シーリングレス(コーキングレス)工法はサイディングの進化形! (2023年1月4日 社長ブログ更新)

こんにちは。川崎市宮前区リフォーム会社のマサキホーム株式会社、山根です。
旧年中は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。
2023年も、より満足度の高いサービスを提供できるよう努めて参りますので、本年もお引き立てのほど、宜しくお願いいたします。

早速ですが、本年最初のブログは、最新の「サイディング」についてのお話です。
外壁の仕上げに多く使われるサイディングボードは、デザインもさることながら機能性も日々進化しています。

以前の記事でサイディングボード仕上げのデメリットとして「サイディングボードの継ぎ目ができる」と挙げました。これはサイディングボードの継ぎ目にできる約1㎝程度の目地がおうちの外観を損ねてしまうというものですが、近年のサイディングパネルにはシーリング材を使用しない(露出させない)「シーリングレス工法」があります。

シーリングレス工法専用のサイディングボードを使用して、独自の施工法で仕上げます。今回はシーリングレス工法の特徴やメリット・デメリット、費用についてお伝えします。ご自宅のサイディングボード貼り替えやリフォームをお考えの方はぜひ参考にしてください。

1.シーリングレス工法とは?その特徴を徹底解説!

一般的なサイディングボード仕上げではボードの継ぎ目にできる約1㎝程度の目地ができてしまいます。継ぎ目はさほど目立つものではありませんが、サイディングボードとは別素材なのでボードの色や柄の「つながり」を妨げるものになることは否定できません。

また一般的なサイディングボード施工の際には、サイディングボードの継ぎ目にシーリング材を注入します。防水性を高め、衝撃吸収性を高めるためですが、シーリング材は年月とともにひび割れや剥がれを起こすので5年~10年に一度はメンテナンスが必要になります。

これらのシーリングが起こすサイディングボードのデメリットを見事に解決したのが「シーリングレス工法」です。シーリングレス工法の特徴をさらに具体的に解説します。

引用:ケイミュー株式会社より

〔 シーリングレス工法 〕

➀合いじゃくり工法
サイディングボードの上下左右の端部を厚みの半分だけ削り取り、相互に貼り合わせることを「合いじゃくり接合」といいます。シーリング目地が大幅に減り、継ぎ目にすき間のない自然な仕上がりにできます。

引用:ニチハ株式会社より

②ドライジョイント工法
ドライジョイント工法とは、専用部材を用いて出入隅や窓回り部分にシーリングを使用せずに施工する工法です。継ぎ目が目立ちにくいので木目柄やタイル柄など柄のサイディングボードも柄のつながりを損なうことがありません。上質感あふれる外観に仕上げられます。

引用:ニチハ株式会社

2.シーリングレス工法のメリット・デメリットとは?

どんな建材にもいい部分とそうでない部分はあります。ここではシーリング工法のメリット・デメリットをまとめました。参考にしてください。

☆シーリング工法のメリット☆

・一般的なサイディングボード仕上げに比べると外観が美しい。
・外観に高級感を持たせることができる。
・柄物のサイディングボードに継ぎ目を付けることなく連続性が出せる。
・シーリング交換が不要なのでメンテナンス費用を抑えられる。
・窯業系の製品では高耐候性塗料を表面に採用しているため長寿命である。

引用:旭トステム外装株式会社より

★シーリング工法のデメリット★

・サイディングボードの四方が「合いじゃくり」でかみ合っているため、修理が必要になったときに一枚だけ外すというような部分補修ができない。
・施工が難しく、きれいに仕上げるには職人のスキルが必要。
・シーリングを使用しないため、防水面では通常のサイディングボードに劣る。
・部分的にシーリングを使用することもある。


3.シーリングレス工法はリフォームにも採用できる?

結論から言うと、カバー工法やサイディングボードの貼り替えでもシーリングレス工法は採用できます。サイディングボードの寿命は約40年ですが、この寿命は経年劣化に応じてメンテナンスをした場合のものです。サイディングボードには10年に一度程度、外壁塗装やシーリングの打ちかえが必要で、それでもひび割れや雨漏りが発生した場合は「カバー工法」や「サイディングボード貼り替え」のリフォームが必要になります。

またサイディングボードは1990年代に急速に広まった外装材ですが、当時は施工方法が確立されていませんでした。そのため当時は下地とサイディングボードの間に通気孔を設けず直接貼り付ける「直貼り工法」で仕上げている住宅が多く見られます。直貼り工法で仕上げられた住宅はサイディングボードと防水紙の間に空気層がなく、湿気や結露をうまく排出できません。逃げ場を失った湿気や結露で、サイディングボードが歪みや剥がれを起こす可能性があります。現在は空気層を設ける通気工法が標準工法となりましたが、2000年以前に建築された建物は直貼り工法の可能性があります。直貼り工法で施工されているかどうかは見た目ではわかりませんので、専門業者に調査してもらいましょう。

〔サイディングボードのリフォーム〕

①「カバー工法」
既存の外壁材をカバーするように壁材を張り付ける工法です。張り付けたカバー壁によって、紫外線や水分の透過をほぼ防ぎます。カバー工法はサイディングボードの張り替えとは違い、既存のサイディングボードを撤去する手間も費用もかかりません。廃材の排出量を大幅に削減できるため、環境に配慮した工法とも言えるでしょう。ただ雨漏りなど躯体にダメージが見受けられる場合は、躯体の補修が必要になるためカバー工法では施工できません。カバー工法の耐用年数は30年程度です。

引用:旭トステム外装株式会社

②「貼り替え」
既存のサイディングボードを剥がして、新たなサイディングボードを貼るという方法です。上から重ねて貼るよりも建物にかかる負担が少なく、既存のサイディングボードの裏側(躯体のダメージなど)のメンテナンスも同時に実施できます。雨漏りをしているなど躯体にダメージが見受けられる場合や、カバー工法に耐えられないほどサイディングボードが傷んでいる場合にはサイディングボードの貼り替えがおすすめです。

〔シーリングレス工法に向いているサイディングボード〕

➀金属系サイディング
窯業系サイディングよりも軽い金属系のサイディングボードはカバー工法にも向いています。金属系サイディングでは見た目に冷たい印象を感じることがありましたが、近年の金属系サイディングはそれを払拭したデザイン、そしてシーリングレス工法にも対応した製品が多く登場しています。

引用:ケイミュー株式会社より

➁窯業系サイディング
窯業(ようぎょう)系サイディングは、セメントに繊維を混ぜてパネル状に成型したものです。多くの住宅で採用されているため、サイディングボードと言えば窯業系サイディングを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?シーリングレス工法に対応した製品も豊富です。

引用:ニチハ株式会社より

3.まとめ

今回はシーリングレス工法についてお伝えしました。外壁は365日おうちを風雨や紫外線から守ってくれる大切な存在です。大切な外壁をより美しく仕上げられるのがシーリングレス工法です。外壁リフォームの際にはシーリングレス工法もぜひご検討ください。ほかにも外壁のことでお困りのことがあれば、ぜひマサキホームが力になりますよ!

◆リフォームは「マサキホーム」までご用命ください!

リフォームは事前に細やかな聞き取りをすることで、お客様によりご満足いただけるものになります。

施工の内容についてはもちろん、費用や工事日数など具体的なご相談につきましてもいつでもご連絡ください。また少しでもご不明な点やご心配な点がありましたらお気軽にお問い合わせ頂ければと思います。

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マサキホーム㈱ お問合せ窓口 担当 山根 

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