こんにちは! 川崎市宮前区のマサキホーム株式会社 自称釣師 ハマちゃん こと川村です。
今回は、前回に引き続き屋根に関する内容で、軒天 (のきてん)について、その役割と
基本的な項目についてご説明します。
軒天とは下記 ↓ 屋根の“赤矢印”の部分です。
1.軒天とは
軒天とは、屋根の外壁から外側に出ている部分(軒裏部)の天井。
ことを軒天と呼び「軒裏天井」ともいう。
2.軒天の主な3つの役割
① 外壁を保護する
意外と外壁は雨などの水に弱いのです。最近主流になっているサイディングは
パネルを張り上げているので、どうしてもつなぎ目が生じます。
つなぎ目の目地はシーリングで埋めますが、シーリング材の経年による劣化に
より打ち替えが必要になってきます。
一般的なシーリング材でおよそ3年、高耐久と呼ばれる可塑剤を含まないシー
リング材でも耐久年数は15年程度だと言われています。
このシーリングを劣化したまま放置しておくと、つなぎ目から水が浸み込み、
雨漏りの原因となります。
その防御として軒天は、外壁に雨風が直接さらされないように保護しています。
② 外観を整える
軒天が無いと、下から覗けば屋根裏の野地板や垂木が見えてしまいます。
通常、野地板や垂木が下地材ですので、その見栄えはよくありません。
それらを隠すためにも軒天があります。
③ 延焼を防ぐ
通常、屋根の作りは外壁よりも大きく、少し張り出た形になっています。
この張り出た部分を「軒」といいます。そのため、火災時に窓から炎が
上がった場合、すぐに軒までに炎が達します。軒天がなかったら、防火材
が使用されていない屋根裏まで一気に延焼してしまいます。
3.軒天材の材質と比較
軒天材には、不燃材系と木材系があり、約20年以上前までは木材の軒天材が
大半を占めていましたが、現在はほんどが不燃材の軒天が使われています。
以下に、主な特徴をまとめてみました。
不燃材系 |
木材系 |
|
メリット |
・耐久性が非常に高い ・耐火性が非常に高い ・耐水性が非常に高い ・換気機能が付けられる ・表面の柄が種類ある |
・軽量である ・再塗装ができる ・風情のある趣になる |
デメリット |
・重量が重い ・価格が若干高め |
・木製繊維なので色ムラや反りが出てくる ・キズが付きやすい ・腐食することがある ・耐火性が低い ・換気性がない |
4.軒天修理を火災保険で!?
軒天修理のほとんどが、 ”雨・風” による劣化が原因で、その修理に火災保険が
適用になるケースがあります。 そこで弊社において、過去に火災保険で修理
することができました、軒天などの工事についてまとめましたので、火災保険
での軒天修理をご希望の方は、ぜひ下記をご参照下さい。
☞ 詳しくは こちら(クリック)をご覧ください。
簡単ではありますが、『軒天』についての説明とさせていただきます。
最後まで、ご閲覧いただきありがとうございます。
ご不明な点等、皆さまからのお問い合わせお待ちしておりま~す。 ((´∀`))
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