プロが教える!床材をリフォームして手に入れる快適な空間づくり(2022年2月18日 現場ブログ更新)

こんにちは、川崎市宮前区リフォーム会社の柳沢です。

築年数が経つと毎日生活する住まいは少しずつ劣化してきます。傷みが目立ってきた床材をリフォームしたいけれど、フローリング以外にどんな種類があるのか疑問に思うことがあります。

そこで、今回の記事ではリフォームに適した床材の種類と、場所別におすすめしたい床材をご紹介していきます。必ずお住まいにぴったりな床材が見つかりますよ。

 

1.リフォームする前に知っておきたい床材の種類

▣複合フローリング

複合フローリングは、住宅の中でもっとも多く使用されている床材です。複数の小さな板を乾燥させて接着した集成材や合板など基となる材料の上に、単板や突板と呼ばれる薄い天然木や化粧シートを張って作られています。

化粧シートとは樹脂や紙のシートに木目やその他の柄をプリントしたものです。複合フローリングは、無垢フローリングと比較すると低価格でリフォームできることや、床材の反りや割れが起こりにくいという特長があります。

しかし、選ぶ商品によっては安っぽく見えてしまうデメリットも。また、無垢フローリングと比べると木材本来の質感は感じにくいです。

 

▣無垢フローリング

最近よく耳にする無垢フローリングとはどのような床材なのでしょうか。無垢材から作られる無垢フローリング。無垢材とは丸太から切り出したままの状態の木材です。

複合フローリングで基材となる集成材や合板は、人工的に作られているため品質は一定でくるいがありません。

一方、無垢フローリングは切り出した木材をそのまま使用しているので品質にばらつきがありますが、床材そのものの表情が非常に豊かです。複合フローリングでは感じられない風合いや肌触りを求めて、無垢フローリングを選ぶ方も増えています。

 

▣クッションフロア

防水性と柔らかな踏み心地が人気のクッションフロアは、塩化ビニール系の素材でつくられたシート状の床材です。プリントの種類が非常に豊富で、さまざまな壁紙やインテリアと合わせたコーディネートを楽しむことができます。さらに、表面の凹凸加工も自由にできるため、木目調の製品はフローリングのような使い方もされています。また、クッションフロアは防音材を組み合わせた機能面でもすぐれた製品も開発されています。

クッションフロアの一番のメリットはメンテナンス性に優れてい点です。その反面、ビニール素材なので熱に弱いというデメリットもあります。

 

▣カーペット

足音が響きにくくておしゃれな空間を作り出してくれるカーペットも、人気がある床材です。衝撃に強く断熱性もすぐれている床材ですね。ループカーペットから長い毛足のシャギーカーペットまで、多彩なデザインやカラーを楽しめるのはカーペットならではです。

天然繊維を使ったカーペット素材では特にウールが好まれます。天然素材なので静電気の発生が少ないため、気になるほこりも吸着しにくいのが特長です。

しかし、高温多湿の日本の気候では、カーペットにダニやカビが発生しやすいデメリットがあります。また、フローリングと比較すると掃除機を使ったこまめな手入れが必要になります。

 

▣コルクタイル

天然素材であるコルクカシの皮が材料のコルクタイル。今まさに注目が集まっている、環境にやさしい床材ですね。

一年中呼吸をしているコルクタイルは、なんといっても調湿性に優れているのがおすすめのポイントです。その他にも断熱性、吸音性、保温性も高く水回りにも使いやすい床材といえます。表面の適度な柔らかさは心地いいだけではなく、防滑性も備えていて安全面にも優れています。

一方で、紫外線による変色や、汚れや傷の補修が難しいというデメリットがあります。

 

▣畳

日本で昔から使われてきた畳はやはり一番馴染みのある床材ではないでしょうか。洋風の住宅でも和室をひと部屋設けてあることが多いですね。

畳は畳床と呼ばれる芯材に、い草を編んだ畳表を組み合わせて作られています。断熱性、保温性、調湿効果もある畳は、湿気の多い日本の気候に適した床材です。丈夫な畳床を使用した製品は表替えや裏返しなどのメンテナンスをすることで、数十年使い続けられます。

しかし、家具を置くと畳に跡が残って通気性が悪くなり、ダニやカビの原因となることがあります。また、汚れがしみ込みやすく、すぐに処理しないとシミになりがちです。

 

2.床材は場所と用途に合わせて選ぼう

▣リビングにおすすめの床材

ゆったりとくつろぎたいリビングの床材には、やはりフローリングやカーペットがおすすめです。
リビングを広く見せたい場合には床材の色をワントーン明るくしてみましょう。無垢フローリングであれば、オークやチェリーなどが優しい風合いを持っていて人気があります。
反対にリビングに重厚感を求めるときには、落ち着いたブラックウォールナットがおすすめです。暗くなりすぎない安定感があるリビングに仕上がります。

また、ファミリーでお住まいのリビングには複層フローリングが向いています。表面に化粧シートを使用している製品や、コーティング加工されているものを選ぶことで日常のお掃除が楽になりますね。さらに、キズが付きにくい表面加工をした複合フローリングにすると、椅子などの家具も気にせず使いやすいです。

おしゃれなリビングのインテリアを使ってラグジュアリーな空間に仕上げたいときには、カーペットを敷き詰めてみましょう。カーペットは吸音性に優れているので、静かで落ち着いた大人のリビングが手に入りますよ。

 

▣子ども部屋や高齢者の部屋におすすめの床材

子ども部屋や高齢者の部屋の床材は安全面を第一に選びたいです。子ども部屋であれば素足や靴下で走り回ることも想定しておきたいもの。また、特にマンションでは下の階への騒音になってしまうこともあります。そう考えると、毛足の短いループタイプのカーペットや自然素材のコルクタイルは吸音性が高くおすすめです。

高齢者の部屋の床材は滑って転倒することへの備えを考えたいですね。スリッパを使用してフローリングの上を歩くのは、もっとも滑りやすい組み合わせといわれています。
転倒のリスクを考えると、床材は衝撃を吸収してくれるものがおすすめです。畳床がしっかりと受け止めてくれる昔ながらの畳は、靴を脱いで生活する日本の住まいに適した床材です。

また、防滑性とクッション性が豊かなコルクタイルも、高齢者の部屋に人気があるが床材です。落ち着いたコルクの色と風合いが高齢者からも好まれています。
フローリングの部屋を和室にリフォームするにはどうしてもコストがかかります。そんな場合には、コルクタイルで高齢者が安心できる空間に仕上げてみてはいかがでしょうか。

 

▣水回りにおすすめの床材

洗面所やキッチン、脱衣所、トイレなどの水回りの床材にはメンテナンスしやすいクッションフロアがおすすめです。水をしっかりとはじいてくれるクッションフロアなら、汚れを見つけてもサッとひと拭きして清潔に保てますね。

また、クッションフロアはデザインや色が豊富なのも魅力的です。狭い空間でも壁紙や扉などとコーディネートすることで、おしゃれな空間が手に入ります。
他にも、住宅のリフォームでもよく使用されるようになってきたフロアタイルも水回りにおすすめの床材です。クッションフロアと比較すると上質なイメージに仕上がるフロアタイルは、キッチンスペースのリフォームでよく使われます。ふわふわとした感触は少なく、歩いていて違和感がないのが特徴です。

 

3.床材をリフォームして快適な空間を手に入れよう!

汚れや傷が目立ってきた床材をリフォームしたい!と考えていても、どんな素材を使えばいいのか悩んでしまうことがあります。用途や場所に応じた床材の知識を身につけてリフォームすることで、満足のいく快適な空間をぜひ手に入れてください!

 

◆外壁塗装・屋根塗装の工事は「マサキホーム」までご用命ください!

リフォームは事前に細やかな聞き取りをすることで、お客様によりご満足していただけるものになると思います。

施工の内容についてはもちろん、費用や工事日数など具体的なご相談につきましてもいつでもご連絡ください。また少しでもご不明な点やご心配な点がありましたらお気軽にお問い合わせ頂ければと思います。

 

 □■ お電話でのお問い合わせは
    フリーダイヤル 0120-910-615 ■□
 □■ メールでのお問い合わせは
    info@masaki-home.com ■□

マサキホーム㈱ お問合せ窓口 担当 山根 

 

  外壁工事に関する情報はこちらを ご覧ください! 

 

tel