トタン屋根のうるさい雨音を軽減させるための対策を解説!(2021年8月30日 現場ブログ更新)

こんにちは。川崎市宮前区リフォーム会社のマサキホーム株式会社、自称『釣師カワじいじ』こと川村と申します。

平年に比べ雨の日が多いなか、お客様よりトタン屋根に当たる雨音がうるさくて憂鬱になってしまう。…とのお話しがありましたので、今回は雨や台風のシーズン」など、「トタン屋根」にあたるうるさい雨音を早く抑える対処法からしっかり解決する方法までくわしく解説していきます!

〔トタン屋根ってどんな屋根?〕


まず初めに、そもそもうちの屋根ってトタン屋根なのかな?という方へ解説していきましょう。
古くから多くの建物に使われている波状や平らな屋根で、薄い銅板を亜鉛でメッキで加工したものがトタン屋根です。
今では亜鉛にアルミニウムを加えたガルバリウムとして進化したものが多くの家で使われていますが、古くからのトタンを使っている建物も多く存在しています。
トタン屋根のメリットとしては、なんといっても材料費が安く工期が短いこと、軽いので耐震性が高いこと、継ぎ目が少ないので雨漏りしにくいことなど。
デメリットとしては、薄いので遮音性が低く外の音が聞こえやすいこと、サビが発生しやすいので塗装による定期的なメンテナンスが必要なことなどがあります。

 

1.トタン屋根のうるさい雨音を安く抑える方法4選

トタン屋根に少し工夫をするだけでうるさい雨音を軽くすることができます。
それでは費用順に雨音対策を見ていきましょう。

1-1.いらない布団や毛布を屋根裏から貼り付ける

まずは家にあるもので素早く応急処置したい場合、古い毛布を何枚か屋根の内側から逆打ちで止めて貼り付け、雨の音を軽減する方法があります。
2枚3枚と毛布に充分な厚みがあれば雨音を吸収してくれるので応急処置としては手軽にできる方法でしょう。
出窓や玄関の庇(ひさし)がトタンで雨音がうるさい場合は以下で説明する防音シートが有効かもしれません。

1-2.トタン屋根に人工芝を貼る

人工芝を屋根の上に固定すると雨が直接屋根にあたらず分散されるので雨音がかなり軽減されます。ホームセンターなどでロール状なものが売っています。人工芝を固定するワイヤーのようなものも売っているので屋根の上に数カ所固定します。
安くできる対策方ですが、人工芝は鮮やかな緑色であることがほとんどなので家の外観が大きく変わってしまいます。
また直射日光や雨ざらしにしていると劣化してボロボロになってしまうので貼り直す必要が出てくるのが難点です。

1-3.トタン屋根に防音シートを貼り付ける

遮音シートや吸音シートといって壁紙のように貼るもの、窓に貼るもの、屋根の上に貼るものなどがあります。
室内に貼るものでは遮音材と吸音材を組み合わせることで大きく効果があるとも言われていますが、厚みがないものだとあまり効果が見られないとの声もあるようです。
大きなサイズのものを買う前によくリサーチしておくことをおすすめします。
屋根の上に厚みのあるゴム状のシートを貼るだけでも雨音が吸収されて防音効果がありますが、高いところでの作業になるので知識がある人に依頼することをおすすめします。
デメリットとしては凹凸のある弾力のある素材だと水はけが悪く、コケが生える可能性があります。

1-4.遮音性・防音性のある塗料で雨音を軽減する

こちらは専門業者に依頼するのをおすすめしますが、トタン屋根に遮音性のある塗料を塗ることで雨音を軽減する方法です。
防音性のある塗料というのは塗料が乾いたあとゴム状になり音を吸収するもの、表面に凸凹ができるため雨の反射する面積が増えて音が小さくなるというものです。
メリットは塗り替えをすることでトタン屋根をそのままにサビをカバーできること、外観を損ねずにきれいにできることです。
ただ塗料で出る厚みは限られているので、大きな防音効果としては個人差があるでしょう。

次に、雨音が入りやすい窓に注目してみましょう。

 

2.二重窓に替えて音を遮断する

二重窓は自衛隊のヘリや飛行機の音の防音対策にもなるほどの大きな防音効果が期待できます。
二重窓には高い防音効果だけではなく大きなメリットがあるので紹介しましょう。

①断熱性が高い
二重窓は窓と窓の間に空気の層ができるため外気温が伝わりにくく、断熱性がとても上がります。冬場はとても寒い住まいでも二重窓にすると室温が下がりにくく光熱費を節約できます。

②結露がしにくい
冬は外の気温が下がり外壁や窓ガラスが冷やされ、室内の湿度を含んだ空気が窓ガラス付近で冷やされることで結露が発生します。二重窓にすると窓と窓の空気の層があることで外気の差を軽減します。

③防音性が高い
室内で気になる外の音は壁や屋根でもありますが、隙間ができる窓からの音漏れは大きいもの。もちろん外壁や屋根よりも薄いガラスでは窓自体から音が入ってきてしまいます。二重窓をつけると気密性が高くなり、さらに空気の層が音を遮断してくれます。

ここからは、雨音がうるさいトタン屋根の材質を変えて、根本的に解決する方法を紹介していきましょう。

 

3.トタンから厚みのある屋根にリフォームする方法

根本的に解決する場合は雨音の気にならない屋根材に変えることが一番でしょう。
トタン屋根は塗装などのメンテナンスをしないとサビによって腐食してしまいます。
耐用年数もそれほど高くなく、トタン屋根からガルバリウム鋼板にするケースは多くなっています。トタン屋根はサビが広がりやすい特性があるので、葺き替え(ふきかえ)工法によるリフォームが最適ですが、屋根や下地に痛みがない場合はカバー工法で対応することもあります。

では屋根をリフォームするときのカバー工法と葺き替え工法のメリットデメリットを解説していきましょう。

3-1.カバー工法でリフォームする

「カバー工法」とは今ある屋根の上に新しく屋根を重ね張りする工法です。

【カバー工法のメリット】
・葺き替え工法に比べると費用が安い
・今ある屋根を剥がす手間がないので工期が短い
・二重構造になるので遮音性や断熱性が高くなる

【カバー工法のデメリット】
・二重になることで重くなり建物に負担がかかる

3-2.葺き替え工法でリフォームする

葺き替え工法とは古い屋根を撤去して新しい屋根に張り替える工法です。
古い屋根の下地に不具合がある場合は葺き替え工法が有効です。

【葺き替え工法のメリット】
・古い屋根を剥がすので防水シートの交換ができる
・カバー工法に比べて重量が増えない
外観がきれいになる

【葺き替えのデメリット】
・古い屋根を剥がすため工期が少し長くなる
・カバー工法に比べて費用が高い

3-3.ガルバリウムってどんな屋根?

ガルバリウム鋼板とはアルミニウム、亜鉛、シリコンによってできている建材で、屋根や外壁にも使われています。
屋根に使う場合では瓦屋根の1/6の軽さで建物への負担も少なく、シンプルでスタイリッシュなデザインと高い耐久性で人気があります。

《 ガルバリウム鋼板の特徴 》

①遮音性に優れている
金属性の屋根は雨音がうるさいという声もありますが、断熱材入りではない金属性の屋根のことです。断熱材入りのガルバリウム鋼板は遮音性が高く雨音は小さくなります。

②断熱性に断熱性に優れている
断熱材入りのガルバリウム鋼板を使う場合では他の屋根材に比べて圧倒的に断熱性が高くなります。

③軽いので建物への負担が少ない
ガルバリウム鋼板は瓦屋根に比べると1/6の重さであることからとても軽くい屋根材です。屋根の重さは大きな地震が起きた時、建物の揺れに大きく差が出ます。

➃ひび割れなどが起きにくい
年数が経つとひび割れが起きやすい屋根材はありますが、ガルバリウム鋼板は金属性の屋根材なのでひび割れが起きる心配はありません

⑤断熱材入りと断熱材なしがある
ガルバリウム鋼板には断熱材入りと断熱材なしのものがあります。断熱材入りのものは施工にかかる費用は高くなります。
トタン屋根の気になる雨音は軽減できます。状況や費用によって対策を検討しましょう!

 

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マンションの水道水はタンクに貯めてあるから臭いの?(2021年8月17日 現場ブログ更新)

こんにちは。川崎市宮前区リフォーム会社のマサキホーム株式会社、自称『釣師カワちゃん!』こと川村と申します。

今回は、先日マンションの内装工事を担当したスタッフから、作業中にマンションに入居したお客様より「水道水が臭うような気がする?」とのお話しがあったとの報告がありました。早速「マンションの水道水について」調べてみましたのでお話しいたします。

水道水がまずく感じるのは、マンションに住んでるせいなのでしょうか?
お米を炊いたりスープを作ったりするときは加熱しますが、そのまま飲み水として飲むのはなんだか心配になりますよね。
マンションの水道水はタンクに一度貯めてからそれぞれの家に配水される「貯水槽方式」のもの、貯めずに給水される「直結給水方式」があります。
ではまずい水道水の原因はどこにあるのか、詳しく解説していきましょう。

 

1.マンションの水道水はタンク方式だけではない

マンションの水道水がまずく感じる原因はもしかしたら貯水槽と呼ばれるタンクの水質にあるかもしれません。
マンションの屋上にタンクはあまり見かけないと思いますが、昭和に建てられた団地やマンションでは屋上に給水塔というタンクを設置しているところがあります。
これはいったん高い位置までポンプの力で水を貯めておいて、高低差による重力で各家へと水を配水するためのものです。

(1)昔ながらの貯水槽方式

貯水槽方式とは、排水管からの水を一度貯水槽に貯めてからポンプで加圧して給水する仕組みです。病院、学校、ホテルなどの一度に大量の水を使う施設や災害や緊急時に供給を必要とする施設は貯水槽方式にしなければいけません。

①貯水槽方式のメリット
貯水槽方式のメリットは貯水槽の規模を大きくすることでその建物の規模も大きくすることができます。また断水してしまった場合にも貯水槽に貯めてある水を使うことができます

②貯水槽方式のデメリット
デメリットとしては、貯水槽の衛生状態が悪い場合、水の安全性が損なわれる可能性があります。
このため定期的な点検と清掃が必要なので維持するため管理費用がかかります
また貯水槽には寿命があり、20年から25年ほどで取り替えが必要です。

(2)最近は直結給水方式が主流

直結給水方式は「直圧直結給水方式」「増圧直結給水方式」2種類あります。
「直圧直結給水方式」は水道管の圧力のみで給水を行う方法で、地域や条件によりますが、5階建てまでの給水が可能です。
市区町村によっては水の使用量や最上階の蛇口の位置と水道管の距離が15m以下の高さであることなどの条件もあります。
「増圧直結給水方式」は加圧ポンプの力も加えて給水する方式です。条件によりますが、15階建てまでの建物に対応しています。

①直結給水方式のメリット
直結給水方式のメリットは排水管の水が蛇口まで直接配水されるため新鮮な水が給水されることです。また貯水槽を設置するスペースを確保する必要がないので敷地を有効に使えます。

②直結給水方式のデメリット
直結給水方式のデメリットは貯水槽方式とは逆に災害や緊急時に断水になっても貯められている水がないのですぐには給水されません
貯水槽の衛生管理は義務付けられていて、定期的に専門業者によって清掃されているため安全であると言えますが、節水式の洗濯機や水道などが増えたことで貯水槽に水が止まる時間が長くなったことなどから、直結給水方式に切り替えることが推奨されているようです。

 

2.水道水がまずい原因

水道水はタンクに一度貯められる貯水槽方式と、タンクなどを経由せずに給水される仕組みがあることが分かりましたが、水道水がまずい原因はなんなのでしょうか?

①残留塩素が含まれている
水道の水は美味しく作られているというよりも安全に利用できるかどうかが大事です。
そのため家庭などに供給される水は浄水場で塩素消毒がされています。
塩素消毒をすることによって安全な水が飲めるのですが、わずかに残っている塩素がまずいと感じる原因かもしれません。

②水道管がさびついている
水道管も劣化して錆びつくことがあります。また古い給水管の取り替え工事が近くで行われた場合などにも突然錆臭さを感じることがあるようです。
この場合はしばらく水を出しっぱなしにしておくと改善することがあります。

③貯水槽が汚れている
貯水槽の中に藻が発生したり不純物が侵入してしまったりすると水質に悪影響を与えてしまうことがあります。
ですがこのようなことが内容に衛生管理が義務付けられています。

➃硬度が高い
日本の水は一般的に硬度の低い軟水に飲み慣れていますが、硬度が高い水が出る地域もあり、その水道水をまずいと感じることはあるようです。
人によって感じ方は違いますが、硬度30mg/L前後の水が飲みやすいと言われています。

 

3.まずい水道水は浄水器で解決できる?

まずい水道水をそのまま飲むのは嫌ですが、ミネラルウォーターを買うのは重たいし、ウォーターサーバーも置きたくないですよね。
そこで美味しく水道水を飲めると言われる浄水器ですが、見た目もスッキリ見せるビルトインタイプの浄水器が人気です。

【 浄水器の効果 】

①いやなにおいを取り除く
浄水器の仕組みは製品によって違いはありますが、基本的には水道水はろ材を通って水がろ過されるようになっています。水道水に含まれているゴミや有害物質を取り除いてくれるので、カルキ臭さもなくなり安心して飲めます。

②髪の毛を洗ったときなめらかさを保つ
水道水にわずかに含まれている残留塩素ですが、実は飲むよりも浴びる方が影響がでやすいとも言われています。プールで泳いでいると手や髪の毛がカサカサになったりしますよね。
わずかに含まれている残留塩素でも毎日浴びていると髪の毛がパサパサになってしまうのです。
このことから浄水器を通した水道水で髪の毛を洗うとなめらかさを保ってくれるのです。

③ミネラルウォーターに比べてコスパがいい
ミネラルウォーターを買うと2リットルあたり100円ほど。
またウォーターサーバーは24リットルあたり2500円ほどが目安のようです。
ですがビルトイン浄水器の場合、一度設置してしまえば1年に1回程度のフィルター交換が1万2000円〜程度で済みます

 

4.ビルトイン浄水器とは

ビルトイン浄水器とは蛇口に設置するタイプの浄水器とは違って、水栓と合体しているものです。本体はシンクの下に設置するので、見た目は通常の蛇口と変わらずどこに浄水器があるか分かりません。
基本的にはレバーを操作するだけで浄水に切り替えることができるので手軽においしい水道水が飲めます。
ビルトイン浄水器には通常の水道水と浄水を1つの水栓にまとめたものと、浄水専用になっているものがあります。

①浄水器一体型水栓
1つの水栓で水道水と浄水が使えるのでキッチンがすっきりします。
また今の水栓から取り替えが可能なので穴を開ける必要がありません。

②浄水器専用水栓
浄水器専用なので分かりやすく推薦のデザインがかっこいいものが多いです。
水栓が2カ所になるのでシンクやカウンターに穴を開ける工事が必要になります。

③オールインワンタイプ
本体が水栓にまとまっていて、シンクの下に本体を設置する必要がないので施工が簡単です。
シャワー付きタイプのものが多く、カートリッジ交換が簡単ですが年3〜4回と交換頻度は高めです。

➃浄水器専用の内臓タイプ
本体が水栓にまとまっていて、シンクの下に本体を設置する必要がありませんが、カートリッジが小さいので交換頻度は年3〜4回と高めです。

 

5.まとめ

日本の水道水は厳しい水質基準があり世界一安全と言われています。
ですが、各家庭の蛇口へ届くまでの間に不純物や有害物質が入り込んでしまうこともあります。
築年数の古いマンションに住んでいたり、配管が古くなっているかもしれないと心配であれば、おいしく手軽に水道水を飲めるビルトイン浄水器を検討してはいかがでしょうか。

 

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オートンイクシードの評判がいい理由とは?(2021年8月5日 現場ブログ更新)

こんにちは。川崎市宮前区リフォーム会社のマサキホーム株式会社、自称『釣師カワちゃん!』こと川村と申します。

本題に入る前に先日の釣果を報告させていただきます。今回のターゲットは土用の丑の日に食らう海のウナギ(アナゴ)です。夕方(17:00)頃、防波堤に到着し、明るいうちにポイントをチェック。沖側のテトラポット近くに本陣を構え、暗くなるのを待ち(夜行性)餌をあさりに来る巨大アナゴを釣ったるぞ!。外道(クロソイ・ムラソイ・アイナメ・ドンコ 他)の根魚は次々に釣れましたが、肝心の巨大アナゴはハリスを切られ苦戦!。格闘すること3回目でやっと釣り上げました。

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◎7月23日、船越漁港防波堤で、本命の75cmの「クロアナゴ」と65cmの「マアナゴ」、そして外道の数々をゲット!

まな板が小さすぎて、調理がたいへん! 庭でさばいてます!Σ(・□・;) 

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私語とはこれくらいにして、今回は外壁のつなぎ目に使われているシーリング材「オートンイクシード」についてお話します
外壁のつなぎ目に使われているシーリング材は、経年劣化によってカチカチになったり、ひび割れたりします。

ところが、「オートンイクシード」はプロの外壁塗装業者からもずっと柔らかく劣化しにくいと評判がよく、多くの住宅で使われています。
ではシーリング材「オートンイクシード」の評判がなぜいいのかを詳しく解説していきましょう。

 

1.オートンイクシードの特徴


オートンイクシードのキャッチフレーズは「長期耐久型ハイクオリティシーリング材」とも言われるように、他のシーリング材に比べて、ずっと柔らかくひび割れにくいのが特徴です。
オートンイクシードには新開発された「LSポリマー」という素材が使われていて、経年劣化による硬化を防ぎとても長い間柔らかさを維持します。

1-1.シーリング材が劣化する原因の「可塑剤」を配合していない

オートンイクシードには可塑剤が配合されていません
シーリング材の特徴でもある損傷と劣化の原因は「可塑剤」が流出するための硬化ややせと言われています。
可塑剤とは、柔軟性や耐候性を改良する添加薬品のことですが「可塑」とは柔らかく形を変えやすいという意味があります。


この可塑剤が10年ほどでシーリング材からなくなってしまうためカチカチに硬化、損傷と劣化につながってしまうのです。

1-2.オートンイクシードの耐用年数は20年以上


オートンイクシードの耐用年数は30年とも言われています。
ひび割れたり剥がれ落ちる経年劣化の原因でもある紫外線や熱、水分に対する耐性を調べるために、耐候性試験器(SWOM)という機械で長期間の間テストを受けています。

その結果なんと「6000時間」突破という驚異的な高耐候性があることが実証されています。
一般的なシーリング材は10年ほどで細かいひび割れがたくさん入り、20年ほどで剥がれて落ちてしまっているのに対して、オートンイクシードは30年の間表面に変化が見られませんでした。

また亀裂や剥離がどの程度で起るかを調べる耐久性能試験では「圧縮30%、拡大30% 伸縮繰り返しを4000回」を3サイクル(12,000回)行ったところ結果は以上なし。
一般的なシーリング材は1サイクルで破断がありました。

築年数の古い建物のシーリング材はカチカチでボロボロになってしまうことが多いですが、ずっと柔らかくひび割れないオートンイクシードは革命的なシーリング材と言えるでしょう。

1-3.オートンイクシードの欠点

オートンイクシードは乾燥に時間がかかるのが欠点と言えます。
硬化が早いシーリング材だと3日ほどで乾くものもありますが、オートンイクシードは固まるまでに1週間ほどかかることがあります。
けれどオートンイクシードには「汚れ防止機能」があります。
配合されている「CRオリゴマー」という成分が、シーリング材特有の硬化初期のベタつきを軽減するのでシーリング材の汚れの付着を大幅に抑えてくれます。

また色見本と実際の色が少し違うという声もあるので、プロに判断してもらうのが良さそうです。

 

2.オートンイクシードの色の種類は220色以上

オートンイクシードの色はなんと200色以上あります。
主な色はホワイト、アイボリー、ベージュ、ブラウン、ネイビー、ブラックですが、ホワイトだけでもびっくりするほどのバリエーションがあります。

①ホワイト系
・コットンホワイト
・シルキーホワイト
・ブルーホワイト
・ホワイトパール
・KMキャンドルホワイト
・シュクレホワイト  ほか。
②ブラウン系
・ブラウニーブラウン
・スコーチブラウン
・キャメルベージュ
・ハイグレードブラウン
・Kモイスチャーブラウン ほか。

新色のアンティックグリーンやレイニーブルーなど、微妙な色合いがたくさんあるので迷ってしまうほどです。

 

3.シーリング材の劣化症状と原因

シーリング材は外壁のつなぎ目の目地に充填する防水剤ですが、長い間防水性を維持して雨などが外から入ってくるのを防ぐ必要があります。
けれど様々な劣化症状がでやすい素材でもあり、シーリング材によっては3年程度で劣化してしますものもあります。
ではシーリング材の劣化とはどんな症状なのかを見ていきましょう。

①外壁とシーリング材の間が剥離している
外壁とシーリングにすき間ができてしまっている場合は、プライマーの塗り忘れや塗りムラ、外壁の動きにシーリング材の接着強度が耐えられなかったなどが原因と考えられます。

②シーリング材の真ん中が割れる破断
シーリングの真ん中が縦に切れてしまっている状態は経年劣化によるコーキング材自体の寿命とも言えるでしょう。
このままでは雨などが外壁材の中に入ってしまう可能性が高いです。

③シーリング材の裏に下地が見える
シーリングの下の青い下地が見えてしまってる場合はシーリングの厚みが足りていない可能性があります。
この場合古いシーリング材にボンドブレーカーという絶縁するための素材を貼ってから新しいシーリング材を充填する必要があることも。

➃シーリング材が剥がれ落ちている
シーリング材のくっついている部分と剥がれてぶら下がっている部分があったり、ボロボになってしまっている場合はプライマー不足が考えられます。
シーリング材の防水機能は当然なくなっているので早めに対策をしましょう。

 

4.シーリング材は打ち替えと増し打ちどちらがいい?

シーリング材の充填作業は古いシーリング材の上に新しいシーリング材を充填する「増し打ち」と古いシーリング材を撤去してから充填する「打ち替え」があります。

①打ち替えとは?
打ち替えとは、古いシーリング材をカッターなどで取り除いてから新しいシーリング材を充填する作業のことです。
撤去作業があるぶん少し費用がかかりますが、劣化した部分はなくなるので基本的には打ち替えがおすすめです。

②増し打ちとは?
増し打ちとは、古いコーキング材の上にコーキング材を重ねて充填する作業のことです。
サッシ周りや「入りずみ」といって外壁のつなぎ目同士が突き当たって凹んで見える部分など、構造上古いコーキング材が撤去できない部分は増し打ちが適しています。
またALC外壁の場合は目地の溝が深く、十分な量のコーキング材を充填できるので増し打ちが適していると言えます。
打ち替えや増し打ちは構造上、状態によって判断するということですね。

 

5.シーリング材の先打ち後打ちってなに?

外壁塗装をする時にシーリング材を充填する場合、先にシーリング材を充填してから塗装をする「先打ち」、塗装をしてからシーリング材を充填する「後打ち」があります。
それぞれの工法にはメリット、デメリットがあります。

【シーリング材を先打ちするメリット】
○シーリング材の上に塗装をするので塗膜が紫外線などによる劣化を防いでくれます。
○シーリング材充填する時に外壁につかないようにする手間が省けるので費用が抑えられる。

【シーリング材を先打ちするデメリット】
●シーリング材は柔らかい素材でできていますが塗膜が硬いため、コーキングの上の塗装がひび割れやすい傾向があります。

【シーリング材を後打ちするメリット】
○シーリング材の上に塗装がないのでひび割れの心配はありません。

【シーリング材を後打ちするデメリット】
●シーリング材の上に塗膜がないので紫外線などの外部からの影響を受けやすいでしょう。

先打ちした場合、オートンイクシードは色のバリエーションが豊富なので、外壁塗装の色とシーリング材を近い色にすることができるので、塗膜がひび割れたとしても外観を損なうことはほとんどありません。
また、後打ちした場合でもオートンイクシードであれば紫外線などによる劣化は長期間心配ありません。

 

6.まとめ

シーリング材は効果する性質がある可塑剤が配合されているため経年劣化によってカチカチになりひび割れやすい特徴がありますが、オートンイクシードは可塑剤が配合されていないのでずっと柔らかい状態を保ちます。

このことから耐用年数が30年ともいわれるオートンイクシードの評判がいい理由が分かりますね。

 

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