使うだけで地球にやさしい サステナブルな住宅建材を紹介します。
こんにちは、川崎市宮前区リフォーム会社の佐々木です。
様々な場面でSDGsの取組が進み、私たちの日常に浸透がすすんでいます。何か行動を始める時、商品を選択する時にも、「未来の地球を持続すること」を考えることが増えてきています。
おうちのリフォームやリノベーションで使用する建材や資材の中にも、使うだけで地球環境に貢献できる商品があります。「これまでただ捨てられてきたものを有効活用」したサステナブルな住宅建材は、製造過程でも廃棄時にも有害物質を発生させない工夫をなされているものも多く、地球環境に加えて、そこに住まう家族の健康にもやさしい商品が多いのが特徴です。
そこで今回は、サステナブルな住宅建材についてまとめてみました。新たな技術を取り入れた新商品だけではなく、これまでも広く使われている商品もあわせて紹介します。
サステナブルな建材って?
サステナブルな住宅建材とは、限りある資源を無駄遣いせず、持続可能な環境へ配慮した資材のことです。特に、これまで捨てられてきたものを新たな製品によみがえらせるアップサイクル資源に注目が集まっており、様々な商品が登場しています。
ちなみに、似たような言葉として「リユース」や「リサイクル」があります。リユースは不要となったものを違う場所で、手を加えずに再利用する方法であり、リサイクルは製品がつくられる前の原料の状態へ戻して再利用する方補です。
アップサイクルされた素材は、元の状態に付加価値をつけて再生する点が異なります。建材でいえば、耐久性のアップやメンテナンスが容易などのメリットを付け加えます。
その他、「ずっと続けていける」環境や人へのやさしさという意味も踏まえて、有害物質を利用しない商品や、国内の原料をつかった地産地消の商品、長く大切に使い続けられる寿命の長い建材、断熱性や気密性に優れ余計なエネルギー消費を抑制できる商品、役目を終えた後リサイクルするために接着剤や処理剤を使用しない商品なども含まれます。
オフセットサイディング「fu-ge」(フュージェ)
オフセットサイディングとは、木材を補強繊維として乾式成形法(*1)を採用した外壁材です。間伐材や端材を木材チップに加工したものを利用します。国産木材の利用促進や炭素の固定化に大きく貢献することができます。
凍害を起こしづらいので日本中どこでも使えるほか、よく乾燥させているので水分による膨張や収縮を受けづらい安定した商品です。
高耐候性をもった塗料を使用しているので、塗替えスパンが一般的な塗装品の3倍ほど長く、メンテナンスコストが大幅にカットできるのも嬉しいポイントです。
(*1)木質系材料とセメントに少量の水を混ぜてプレスする成形法。
ドイツで『未来の断熱材』と認められた木繊維断熱材「STEICO(シュタイコ)」
現在断熱材は、グラスウールやスタイロフォームなどが主流ですが、木の繊維を密集して作った断熱材が注目を集めています。針葉樹の端材を原料としており、接着剤、防蟻処理など有害な化学物質を徹底して排除しています。
STEICOは木材の特質を上手に利用しています。冬は、低い熱伝導率を利用して寒さを遮断して室内に伝えず、夏は、高い比熱容量は夏の暑さを蓄えて離さずに室内を快適に保てるので。また、木材ならではの透湿性によって最適に除湿するので夏の室内の蒸し暑さや冬の結露から解放されるのも大きなメリットです。
吹込みタイプの「シュタイコゼル」、ボードタイプの「シュタイコデュオドライ」、壁面埋め込みタイプの「シュタイコフレックス」の3種類が販売されており、現場によって使い分けできるので施工性も抜群です。
100%リサイクル素材から成るデッキ材「テクモク」
工場や建築解体現場から廃棄される木材と廃棄処分されるプラスチックを原材料とした新しい建材です。製品としての役目が終わって不要になったら、再度粉砕成形してリサイクル可能なので何度でも使い続けることができます。
性能としても、まさに木とプラスチックのメリットを「いいとこどり」です。
・プラスチックの高い耐久性、施工の容易さ、お手入れの容易さ。
・プラスチックとの組み合わせで天然木の心配点である「腐りやすい、水に弱い、シロアリの心配がある」といったデメリットを克服。
・天面木のような外観や手触りを実現。
その他、遮熱効果が高く表面が熱くなりづらいことや、粉砕処理しているのでトゲやささくれが出ないこと、ノンホルムアルデヒドで安全なことも安心して使える大きなポイントです。
デッキ材の他、フェンスや目隠しルーバー、手すりなどでも利用できます。
デニムの端材をリサイクル「NURUDENIM」
NURUDENIMは日本国内で排出されるデニムの端材を左官材にリユースした商品です。接着剤を利用しないので、古くなったら水を加えて練り直すと何度でも利用できます。
リフォームで部屋の雰囲気を変えたい時など、落ち着いたブルーの塗り壁をアクセントとして部屋の中の一部や天井に施すような使い方もおススメです。
3つのリサイクル材を利用した壁紙「メグリウォール」
メグリウォールには、樹脂をリサイクルしたクロス、米のもみがらをリサイクルしたクロス、ヒノキ加工時の端材をリサイクルしたクロスの3シリーズがあります。
クロスはおうち一軒分でも室内全て合わせると大きな面積になり、インテリアのイメージを大きく左右します。各シリーズで、カラーリングやデザインなどに、それぞれ自然素材の柔らかさや温かみを活かしており、エコなだけでなくインテリアとしても満足できるラインナップです。
植物油由来成分から作られた塗料「OSMO」
ヒマワリ油や大豆油、カルバナワックスなど植物油や植物ワックスから作られている塗料です。塗料を木材内部に浸透させる仕組みで、ウレタン塗料やペンキのように塗膜を作りません。木材が呼吸できるので調湿機能を妨げないほか、木目の柔らかな質感も保つことができます。浸透した油分でしっかり保護されているので、表面の撥水性が高く、シミもつきづらいです。製品の安心性は、赤ちゃんのおもちゃの塗装に選ばれるほど。家具、床、内装、外装まで、幅広いラインナップが揃っています。
まとめ
サステナブルな住宅建材について紹介しました。
こういった商品について気に掛けること以外でも、「古民家をリノベーションする」「国産材を選んで、森林の成長促進を図る」「余計な電力を使わない省エネ家電に交換する」「FSC森林認証(*2)のロゴがある商品を選ぶ」など、多くの方法があります。リフォームを検討する際の参考としていただければ幸いです。
(*2)森林の生態系や労働者の権利を守りながら、適切な森林管理を認証する国際的な制度
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