川崎市宮前区のマサキホーム株式会社、自称『釣師ハマちゃん!』こと川村と申します。
前回(2019年5月12日)にご紹介しました「雨樋交換時期の見極め方」をご閲覧いただいた皆さまの中で、この機会に「雨樋(あまどい)の修理、交換」を検討したいとお考えの方々へ少しでもお役に立てますように、今回は「雨樋工事」についてご紹介します。
雨樋の工事には、「雨樋の部分修理・雨樋の一部交換・雨樋全体の交換」等、被害に応じて工事の内容が異なります。また被害の内容により、ご加入の火災保険や住宅総合保険を申請して工事を行い、高額な雨樋交換の工事費用を削減できたケースも多々あります。
そこで、火災保険の適用で雨樋の修理や交換の工事について弊社が実際に行った事例や工事の内容を中心にお話します。
<今回お話しする主な内容>
◎知っておくと得する雨樋の豆知識(前回の重要ポイントをおさらい)
〇雨樋の種類と比較表(形状・タイプ別、材質別、価格)
◎雨樋修理や交換の工事費用について
〇雨樋の部分交換費用の目安
〇雨樋全体の交換費用の目安
〇雨樋の部材交換リフォーム費用の目安
◎『火災保険・住宅総合保険』で行った雨樋修理、雨樋交換の工事について
〇火災保険に含まれている補償とは
〇補償の申請期間・補償金額について
〇火災保険で雨樋修理や雨樋交換をする手順
〇火災保険で工事した雨樋被害の事例紹介
1. 知っておくと得する雨樋の豆知識(前回のおさらい)
上記の主な雨樋を材質別に、比較してみました。
2. 雨樋修理や交換の工事費用について
雨樋の交換リフォームでは、破損した箇所の部分交換と、全体交換のどちらかが行われます。
(1)雨樋の部分交換費用の目安
雨樋が部分的に破損した場合は、穴やひび割れを補修しても、しばらくすると再び元の状態に戻る恐れがあるため、パーツごと交換するリフォームを行うことをおすすめします。
また、雨樋が強風にさらされたり雪が積もったりして歪んだ場合も、パーツを交換することになります。
・雨樋のパーツ価格:約3~5千円/1箇所あたりの単価
・廃材処分費用:約1万円
・取付け工事費用:約3~4千円/1箇所あたりの単価 合計:約7~10万円
(2)雨樋全体の交換費用の目安
雨樋が全体的に破損・変形してしまっている場合は、雨樋全体を交換することになります。
部分リフォームとは異なり、大きな雨樋を一度に解体するため、足場設置が必要になることがあります
・雨樋全体の交換費用:約20万円
・足場設置費用:約5~10万円
・廃材処分費用:約3万円
・取り付け工事費用:約2万円 合計:約30~35万円
足場の設置費用は、脚立でも施工できる1階部分や、窓から手が届く位置の雨樋であれば不要になることもあります。しかし、脚立のみでは作業に危険を伴う場合や、2階の雨樋を交換する場合などは、必ず足場を用意しなくてはなりません。
(3)雨樋の部材交換リフォーム費用の目安
雨樋の不具合は、雨樋と屋根を繋ぐ金具や、「継手」や「集水器」などのパーツが原因で生じることがあります。継手とは、雨樋のパーツ同士をつなぎ合わせる接続部材のことです。
また、集水器とは横の樋(軒樋)に溜まった水を、縦の樋に落とす部材のことで、その構造上、雨水に含まれていたゴミが溜まりやすい部材です。
以下はそれぞれのパーツの、施工費込みの修繕費単価です。
・雨どいの金具交換費用:約3万円/1箇所あたりの単価
・継手の交換費用:約5千~2万円/1箇所あたりの単価
・集水器の交換費用:約1万円/1箇所あたりの単価
なお、継手や集水器、接続金具などの部材は、雨樋全体を交換するときに同時に交換することができます。
そのため、部材単独での交換を行うと、数年後に雨樋全体に不具合が生じたときに、交換したばかりの部材も同時に処分することになり、部材の価格を二重に払うことになってしまいます。雨樋全体の交換が必要であれば、部材のみの交換・補修は避け、雨樋全体の交換リフォームを行うことをおすすめします。
3.『火災保険・住宅総合保険』で行った雨樋修理、交換の工事について
(1)火災保険に含まれている補償とは
火災保険は、火事で家が燃えてしまったときに補償(保険金をお支払い)しますが、火災保険が補償する事故は火災だけではありません。
ご契約内容のプランにもよりますが、火災補償のほかに『風災補償・雹(ひょう)災補償・雪災補償』が、ほとんどの場合『基本補償または自由選択』に含まれておりますので、この機会に是非ご契約の保険内容をご確認ください。
①風災とは、具体的に;
・強風、台風、突風、疾風による雨樋の破損
・竜巻による雨樋の破損
・豪雨、暴風雨による雨樋の破損
③雹(ひょう)災とは、具体的に;
・雹(ひょう)による雨樋の破損
(2)補償の申請期間・補償金額について
①補償の申請期間
被害を受けた日から3年以内に保険会社に保険申請をしなければ、失効になります。
しかし3年以内に雨樋を修理しなければならないということではなく、その3年以内に保険会社に「保険申請します」と電話1本だけで保険申請になりますので、失効当日に雨樋の破損に気付いた方も間に合います。
②補償金額とは
屋根修理の場合、2階以上は足場工事が必要となります。補償の金額には屋根修理費のほか、足場費用も補償の対象になり高額となりますので是非「火災保険」補償の申請で修理することをお勧めいたします。
また、火災保険は自動車保険のように保険を使ったからといって、保険料の割り増しも一切ありません。
(3)火災保険で雨樋修理や雨樋交換をする手順
①はじめに、保険会社ではなく専門業者(あなた⇒マサキホーム株式会社)に調査依頼
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②専門業者(マサキホーム株式会社)による屋根調査の実施
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③雨樋調査報告書・見積書の作成と送付(マサキホーム株式会社⇒あなた)
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④保険会社へ事故電話報告(あなた⇒保険会社へ保険申請)
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⑤保険請求書類(屋根調査報告書・見積書など)を保険会社に提出(あなた)
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⑥「※1日本損害保険協会の鑑定人」による屋根調査の実施(保険会社が手配)
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⑦被災額の確定後、保険金額の決定(保険会社)
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⑧保険金の支払い(保険会社)
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⑨被災箇所の屋根修理施工(マサキホーム株式会社)
※1・・・「日本損害保険協会の鑑定人」が火災保険の補償金を算定する!
そもそも火災保険の補償金の算定は「日本損害保険協会の鑑定人」が行います。
みなさんが加入している保険会社ではないのです。当然、見積を提示している施工業者でもありません。中立な立場の第三者が申請のあった物件に対して調査を行い申請金額が妥当であるかないかを判断するのです。
ですから、保険会社に被害状況と復旧に掛かる工事費用(見積書)を提出(申請)してみないと、いくらの補償金が支払われるのかはわからないということです。
とは言え、長年やってますと どんな被害が認められるか・いくらぐらいは補償されるかの傾向は見えてきます。その辺のところは建物調査の段階でお客様には、あくまで私の見解とした上でお話しさせていただいてます。
★火災保険の申請から適用までの詳細説明は下記をクリックしてご視聴下さい。
【 保険会社へ連絡する場合のアドバイス 】
保険会社では、ご契約さまからの最初の電話連絡時から保険金額の決定までの間、常にあらゆる正当な方法で保険対象外にする理由や保険金を減額できる根拠を見つけようとしますので、保険会社への第1報が重要!になります。
☛ ご不安の方は上記①、弊社提出の雨樋調査報告と修理見積書の詳細説明とできる限りのフォローを行いますのでご相談ください。
(4) 火災保険で工事した雨樋被害の事例紹介
①突風・強風・台風・豪雨などの被害
②積雪・落雪の被害
③経年劣化と思われた補修で風災被害が認められ火災保険が適用された事例
〔 ご参考 〕
他にも弊社が火災保険を適用して実際に行った工事や雨樋修理に関する情報を下記にまとめましたのでクリックしてご参考にしてください。
★火災保険が適用された弊社ブログのご閲覧は下記をクリック下さい。
★雨樋修理に関する弊社HPのご閲覧は下記をクリック下さい。
最後までご閲覧いただきましてありがとうございます。
弊社は、風災や雪害など被害にあわれた方々の修理費用を、少しでもご負担の無いよう専門知識のあるスタッフが在籍し取り組んでおります。
また、弊社にお問い合わせしていただいた方々に喜んでいただけることを念頭に置いて体制作りを行っております。お困り事やご不明な点等ございましたら、下記までお問い合わせ下さい。
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マサキホーム㈱ 火災保険専用相談窓口 担当 山根