お庭の雑草対策完全ガイド|雑草の種類・除草方法をプロが徹底解説

みなさんこんにちは!川崎市宮前区のマサキホームです。

6月も終わり、神奈川県も本格的に蒸し暑い時期に突入してきましたね。

 

梅雨もそろそろ明けそうですが、雨が降り暑くなってきたこの時期に悩まされるものといえば、、

そう、お庭の雑草です。

 

毎年刈っても抜いてもしつこく生えてくる雑草たち…

抜いては拾って片づけて…腰も痛めるし体力が削がれる作業ですよね。

みなさんのおうちはいかがでしょうか?

 

今回はそんな雑草の処理の負担を少しでも軽くできるよう、おうちメンテナンスのプロの視点からお庭の雑草のお手入れについてお話ししたいと思います。

 

目次

 

雑草ってそもそも何がいけないの?

雑草と聞くと、「邪魔」というイメージを持つ方がほとんどだと思います。でも、そもそも雑草っていったい何がそんなに悪いのでしょうか?

まずはお庭の雑草を放置すると起こる問題を、リフォーム会社の視点からご紹介いたします。

 

1.美観を損なう

まず第一に挙げられるのはやはり、見た目の悪さです。

お庭にきれいに植えた草花と違い、無秩序に生えてくる雑草たち。せっかくきれいに整えてこだわったお庭も、余計な草によって美しい景観が損なわれてしまいます。

 

2.空き巣に狙われやすくなる

見た人に、「このおうちは手入れが行き届いているなあ」という印象を与えることは、空き巣対策に繋がります。

逆に言えば、お庭が雑草だらけであったり、庭木の剪定がされず放置しっぱなしのお家は、長期不在の可能性や管理が行き届いていない住宅と判断され、侵入される可能性が高まります。

また、背の高い雑草は身を隠すのにちょうどいい死角になります。そのほか、剪定されていない庭木も二階などに侵入する足場になるため注意が必要です。

 

3.害虫・害獣の住処になる

雑草は虫の住処になります。お庭に虫が湧いてしまうと、ふとしたタイミングで室内に侵入される可能性も高くなるわけです。

また、空き巣と同様、身を隠すのに丁度よい草むらがあれば、ネズミやハクビシンなどの害獣が棲みつき、屋根裏や庭が荒らされる問題にもつながります。

アレルギーや刺咬被害など健康被害のリスクも増加するため、注意が必要です。

 

4.ご近所トラブルになる

隣地にはみ出した雑草が迷惑行為として苦情につながる可能性があります。

ご近所の方々と良好な関係でいるためにも、必要最低限の管理は心がけなければいけません。

 

雑草の分類と対処法

一括りに『雑草』といっても、実際はものすごい数の種類が存在し、色々な形があったり、花を咲かせるものや穂を出すものがあったりしますよね。また、成長の速度や花を咲かせる時期も種類によって違います。

すなわち、雑草の種類によって効率の良い除草方法も変わってくるわけです。

 

戦略を練るためには、何事もまずは相手を知ることから始めなければなりません。

そこでまずは、その分類と、分類ごとの攻略のコツを、良く生えている雑草の例とともにご紹介します。

お庭に生えている“敵”が一体どんな特性を持っているのかを知り、効率的に攻略する方法を確認してみましょう!

 

1.      一年生雑草・越年生雑草

一年生雑草は、種を落とすことで繁殖し、ライフサイクルが1年以内の雑草を言います。種を落とし、休眠後に芽が出て成長、そして開花後にまた種を落とし…その1年間のサイクルを繰り返すことで繁殖する雑草です。

 

基本的に一年生雑草は、春~夏にかけて発芽・成長し、夏~晩秋にかけて開花・結実(種を作る)、冬に枯れるというサイクルのものを言いますが、中には秋に発芽し越冬、春~初夏に開花・結実、夏に枯れるというサイクルをもつものもあり、それらを越年生雑草と分類します。

このように、種類によって成長周期が異なるため、除草のアプローチのタイミングも雑草によって異なってきます。

 

≪除草のコツ≫

今回は一番手軽な手作業の草取りを前提とした除草のコツをご紹介します。

 

ポイント1. 草取りの時期

一年草や越年草は、種をつければ枯れてしまい、さらに種のみで繁殖する植物なので、理論的に言えば、種さえつけさせないよう、花を刈り取るか、花が咲く前に除草すれば繁殖を抑えることが出来ます。

 

ただし、何年も休眠していた種がふとしたタイミングで発芽したり、鳥のフンや風などによってお庭の外から種が運ばれる可能性もあるため、実際は完全になくすことはかなり難しく、数年かけて数を減らし、お手入れを楽にしていくくらいの意識で取り組む方が、現実的でありストレスの少ない除草になります。

 

ポイント2. 再生を防ぐ抜き方

また、抜く際にもポイントがあります。

植物には、成長点という植物が新しい葉や茎を作る「細胞分裂が盛んな部分」が存在します。

そこを残すと、たとえ葉や茎を取ったとしても再生してきてしまうのです。

この成長点の位置は植物の種類によって異なるのですが、基本的に一年生・越年生雑草においては、地中の根元部分から上にあるので、株元から除去することを意識すれば再生はほぼ防げます。

 

宮前区 一年生雑草BEST5 (マサキホーム調べ)

※宮前区・青葉区・高津区など弊社施工エリアで実際によく見かける雑草をもとにランキング化しています。

 

1位 メヒシバ(一年草/種子で良く増える/繁殖:7~10月に開花結実)

畑や公園でよく見かけるイネ科の雑草です。茎を横に伸ばし、地面についた節から根を出し、横へ横へと広がり繁殖するのが特徴です。草丈も50~60㎝ほどにまで成長し、夏にほうきのような穂を出し、すぐに種子をばらまきます。地面を這うように広がるため、手では抜きにくいです。イネ科の植物なので、成長点が地際にあります。再生しないよう、ねじり鎌などを使って株元からかき取りましょう。

 

2位 エノコログサ(一年草/種子で良く増える/繁殖:6~10月に開花結実)

夏に道端でよく見かける雑草で、穂の見た目からネコジャラシとも呼ばれています。茎が地表の基部で分岐して節から根を出し、一株から数十本の茎を生やします。茎葉が硬く、手でも割合簡単に引き抜くことができますが、大きな株の場合は鍬や鎌を使用して根元からかき取りましょう。開花前(穂を出す前か出した直後)に除草することで確実に数を減らすことが出来ます。

 

3位 ヒメムカシヨモギとオオアレチノギク(二年草/種子で良く増える/8~10月に開花結実)

ヒメムカシヨモギは夏にふちに毛が生えた細長い葉を出し、1.5~2mほどの草丈になります。秋になると上部に広がって咲く縦長の白っぽい花をたくさんつけ、綿毛のような種子を飛ばして繁殖します。

よく似た雑草で同じキク科のオオアレチノギクがあり、こちらも繁殖力の強い外来種です。ヒメムカシヨモギとの違いとすると、分かりやすい特徴に、花の形があります。ヒメムカシヨモギには舌状花(花びら)がはっきりわかるのに対し、オオアレチノギクは花びらがほとんど開いておらず目立ちません。

よく似た種類のこれらは除草方法も同じです。発芽してから開花するまで数か月かかる種類なので、その開花までの時期に低く刈り取れば、確実に数を減らすことが出来ます。

一方で除草剤においては、流通している中でも主流となるグリホサート系除草剤に対して近年抵抗性のある(効果がない)個体が増えてきているため注意が必要です。

 

4位 オオイヌノフグリ(越年草/繁殖:3~4月に開花結実)

春の風物詩の一つでもある雑草ですね。5㎜ほどの小さな青い花を一面に咲かせる越年草です。種子による繁殖力が強く、次々に芽を出します。背丈も低く小さく、数も多いため草取りは大変ですが、指で簡単に引き抜くことが出来ます。できれば芽を出してすぐか、花を咲かせてすぐにこまめに抜き取っておきましょう。

 

 

5位 ナズナ(越年草/繁殖:4~5月に開花結実)

別名ぺんぺん草とも言います。実の部分が三角形で、三味線のバチに似ていることからそう呼ばれます。草丈は20~40㎝ほどで、春に白い小さな花をつけます。秋から初春までの期間は、タンポポに似たロゼット(短い茎から地面に張り付くように放射状に葉が広がった形)の状態で越冬し、暖かくなると茎を伸ばし花を咲かせます。開花前のロゼットの状態で抜くのが理想ですが、茎が非常に短いため抜きにくいので、鎌を使用して土ごと根元からかき取りましょう。

 

 

2.      多年生雑草

多年生雑草は、一年生雑草と違い明確なライフサイクルがなく、基本的に「一度生えると、何年も生き続ける雑草」になります。

地上部が何年も枯れずに生き続けるものや、地上部が枯れても、地下の根や茎が生きていて、条件が整うとまた伸びて地上に芽を出すものもいます。一年生雑草とは違い種だけに頼らない繁殖特性(栄養繁殖)も持つため、抜いても抜いてもまた生える…とにかくしつこく根絶が難しい雑草です。

 

多年生雑草の分類

・単立型

多年生雑草は繁殖特性からさらに3つの型に分類されます。

単立型は、太い根を張り、地ぎわの太く短い茎にたくさんの芽を出し株を作る種類です。地上部が刈り取られても地ぎわの芽から再生します。地上部が衰えても根に栄養分を蓄えていますので、そこからまた再生します。代表的なものにタンポポやオオバコなどがあります。

 

・地表ほふく型

地表ほふく型は、地表もしくは地中の浅いところを茎が這い、茎の節から芽や根を出して繁殖します。シロツメクサやカタバミなどがあります。

 

・地下拡大型

地下拡大型は土の中で横に拡げた根茎からさらに新しい茎を出して繁殖します。抜いても抜いても地中に残った根茎からまたすぐ生えてくるため、最も厄介な種類です。スギナやドクダミなどがあります。

≪除草のコツ≫

ポイント1.  多年生雑草は“根絶やし”が鉄則!!

どんな除草方法でも共通して言えることとして、多年草は地下の根や茎からまるごと絶たないといけないということです。

理由は、地下の根茎や球根が残るとまたそこから再生してくるためです。

しかし現実問題として、種類によっては茎が細くちぎれやすかったり、地中深くで横へ横へと地下茎を伸ばして範囲を広げる地下拡大型タイプも存在し、完全に取り除くのが非常に難しい種類なのです。

 

ポイント2.  光合成の阻害

どうしても手で抜く場合は、地上部はしっかりと除草し、再生してきたらまたすぐに抜くことを根気強く繰り返してみましょう。そうすることで光合成が阻害され、根茎が地中で養分を蓄えられず徐々に弱っていくため、数年で生えてこなくなります。

時間と手間はかかりますが、除草範囲が狭かったり数が少ない場合はこの方法が一番手軽です。

 

しかし手作業では限界があるため、広範囲で多年生雑草が繁殖したお庭をきれいにしたい場合は根まで枯らすタイプの除草剤の使用を検討するのも一つの手です。

 

また一年生雑草と共通して、種子によっても繁殖するため、種が落ちる前に除草する必要もあります。

 

一年生雑草以上に完全駆逐は難しいので、やはり数年かけて数を減らしていくモチベーションが大切です。

また、お庭で栽培している植物や野菜がある場合は除草剤の使用が難しくなるため、育てている植物よりも草丈が高くなる(日光を奪う)雑草や、背の高い植物に巻き付くつる草類など、生存競争に長けた種類から優先的に抜いていくと効率よくお庭の環境を整えることが出来ます。

 

宮前区 多年生雑草BEST5(マサキホーム調べ)

※宮前区・青葉区・高津区など弊社施工エリアで実際によく見かける雑草をもとにランキング化しています。

 

1位 ドクダミ(多年草/根茎で良く増える/繁殖:5~6月に開花するが種子は少ない, 根茎で良く増えるため年中繁殖可能)

独特の匂いが強く、お茶としてもよく知られる薬草です。半日陰で多湿な環境を好みます。無毛のハート形の葉を持ち、初夏に白い可愛らしい花を咲かせます。ドクダミは地下拡大型で、手で抜こうとしても茎が途中で切れてしまい、一旦繁殖すると、完全に取り除くのはまず不可能です。開花前に地上部の葉や茎をこまめにかき取り、光合成を阻害することで少しずつ地下部の根茎を弱らせ、数年かけて根気強く数を減らしていきましょう。ただ、手作業だとどうしても臭いが手につきます。ねじり鎌などの除草ツールを使用すると良いです。匂いがどうしても苦手な場合や早く根絶させたい場合は除草剤を使用して根茎から枯らす方が良いかもしれません。

 

2位 スギナ(多年草/地下拡大型/根茎でよく増える/繁殖:3~4月にツクシを出し胞子でも増える)

スギナは他の植物と違い、花を咲かせません。なぜなら、スギナは種で増える種子植物ではなく胞子で増えるシダ植物だからです。みなさんの良く知っている春の風物詩、ツクシがその正体です。スギナは地下拡大型で根茎が地中深く長く伸びるので、そのすべてを取り除くことはほぼ不可能です。繁殖力も非常に強いので、根絶はとても難しい種類になります。ドクダミと同様に、緑色の地上部をこまめに抜き取り、数年かけて根気強く除草しましょう。ただ、除草に何年もかけていられない場合はスギナにも強い効果のある除草剤もありますので、そちらをお勧めします。

 

3位 カタバミ(多年草/地表ほふく型/種子で良く増える)

ハートの形の3枚の葉からなり、クローバー(シロツメクサ)とよく間違えられます。

茎は地面を這って横に広がる地表ほふく型で、草丈は1~5㎝ほどになります。葉の色は緑や赤紫色をしており、真冬以外は季節を問わず黄色の小さな花を咲かせます。

幼苗の時は指で引っこ抜き、茎が広がっている場合はねじり鎌などで土と一緒に根からかき取りましょう。種でよく増えるため、種をつける前(開花前など)に取り除くのが良いです。ただし、茎が非常に細く切れやすい種類なので、茎をすべてかき取ることはほぼ不可能です。短期間で除草したい場合と根絶を求める場合は、除草剤や防草シートの使用をお勧めしますが、除草剤が使用できない場合は茎が弱っていくまで再生した地上部を根気よく抜くことを繰り返しましょう。

 

※注意 紫色の花を咲かせるムラサキカタバミは、ほふく茎ではなく、地下にある鱗茎という養分を蓄える器官(球根のようなもの)によって成長します。よって、地下深くまで掘り起こし、鱗茎を取り除く必要があります。花の色によって対処が変わるので注意しましょう。

 

 

4位 シロツメクサ(多年草/地表ほふく型/種子で良く増える/開花結実:4~7月)

いわゆる“クローバー”のことです。カタバミと同じように3枚の葉からなる植物で、白い花を咲かせ、種でもほふく茎でも増えます。芝生によく紛れて生えている雑草です。除草方法は、カタバミと同じく、結実前(春先)に株元をねじり鎌等を使って土ごとかき取りましょう。芝生に生えている場合は地表の茎が芝生と絡んで完全に取り除くのが困難なため、早めに除去したい場合はMCPPなどの芝生用除草剤の使用がおすすめです。

 

 

5位 セイヨウタンポポ(多年草/単立型/種子で増える/開花結実:年中、特に4~6月)

私たちがよく目にするタンポポは明治時代に日本に入ってきた外来種のセイヨウタンポポです。ロゼットの状態で生えているのが特徴です。葉はギザギザとしており、黄色い花を咲かせます。種は綿毛によって遠くまで飛ばすことが出来るので、広範囲に繁殖することが可能です。

タンポポは、茎は非常に短いですが、根が非常に深く太いのも特徴です。この根が厄介で、地中で残すとそこから芽が出て再生する場合もあります。大きな株だと完全に取り除くのは難しいです。綿毛になる前に取り除くことを繰り返し、時間をかけて根絶していくしかありません。ねじり鎌よりも軽い力でなるべく深くまで抜ける、テコ付きの草抜きが便利です。

 

【番外編】

ヤブガラシ(多年草/地下拡大型/繁殖:6~8月に開花結実)

ランク外ではありますが、かなり厄介でお困りの方が多かったのでご紹介します。

ヤブガラシはフェンスや生垣のあるお家ではよく見かける繁殖力の強いつる性植物の雑草です。つるだけでも厄介なのに、地下茎も伸ばすため、冬に地上部が枯れても根茎が越冬し暖かくなったころにまたつるを伸ばし始めます。3~5枚に分かれた葉を出し、黒く小さい実をつけます。つるは太く成長速度が非常に早いため、あっという間に覆われてしまいます。

つる植物は除草が非常に難しく、無理に取ろうとすると絡まれている樹木を傷つけてしまいますし、除草剤を使用すると樹木も枯らしてしまいます。まずは地表近くの低い位置で茎を切断し、つるが枯れるのを待ったあと、細かく切って取り除くのがおすすめです。切っても地中から次々と再生してくるため、根気強く刈り取って地下茎が弱るのを待つか、即効性を求めるならば、樹木にかからない範囲で、根まで枯らす移行性の液体除草剤を使用するのが良いでしょう。

 

 

まとめ

雑草対策で大切なのは、「とりあえず抜く」のではなく、雑草の種類や繁殖方法に合わせて適切な方法を選ぶことです。

一年生雑草は種をつける前の除草、多年生雑草は地下の根や根茎を弱らせることがポイントになります。また、一度除草しても新たな種が飛来したり、地中に残った種や根茎から再び発生したりするため、継続的な管理が欠かせません。

ご自宅のお庭に合った除草方法を選び、必要に応じて防草シートや砂利敷きなどの防草対策を組み合わせることで、草取りの負担は大きく軽減できます。

マサキホームでは、お庭の状況に合わせた除草・防草工事のご提案も行っております。雑草でお困りの方は、ご相談だけでも大丈夫ですので、お気軽にお問合せください。

 

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