる必要があります。機能面で入れるスリットで駐車スペースのデザイン性もアップできれば一石二鳥ですね。

①砂利目地

色のついた砂利をスリットに入れると、白っぽい土間コンクリートのアクセントになります。砂利目地は透水性もよく雑草も対策にもなります。コストパフォーマンスがいいというメリットもあります。

1mあたりの単価……~1,000円

②植栽

スリットに常緑多年草などの植物を植えると無機質な土間コンクリートに温かみが生まれます。

●リュウノヒゲ

●芝生

●タイム

などの植物が適しています

1mあたりの単価……1,000~2,000円

③タイル・レンガ

タイルやレンガを目地に入れると高級感が出ます。施工後にタイルやレンガがひび割れを起こさないように、土間コンクリートとの間に数ミリ程度のすき間を設けることをおすすめします。

1mあたりの単価……2,000円~5,000円

④エキスパンタイ目地

エキスパンタイはコンクリート目地専用の部材です。プチルゴム、合成ゴム、ポリエチレン発泡体、ステンレス、ガラス繊維、塩ビを組み合わせた素材でできています。仕上がりはシャープな印象になります。比較的コストパフォーマンスがよく雑草対策にもなるすぐれものです。

1mあたりの単価……1,000円前後

引用:株式会社タイセイより

3.さまざまな建材の値上がり。土間コンクリートも例外ではない……。

コロナ禍やウクライナ情勢が悪化して以降、エクステリア部材や設備などの建材が軒並み値上がりしています。駐車スペースをはじめとした外構工事に使用される土間コンクリートも例外ではありません。大手セメントメーカーは2022年に入ってからも1トンあたり2,000円程度の値上がりを発表しています。ここでは土間コンクリートを少しでもお得に施工できる方法をお伝えします。

①土間コンクリートが高い理由

外構工事に欠かせない土間コンクリートですが、土間コンクリートはもともと安いものではありません。施工費用は面積にもよりますが1㎡あたり10,000円程度が相場です。コンクリートは「生もの」のようなもので扱いが難しく、搬入や施工にも手間がかかるからです。

土間コンクリートの施工には下記のような工程があります。

●転圧・砕石敷き

●残土処分

●型枠

●水盛・やり方

●重機回送費

②土間コンクリートが高くなる要素

場所によって、土間コンクリートの施工費用が上がることがあります。特に下記のような場所では1㎡あたりの施工費用が上がることがあります。

●施工場所が敷地の奥などミキサー車を横付けできないところにある。

●施工面積が狭い。(20㎡以下)

●搬入路が狭い

③土間コンクリートを安くするには?

土間コンクリートの施工費用を大幅に安くすることは難しいかもしれませんが、下記のような場合は少しコストを抑えられる可能性があります。

●仲介業者を介さない

●工期に余裕を持つ

●相見積もりをとる

4.まとめ

今回は駐車スペースの地面の仕上げについてお伝えしました。駐車スペースの地面を土のままにしておく方はあまり見かけないので、外構の中で必ず何らかの仕上げする場所ではないでしょうか?面積が広くて人目につく場所だということ、一度設置するとわざわざリフォームすることは少ない場所であることから駐車スペースの地面は慎重に選ぶ必要があります。

◆リフォームは「マサキホーム」までご用命ください!

リフォームを満足いくものにするためには、事前のヒアリングが重要です。マサキホームでは経験豊富なスタッフが丁寧にヒアリング・施工し、アフターケアも万全!信頼と実績ではどこにも負けません!

施工の内容や工事費用や工事日数、ご不明な点やご心配な点、気になった点はどんな小さなでも遠慮なくお気軽にお問い合わせ頂ければ幸いです。

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冬到来!内窓リフォームでお部屋をもっと暖かく。(2022年12月3日 現場ブログ更新)

こんにちは。川崎市宮前区リフォーム会社のマサキホーム株式会社、自称『釣師カワじいじ』こと川村です。

築年数が経過した戸建住宅は、現在ほど断熱性能が高くありません。そのため「暖房をかけても部屋の中が暖まりにくい」「部屋の移動や入浴がおっくうになる」というお話もよく聞きます。部屋の熱は窓などの開口部から約50%逃げてしまうというデータがあります。浴室や脱衣所では室内の熱が逃げてしまうと血圧が急激に上下し、ヒートショックを起こすことも懸念されます。そのような危険を回避するためには、内窓リフォームがおすすめです。

今回はLIXILの内窓「インプラス」についてお伝えします。内窓のリフォームで、今までよりも暖かい冬を体感しませんか?

引用:LIXILより

1.LIXILインプラスの特徴

LIXILインプラスとはどのような製品なのかをまとめました。

①既存の窓の内側に取り付ける窓

極寒地域以外では窓のサッシはアルミでできていることがほとんどです。LIXILインプラスはアルミに比べて熱を伝えにくい樹脂でできた内窓です。既存の窓の内側に取り付けます。取り付けにかかる時間は約1時間程度と、スピーディーな施工時間も魅力的です。

②選べるガラス

LIXILインプラスには断熱・防音・結露軽減の基本性能が備わっていますが、さらにその効果をアップさせたいなどニーズに合わせてガラスの種類が選べます。

引用:LIXILより

③選べるカラー

インプラスはお部屋のインテリアとコーディネートしやすい6色から選べます。

引用:LIXIL より

2.こんなにある!LIXIL インプラスのメリット

LIXIL インプラスにはたくさんのメリットがあります。こんなにメリットがあるならリフォームしない手はありませんね。

①断熱効果

窓の内側にもう一枚窓を取り付けることで、窓と窓の間に空気の層を作り外気温の影響を受けにくい室内環境を生み出します。

引用:LIXILより

②結露軽減

気密性の高い住宅では暖房をかけると窓に結露が発生します。放っておくと床に流れてフローリングを傷めてしまう原因になりますし、カビやダニが繁殖してしまいます。LIXILインプラスで断熱効果が高まると、外気温の影響を受けにくくなるため結露の発生を大幅に抑制できます。

③遮音効果

内窓リフォームを考える理由として「断熱」「結露対策」を上位に挙げる方が多くいらっしゃいます。しかし実際に施工した方からよくお聞きするのは「騒音が聞こえなくなって家の中が静かになった」という声です。思いがけないメリットには、何だか得をした気分になりますね。LIXILインプラスは快適で静かな住環境づくりにも効果的です。

引用:LIXILより

④UVカット

おうちに差し込む紫外線は、住まいをはじめ人体にも有害です。LIXILインプラスは単板ガラスの3倍の効果を発揮する「Low-E複層ガラス」も選べます。多くの紫外線をカットするほか、断熱効果もさらに高めることができます。

引用:LIXILより

⑤侵入抑止効果

LIXILインプラスには引き違い窓と同じようなクレセント錠が付いています。窓の鍵とインプラスの鍵の2ロックで防犯できますので、外部からの侵入は難しくなります。

引用:LIXILより

⑥経済性

室内の熱の50%は窓から放出されます。LIXILインプラスを取り付けると窓の断熱性能がアップするので、おうち全体の断熱性能のアップにつながります。毎月の冷暖房費が約1,400円節約できるとのデータも。

引用:LIXILより

3.LIXILインプラスはおうちの中のこんなリスクも軽減

外と室内に生じる気温差は身体にさまざまな問題を起こします。あらかじめ対策して室内での事故を未然に防ぎましょう。

①室内熱中症

近年新たな働き方として定着しつつある在宅勤務。通勤時間が省けるのは嬉しいことですが、おうちの中に仕事ができる環境を作りだすのは案外難しいものです。壁際にパソコンを設置した場合、特に開口部の多い戸建てだと窓のそばで仕事をすることになります。窓の断熱性能がよくないと夏は暑く、冬は寒いといった環境になりかねません。特に夏場の室内熱中症を防ぐためにも窓の断熱性能を上げることが大切です。

②ヒートショック

ヒートショックとは急激な温度差によってもたらされる身体への悪影響のことです。暖かい部屋から暖房のきいてない部屋に移る際などに起こります。ヒートショックは今や交通事故で亡くなる方の2倍の命を奪っています。外と室内の気温差をなくすことはもちろん、部屋間での寒暖差をなくすことも大切です。ヒートショック対策にもLIXILインプラスは有効です。

4.内窓リフォームは「こどもみらい住宅支援事業」の対象リフォームです!

子育て支援および2050年カーボンニュートラルの実現へ向けて、子育て世帯や若者夫婦世帯による住宅の省エネ改修等に対して補助金が交付される制度として2021年11月から開始されています。住宅取得に伴う負担を減らし、省エネ性能の高い住宅ストックの形成を図ることがねらいです。こどもみらい住宅支援事業の対象となる方は以下のとおりです。

◆こどもみらい住宅事業者と工事請負契約等を締結し、リフォーム工事をする人

「こどもみらい住宅事業者」とは工事発注者に変わって交付申請等の手続を代行し、交付された補助金を工事発注者に還元するものとして、あらかじめ登録した施工業者です。つまり部材だけを仕入れてご自身でリフォームされるといった場合は補助の対象にはなりませんのでご注意ください。もちろんマサキホームもこどもみらい住宅事業者に登録しております!安心してお任せください!

◆リフォームする住宅の所有者であること

「所有者等」とは、リフォーム住宅の所有者(法人を含む)およびその家族、賃借人または管理組合・管理組合法人のいずれかに該当する方です。

◆対象となる期間

2023年3月31日までに工事請負契約書を締結したもの。当初は工事請負契約を2022年10月31日までに締結したものが補助金の対象でしたが、昨今の原油価格・物価価格高騰による住宅価格上昇の対策として、交付申請期限が延長されました。まさに今こそリフォームのチャンスです!

◆補助金の額

原則、1戸あたり30万円です。ただし以下に該当する場合は補助上限がそれぞれ引き上げられます。

①子育て世帯または若者夫婦世帯が、自ら居住する住宅におこなうリフォーム工事

・子育て世帯とは申請時点で2003年4月2以降に出生した子を有する世帯です。

・若者夫婦世帯とは申請時点で夫婦であり、夫婦のいずれかが1981年4月2日以降に生まれた世帯です。

②工事発注者が自ら居住するために購入した既存住宅におこなうリフォーム工事

既存の住宅の購入とは以下のすべてを満たすものを指します。

・不動産売買契約の締結時に完成から1年以上経過している住宅(不動産登記で確認)

・不動産売買契約の締結が、2021年11月26日以降であること

・売買代金が100万円(税込)以上である。

・リフォーム工事の工事請負契約の締結が不動産売買契約の締結から3カ月以内であること

・工事発注者が①に該当しない場合、購入する住宅が安心R住宅である。

※「安心R住宅」は、特定既存住宅情報提供事業者団体登録制度(安心R住宅制度)を利用し、安心R住宅調査報告書が発行された住宅です。

4.まとめ

今回はLIXILインプラスでできる内窓リフォームについてお伝えしました。多くのメリットをもつ内窓リフォームは比較的手軽なリフォームで、近年増えている「おうち時間」をより快適にできます。今なら「こどもみらい住宅支援事業」を利用してお得にリフォームすることも可能です。今年の冬はLIXILインプラスで暖かく、そして地球環境にも貢献しながら過ごしてみませんか?

◆こどもみらい住宅支援事業リフォームは「マサキホーム」までご用命ください!

リフォームを満足いくものにするためには、事前のヒアリングが重要です。マサキホームでは経験豊富なスタッフが丁寧にヒアリング・施工し、アフターケアも万全!信頼と実績ではどこにも負けません!

施工の内容や工事費用や工事日数、ご不明な点やご心配な点、気になった点はどんな小さなでも遠慮なくお気軽にお問い合わせ頂ければ幸いです。

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外壁の仕上げいろいろ。それぞれの特徴やメンテナンス方法を一挙公開!(2022年11月29日 現場ブログ更新)

こんにちは。川崎市宮前区リフォーム会社のマサキホーム株式会社、柳沢です。

みなさんのおうちの外壁にはどのような建材が採用されていますか?近年の住宅の外壁はタイルやサイディングボードという既製のパネルを貼って仕上げることが多いですが、吹き付けで仕上げた外壁にも根強い人気があります。それぞれの好みによって採用される外壁ですが、どんな外壁仕上げもメンテナンスがいらないというものは一つもありません。今回は外壁の仕上げの種類とそれぞれの特徴、外壁を長く大切に保つためのメンテナンス方法についてお伝えします。外壁の塗装やリフォームをお考えの方はぜひ参考にしてください。

1.外壁の仕上げの種類と特徴、メリット・デメリットとは

外壁の仕上げの種類とそれぞれの特徴、メリット・デメリットをまとめました。特徴をあらためて知ることで、注意点などが把握できると思います。

【 外壁の仕上げ 】

①サイディングボード

あらかじめ工場でカットされた板状の建材を外壁に貼り付けて仕上げる方法です。デザインが豊富なので「レンガ風」「タイル風」「塗り壁風」など、さまざまな仕上げをサイディングボードで表現できます。サイディングボードは施工性も高く、現在の日本の住宅で最もポピュラーな外壁です。高温で焼き固めた窯業系(ようぎょうけい)、アルミニウムやガルバリウム鋼板を原材料とした金属系、樹脂系や木質系など種類が多いのも特徴です。

☆サイディングボードのメリット

・コストパフォーマンスに優れている。

・工場で生産されているため品質が安定している。

・工期が短くて済む。

・防火性に優れている。

・デザインのラインナップが豊富。

★サイディングボードのデメリット

・外壁にサイディングボードの継ぎ目ができる。

・ボード状なので災害や劣化によりひび割れを起こすことがある。

・サイディングボードの寿命は20年~40年だが、塗装やコーキング処理のメンテナンスが10年に1度程度必要。

②タイル

磁気質やせっ器質の石や土を正方形や長方形に一枚ずつ高温で焼き固めた建材です。タイル一枚は小さなものですが、一枚ずつ貼るわけではなく、シート状やボード状にまとめられたものを接着して施工することがほとんどです。

☆タイルのメリット

・耐久性が高い。

・防汚性に優れている。

・高級感がある。

・デザインやカラーが豊富。

★タイルのデメリット

・採用時のコストが高い。

・災害や施工不良などが原因で落下する可能性がある。

・サイディングに比べると重い。石目調など重量のあるタイルを採用する時は壁にかかる荷重を考慮する必要がある。

  引用:Panasonicより

③リシン吹付仕上げ

モルタル外壁に、細かな砕石とセメント、樹脂、塗料を混ぜたものを、コンプレッサーを使って吹き付けます。ローラーやコテで施工しないため短時間で仕上げることができます。仕上げの表面はマットでざらざらとした砂壁のような仕上がりです。1960年代から80年代にかけてモルタル外壁の代表的な仕上げとして採用されてきました。

☆リシン仕上げのメリット

・コストパフォーマンスに優れている。

・透湿性・通気性に優れている。

・吹付の凹凸でモルタルの無機質な質感に温かみを出すことができる。

★リシン仕上げのデメリット

・塗膜が薄く、下地のモルタルの収縮に対応できないためひび割れしやすい。

・吹付の凹凸に汚れがつくと取れにくい。

・湿度の高い場所、北面などではカビやコケが発生しやすい。

④スタッコ仕上げ

モルタル外壁に石灰と水を原料にしたスタッコ材をコテやローラー、吹き付けなどで施工した仕上げです。吹き付ける工法では、リシン仕上げに比べると厚みや立体感のある仕上がりになります。コテやローラーを使って仕上げる工法では、意図的に扇形や四角形にコテ目を残し模様にするなど、技術者のスキルやセンスが光る仕上げになります。

☆スタッコ仕上げのメリット

壁面に凹凸ができ、重厚感やオリジナリティを出せる。

・リシン仕上げに比べると耐久性が高い。

★スタッコ仕上げのデメリット

・凹凸があるため、汚れがつきやすい。

・塗り替えのコストがかかる。

・下地の劣化などにより塗膜が膨れることがある。

・職人のスキルによって仕上がりが左右される。

2.外壁の耐用年数とメンテナンス方法

外壁仕上げそれぞれの耐久性やメンテナンス方法についてお伝えします。適切なタイミングでメンテナンスを実施すれば、外壁を長持ちさせることができますよ。

【 外壁の耐用年数とメンテナンス 】

①サイディングボード

サイディングボードの寿命は20年~40年です。サイディングボードの継ぎ目のコーキングが劣化するとそこから雨水が浸入し、サイディングボードの劣化や雨漏りを引き起こす恐れがあります。10年に1度はコーキングのメンテナンスとサイディングボードの塗装をあわせて実施することがおすすめです。サイディングボードが寿命を迎えたら上から別のサイディングボードを重ねて貼ること(カバー工法)や、新しいサイディングボードに貼り替えることもできます。

②タイル

タイルは採用時のコストが高いというデメリットがありますが、その後のメンテナンスはほとんど必要ありません。長い目で考えるとお得な外壁の仕上げとも言えるでしょう。主なメンテナンスとしてはタイル目地の補修です。大手ハウスメーカーのタイルでは目地のメンテナンスが不要と謳っている製品もありますが、外壁に接着させている以上は剥がれる可能性はゼロではありません。

③リシン吹付

リシン仕上げの耐用年数は使用する樹脂によって異なりますが、8年前後です。ひび割れを起こすと雨水が侵入してモルタルの下地にまで影響するのでこまめなメンテナンスをおすすめします。リシン仕上げのメンテナンスは塗装で行うことが多いですが、ひび割れを起こしている場合はひびにコーキング材を充填してから表面にあらためてリシンを吹き付けます。またリシン壁の上からサイディングボードを貼って外壁を一新するという方法もあります。

④スタッコ仕上げ

スタッコ仕上げの耐用年数はおよそ10年です。メンテナンスはたいてい塗装で行います。凹凸部分にカビやコケがついている場合は高圧洗浄などで取り除く必要があります。ひび割れがある場合はコーキング材を充填してから再度表面を仕上げます。

3.まとめ

今回は外壁の仕上げの種類とメンテナンス方法についてお伝えしました。外壁は365日おうちを風雨や紫外線から守ってくれる大切な存在です。適切なタイミングでメンテナンスを実施して長く大切に保ちましょう。外壁のことでお困りのことがあれば、ぜひ「マサキホーム」がお力になります!

◆リフォームは「マサキホーム」までご用命ください!

リフォームは事前に細やかな聞き取りをすることで、お客様によりご満足いただけるものになります。

施工の内容についてはもちろん、費用や工事日数など具体的なご相談につきましてもいつでもご連絡ください。また少しでもご不明な点やご心配な点がありましたらお気軽にお問い合わせ頂ければと思います。

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屋根をもっと身近に!屋根の種類や構造について徹底解説!(2022年11月22日 現場ブログ更新)

こんにちは。川崎市宮前区リフォーム会社のマサキホーム株式会社、山根です。

どんなおうちにも当たり前のように架かっている屋根。屋根は強くなければ、紫外線や風雨からおうちを守ることができません。それでいて軽くなければおうちに負担がかかり、地震の際には倒壊のリスクも上がってしまいます。普段はさほど気に留めることがない屋根ですが、365日ずっとおうちを守るために重要な任務を担ってくれています。今回はそんな屋根の構造や形状についてお伝えします。ご新築や屋根のメンテナンスをお考えの方への参考になれば幸いです。

1.勾配屋根の構造はどうなっているの?

屋根面に傾きのある屋根、いわゆる「屋根」のことをまとめて「勾配屋根」と呼びます。日本の住宅に多く見られる勾配屋根は、平らな屋根に比べ、天井から屋根面までに空間があるため遮熱性や遮音性が高いというメリットがあります。そんな勾配屋根の内部はどのように構成されているのでしょうか。ここでお伝えします。

➀梁(はり)

柱の上で、水平方向に建物の上からの荷重を支える部材です。屋根を支える梁を「小屋梁(こやばり)、2階の床面を支える梁を「床梁(ゆかばり)」と呼びます。さらに柱と柱で支えられている梁は「大梁(おおばり)」、大梁に支えられている梁を「小梁(こばり)」と呼びます。小梁の位置は比較的移動させやすいですが、おうちの構造を担っている大梁は移動させることが難しいため、リフォームやリノベーションの際には注意が必要です。

➁母屋(もや)

屋根の勾配面を水平方向に支えている部材です。雪の多い地域では一般地域に比べて屋根にかかる荷重を支えるため、母屋の長さや間隔が小さくなります。屋根の形状が複雑になればなるほど、屋根面を支えるために多くの母屋が必要になります。

③隅母屋(すみもや)

寄棟屋根にのみ存在します。寄棟屋根の最上部を「大棟(おおむね)」と呼びますが、大棟から屋根の四隅に向けて架かっている部材です。建物の入隅部に架かる屋根は谷のような形状になりますが、屋根の谷の部分を支える隅母屋のことを「谷母屋(たにもや)」とも呼びます。

➃束(つか)

母屋と梁を垂直方向につなぐ部材です。屋根の勾配に合わせて長さが変わるため、頂部に近いところの束は長く、低いところの束は短くなります。近年の住宅では屋内の天井部分を勾配天井にして、あえて梁や束を見せる仕上げが人気です。勾配天井には本物ではない意匠的な梁を使用することもありますが、本物の梁を露出させる場合には構造上あまり位置を変えられないため、あらかじめ勾配天井のどの辺りに梁や束が出るのかを確認しておくことが大切です。

2.屋根の形状にはどんなものがある?メリット・デメリットを知ろう。

屋根にはさまざまな形状があります。デザインが異なるだけでなくそれぞれにメリット・デメリットがあります。ここでご紹介します。

①寄棟(よせむね)屋根

寄棟屋根は外壁の面すべてに傾斜する屋根を指します。長方形の建物なら短辺を「妻面」、長辺を「桁面」と呼びます。寄棟屋根は妻面を三角形、桁面を台形の屋根で支えているのが特徴です。

○寄棟屋根のメリット

・どの面も屋根と外壁のバランスが均等なので屋根を架ける方向の制限を受けない。

・すべての面に傾斜した屋根が架かっているため、他の屋根形状に比べて雨が面戸(外壁)に当たることが少なく、外壁へのダメージを抑えることができる。

・見た目に高級感や落ち着きを出すことができる。

●寄棟屋根のデメリット

・すべての面に屋根が架かり、屋根全体の面積が広くなるため採用時やメンテナンス時のコストが高い。

・傾斜している面が多いため、屋根裏部屋や屋根裏収納の設置にはあまり向かない。

・太陽光パネルを設置する場所が制限される。

・換気口は外壁ではなく軒天に設置する必要があるため、面戸の換気口よりも換気機能がやや劣る。

②切妻(きりつま)屋根

長方形の屋根2枚を合わせて構成されているシンプルな形の屋根です。切妻屋根の三角に見える方向を「妻面」または「ケラバ面」と呼びます。屋根の側面は「桁面」または「軒面」と呼びます。左右対称ではなく片側の屋根だけ軒面を上げたり、勾配を変えたりすることも可能です。

●切妻屋根のメリット

・シンプルな形なので、採用時やメンテナンスのコストが抑えられる。

・雨漏りのリスクも凹凸の多い寄棟に比べると少なくて済む。

・太陽光パネルを効率的に設置することができる。

・屋根裏部屋や屋根裏収納を設置しやすい。

●切妻屋根のデメリット

・妻面に屋根が架かっておらず雨が外壁に直接当たるため、妻面からの雨漏りリスクは高い。

・シンプルなので、デザイン性には欠ける。

③片流れ屋根

1枚の屋根が片側に傾斜した屋根です。屋根の高い方を「水上側」、低い方を「水下側」と呼びます。

○片流れ屋根のメリット

・シンプルな形状のため採用時のコストが抑えられる。

・シンプルな傾斜のため屋根裏部屋や屋根裏収納を設置しやすい。

・凹凸が少なく太陽光パネルを設置しやすい。

・凹凸が少ないため、棟に関するトラブルが少ない。

●デメリット

・屋根の面積が狭いため雨水を受ける負担が多く、屋根面の劣化を招きやすい。

・軒やケラバの出幅が短い場合、外壁に直接雨や紫外線が当たる量が多くなるため劣化しやすい。

④差し掛け屋根

切妻屋根を上下に分けたような形の屋根です。「違い屋根」と呼ぶこともあります。おしゃれな印象で、近年の住宅ではわりと人気のある形状です。

○メリット

・デザイン性が高く、個性的な印象。

・屋根裏部屋や屋根裏収納を設置しやすい。

・屋根裏部屋や勾配天井を設置した場合、高い屋根と低い屋根の間の面戸に窓を設置して光を採り入れることができる。

●デメリット

・外壁に凹凸の多い形状の家には不向き。

・外壁と屋根の継ぎ目が多いため、雨漏りのリスクが上がる。

⑤フラット屋根

勾配のない平らな屋根を指します。「陸屋根(りくやね)」と呼ぶこともあります。

○メリット

・屋根上にバルコニーを設置するなど、スペースを有効活用できる。

・シンプルでスタイリッシュな印象。

●デメリット

・勾配がなく水はけが悪いため、排水のためのわずかな勾配やドレンを設置する必要がある。

・防水塗装などメンテナンスをこまめにする必要がある。

・勾配天井に比べて断熱性が低い。

・雪の多い地域には不向き。

3.まとめ

今回は屋根の構造や形状についてお伝えしました。屋根の構造や形状は建築の中ではマニアックな分野とも言えますが、安全で快適に暮らすためには欠かせないポイントです。ご自宅の屋根の形状やメリット・デメリットを知り、メンテナンスを考えるきっかけになれば幸いです。屋根でお困りの際はマサキホームがぜひ力になりますよ!

◆リフォームは「マサキホーム」までご用命ください!

リフォームは、事前に細やかな聞き取りをすることで、お客様によりご満足いただけるものになります。施工の内容についてはもちろん、費用や工事日数など具体的なご相談につきましても、いつでもご連絡ください。また、少しでもご不明な点やご心配な点がありましたら、お気軽にお問い合わせ頂ければと思います。

□■ お電話でのお問い合わせは
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