こんにちは。川崎市宮前区リフォーム会社のマサキホーム株式会社、自称『釣師カワじいじ』こと川村です。
リフォームを依頼する時、あらかじめ工事費用がいくらかかるかを把握するため業者に依頼する「見積書」。見積書はただ工事費用を知るだけではなく、工事を依頼する前に誠実で優良な業者であるかを見極める足掛かりにもなる大切なものです。
今回は、リフォームを依頼する時にとる「見積書」についてお伝えします。「工事費用をできるだけ安くしたい」という、消費者なら当然の思いを実現させる方法をご紹介します。これからリフォームをお考えの方はぜひ参考にしてください。
1.見積もりを依頼する前にやっておくこと
見積もりを依頼する側でできることをまとめています。これらは当たり前のようですが、まとまっていないことがよくあります。参考にしてください。
①リフォームの予算をしっかり立てておく
リフォームの見積もりを依頼する時は、予算も伝えておきましょう。予算を伝えることで工事業者もそれに見合ったグレードでプランを提案できます。はっきりしない場合は「だいたいこのぐらいで……」という予算の範囲を伝えておくだけでも構いません。
②優先順位を考える
リフォームを考えた時に、ついおうちの中で傷んだいろんな箇所が気になり始めます。例えばお風呂のリフォームを依頼する時に「お風呂を出たところの脱衣所の床や洗面台も傷んでいるから同時にリフォームしたいな……」などです。思いつきで「あれも、これも」と依頼すると予算がオーバーしてしまいますし、その都度見積もりが必要になります。あらかじめリフォームする内容を決めて依頼することが大切です。
③必要な資料を用意する
リフォームする場所の平面図や竣工図などがあれば用意しておきましょう。リフォームでは構造上動かせない柱や壁があります。住宅の構造や配管の位置を把握するために設計時の資料があればプランが立てやすく、スムーズに工事が進みます。
2.リフォームをよりお得にするための5つのポイント
リフォームの工事費用をさらにお得にするためにできるポイントをまとめました。参考にしてください。
①依頼の内容はとにかくシンプルにする
リフォームを依頼する時、使用する部材が増えるとその分手間が増え、工事費用がかさみます。せっかくリフォームするならおしゃれにしたいという気持ちが出てきますが、デザインに凝るとその分デザインにも費用がかかってしまいます。リフォーム費用を安く抑えたいという場合は、なるべく使用する部材の数を減らし、シンプルなデザインで仕上げることがおすすめです。
②時間に余裕を持たせる
故障した設備を交換するリフォームでは急を要しますが、時間がないとどうしても部材の選択肢、調達、工期に余裕がなくなります。そうなると見積もり金額が妥当かを考える時間もありません。あらかじめ設備の寿命を考え、計画的なリフォームをすることがお得につながります。
③DIYできる部分はないかを考える
プロが手掛けるリフォームは安全性が高く見栄えもいいですが、反対に安全性や見栄えを気にしないで済む場所ならDIYでリフォームされるのもおすすめです。たとえばあまり人の出入りがない部屋のリフォームや、クロス貼り替えリフォーム、簡単な修繕のリフォームなどです。DIYの工程をわかりやすく解説しているYouTube動画もたくさんありますので、参考にするのもおすすめです。
④相見積もりをとる
数社から見積もりをとって工事費用を比較検討することを「相見積もり」といいます。相見積もりを取れば、1社に見積もりを依頼するより工事費用が安くなることが期待できます。相見積もりを取る際には2~3社に同じ内容で見積もりを依頼します。「工事費用を比較検討するために、工事を依頼しない業者に見積書を作成してもらうのは気が引ける……」という方もいらっしゃるかも知れません。しかし、実際に見積書がないと何も判断できませんし、見積もりを依頼したからといって必ず注文しないといけないわけでもありません。そういう場合は、事前に相見積もりになるということを伝えておきましょう。伝えておくことで依頼先も相見積もり前提の見積書を作成することができますし、不当に金額を上乗せされるようなトラブルも防げます。ただし、先に出た見積もり金額を別の会社に提示して、値下げを迫るようなことはマナー違反ですので気を付けましょう。
⑤値引き交渉をする
見積もり金額が出た後、最終的に工事費用を安くするためにできることは、値引き交渉することです。交渉すれば必ず工事費用が安くなるというわけではありませんが、交渉しなければ勝手に値引きされることはまずありません。発注してから工事費用を下げることはできませんので、発注前は値引きを交渉する最終のチャンスです。
3.知っておきたい。見積書のチェックポイント
見積書を見た時、工事費用の総額にばかり目が行きがちですが、それ以外にもチェックしたい項目があります。ここでご紹介します。
①依頼した内容が反映されているかを確認
まずご自身が業者依頼したリフォームの内容と見積書の内容に相違がないかどうかを確認しましょう。部材の色や型番など、もし誤りがあれば工事の着工が遅れたり工期が延びたりする可能性もありますので注意しましょう。特に見積書の修正を依頼した2回目、3回目の再見積の際には注意が必要です。
②単価・総額は合っているかを確認
見積書の項目ごとに単価が記載されているかを確認しましょう。単価が記載されていなかったり項目が「一式」でまとめられたりする見積書は、他社の見積書と比較検討しにくいほか、工事費用が妥当であるかどうかもわかりません。あまりに大雑把な見積書を作成する業者は優良な業者とはいいがたいでしょう。単価と数量、その総額が合っているかを確認することが大切です。
③諸経費って何のこと?
見積書にはだいたい「諸経費」という項目があります。これはプランの作成費や職人の交通費(ガソリン代など)が該当します。諸経費は見積もり総額の10~15%程度のことが多いですが、高く感じる場合は内容を確認した方がいいでしょう。
④有効期限がいつまでかを確認
作成された見積書には有効期限があります。だいたいいつまでに判断や返答すればいいかの目安です。もし記載されていない場合は、いつまでに判断や返答をすればいいのかを確認しましょう。
4.まとめ
今回は見積書についてお伝えしました。リフォーム工事を依頼する時の「はじめの一歩」である見積書。工事にかかる金額を知るための形式的なものになってしまいがちですが、見積もりの段階で準備や比較検討をしっかりすれば、リフォームの満足度が上がる重要なポイントです。
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