川崎市宮前区のリフォーム会社マサキホーム株式会社の山根です。
皆様いつもお世話になっております。
近日は緊急の工事にはいっておりバタバタしていました。
この時期(5月、6月)になるとシロアリ被害や梅雨の雨漏れ等、水漏れ等のお問い合わせが多数あります。
ゴールデンウィークは、シロアリの大量発生で点検や修理の対応に追われていました。
今年は雨が降りジメジメし、翌日に晴れて羽蟻が飛ぶという事例が前年度と比べとても多かったです。毎年そのようなお問い合わせはございますが、今年は特に多かったです。
以前、雨漏れで6年前に屋根の葺き替えを行ったお客様より、『羽アリの大群』が出たから見てほしいとのお問い合わせもありました。
シロアリは人間と同じように、衣食住に最適な場所を住処としています。その場所は、ずばり家の土台となっている床下の木材の中です。暗くじめじめしていておいしい木材があり、雨風がしのげ、外敵からも見つかりにくいので、シロアリにとって大変快適な場所です。まれに羽蟻が地上に出てきた際に発見できるケースがあり、それはシロアリが建物に被害を与える危険があるという事を気づかせてくれるチャンスとも言えます。
※こちらはサッシの隙間から羽アリがはばたこうとしている写真です。
室内や家の周りで羽蟻を発見した際には、速やかに専門業者へ点検、調査を依頼するいことをお勧めします。
間違っても市販の殺虫スプレーを噴射して退治を試みるのはやめて下さい。
何故かというと、群飛している箇所のそう遠くない所にシロアリの巣(コロニー)がある可能性が高く、逃げて散ってしまい別の場所で巣を生成するケースが多々あるからです。
この機会に、是非一度ご自身の財産である、ご所有の建物を見つめ直すいい機会かと思われます。
下記の写真は、シロアリ調査の際に床下で発見した、蟻道といわれるシロアリの通った後です。
※写真では少しわかりにくいですが床下の基礎に綺麗に真っすぐのびる蟻道があります。
こちらのお宅では念入りにシロアリ駆除及び消毒を行いました。
※浴室の下には床下からいけないのでドリルで穴をあけ上から薬剤を散布しております。
※シロアリの食害があった木部にもしっかりと消毒を行っております。
※こちらの写真は浴室同様、玄関土間に薬剤を散布する前作業としてドリルで穴をあけています。
ここで、皆さまのお役にたてますよう予備知識として少しお話をしますが、シロアリの防除薬剤は環境汚染と問題になってきたこともあり、近年では開発がすすみ環境に負荷がかからないように自然に分解される薬剤に移り変わっており、その効力は約5年とされています。
正確に言うと、5年後に効果がなくなるのではなく様々な要因から散布消毒をした時点で分解が始まります。その分解が徐々に始まり5年後には有効成分が消失してしまうということです。
実際に(公社)日本しろあり対策協会の防除施工標準仕様書では「5年を目途に再処理(シロアリ予防)する」としています。
築年数がたっている住宅は一度床下点検、また、予防などを強くお勧めします。
シロアリに主要構造部を喰われてしまうと、場所によりますが修理に伴い床の解体、キッチンの解体、浴室の解体等大掛かりな工事になってしまい高額の費用がかかる場合があります。
ですので、早期発見を心がけ財産であるお住まいも大切にしていきたいものです。
弊社では今後とも、皆さまに少しでも住宅の知識や工事のイメージが伝わりますよう、また情報発信の一助となりますよう、当HP内の『施工事例・リフォームの基礎知識・各種ブログ』等、日々更新していきます。
シロアリ被害のご相談はマサキホーム(株)まで
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