電気自動車用充電設備をおうちに設置すると、こんなメリットがあります!(2023年4月24日 現場ブログ更新)

こんにちは、川崎市宮前区リフォーム会社の佐々木です。

今日は、おうちに後付けできる電気自動車の充電設備について紹介します。
2035年までに新車販売で電気自動車100%目標を掲げており、次の車の乗り換えでは、電気自動車を検討される方も多いのではないでしょうか。

大型スーパーや道の駅の駐車場などでよく見かけるように、お出掛け先での充電スポットは、補助金割合が高いこともあり、年々増加しています。
充電設備をおうちに設置すると、たくさんのメリットがあります。ここでは、どんな商品があるのかについてや設置の際の注意点、設置することでえられるメリットについて紹介します。

1.電気自動車用充電設備とは

電気自動車用の充電設備には「普通充電設備」「急速充電設備」の2種類があります。

急速充電設備は、30分~1時間で80%まで充電可能です。
業務用の大型電気機器専用の電力を使用するので、高速道路のSSやガソリンスタンド、スーパーの駐車場に設置されているのがこちらのタイプです。
充電のついでに店舗の利用を促す目的で、無料で使用できるところもあります。

普通充電設備は、家庭用電力である200V電源や100V電源を使用するので、自宅に設置可能です。
充電時間は4~8時間のため、帰宅後から朝まで充電する使用スタイルとなります。

2.充電スポットの現状

全国にある充電スポットは2022年3月時点では、3万基ほどあり、2030年までに全国で15万基の設置を目標とされているので、今後も増えていくことが予想されます。
参考までに、全国のガソリンスタンドは、2022年3月時点で28475軒です。
理論上は30キロごとに1か所充電ステーションがあれば心配ないと言われていますが、地域によって、設置場所にかたよりがあるのが現状です。

新築住宅では、自宅に充電設備を設置した場合にローン金利やローン控除による優遇措置を設けることも提言されており、自宅に充電設備を設置する割合が増えていくと考えられます。

参照:資源エネルギー庁 令和3年度末揮発油販売業者数及び給油所数
内閣府 カーボンニュートラルに向けた EV 普及のための充電器の整備についての提言

3.おうちに設置できる普通充電設備の種類

おうちに設置できる充電設備には下記のような種類があります、使い勝手や設置場所によって、最適なものを選択しましょう。

使い勝手で選ぶ

*ケーブル搭載タイプ ・・・ ケーブルが搭載された充電器で、車載ケーブルを取り出す必要がありません。毎日使用するものなので、利便性を重視したい場合にお勧めです。
*コンセントタイプ ・・・ 車載ケーブルを使って充電するタイプです。最も安価に設置可能です。

設置位置で選ぶ

*壁掛けタイプ ・・・ 家と駐車場(充電する場所)が隣接している場合
*スタンドタイプ ・・・ 家から駐車場(充電する場所)まで距離がある場合

➀壁掛け × ケーブル搭載 タイプ

引用:Panasonic [EV・PHEV充電用] 充電器 ELSEEV hekia S Mode3

ケーブルがついているので、充電時の手間を減らすことのできる商品です。下部にコードを引っかけて収納するため、地面に着かないように少し高めの位置に設置します。
同様のタイプで、カーポートの柱や門柱に設置できる商品も各社から販売されています。
定価 3kw 200,200円 / 6kw 243,100円
工事費用 10万~15万円

➁スタンド × ケーブル搭載 タイプ

引用:Panasonic[EV・PHEV充電用]充電スタンドELSEEV mine Mode3

スタンド式は、設置場所を自由に選べることが大きなメリットです。門柱一体型商品やエクステリアライト一体型の商品も各社より販売されています。
定価 343,200円
工事費用 10万~15万円

③壁掛け × コンセント タイプ

引用:Panasonic 〔EV・PHEV充電用〕カバー付屋外コンセント

本体代金が安価なため、検討しやすい商品です。元々ついている外部コンセントが100V のみの場合は、新たに200V電源を分電盤からつなげる必要があります。
定価11,660円
工事費用 4万円~10万円

➃スタンド × コンセント タイプ

引用:YKK エレポルト 機能門柱1型

どこにでも設置できますが、地中に基礎を埋めて設置するため、本体代金は壁付けよりもかなり高くなります。こちらの商品はアクセントパネルをオプションで選べるので、外壁や外構のイメージに合わせられます。
定価 286,800円
工事費用 10万~15万円

4.おうちに充電設備を設置するメリット

おうちでガソリンの給油ができなくても困らないのと同じように、充電設備は絶対に必要なわけではありません。充電スポットを利用するほかに、おうちに充電設備を設置するメリットについて紹介します。

➀充電の待ち時間がいらない
ガソリン給油に比べて、充電には時間がかかります、急速充電気を使った場合でも30分~1時間必要です。買い物のついでとはいっても、毎回のこととなると時間がもったいなく感じることもあるでしょう。おうちに設置すれば、帰宅してから朝までの自動車を使わない時間に効率的に充電することが可能です。

➁充電場所までの移動が必要ない
お住まいの地域によっては、家の近くやいつも通る道路沿いに充電設備がない場合もあります。おうちで充電できると、充電場所に向かうための時間と電力を節約することができます。

③順番待ちが必要ない
現状、充電スポットで一度に充電可能な台数は数台ずつです。充電しようと向かったスポットで、先に使っている人がいる場合、順番待ちが必要です。急速充電設備でも1台につき、30分以上かかります。充電中は車を置いて出られても、並んでいる間は社内で待機しなければなりません。
お出掛けの予定が大幅に狂ってしまうことも考えられます。

➃充電のついでの余計な出費を防げる
充電に行ったついでに買い物してこようと思っても、買い物が必要なタイミングとぴったり合わないこともあります。充電中になんとなくお店に入ってしまうと、今すぐ必要なもの以外を購入してしまうことや、充電ついでにちょっと外食で済ましてしまおうと考える機会も増えてしまいそうです。
おうちで充電できれば、必要のない外出や余計な出費を防ぐことができます。

5.設置の際のポイント

設置場所を考える際に注意した方がいいポイントについて説明します。

専用ブレーカーが必要な場合や電気料金のアンペア数を上げる必要がある場合がある。
車種によって充電口の場所が異なるので、駐車した時に向く方向に合わせましょう。
夜間以外も充電する機会がある場合、充電コードが人の動線と交差すると足を引っかけて転倒する危険があるので、設置位置を決める場合には動線を考慮しましょう。
可能であれば、バックドアが干渉しない位置に設置できると、使い勝手の良さがあがります。
ケーブルの長さが十分か確認しましょう。差し込みが不十分な場合、火災の原因となる場合もあります。
壁掛けタイプの場合、設置高さに注意しましょう。90~120㎝が使いやすい高さとされています。
オープンな外構にされていて、前面道路に近い位置に設置する場合は、いたずらに注意しましょう。いたずらが抑制できる鍵のつけられる商品も販売されています。

6.まとめ

電気自動車充電設備をおうちに設置するメリットや注意点、商品について解説しました。
設置が絶対必要なわけではないですが、毎日のことなので、おうちで充電できると、より効率的でスムーズなカーライフが過ごせそうです。
電気自動車購入の際やおうちに充電設備の準備を検討されている方は、マサキホームまでご相談ください!

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外壁で防音を施すときに知っておきたい豆知識(2023年4月17日 現場ブログ更新)

こんにちは、川崎市宮前区リフォーム会社の村木です。

近年、住宅やアパート・マンションでは、防音性能の高い住宅が増えていますが、それでも騒音に悩む人は少なくありません。古い住宅やアパート・マンションでは、近くの近隣住宅や隣室、車道から騒音が聞こえてきて困るという悩みを持つ人も多くいます。

そこで、外からの騒音を防ぐために検討したいのが外壁のリフォームや塗装で防音対策をする方法です。

防音グッズでDIYしたい人やリフォームを検討している人の参考になれば幸いです。


1.外壁防音の目的や種類

外壁には防音の機能がある外壁材があり、リフォーム時に高性能なものに切り替えることがあります。

(1)外壁に防音が必要な理由

外にはさまざまな音があふれており、住宅内で快適に暮らすためには、外からの音をシャットアウトする必要があります。

例えば、次のような音です。

・雨風の音
・車の走行音、ヘリコプターの音
・人の声
・犬の鳴き声
・隣家のテレビ音や生活音
・学校や施設の放送音、鐘の音

これらは、家の中で暮らす人にとって騒音となりやすく、外壁材や屋根材で音をできるだけ防ぐことが求められます。外壁が薄い、もしくは防音性能の薄い音を透過する外壁材を使っている住宅・建物は、上記の音が部屋の中までしっかり聞こえてしまう恐れがあります。

(2)防音の種類

外壁の防音には「遮音」と「吸音」の2種類があります。
「遮音」とは、「音を遮(さえぎ)る」ことを意味し、家の中に音が届かないようにする防音の仕組みです。例えば、外壁が音を反射する高い性能がある場合です。
音を外側に反射して、住宅内に音が伝わらないようにします。

また、音が外壁を透過する際に、その音をできるだけ軽減するなどです。
壁が厚い鉄筋コンクリート造(RC造)の住宅では、ある程度の遮音を期待できます。

次に、「吸音」と呼ばれる音を吸収する方法です。音は空気を振動させて伝わり、障害物にぶつかると反射します。しかし、音の波は障害物にぶつかると、音の反射を繰り返して、最終的に人の耳に音が伝わります。そのため、壁や床、天井などの音の反響によって騒音が聞こえやすくなるのです。

例として、住宅業者の下請けが手抜き物件の事故を起こした際に、必要な天井の敷居がなく、隣の部屋の音がダイレクトに伝わってしまうというトラブルが起きるケースです。

音は物理的に遮っていても、壁が薄い、必要な建材が足りていない、壁材の材質が安価すぎるなどの理由で音が透過し、聞こえやすくなります。そして、防音の中でも「吸音」を使った方法は、外壁材の内部にシートを入れるか気泡構造にして音を軽減するのが特徴的です。

音響スタジオでは吸音材が内壁に使われていますが、凸凹の形状をしているのは効率的に吸音し、気泡が音エネルギーの分散を促すためです。部屋の中を音が反響するだけでは抑えられませんが、吸音の気泡の中に音を取り込んで分散する機構があれば、音が壁を通る際に騒音を抑制することができます。

2.防音の工事・リフォームで優先する場所

住宅の防音を実施するには、外壁の性能を上げるか、分厚くするか、二重に外壁をカバー工法で作るかのいずれかが必要です。
特に鉄筋コンクリートにして壁を厚くすれば防音性能を上げることができます。

しかし、どの住宅でも上記のほうが使えるわけではなく、全面改築となれば大きな費用もかかります。
そのため、壁の間に遮音シートや吸音シートを入れる(さらに石膏ボードを重ねる)などの方法が一般的です。ところが、外壁のリフォームで防音性能を高めていても騒音が防げていないことがあります。

その原因としては住宅の各所の隙間から音が入り込んでいるというケースです。音の透過や空気中を回り込んで音が入りやすい場所として、窓、屋根、床、サッシ、換気口の隙間などが挙げられます。

特に壁をどれだけ厚くしても窓が容易に音を透過しているのでは騒音を防ぎきれません。
窓の厚さや防音性能だけでなく、サッシや通気口となる穴などは音を通してしまうからです。

したがって、二重のサッシを構築したり、防音サッシに取り替えたりする方法も外壁リフォームと同時に行う必要があります。
そこで、知っておきたいのが防音リフォームの工法です。

3.防音リフォームの工法

防音リフォームでは、外壁や屋根、窓、床などに工事を施して、建材の入れ替えや補修を行う方法があります。特に断熱工法による防音性能の向上はその1つです。

断熱材として防音効果を期待できる素材は、有名なものに「グラスウール」があります。
繊維状の素材で構成されているため、音を分散する吸音性能があります。

最近では、防音性能の高いセルロースファイバーが床や壁に使用されることがあり、吸音性能の高さで防音目的の新築やリフォーム時に採用されることもあります。上記のように外壁材や内壁材、床材、屋根材など、素材の厚さや断熱素材で建材本来の遮音・吸音性能を頼る方法はよく知られています。一方で、外壁材の上から塗って防音する塗料の性能を生かした塗装方法もあります。

例えば、塗料の塗膜に細かいセラミックを配合して音を反射したり、透過を防いだりする塗料です。


引用:GAINAより

外壁材のリフォームに比べて費用が抑えられることや外壁材の防音効果を高める意味でメリットがあります。

4.DIYで防音グッズによるセルフリフォーム

防音対策では、壁の間に遮音・吸音素材を入れるなど、個人では十分な対策のリフォームが難しいことはよくあります。しかし、防音グッズを使った手軽なセルフリフォームなら可能です。
女性に嬉しいインテリアも兼ねて、部屋の内外に防音を施すことができるでしょう。

以下によく使われるアイテムとその説明をします。

◆遮音カーテン

窓からの音の侵入を防ぐのには遮音カーテンがおすすめです。遮音カーテンは通常のカーテンと同じ形状で、表面にコーティングをして防音性能を高めた製品を指します。基本的には、窓やサッシから入る音を反射して防いで、部屋の中に音が伝わらないようにします。ただし、通常のカーテンより重く、コーティングが剥げるとその部分だけ光が目立つなどの欠点があります。

◆防音フィルム

防音フィルムは、遮音カーテンのようにカーテンの形状にこだわらず、シート状で防音したい場所に貼れる製品です。窓に貼るのが一般的ですが、室内の壁や天井にも貼ることがあります。屋外用として音が反響しないように外に設置する製品もあります。

◆防音パネル

防音パネルは、ボードやパネル状になった防音の壁紙や下地用の製品です。
手軽なものでは壁や床に貼り付けて使用します。下地向けの場合は、リフォーム時に外壁・内壁材や床材の間に入れる使い方です。吸音・防音材として置くだけかビス止めするものもあります。

◆防音シート

防音シートは、防音フィルムほどではないが薄く、遮音・吸音の性能を持つ製品です。防音の基礎的な素材として外壁材の中に入れているケースも多く、直接壁に貼り付けたり、天井裏に重ねたりといった使い方の応用ができます。重さはありますが、ロール状にまとめられるものが多いため、持ち運びもできます。

5.まとめ

今回は、外壁の防音に関するリフォームや対策についてお伝えしました。
防音は正しい知識がないと間違った対策をしてしまい、外からの騒音が上手く防げず失敗することがあります。そのため、音の性質や防音の種類(遮音・吸音の違い)をよく知り、対策を施す場所を見極めて、塗料や外壁材、DIYでは使う製品をしっかり選ぶことが大切です。


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リフォームは事前に細やかな聞き取りをすることで、お客様によりご満足いただけるものになります。
施工の内容についてはもちろん、費用や工事日数など具体的なご相談につきましてもいつでもご連絡ください。また少しでもご不明な点やご心配な点がありましたらお気軽にお問い合わせ頂ければと思います。

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外壁のメンテナンスの必要性とは?時期や方法を解説!(2023年4月10日 現場ブログ更新)

こんにちは、川崎市宮前区リフォーム会社の柳沢です。
昨今は、住宅の外壁材や塗料の品質が高いものを選ぶ人も増えており、家の寿命が伸びる傾向にあります。
しかし、外壁材や塗料の性能に頼り切ってメンテナンスを怠るのは、よくありません。

そこで、メンテナンスが欠かせない理由やタイミング、方法について紹介します。
外壁メンテナンスを検討しているときの参考にしてください。


1.高級な外壁材・塗料だから「メンテナンス不要」は間違い!

新築住宅やビル・マンションの外壁には、予算や目的に応じてさまざまな外壁材が使われています。
なかでも公共施設や外壁に予算を多めに使った新築住宅では、高級な外壁材や塗料を使用しています。
建材の謳い文句の中には「メンテナンス不要」と入っているために、「面倒なメンテナンスがずっと不要になる」と誤解してしまいがちです。

しかし、どれだけ優れた建材や塗料を使用していても、メンテナンスなしで放置できる外壁は基本的に存在しません。
なぜなら、外壁材・塗料には「耐用年数」と呼ばれる素材としてのいわば寿命があり、紫外線や雨風から守れるだけの期間には限界があるからです。

たしかに、高級な外壁材や塗料は耐用年数が長く、中にはメンテナンスを簡単にするもの、一定期間不要となるものは存在しますが、完全にしなくてよいというわけではないのです。

その理由として、外壁材・塗料の強みに隠れた弱点が挙げられます。
どの外壁材・塗料もすべての弱点をカバーできるような建材がなく、塗料であれば、以下のような相反する特徴がそれぞれにあります。

●塗膜が硬かたい分、ひび割れが起こりやすい(シリコン塗料)
●塗膜が柔軟である分、汚れが付きやすい(ウレタン塗料)

以上のように、それぞれの長所短所があるのです。外壁材も同じで素材が異なる場合に違いが出てきます。

●機能が豊富で安価だが、コーキング材の劣化がある(窯業系サイディング)
●防火性に優れている一方で、ひび割れや汚れに弱い(モルタル)

このように、外壁材の違いによってそれぞれに優れている点と気をつけるべき点があります。

2.外壁のメンテナンスはいつ?時期やタイミング

一般的に、10年以上の新築住宅では外壁のメンテナンスが必要です。
しかし、外壁材が置かれている環境や状況によって10年経過していなくても7~8年で早々にメンテナンスが必要となります。

例えば、外壁材として有名なサイディング素材でもメンテナンスの目安は7~20年とばらばらです。
窯業系サイディングでは7〜10年ですが、金属系サイディングや樹脂系サイディングでは長くても15~20年程度と10年の窯業系に対して5~10年ほどメンテナンス時期が伸びます。

また、外壁材は長い耐用年数があっても、塗料は耐用年数が低いことが多く、通常の塗料では10年前後が目安です。高級塗料では20年近く保つ場合もありますが、再塗装がいずれ必要になることや劣化を防ぐための定期的な点検とメンテナンスが必要であることには変わりがないでしょう。


3.メンテナンスが必要な症状の目安

外壁材や塗装(塗料)の点検後にメンテナンス(補修、リフォーム)の必要性を見分けるには、目安として以下の症状が挙げられます。

●ひび割れ(クラック)
●チョーキングの劣化
●カビや苔の発生
●反り
●色あせ
●シーリングの劣化
●塗装(塗膜)が剥がれる

塗装(塗膜)が剥がれている場合は、塗料本来の機能(紫外線の防止や熱吸収、防水、汚れを防ぐ機能)が低下し、外壁材にもダメージが蓄積します。

再塗装などを怠っていると、外壁材の劣化を早めます。
特に「ひび割れ(クラック)」は、外壁において水が入り込んで外壁材に透過するなど危険な状態です。内部の素材から劣化して、耐久性の低下やシロアリの問題などを発生させます。

一度、下地が劣化して交換が必要になると大掛かりなリフォーム作業となるため、期間が長くかかり、コストも大きく跳ね上がります。
なにより、地震が起きたときに外壁材が劣化していると十分な耐震性能が発揮できず、倒壊やひび割れを引き起こす可能性もあります。


4.メンテナンスの方法

メンテナンスの方法としては、症状によって方法が変わってきます。
例えば、「塗装(塗膜)が剥がれる」という場合は、塗装を施すのが基本です。

しかし、ラジカルのような高級塗料は、自分で塗料を確保して塗ることが技術的にも難しい場合があり、再塗装を業者に依頼するなどの必要性が出てきます。

次に、外壁材のメンテナンス方法の各症状に対応した方法を列挙しておきます。

◆ひび割れ(クラック) ⇒ 重ね張り、張り替え
◆チョーキング ⇒ 洗浄と再塗装
◆カビや苔の発生 ⇒ 軽いものは自分で洗って落とす、重度のものは業者による高圧洗浄
◆サイディングボードの反り ⇒ サイディングボードの塗り替え
◆色あせ ⇒ 再塗装
◆シーリングの劣化 ⇒ 外壁シーリングの補修(打ち替え・打ち増し)

ちなみに、張り替えは外壁材をすべて撤去して、新たに外壁材を張り直す方法です。
劣化が大きく進行すると方法が張り替えのみとなります。

一方で、重ね張りは外壁材の上部から新規の外壁材を2重に張る方法です。
短期間で安く施工できますが、外壁の工法によりできない場合や木材の上から金属サイディングを重ね張りしてはいけない場合など、難しいこともあります。

以上を参考に、メンテナンス方法を実行したり、業者に依頼してメンテナンスを進めることを検討します。


5.外壁のメンテナンスが可能な業者の種類

外壁のメンテナンスを実施している会社はいくつかあります。
一般の人でも外観から分かる傷みや劣化があればよいですが、点検時に自分の目だけで探すというのも難しい場合があるのです。

その際は、メンテナンスが可能な業者を活用して、定期点検を依頼し、必要であればメンテナンスにともなうリフォームや補修を実行します。

外壁のメンテナンスができる業者の種類は以下の3つです。

(1)外壁塗装業者

外壁塗装業者は、外壁や塗装を専門にしている施工会社のことです。
中小企業から個人営業まで幅広く、全国チェーン型の地域対応業者も存在します。
ただし、中には訪問販売の手法で高額請求する業者や工事を偽装して手抜きなどで儲ける悪質な業者もいるため、メンテナンスが初めての方は業者選定時に気をつけましょう。

(2)リフォーム業者

次に、リフォーム業者は、リフォームを専門とした幅広い施工を行う会社です。
外壁塗装に限らず、住宅の室内外で水廻りや住居、内壁・外壁をリフォームするお手伝いをします。
必ずしも外壁塗装の経験が豊富というわけではないため、選ぶときは実績などに注目して依頼する必要があります。

(3)大手ハウスメーカー

最後に大手ハウスメーカーのような住宅関連の施工に強い会社が挙げられます。
住宅を注文したハウスメーカーにそのまま定期点検やメンテナンスが任せられます。
しかし、実際に施工をするのは下請け業者となるため、依頼した側が業者を選べないことが多いのが難点です。


6.まとめ

今回は、外壁のリフォームに関連して、メンテナンスの必要性やタイミング、方法などについてお伝えしました。

外壁の耐用年数をできる限り伸ばして、住宅の寿命を長くするには、定期点検をして、必要に応じたメンテナンスを施すことが最適です。
下地や基礎の劣化を防ぐためにもメンテナンスを検討しましょう。


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屋根塗装と外壁塗装を同時に行う場合のメリット!同時に塗装するのがお勧めな理由(2023年4月3日 社長ブログ更新)

こんにちは、川崎市宮前区リフォーム会社の山根です。

おうちのメンテナンスは、毎年きちんと手を掛けていても、おおよそ10年に一度のスパンで大型修繕が必要となります。
その中でも、特に金額が大きいのは、屋根と外壁の再塗装です。いっぺんにやってしまった方がいいのか、費用負担を分散させたいから、屋根塗装は来年以降にずらそうか。などと悩まれるケースも多いようです。

同時に再塗装か別々の日程で考えるか。お勧めは、外壁と屋根の塗装は同時に行うことです。同時に塗装を行うと得られるメリットについて解説します。

1.10年目に大幅なメンテナンスが必要となる理由

新築時にハウスメーカーの担当者から「築10年目頃にメンテナンス費用が大きくかかることが多いから、メンテナンス資金は計画的に少しずつ積み立てておいた方がいいですよ」と言われることが多いようです。

毎年のメンテナンス以外に、どうして、10年目に大きな費用が発生するのか不思議に思われた方もいらっしゃると思います。

その理由は、ボイラーに故障や不具合が出やすい時期であること、畳の劣化水回りの不具合、クロスの汚れが目立ってくるなど経年での劣化が目立ち始める時期であることがあげられます。また、5年に一度行う排水管の高圧洗浄や防蟻処理、シーリング、コーキングの打ち換えも行うタイミングも重なるため、大きな費用負担が想定されるのです。

屋根や外壁も10年を目安にした再塗装が推奨されています。

2.屋根の再塗装が必要なサイン

屋根は紫外線や雨風に常に晒されつづけています。なかなか自分で点検することは難しいですが、発見しやすいサインについて紹介します。

➀屋根材が色褪せてきた
塗装の塗膜が劣化の初期症状です。艶がなくなったように感じたり、色が変わったように見えることもすぐに雨漏りを起こすわけではなく、屋根材自体が激しく劣化しているわけではないことが大半です。

➁コケが生える、錆が発生している
上記①の色褪せをそのままにしていると、コケが見られるようになります。塗料の塗膜が著しく劣化して防水性が低下した状態です。そのままにしておくと屋根材自体が劣化してしまうので、早急に対応しましょう。

③触ると指に粉がつく
2階の窓から平屋部分の屋根に触れられる場合に限りますが、塗装部分を触った時に指に粉が付着する場合は再塗装が必要な状態です。チョーキング現象と呼ばれ、紫外線によって塗料の成分が分解されて起こる現象です。

➃屋根材が浮いて見える、割れているように見える
塗装の目安ではありませんが、足場を架けて修理が必要な可能性があります。強風の影響や飛来物の衝突が原因で、屋根材が変形することや、破損することがあります。そのままにしておくと、変形部分の隙間から雨水や害虫が浸入して、屋根の構造材がぬれてしまったり、雨漏りを起こしたり、屋根から壁を伝って家全体に水が回ってしまう場合もあります。

早急に専門業者へ点検を依頼しましょう。

3.外壁の再塗装が必要なサイン

普段からおうちの外壁に変わった点や気になる点がないか、点検するようにしましょう。
下記のような症状を見つけたら、メンテナンスが必要なサインです。

➀色褪せてきた。くすんで見える。
外壁は、東西南北面それぞれに劣化の進行が異なります。色褪せやくすみが気になる場合は、紫外線を浴びづらい北面の外壁や風の当たりづらい方角の外壁と比較してみて下さい。

➁塗膜が浮いている感じがする。膨らんできた部分がある。
ポコポコとした膨らみを発見した場合や塗装が浮いてきた感じを見つけた場合、塗膜が劣化しているサインです。そのままにしていると、膨らみや浮きが徐々に広がってしまう可能性があるだけでなく、その部分から壁内部に水が入ってしまうこともあります。

③ヘアクラックを発見した。
幅0.3mm以下のひび割れをヘアクラックといいます。塗膜がしっかりしている内は、ある程度建物の伸縮に合わせて塗膜も伸縮します。劣化が進むと、建物の動きに対応できず、表面にひびが入るようになります。そのため、ヘアクラックの発生は塗料の劣化を示すサインです。

➃チョーキング現象が起こり始めた。
紫外線によって塗料の中の合成樹脂が分解されてしまい、塗装表面に粉上になった顔料が浮いてしまう現象です。チョーキング現象がみられるときは、塗膜の防水性が低下しているので、再塗装が必要です。

4.外壁と屋根を同時に再塗装するメリット

外壁と屋根の再塗装を同時に行うことで、トータルして考えると時間や労力、コストを削減することができます。具体的には下記のような内容です。

➀トータルでのコストが少なくてすむ
建物と屋根の塗装を同時に行う場合、足場を共有して使います。足場の代金はおおよそ塗装代金の2割ほどを占めています。別々の日程で塗装するよりも、足場代金だけで20万円近いコストを抑えることができます。
また、塗装職人にお願いする日にちもトータルでは少ない日数ですむため、余計な費用が発生せずにすみます。

➁打ち合わせが一度ですむ
外壁と屋根を同時に再塗装する場合、状態の点検を依頼して現状の報告を受けたり、スケジュールを決定したり、といった打ち合わせをいっぺんに進めることができます。
同様に塗装前の近隣挨拶や塗装完了後の点検もいっぺんに終わらせることができます。

③塗料の種類や色の選択の幅が広くなる
元々の色味から違う色味に変えようと思っている場合、屋根と外壁の色を合わせて検討することができます。また、耐久性の高い塗料への変更も取り入れやすく、同等の耐用年数の塗料を選ぶようにすると、次回の再塗装が必要なタイミングも同時に訪れるので、次回以降の塗装サイクルを合わせることができます。

➃トータルすると工事日程も短くてすむ
再塗装はお天気が続く季節に行います。天候によって日程が延びてしまうことはありますが、外壁と屋根の修繕や補修をやり繰りして最小限の延期で抑えることができます。それぞれの工程で必要な乾燥時間を、上手に利用するなど、無駄なくスピーディに塗装工事を進めることが可能です。

 

5.外壁と屋根の再塗装を同時に行うデメリット

トータルするとメリットがあることがわかっていても、別々にやるのに比べると「今」必要となる支出や時間が増えてしまうのがデメリットといえます。

➀コストが高額になることは避けられない。
トータルで考えるとコストが抑えられるとはいっても、一度に支払う金額は高額になってしまいます。

➁どちらかだけ塗装する場合よりも工事日程が長くなる。
こちらもトータルで考えると短縮できるとはいっても、外壁単体または屋根単体の塗装よりも、日数が少し長くなります。

6.まとめ

外壁と屋根の再塗装のタイミングを見逃さないためのサインや、同時に再塗装する際のメリットデメリットについて解説しました。

掛かってくる塗装費用は大きな問題なので、家計のライフプランが許すのであれば、同時に行って少しでもコスト削減することをお勧めします。そろそろ再塗装を検討する時期の方もまだ時期は先だけれど、どのくらい塗装費用を用意しておけばいいのか知りたい方も、まずはマサキホームへご相談ください!

◆リフォームは「マサキホーム」までご用命ください!

リフォームを満足いくものにするためには、事前のヒアリングが重要です。マサキホームでは経験豊富なスタッフが丁寧にヒアリング・施工し、アフターケアも万全!信頼と実績ではどこにも負けません!

施工の内容や工事費用や工事日数、ご不明な点やご心配な点、気になった点はどんな小さなでも遠慮なくお気軽にお問い合わせ頂ければ幸いです。

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