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雨樋の役割・種類・修理費用・交換時期までプロが徹底解説!住まいを守る重要な設備とは?

皆さんこんにちは!川崎市宮前区のマサキホームです。

突然ですが、ご自宅の「雨樋(あまどい)」をじっくり見たことはありますか?

外壁や屋根は目に付きやすいため、汚れや傷みが気になる方も多いと思います。しかし、雨樋は軒先に設置されているため普段はあまり意識されることがなく、不具合があっても気付かないまま過ごしてしまうケースが少なくありません。

「雨の日に雨樋から水があふれている」
「一部が外れてぶら下がっている」
「風が吹くとガタガタ音がする」

このような症状は、雨樋から発せられているメンテナンスのサインかもしれません。

「雨樋くらいなら多少壊れていても大丈夫」と思われがちですが、実は雨樋は住まい全体を守る重要な設備です。小さな不具合を放置したことで、外壁や基礎、さらには雨漏りへと被害が広がってしまうケースも珍しくありません。

近年ではゲリラ豪雨や大型台風が増え、一度に大量の雨が降る機会も多くなっています。そのため、これまで問題なく使えていた雨樋でも、排水能力が追い付かずトラブルが発生することがあります。

この記事では、

  • 雨樋の役割
  • 雨樋の種類や構造
  • 劣化する原因
  • 修理や交換が必要なタイミング
  • 費用相場
  • 火災保険が利用できるケース

まで、専門業者の視点から分かりやすく解説します。

これから住宅のメンテナンスを検討されている方や、雨樋のことでお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。

 

 

雨樋とは?

雨樋とは、屋根に降った雨水を集め、安全に地面や排水設備まで流すための設備です。

住宅の軒先に横向きに取り付けられている「軒樋(のきどい)」と、外壁に沿って縦方向に設置されている「縦樋(たてどい)」を組み合わせることで、屋根全体に降った雨水を効率よく排水しています。

一見すると単純な構造に見えますが、実際には屋根の面積や勾配、地域の降雨量などを考慮して設計されており、住宅ごとに最適なサイズや配置が決められています。

つまり雨樋は、「雨水を流すだけ」の設備ではなく、住宅全体を雨水から守るために計算された排水システムなのです。

 

 

雨樋がないと住宅はどうなる?

もし住宅に雨樋が設置されていなかったら、屋根に降った雨は軒先全体から滝のように流れ落ちます。

例えば、一般的な30坪前後の住宅では、屋根面積は100㎡前後あります。
ここに1時間で30mmの雨が降ると、

3,000リットル(約3トン)

もの雨水が屋根へ降る計算になります。

 

これは家庭用のお風呂約15杯分にもなる大量の水です。
この水がすべて軒先から直接落ちてきたらどうなるでしょうか。

まず、外壁へ大量の雨水が跳ね返り、塗装の劣化が早まります。

さらに地面では泥が飛び散り、基礎や外壁の汚れが目立つようになります。

また、基礎周辺に大量の雨水が集中することで、土が削られたり、湿気がこもりやすくなったりすることもあります。

つまり雨樋は、「雨水を流す設備」であると同時に、住宅を守る設備」でもあるのです。

 

 

雨樋の4つの役割

① 外壁を雨水から守る

雨樋の最も大きな役割は、外壁へ雨水が直接当たることを防ぐことです。

外壁塗装には防水性がありますが、常に大量の雨水が当たり続けることを想定しているわけではありません。

雨樋が正常に機能していれば、屋根の雨水は決められた経路で排水されます。

しかし雨樋が詰まったり破損したりすると、水があふれて外壁を伝い、雨だれ跡やコケ、カビの原因になります。

特に北側の外壁は日当たりが悪く乾きにくいため、一度湿気が溜まると美観だけでなく耐久性にも影響を及ぼします。

 

② 基礎を守る

住宅の基礎は建物全体を支える最も重要な部分です。

雨樋が正常に機能している場合、雨水は排水管や雨水桝へと流れます。

しかし、雨樋が壊れていると基礎の近くへ大量の雨水が落ち続けます。

すると、

  • 土が削られる
  • 水たまりができる
  • 地盤がぬかるむ
  • 雑草が生えやすくなる

など、さまざまな問題が起こります。

すぐに建物へ影響が出るわけではありませんが、長年放置することで住宅寿命を縮める原因になることもあります。

 

 

③ 雨漏りを防ぐ

「雨漏り=屋根が原因」と思われる方は多いですが、実際には雨樋の不具合がきっかけになるケースも少なくありません

例えば落ち葉が詰まり、雨水が行き場を失うと、本来流れるはずの水が軒先から逆流します。

その結果、

  • 軒天へ水が回る
  • 破風板が傷む
  • 野地板が腐食する

など、屋根周辺の木部が徐々に傷んでしまいます。

木材は一度腐食が始まると元には戻らず、補修範囲も大きくなりやすいため、早めの対応が重要です。

 

④ 建物の美観を保つ

雨樋は住宅の見た目にも大きく関わっています。

排水が正常に行われていれば、外壁へ雨だれが付きにくく、美しい外観を長く維持できます。

反対に雨樋が詰まっていると、

  • 黒い雨だれ跡
  • コケや藻
  • 外壁の変色

などが発生しやすくなります。

せっかく外壁塗装をしても、雨樋が原因で汚れが目立ってしまっては非常にもったいありません。

外壁を長持ちさせるためにも、雨樋の定期的な点検は欠かせないメンテナンスの一つと言えるでしょう。

 

 

雨樋は「目立たないけれど最も働いている設備」

住宅設備には屋根や外壁、窓、雨戸などさまざまなものがありますが、その中でも雨樋は365日休むことなく建物を守り続けています。

普段は目立たない存在ですが、大雨の日には大量の雨水を受け止め、建物へ悪影響を与えないよう排水しています。

だからこそ、不具合が起きた際には「まだ大丈夫」と放置するのではなく、早めに点検・補修を行うことが住宅を長持ちさせるポイントです。

次章では、意外と知られていない**「雨樋の構造や種類」**について詳しく解説していきます。

 

 

雨樋の構造や種類を詳しく解説

雨樋は単に一本の樋が付いているだけではありません。

実際には、さまざまな部材が組み合わさることで効率よく雨水を排水できる仕組みになっています。

それぞれの役割を知ることで、不具合が起きた際の原因も理解しやすくなります。

 

雨樋の構造と各部名称

軒樋(のきどい)

軒樋は、屋根の軒先に横方向に設置されている雨樋です。

屋根全体から流れてきた雨水を最初に受け止める重要な役割を担っています。

雨樋というと、多くの方がこの軒樋をイメージするでしょう。

住宅によって長さや大きさは異なりますが、雨水がスムーズに流れるように、わずかな勾配(こうばい)が付けられています。

この勾配はほんの数ミリ程度ですが、とても重要なポイントです。

勾配が小さすぎると雨水が流れず、大きすぎると一部に水が集中してしまいます。

専門業者は水平器やレーザーなどを使用しながら、適切な勾配になるよう施工しています。

 

集水器(しゅうすいき)

 

集水器は、軒樋に流れてきた雨水を縦樋へ送るための部材です。

住宅の角などに設置されており、雨樋の中でもゴミが集まりやすい場所になります。

落ち葉や泥、鳥の巣などが詰まると雨水があふれやすくなるため、定期的な点検が欠かせません。

大雨の日に集水器から滝のように水があふれている場合は、内部で詰まりが発生している可能性があります。

 

縦樋(たてどい)

縦樋は、集水器から流れてきた雨水を地面まで運ぶための樋です。

外壁に沿って設置されているため、比較的目につきやすい部分でもあります。

縦樋は強風や飛来物の影響を受けやすく、台風後に外れたり割れたりするケースも少なくありません。

また、自転車や脚立などをぶつけて破損してしまうこともあります。

 

エルボ

エルボは、縦樋の向きを変えるための曲がった部材です。

住宅の凹凸や屋根形状に合わせて取り付けられており、90度や45度などさまざまな角度があります。

実は雨樋の中でも破損しやすい部材の一つで、物が当たった衝撃などで割れてしまうことがあります。

 

支持金具(受け金具)

支持金具は、雨樋を固定するための金具です。

この金具がしっかり固定されていることで、雨樋は強風や大雨にも耐えることができます。

しかし築年数が経過すると、

・サビ
・ビスの緩み
・変形

などが起こり、雨樋が傾く原因になります。

特に昔の住宅では鉄製金具が多く使用されているため、サビによる交換工事も珍しくありません。

 

 

雨樋にはどんな種類がある?

「雨樋はどれも同じ」と思われる方も多いですが、実は住宅によってさまざまな種類があります。

近年はデザイン性や排水能力も重視されており、住宅に合わせて選ばれています。

 

半丸雨樋

昔から最も普及している形状です。

文字通り半円形をしており、多くの戸建住宅で採用されています。

メリット

・価格が比較的安い

・施工しやすい

・交換部材が手に入りやすい

・昔から施工実績が豊富

デメリット

・角樋に比べると排水量は少ない

・デザインはやや昔ながらの印象

現在でもコストパフォーマンスが高く、多くの住宅で採用されています。

 

角樋

最近の住宅で増えているのが角樋です。

四角い形状をしており、シンプルでスタイリッシュな外観が特徴です。

実は同じ幅でも内部の容量が大きく取れるため、半丸雨樋よりも排水能力に優れている製品が多くあります。

そのため、近年増えているゲリラ豪雨への対策として採用されるケースも増えています。

メリット

・排水能力が高い

・デザイン性が高い

・モダン住宅によく似合う

デメリット

・半丸より価格が高い

・部材によっては交換費用も高くなる

 

大型雨樋

近年注目されているのが大型雨樋です。

一般住宅だけでなく、

・アパート

・マンション

・店舗

・大型住宅

などにも採用されています。

従来よりも断面積が大きいため、大雨でも雨水があふれにくいという特徴があります。

気候変動による豪雨対策として、新築住宅でも採用例が増えています。

 

 

雨樋の材質ごとの特徴

続いて、雨樋に使われる主な材質を見ていきましょう。

 

塩化ビニル(塩ビ)

現在最も普及している材質です。

ほとんどの戸建住宅で採用されています。

メリット

・価格が安い

・軽量

・加工しやすい

・交換部材が豊富

デメリット

・紫外線で劣化する

・寒暖差で割れることがある

とはいえ耐久性は十分高く、適切なメンテナンスを行えば20年以上使用できるケースも珍しくありません。

 

ガルバリウム鋼板

屋根材として有名ですが、雨樋にも採用されることがあります。

耐久性が高く、金属ならではのシャープなデザインが魅力です。

ただし傷が付くとサビが発生する可能性もあるため、定期的な点検が必要です。

 

アルミ

アルミ製は軽量でサビに強く、高級住宅で採用されることがあります。

価格は高めですが、美しい外観が長く維持できます。

 

ステンレス

非常に耐久性が高く、サビにくい材質です。

工場や公共施設などで採用されることもありますが、一般住宅では比較的少数派です。

 

寺院や神社、歴史的建造物などで見かけることが多い材質です。

施工当初は美しい銅色ですが、年月とともに深みのある緑青(ろくしょう)へと変化していきます。

非常に耐久性は高いものの、高価なため一般住宅で採用されることは多くありません。

 

 

川崎市・横浜市で雨樋トラブルが増えている理由

近年、川崎市や横浜市では短時間で大量の雨が降る「ゲリラ豪雨」が増えています。

さらに、台風シーズンには強風による飛来物で雨樋が破損するケースも少なくありません。

 

住宅街では屋根よりも雨樋の方が飛来物の影響を受けやすく、

・雨樋が外れる

・縦樋が割れる

・支持金具が曲がる

・集水器が破損する

といった被害が多く見られます。

 

また、公園や街路樹が多い地域では落ち葉が雨樋に詰まりやすく、オーバーフローによる外壁汚れや軒天の傷みにつながることもあります。

「雨の日だけ水があふれる」「台風以降、雨音が変わった」と感じたら、早めに点検を受けることをおすすめします。

本章では、雨樋が劣化する原因や、放置すると住宅にどのような被害が起こるのかを詳しく解説します。

 

雨樋が劣化する7つの原因

「雨樋は一度取り付ければずっと使える」と思われることがありますが、実際には屋根や外壁と同じように、年月の経過とともに少しずつ劣化していきます。

特に近年はゲリラ豪雨や大型台風の増加など、住宅を取り巻く環境も大きく変化しており、以前よりも雨樋への負担は大きくなっています。

ここでは、雨樋が劣化する主な原因についてご紹介します。

 

① 紫外線による経年劣化

現在、多くの住宅で使用されている雨樋は塩化ビニル製です。

軽量で耐久性にも優れていますが、長年紫外線を浴び続けることで少しずつ硬化し、柔軟性が失われていきます

新築当初は弾力があった雨樋も、築20年前後になると割れやすくなり、小さな衝撃でも破損することがあります。

色あせや表面のツヤがなくなってきた場合は、劣化が進んでいるサインの一つです。

 

② 台風や強風による破損

近年、最もご相談が多いのが強風による被害です。

台風だけでなく、春一番や突風などでも雨樋が破損するケースがあります。

例えば、

  • 飛んできた木の枝が当たる
  • カーポートの屋根材が飛来する
  • 強風で支持金具が曲がる
  • 縦樋が外壁から外れる

といった被害は決して珍しくありません。

台風の翌日に現地調査へ伺うと、雨樋だけが外れている住宅を見かけることも多くあります。

一見すると小さな破損でも、そのまま放置すると次の大雨で雨水があふれ、外壁や軒天を傷める原因になります。

 

③ 落ち葉や土による詰まり

庭木がある住宅や、公園・街路樹の近くでは落ち葉が雨樋へ入り込みやすくなります。

最初は少量でも、雨と一緒に流れてきた土や砂が溜まり、そこへさらに落ち葉が引っ掛かることで、少しずつ詰まりが大きくなっていきます

雨の日になると、

一部分だけ滝のように水があふれている

という状態で初めて気付く方も少なくありません。

特に集水器付近は詰まりやすいため、定期的な点検・清掃がおすすめです。

 

④ 積雪による変形

神奈川県では雪の多い地域ではありませんが、数年に一度の大雪で雨樋が変形するケースがあります。

雪は見た目以上に重く、軒先へ積もった雪の重みで雨樋が下方向へ引っ張られてしまいます。

すると、

  • 雨樋が波打つ
  • 支持金具が曲がる
  • 勾配が変わる
  • 雨水が流れなくなる

といった不具合が起こります。

雪が解けた後もそのまま放置されることが多いため、翌年の梅雨時期に初めて異変へ気付くケースもあります。

 

⑤ 支持金具の劣化

雨樋そのものではなく、支えている金具が劣化することもあります。

特に築20年以上経過した住宅では、

  • サビ
  • ビスの緩み
  • 金具の変形

などが原因で雨樋が垂れ下がることがあります。

金具一本の問題でも、雨樋全体の勾配が狂い、水が流れにくくなるため注意が必要です。

 

⑥ 地震や建物のゆがみ

大きな地震の後や、長年の地盤沈下によって建物がわずかに変形すると、雨樋にも影響が出ることがあります。

「雨樋は壊れていないのに、水だけ流れない」という場合は、勾配が変わってしまっている可能性も考えられます。

 

⑦ 施工から20年以上経過している

雨樋の耐用年数は使用環境によって異なりますが、一般的には20〜30年前後が交換の目安とされています。

もちろん、20年経ったら必ず交換というわけではありません。

しかし、

  • 部分補修を繰り返している
  • あちこちにひび割れがある
  • 雨樋全体が変色している

といった状態であれば、一度専門業者へ点検を依頼することをおすすめします。

雨樋を放置するとどうなる?

「少し外れているだけだから大丈夫」
「雨の日だけだから気にしていない」

そう思って放置される方も少なくありません。

しかし実際には、雨樋の不具合が原因で思わぬ修繕工事へ発展するケースがあります。

 

ケース① 軒天が腐食してしまった事例

以前ご相談いただいたお客様のお宅では、

雨の日だけポタポタ音がする

というお問い合わせがありました。

現地調査を行ったところ、集水器が落ち葉で詰まり、雨水が軒天側へ逆流していました。

軒天の内部には長期間水が回っており、下地の木材まで腐食が進行。

結果として、

  • 雨樋清掃だけでは済まず
  • 軒天張替え
  • 下地補修
  • 塗装工事

まで必要になってしまいました。

もし数年前に清掃を行っていれば、数万円程度で済んだ可能性もあります

このように、小さな詰まりが大きな修繕工事へ発展することは決して珍しくありません。

 

 

ケース② 外壁が雨だれで黒く汚れてしまった事例

別のお客様では、

外壁の一部分だけ黒く汚れている

というご相談がありました。

調査すると、雨樋の継ぎ目が割れており、雨が降るたびに同じ場所へ水が流れ落ちていました。

その結果、

  • 黒い雨だれ跡
  • コケの発生
  • 外壁塗装の劣化

が進行していました。

高圧洗浄である程度きれいにはなりましたが、塗膜自体が傷んでいたため、最終的には外壁塗装をご提案することになりました。

 

 

ケース③ 基礎周辺に水たまりができていた事例

雨樋が完全に外れていた住宅では、雨が降るたびに基礎のすぐ近くへ大量の水が落ち続けていました。

長年その状態が続いたことで、

 

  • 土がえぐれる
  • 水たまりができる
  • コケが生える
  • 雑草が増える

という状態になっていました。

建物そのものにすぐ影響が出るわけではありませんが、湿気が多い環境は住宅にとって決して良いものではありません。

こうしたケースでも、早めに雨樋を補修していれば被害を最小限に抑えられたと考えられます。

▶雨樋は「壊れてから直す」ではなく、「壊れる前に点検する」が理想

雨樋は毎日使う設備ではないため、不具合に気付きにくい場所です。

だからこそ、外壁塗装や屋根点検のタイミングで一緒に確認しておくことが重要です。

特に築15〜20年以上経過した住宅や、台風・大雪の後は、一度専門業者による点検を受けることをおすすめします。

小さな補修で済むうちに対応することが、結果的に住宅を長持ちさせ、修繕費用を抑えることにもつながります。

次章では、雨樋の修理方法や交換のタイミング、費用相場について詳しくご紹介します。

 

 

雨樋の修理方法

雨樋の修理方法は、劣化状況や破損の程度によって異なります。

「少し外れているだけだから」と放置してしまうと、被害が広がり修理費用が高額になることもあるため、早めの対応が大切です。

 

部分補修

雨樋の継ぎ目の外れや小さなひび割れ、支持金具のゆるみなど、比較的軽度な不具合であれば部分補修で対応できる場合があります。

例えば、

  • 継ぎ手の交換
  • エルボの交換
  • 支持金具の交換
  • 一部の縦樋交換

などが代表的な工事です。

部材の劣化が一部分だけであれば、必要な箇所だけを交換することで費用を抑えられます。

 

雨樋清掃

雨樋から水があふれている場合でも、原因が落ち葉や泥の詰まりであれば清掃だけで改善するケースがあります。

特に秋以降は、

  • 落ち葉
  • 小枝
  • 鳥の巣

などが集水器や軒樋に溜まりやすくなります。

詰まりを放置すると雨漏りや外壁の汚れにつながるため、庭木が多い住宅では年に1回程度の点検・清掃がおすすめです。

 

全交換

築20〜30年以上経過している住宅や、複数箇所に割れや変形が見られる場合は、部分補修ではなく全交換をおすすめすることがあります。

古い雨樋は、一箇所を直しても別の場所が次々と劣化するケースが少なくありません。

長期的なメンテナンスコストを考えると、全交換の方が結果的に経済的になる場合もあります。

 

雨樋交換を検討するタイミング

次のような症状がある場合は、一度専門業者へ相談することをおすすめします。

  • 雨樋が割れている
  • 雨の日に水があふれる
  • 雨樋がたわんでいる
  • 金具がサビている
  • 雨樋が外れている
  • 築20年以上経過している
  • 台風や大雪のあとに異常が見られる

また、外壁塗装や屋根工事を予定している場合も交換を検討する良いタイミングです。

 

▶外壁塗装や屋根工事と同時施工がおすすめな理由

雨樋工事は、高所での作業になることが多く、建物の高さや工事内容によっては足場が必要になります。

そのため、外壁塗装や屋根リフォームと別々に工事を行うと、それぞれで足場代が発生してしまう可能性があります。

一方で、同時に施工すれば足場を共用できるため、結果的に費用を抑えられるケースが多くあります。

外壁塗装を検討されている方は、ぜひ雨樋の状態もあわせて確認してみましょう。

 

 

雨樋工事の費用相場

工事費用は建物の大きさや雨樋の種類、劣化状況によって異なりますが、一般的な目安は次のとおりです。

工事内容 費用の目安
雨樋清掃 1〜3万円程度
部分補修 1〜5万円程度
支持金具交換 2〜6万円程度
一部交換 3〜10万円程度
全交換 20〜50万円程度
足場設置(必要な場合) 15〜25万円程度

※建物の形状や使用する製品によって費用は変動します。

正確な費用を知るためには、現地調査のうえで見積もりを取ることが大切です。

 

 

火災保険が利用できるケース

「雨樋の修理に火災保険は使えますか?」というご質問をいただくことがあります。

自然災害による破損であれば、補償の対象となる可能性があります。

例えば、

  • 台風による破損
  • 強風で飛来物が当たった
  • 雪の重みで変形した
  • 雹(ひょう)が当たって破損した

などは、契約内容によって補償される場合があります。

一方で、

  • 紫外線による経年劣化
  • 老朽化
  • メンテナンス不足

などは対象外となることが一般的です。

保険の適用可否は契約内容によって異なるため、被害を確認したら早めに専門業者へ相談し、保険会社へ確認することをおすすめします。

 

 

DIYはおすすめできる?

ホームセンターでは雨樋の部材も販売されているため、「自分で直せそう」と思われる方もいらっしゃいます。

しかし、雨樋工事は高所作業となるため、転落事故の危険があります

また、雨樋には適切な勾配が必要です。

勾配が合っていないと、

  • 水が流れない
  • 一部に水が溜まる
  • 雨の日にあふれる

といった不具合が起こることがあります。

安全面と施工品質の両方を考えると、専門業者へ依頼することをおすすめします。

 

信頼できる業者を選ぶポイント

雨樋工事を依頼する際は、価格だけで判断するのではなく、次の点も確認しましょう。

  • 現地調査を丁寧に行ってくれるか
  • 写真を使って状況を説明してくれるか
  • 修理と交換、それぞれの選択肢を提案してくれるか
  • 見積書の内容が分かりやすいか
  • アフターフォローがあるか

「とりあえず全部交換しましょう」と勧める業者ではなく、建物の状態に合わせて最適な方法を提案してくれる業者を選ぶことが大切です。

 

 

よくある質問(FAQ)

Q1. 雨樋の寿命はどれくらいですか?

一般的には20〜30年程度が目安ですが、設置環境やメンテナンス状況によって異なります。

 

Q2. 雨樋掃除は何年に一度必要ですか?

庭木が多い住宅では年1回程度、それ以外でも2〜3年に一度は点検すると安心です。

 

Q3. 雨の日だけ水があふれるのはなぜですか?

落ち葉などによる詰まりや、勾配の不良、雨樋の変形などが考えられます。

 

Q4. 一部分だけ交換できますか?

可能です。ただし、全体の劣化状況によっては全交換をご提案する場合もあります。

 

Q5. 雨樋だけの工事でも足場は必要ですか?

工事箇所や建物の高さによって異なります。平屋や一部補修では不要な場合もありますが、2階部分や全交換では必要になるケースが多くあります。

 

Q6. 雨樋が少し外れているだけなら放置しても大丈夫ですか?

おすすめできません。小さな不具合でも、雨水が外壁や軒天へ回ることで被害が広がることがあります。

 

Q7. 台風のあとに確認した方がいいポイントはありますか?

雨樋の外れや割れ、金具の曲がり、集水器からのオーバーフローなどを確認しましょう。異常があれば早めの点検がおすすめです。

 

Q8. 外壁塗装と一緒に工事した方がお得ですか?

足場を共用できるため、別々に工事するより費用を抑えられるケースが多くあります。

 

まとめ

雨樋は普段あまり目立たない設備ですが、屋根に降った雨水を適切に排水し、外壁や基礎、住宅全体を守る大切な役割を担っています。

小さなひび割れや詰まりを放置すると、外壁の汚れや軒天の腐食、さらには雨漏りなど、大きな修繕工事につながる可能性もあります。

「雨の日に水があふれている」「風のあとから雨樋が傾いている」「築20年以上経っている」といった場合は、一度専門業者による点検を受けてみることをおすすめします。

マサキホームでは、川崎市・横浜市を中心に雨樋の点検・清掃・補修・交換まで幅広く対応しております。

現地調査では、雨樋だけでなく屋根や外壁、軒天など住宅全体の状態も確認し、お住まいに合った最適なご提案を行っています。

「修理で済むのか、それとも交換が必要なのか分からない」という場合でも、お気軽にご相談ください。大切なお住まいを長く安心して暮らせるよう、経験豊富なスタッフが丁寧にサポートいたします。

 

 

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