屋根瓦の漆喰について(2016年9月18日 リフォームの基礎知識更新)

こんにちは! 川崎市宮前区のマサキホーム株式会社 自称『釣師ハマちゃん』こと川村です。
今回は、瓦屋根の修理をご検討されている皆さまに、漆喰(しっくい)についてお話しさせ

ていただきます。

屋根漆喰は、瓦屋根を風雨から守る大事な役割をもつ建築材料で、瓦の固定の為に漆喰を使っ
て施工をしています。しかし、雨や風また紫外線等にさらされるので、放置していると劣化
してしまいます。経年劣化により漆喰にひびや剥がれが発生してしまい、最終的には固定し
ている力が弱まり、漆喰の崩れが発生し放っておくと雨漏りの原因になります。
また、漆喰の崩れは、落下する事で怪我や周りにある物への破損に導いてしまう事がありま
すのでとても危険です。更に漆喰の固定力が弱まる事で、瓦自体も動きやすくなってしまい
ます。隣り合わせの瓦同士が干渉しあう事で、割れや欠けが発生してしまう事もあります。
瓦自体は半永久的な材料ですが、摩耗や接触に弱いので壊れてしまう事があります。

漆喰が致命的に劣化する前に点検を実施し、不具合が起きている場合は補修工事をお勧めし
ます。そこで、弊社で先日行いました『瓦屋根点検の模様』を参考としてご閲覧下さい。

瓦屋根は定期的な点検が大事になります。雨漏り点検をする際には、必ず漆喰の状態も
チェックすることをお勧めします。

1.屋根漆喰の定期点検

  基本的に年1度程度は、自分が見える範囲だけでも構わないので、目視チェックを行う。

2.補修工事の判断  

  メンテナンスは基本的には15年に1度程度ですが、お住まいの環境(気候等)により短
  くも長くもなりますので、以下の状況に応じメンテナンス時期を判断してください。
   ①漆喰の変色を発見 ・・・ 今すぐの補修は必要ないですが、劣化が進んでいる状態です
     ので、数年後には補修が必要になります。
   ②漆喰のひび割れや崩れを発見 ・・・ すぐに業者へ補修工事を依頼することをお勧め

     します。

3.補修工事の内容

  〔漆喰の劣化状態が軽微な場合〕
   ・漆喰の崩れや剥がれ等の劣化が軽微な場合は、漆喰を詰めなおします。
   ・傷んでいる漆喰を取り除き、新規で漆喰を詰めなおします。
   ・傷んでいる漆喰の上には新しい漆喰が馴染みませんので綺麗に取り除く事がポイント
    となります。 

  〔漆喰の劣化状態が酷い場合〕
   ・漆喰の劣化状態が崩れそうなほど酷い場合は、漆喰を新しく詰めなおします。
   ・詰め直す漆喰の近くにある瓦を取り外し、既存の漆喰を取り除きます。
   ・再度漆喰を詰め
なおして、取り外した瓦を設置します。
   ・手間がかかりますが、漆喰の状態が綺麗に安定
します。

4.朗報!漆喰補修を火災保険で行える場合があります

  ご加入の火災保険の「風災補償」で漆喰補修が行える場合があります。
  風災補償とは、風によって損害を受けた場合にその損害費用を保険会社がカバーしてくれ

  ることをいいます。 ほとんどの方は、漆喰の割れや崩れは100%経年劣化だと思われてい
  ますが決してそれだけではありません。多くの場合が、「経年劣化」+「風」や「地震」
  の影響で漆喰は傷んできます。「地震」の場合は、地震保険に加入されていないと保険で
  カバーされませんが、「風」の影響なら、今加入されている火災保険で漆喰の補修が適用
  になる場合があります。

   
  弊社において、火災保険で修理 することができました、屋根・雨樋・軒天 などの工事
  ついてまとめましたので、火災保険での屋根修理をご希望の方は、下記をご参照下さい。  

         詳しくは こちら(クリック)をご覧ください。

 

最後まで、ご閲覧いただきありがとうございます。
リフォーム等、ご検討中の工事がありましたらお気軽にお声がけください ((´∀`))     

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