こんにちは。川崎市宮前区リフォーム会社のマサキホーム株式会社、自称『釣師カワじいじ』こと川村と申します。
平年に比べ雨の日が多いなか、お客様よりトタン屋根に当たる雨音がうるさくて憂鬱になってしまう。…とのお話しがありましたので、今回は「雨や台風のシーズン」など、「トタン屋根」にあたるうるさい雨音を早く抑える対処法からしっかり解決する方法までくわしく解説していきます!
〔トタン屋根ってどんな屋根?〕
まず初めに、そもそもうちの屋根ってトタン屋根なのかな?という方へ解説していきましょう。
古くから多くの建物に使われている波状や平らな屋根で、薄い銅板を亜鉛でメッキで加工したものがトタン屋根です。
今では亜鉛にアルミニウムを加えたガルバリウムとして進化したものが多くの家で使われていますが、古くからのトタンを使っている建物も多く存在しています。
トタン屋根のメリットとしては、なんといっても材料費が安く工期が短いこと、軽いので耐震性が高いこと、継ぎ目が少ないので雨漏りしにくいことなど。
デメリットとしては、薄いので遮音性が低く外の音が聞こえやすいこと、サビが発生しやすいので塗装による定期的なメンテナンスが必要なことなどがあります。
1.トタン屋根のうるさい雨音を安く抑える方法4選
トタン屋根に少し工夫をするだけでうるさい雨音を軽くすることができます。
それでは費用順に雨音対策を見ていきましょう。
1-1.いらない布団や毛布を屋根裏から貼り付ける
まずは家にあるもので素早く応急処置したい場合、古い毛布を何枚か屋根の内側から逆打ちで止めて貼り付け、雨の音を軽減する方法があります。
2枚3枚と毛布に充分な厚みがあれば雨音を吸収してくれるので応急処置としては手軽にできる方法でしょう。
出窓や玄関の庇(ひさし)がトタンで雨音がうるさい場合は以下で説明する防音シートが有効かもしれません。
1-2.トタン屋根に人工芝を貼る
人工芝を屋根の上に固定すると雨が直接屋根にあたらず分散されるので雨音がかなり軽減されます。ホームセンターなどでロール状なものが売っています。人工芝を固定するワイヤーのようなものも売っているので屋根の上に数カ所固定します。
安くできる対策方ですが、人工芝は鮮やかな緑色であることがほとんどなので家の外観が大きく変わってしまいます。
また直射日光や雨ざらしにしていると劣化してボロボロになってしまうので貼り直す必要が出てくるのが難点です。
1-3.トタン屋根に防音シートを貼り付ける
遮音シートや吸音シートといって壁紙のように貼るもの、窓に貼るもの、屋根の上に貼るものなどがあります。
室内に貼るものでは遮音材と吸音材を組み合わせることで大きく効果があるとも言われていますが、厚みがないものだとあまり効果が見られないとの声もあるようです。
大きなサイズのものを買う前によくリサーチしておくことをおすすめします。
屋根の上に厚みのあるゴム状のシートを貼るだけでも雨音が吸収されて防音効果がありますが、高いところでの作業になるので知識がある人に依頼することをおすすめします。
デメリットとしては凹凸のある弾力のある素材だと水はけが悪く、コケが生える可能性があります。
1-4.遮音性・防音性のある塗料で雨音を軽減する
こちらは専門業者に依頼するのをおすすめしますが、トタン屋根に遮音性のある塗料を塗ることで雨音を軽減する方法です。
防音性のある塗料というのは塗料が乾いたあとゴム状になり音を吸収するもの、表面に凸凹ができるため雨の反射する面積が増えて音が小さくなるというものです。
メリットは塗り替えをすることでトタン屋根をそのままにサビをカバーできること、外観を損ねずにきれいにできることです。
ただ塗料で出る厚みは限られているので、大きな防音効果としては個人差があるでしょう。
次に、雨音が入りやすい窓に注目してみましょう。
2.二重窓に替えて音を遮断する
二重窓は自衛隊のヘリや飛行機の音の防音対策にもなるほどの大きな防音効果が期待できます。
二重窓には高い防音効果だけではなく大きなメリットがあるので紹介しましょう。
①断熱性が高い
二重窓は窓と窓の間に空気の層ができるため外気温が伝わりにくく、断熱性がとても上がります。冬場はとても寒い住まいでも二重窓にすると室温が下がりにくく光熱費を節約できます。
②結露がしにくい
冬は外の気温が下がり外壁や窓ガラスが冷やされ、室内の湿度を含んだ空気が窓ガラス付近で冷やされることで結露が発生します。二重窓にすると窓と窓の空気の層があることで外気の差を軽減します。
③防音性が高い
室内で気になる外の音は壁や屋根でもありますが、隙間ができる窓からの音漏れは大きいもの。もちろん外壁や屋根よりも薄いガラスでは窓自体から音が入ってきてしまいます。二重窓をつけると気密性が高くなり、さらに空気の層が音を遮断してくれます。
ここからは、雨音がうるさいトタン屋根の材質を変えて、根本的に解決する方法を紹介していきましょう。
3.トタンから厚みのある屋根にリフォームする方法
根本的に解決する場合は雨音の気にならない屋根材に変えることが一番でしょう。
トタン屋根は塗装などのメンテナンスをしないとサビによって腐食してしまいます。
耐用年数もそれほど高くなく、トタン屋根からガルバリウム鋼板にするケースは多くなっています。トタン屋根はサビが広がりやすい特性があるので、葺き替え(ふきかえ)工法によるリフォームが最適ですが、屋根や下地に痛みがない場合はカバー工法で対応することもあります。
では屋根をリフォームするときのカバー工法と葺き替え工法のメリット、デメリットを解説していきましょう。
3-1.カバー工法でリフォームする
「カバー工法」とは今ある屋根の上に新しく屋根を重ね張りする工法です。
【カバー工法のメリット】
・葺き替え工法に比べると費用が安い
・今ある屋根を剥がす手間がないので工期が短い
・二重構造になるので遮音性や断熱性が高くなる
【カバー工法のデメリット】
・二重になることで重くなり建物に負担がかかる
3-2.葺き替え工法でリフォームする
葺き替え工法とは古い屋根を撤去して新しい屋根に張り替える工法です。
古い屋根の下地に不具合がある場合は葺き替え工法が有効です。
【葺き替え工法のメリット】
・古い屋根を剥がすので防水シートの交換ができる
・カバー工法に比べて重量が増えない
・外観がきれいになる
【葺き替えのデメリット】
・古い屋根を剥がすため工期が少し長くなる
・カバー工法に比べて費用が高い
3-3.ガルバリウムってどんな屋根?
ガルバリウム鋼板とはアルミニウム、亜鉛、シリコンによってできている建材で、屋根や外壁にも使われています。
屋根に使う場合では瓦屋根の1/6の軽さで建物への負担も少なく、シンプルでスタイリッシュなデザインと高い耐久性で人気があります。
《 ガルバリウム鋼板の特徴 》
①遮音性に優れている
金属性の屋根は雨音がうるさいという声もありますが、断熱材入りではない金属性の屋根のことです。断熱材入りのガルバリウム鋼板は遮音性が高く雨音は小さくなります。
②断熱性に断熱性に優れている
断熱材入りのガルバリウム鋼板を使う場合では他の屋根材に比べて圧倒的に断熱性が高くなります。
③軽いので建物への負担が少ない
ガルバリウム鋼板は瓦屋根に比べると1/6の重さであることからとても軽くい屋根材です。屋根の重さは大きな地震が起きた時、建物の揺れに大きく差が出ます。
➃ひび割れなどが起きにくい
年数が経つとひび割れが起きやすい屋根材はありますが、ガルバリウム鋼板は金属性の屋根材なのでひび割れが起きる心配はありません。
⑤断熱材入りと断熱材なしがある
ガルバリウム鋼板には断熱材入りと断熱材なしのものがあります。断熱材入りのものは施工にかかる費用は高くなります。
トタン屋根の気になる雨音は軽減できます。状況や費用によって対策を検討しましょう!
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