こんにちは。川崎市宮前区のマサキホーム株式会社、自称『釣師ハマちゃん!』こと川村です。
台風シーズンは、雨漏りによる施工依頼が特に多いです。そのなかでも、『雨漏りに気付くのが遅れたり、雨漏りに気付いていても修理をしないで放置状態』にし、家の寿命を短くするだけでなく、お住まいになるご家族への健康被害をもたらす結果にもつながります。
そこで、今回は雨漏り放置による被害減少の一助になればと考え『雨漏り被害の説明・雨漏り発生箇所別ランキングとその原因』等、数回に分け詳しくお話ししていきたいと思います。
雨漏りは、放っておくと被害がどんどん大きくなります。まず知っていただきたいのが、雨漏りの3大被害です。
〔 雨漏りによる家の3大被害 〕
◆家が腐る ・・・ 木造部分が腐り、家の寿命(耐久力)を短くし、家の資産価値を下げます。
◆シロアリに家を食べられる ・・・ 雨が湿っている場所はシロアリの餌食になります。
◆カビによる家具や健康の被害 ・・・ カビが発生し、アレルギー感染症を引き起こします。
それでは、この3大被害について詳しく説明します。
〔被害1〕家が腐る
詳細は下記の弊社施工事例をクリックしご閲覧下さい。
(2)何故、家が腐るの… 腐るとどうなるの?
雨漏りでいちばん多い被害が、建物の木材が腐ってしまうこと。雨水はあらゆる場所から家に浸入します。日光の届かないような家の内側に入りこむことが多く、雨水で濡れた場所は、湿気が多くてジメジメになります。すると、木材腐朽菌が繁殖し腐食がどんどん進みます。
木材腐朽菌は、木材を腐らせる菌で、湿度85%以上・木材の含水率25%以上などの条件がそろうと発生する。セルロースやリグニンなど木材の成分を分解して、木の強度を下げてしまう。鉄骨や鉄筋コンクリートの場合は、サビによって強度が低下します。
雨漏りによる濡れがひどくなると、『天井が抜け落ちる・家が傾く・家が倒れる』などのたいへんな事態になることも。
弊社では、不動さんの業務も遂行しており、国家資格の宅建(宅地建物取引士)を有する担当者に雨漏り被害にあった家の価値について聞くと、『当然、家の安全性や耐震性能は低くなります。その結果、家の資産価値が低下。たとえ新築の家でも、このような雨漏り被害でおどろくほど値下がりしてしまいます。将来家を売るときに、とても損してしまうのです。』との見解でした。
(3)まとめ
結論を言うと、雨水で濡れると木材が腐り、鉄骨がサビます。家が傷み、資産価値が下がります。
〔被害2〕シロアリに家を食べられる
(1)シロアリはどこから侵入してどんな被害をもたらすの?
①シロアリはなぜ雨漏りする家に頻繁に侵入してくるの?
湿気の多い木材はシロアリの大好物。雨漏りで湿気を含んだ家の木材や柱などを食べます。築30年以上の木造住宅では「家の柱が1本まるごとなくなった…!」なんてケースも。また、木材だけではなく、断熱材や電線がかじられることもあります。
②シロアリはどこから侵入を防ぐことはできないの?
結論から言うと… シロアリの侵入を100%防ぐのはムリです。物理的に完璧にブロックしようとしても、ありとあらゆるスキマから侵入してきます。ちなみにシロアリは、『基礎のコンクリー・配管・土間とタイルのスキマ』等、考えられない場所からも侵入できるからです。
③シロアリ被害のサインってあるの?
「なんだか、床がフワフワするなぁ」・「建て付けが悪い気がするなぁ」… こんな場合は、シロアリ被害のサインであることが多いので、早めに調査することをおすすめします。
詳しくは下記の弊社現場ブログをクリックしご閲覧下さい
☞ 現場ブログ 川崎市 シロアリ駆除 木造住宅の天敵 緊急対応
(3)まとめ
湿気の多い木材は、シロアリの大好物。家に湿気が増えると、ジメジメした木材が大好物のシロアリが家に侵入して、家を食べます。
〔被害3〕カビによる家具や健康の被害
(1)雨漏りによるシミを見つけた場合は、カビが繁殖しているケース大?
天井や内壁等にシミができてしまうとカビもできている可能性が高いです。カビは、木材、接着剤、塗料など建築に使われるモノや、空気中の汚れをエサにして増えていきます。壁紙の裏など、見えないところで育つことも多く、雨漏りする家では「クロスを剥がしたら大量のカビがビッシリ…!」ということは、よくあります…。
【豆知識:カビの発生しやすい条件】
・湿度70%以上 (60%以上で活発になり、80%以上で一気に増殖)
・気温20~30度 (25~28度が最適)
・栄養 (ホコリ、汚れ、ダニ、食べカスなど)
【豆知識:絶対にやってはいけない!注意ポイント】
カビを除去しないまま、塗料で上塗りしてはいけません。じつはカビは、塗料に含まれる樹脂などを栄養にして、増えてしまうのです…!
(2)カビが原因で起こる病気(カビ毒に注意!アレルギーや呼吸の病気になることも)
雨漏りがもたらす被害は、住宅だけに限りません。カビによって家族やペットの健康にも悪影響が及びます。カビは湿度の高いところに発生します。人体に悪影響を及ぼすカビはカビ毒と呼ばれ、300以上の種類があります。咳、頭痛、呼吸困難などをはじめ、アレルギー感染症になるケースもありますから、ぜひ注意してください…!怖いのは、カビは目に見えない場所に多いということ。
《 カビが原因で起こる病気と主な症状 》
●気管支喘息・・・呼吸困難・咳。座らないと息ができないことも。ゼイゼイ・ヒューヒュー音がする。
●アレルギー性鼻炎・・・くしゃみ、鼻づまり、鼻水など
●過敏性肺炎・・・発熱、咳、呼吸困難など
また、雨漏りの放置は、シロアリにほか、ダニやネズミなど害虫・害獣を呼んでしまい雨漏りのよる二次被害及ぼすリスクがあります。
《 雨漏り放置による二次被害 》
●ダニ・・・刺されるとかゆい。病原菌や感染症を持っている。
●ネズミ・・・糞害、断熱材で巣を作られる、寄生虫やダルモネラ菌を家に持ち込むことも
大人と子どもなど、年齢や体質によって受ける被害の大きさは変わります。家族(とくに小さなお子さん)やペットの体調変化にも気をつけましょう。雨漏りはシロアリやダニだけではなく、湿気を好む害虫・害獣を引き寄せます。ヒメアリという小型のアリが、湿気の多い壁の中などに巣を作ることも…。シロアリのように木材を食べるわけではないのですが、「キッチンの壁から突然、大量のアリがでてきた…!」と大慌てしたお客さんもいらっしゃいました。
最後までご閲覧いただきありがとうございます。
今回は、雨漏り放置による3大被害!と題しまして『概説』を中心にお話ししましたが、次回は、弊社で工事した雨漏り修理の状況を詳しくお話したいと思います。
雨漏り修理をはじめ、各種リフォームをご希望の方はご相談ください
□■□ お電話でのお問い合わせは □■□
フリーダイヤル 0120-910-615
□■□ メールでのお問い合わせは □■□
info@masaki-home.com
マサキホーム株式会社 窓口 山根