省エネ効果抜群 遮熱塗料と断熱塗料のご紹介(2019年3月19日 リフォームの基礎知識更新)

川崎市宮前区のマサキホーム株式会社、自称『釣師ハマちゃん!』こと川村と申します。
3月に入ると冬の積雪や風雪などで傷んだ「屋根補修や屋根塗装」のお問合せが急増します。
そこで今回は、前回お話した屋根塗装の正しい見極め方の続編(第2回目)としまして、屋根塗装に欠かすことのできない塗料の中から、近年注目されている機能性を重視した遮熱塗料と断熱塗料をご紹介します。

<今回お話しする内容>
◎遮熱塗料、断熱塗料のメカニズム 
◎遮熱塗料の特徴
 〇遮熱塗料のメリット
 〇遮熱塗料のデメリット
 〇遮熱塗料はこんな家に最適
◎断熱塗料の特徴
 〇断熱塗料のメリット
 〇断熱塗料のデメリット
 〇断熱塗料はこんな家に最適
◎まとめ
 〇遮熱塗料と断熱塗料の比較表

 

1. 遮熱塗料と断熱塗料のメカニズム

近年、地球温暖化などによってますます夏が暑くなってきました。夏には30度を超える高温が続き、一日中エアコンがフル稼働し光熱費が「うなぎのぼり!」。また、万が一故障でもすれば熱中症等により命にかかわる大惨事に!。
その救世主として近年注目されているのが、機械に頼らず家を涼しくし省エネ効果もある『遮熱塗料・断熱塗料』です。


使われている断熱材や太陽光の当たり方などにもよって下がる温度は若干変わりますが、この機能により、夏場の部屋の温度が2~3℃室温が下がり15%の節電効果を発揮します

※断熱塗料と遮熱塗料の大きな違いは、冬場の保温効果が 有るか無いか
この二つの塗料の一番の違いは、冬場など寒い時期に室内で使用した暖房の保温効果が有るか無いかです。遮熱塗料は、熱を反射させるので、室内の熱を保温する効果はありません。断熱塗料は、熱の移動が長いため、室内の熱が逃げにくくなるため保温効果があります。

それでは、塗っただけで涼しくなる『遮熱塗料・断熱塗料』について、特徴を詳しくご説明しましょう。

 

2. 遮熱塗料の特徴

通常の塗料では熱がそのまま屋内に入るのに対して、遮熱塗料は、高日射反射率塗料とも呼ばれ、赤外線を反射(遮断)する顔料を混ぜた塗料です。太陽光の高熱の原因になる赤外線を反射させて跳ね返すことによって塗装面の温度上昇を抑制することができます。まさに、夏が暑い地域にうってつけの塗料といえます。

(1)遮熱塗料のメリット
①遮熱効果がある
文字通り、遮熱効果を発揮する塗膜です。夏の熱い太陽光を跳ね除けてくれますので、猛暑のような夏でも太陽光の影響を妨ぐ事が出来ます。その温度差は、2~3度程度です。
②節電効果がある
遮熱効果により室内温度を低くさせるので、夏場の光熱費が節約出来ます。
近年電力不足と言われている日本では、遮熱塗料の採用は理に適っております。
③塗膜の寿命が長い
遮熱塗料の耐用年数は15~20年です。費用は割高ですが、普及品の塗料と比べて2倍 に伸ばす事が出来ますので、メンテナンスの手間を考えるととても理想的な塗料です。
➃屋根や外壁の寿命が長くなる
遮熱塗料を塗布することで塗布面の温度を低くし、熱による素材への影響を低く抑えます。屋根に塗った場合は屋根材の寿命を長くすることができ、特に金属製の材料に塗布すると、温度差により金属の熱膨張を防ぐことに繋がります。塗膜の割れやヒビが発生しにくくなりますので、塗膜のクラック等の防止にも役立ちます。
⑤黒色の建材の熱上昇を抑える効果
黒っぽいカラーの建材は熱を吸収しやすいので建物の温度上昇が気になりますが、黒のような濃い色合いでも高い遮熱効果を発揮するので、建材の熱上昇を抑える効果があります。

(2)遮熱塗料のデメリット
①価格が一般的な塗料と比べてやや高い
遮熱塗料は、一般的な塗料と比較するとやや価格が高くなります。★単価(2,600~3,000円/m2)
②塗膜が汚れると遮熱効果が発揮しにくい
遮熱塗料の遮熱効果は、塗膜の表面が綺麗であることで高い遮熱効果を発揮するので、塗膜の表面が汚れていると反射しにくくなり、遮熱効果が低くなってしまいます。対策として定期的に塗膜の洗浄を行うことで遮熱効果が持続します。
③冬場の遮熱効果は建物の温度を低くしてしまうことがある
冬場に遮熱効果で赤外線を反射してしまうと、微分ですが建物が冷えてしまう事があります。そのため夏が暑い地域には最適な塗料ですが、冬が長く厳しい地域にはあまり適していないでしょう。

(3)遮熱塗料はこんなお宅に最適
①金属屋根や板金外壁のお宅
金属屋根は熱伝導率が高く、太陽熱が屋根材に浸透しやすく建物のダイレクトに熱を伝えてしまうので、遮熱塗料を塗布する事で太陽光を反射させる事が出来ますので、建物の省エネ効果を高く発揮してくれます。
②吹き抜けがあるお宅
吹き抜けは屋根からの熱が伝わりやすく、暑くなりやすい傾向がありますが、遮熱塗料塗布により吹き抜けの暑さを軽減させ、室温上昇を緩和につながります。
③リビングや寝室が2階や3階にあるお宅
屋内高さが高かくなるにつれ温度が上昇しますので、リビングや寝室が2階や3階にあるお宅では、特遮熱塗料の遮熱効果を高く反映させる事が出来ます。
➃光熱費の節約を考えているお宅
明らかに省エネ効果を発揮しますので、光熱費の節約とする事が出来ます。
⑤夏場の室温を下げたい方
遮熱塗料の遮熱効果により、夏場の室温を2~3℃下げることができます。

 

3. 断熱塗料の特徴

代表的な断熱塗料には日進産業のガイナがあります。遮熱塗料と似た塗料で、家を涼しくするという効果自体は変わりません。違うのは、反射ではなく防御であるということです。断熱塗料は熱伝導率の低い樹脂を混ぜることによって『熱が伝わりにくくする』仕組みを持った塗料なのです。そのため、遮熱塗料に比べて涼しさという点では負けます。これだけ聞くと遮熱塗料の方が良いのではないか、と感じるかもしれません。確かに、涼しさだけを求めるなら遮熱塗料でしょう。しかし、断熱塗料はすでにお話したとおり熱が伝わりにくくする塗料です。つまり、寒い冬には室内の熱を外に逃がさず、外気を室内に伝えません。遮熱塗料は夏特化型。断熱塗料は冬と夏の万能型。

(1)断熱塗料のメリット
①保温機能効果がある
遮熱塗料とは異なり、冬季でも暖かい空気を逃さず、室内を保温する効果があります。
②遮熱効果がある
遮熱塗料には及びませんが、熱伝導率が低く熱が伝わりにいため猛暑のような夏でも太陽光の影響を妨ぐことが出来ます。
③節電効果がある
断熱効果により「夏場の冷房費」や「冬場の暖房費」等の、光熱費が節約が出来ます。
➃塗膜の寿命が長い
断熱塗料はの耐用年数、13~18年です。費用は割高ですが、普及品の塗料と比べて 1.5~2倍に伸ばす事が出来ますので、メンテナンスの手間を考えるととても理想的な塗料です。
⑤防音機能
ガイナは一般塗料と比較し、塗膜表面積が大きいので、音を効率的に反射します。
⑥消臭機能
ガイナを建物内側に塗装すると、静電気により付着する臭いや汚れ物質の影響を抑えます。
⑦結露の抑制
ガイナの塗膜は、周辺の温度変化への適応性が高く、温度差が縮まり、結露発生を防ぎます。

(2)断熱塗料のデメリット
①価格が一般的な塗料と比べて高い
断熱塗料はガイナのみで、★単価は3, 500~4,500円/m2と、フッ素や光触媒並みに高いです。
②ツヤあり仕上げができない
「ツヤ消し」しかないガイナ塗料は、光沢のある塗膜を好む方には不向きな塗料です。
③濃い色には対応できない
ガイナは基本的に白に色を混ぜてカラーを作っていくので、薄めの色になります。
④塗膜がフラットにならない
ガイナには中空ビーズ(これにより高い断熱・吸音効果が発揮できる)が含まれているので、
どうしても塗膜表面に細かい凹凸ができてしまいます。
⑤防カビ機能がない
シリコン樹脂系やフッ素系塗料に備わっている防カビ機能がガイナにはありません。
防カビ機能を持たせたい場合には、別途ガイナ抗菌防カビ材を使用する必要があります。
⑥汚れやすい
ガイナは表面がざらざらした塗膜になっており、汚れが付着しやすいです。

(3)断熱塗料はこんなお宅に最適
①金属屋根や板金外壁のお宅
金属屋根は熱伝導率が高く、太陽熱が屋根材に浸透しやすく建物のダイレクトに熱を伝えてしまうので、遮熱塗料を塗布する事で太陽光を反射させる事が出来ますので、建物の省エネ効果を高く発揮してくれます。
②吹き抜けがあるお宅
吹き抜けは屋根からの熱が伝わりやすく、暑くなりやすい傾向がありますが、遮熱塗料塗布により吹き抜けの暑さを軽減させ、室温上昇を緩和につながります。
③リビングや寝室が2階や3階にあるお宅
屋内高さが高かくなるにつれ温度が上昇しますので、リビングや寝室が2階や3階にあるお宅では、特遮熱効果を高く反映させる事が出来ます。
➃光熱費の節約を考えているお宅
明らかに省エネ効果を発揮しますので、光熱費の節約とする事が出来ます。
⑤夏場の室温を下げたい方
断熱塗料の効果により、夏場の室温を2~3℃下げることができます。
⑥寒い冬の室内保温をお考えの方
断熱塗料は熱の伝わりを遅くする塗料なので、夏場温度を下げるだけではなく、冬場に暖房器具で暖めた室温を外に逃げにくくする保温する効果もあります。

 

4. まとめ

★上記でご説明した遮熱塗料断熱塗料の内容を比較表にまとめてみました。

 

 

今回は、近年注目されている機能性を重視した塗料についてご紹介しました。
是非この機会に、省エネ・節電によりCO2が削減でき、ヒートアイランド現象抑制にも貢献でき環境に優しい遮熱塗料、断熱塗料」をご検討ください。

 

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外壁塗装の必要性を知っておこう (2019年3月6日 社長ブログ更新)

3月に入り『外壁や屋根の塗装工事』が急増する時期になりました。そこで今回は、外壁塗装の必要性について、みなさまが適切にご判断いただけますようお話しします。

◆なぜ外壁塗装が必要なのか

外壁塗装は外観維持が目的だと思うかもしれませんが、それ以上に大切な目的があるのです。
結論から言えば、外壁塗装を「する」と「しない」とでは、家の寿命を大きく左右します。外壁塗装を怠ると、各箇所に影響を及ぼし大事な家が早く壊れてしまいます。
雨漏りを引き起こし、そうなると室内の湿度が高くなってカビシロアリ発生柱が腐る原因になります。雨漏りは木材を腐らせるので家の耐用年数を短くし、本来の資産価値を維持できなくなるでしょう。

将来的に高額で売却したいので資産価値を維持したいという方や、売却せずに長く住み続けたいとお考えの方にとっては外壁塗装は必須事項です。
住宅というのはまったくリフォームや修繕をせずに住み続けると、資産価値の費用対効果が極めて悪くなってしまいます。リフォーム費用節約のために外壁塗装をしないでいると、長い目で見ると逆に損をしてしまうのです。
こまめに外壁塗装をしておけば、大規模リフォームは避けられることが多いです。

外壁塗装をすれば数十万円以上の費用がかかりますが、10年サイクルで行っておけば家が長持ちするので、費用対効果として数百万円も得になるケースは少なくありません。
家というのは不具合を放置しておくほど、修理するときに高額な費用が必要になってきます。
外壁が粉を吹いているような状況になっているなら、外壁塗装を検討してはいかがでしょうか。

 

◆外壁塗装は外的刺激から外壁を守ってくれる


外壁が直接ダメージを受けてしまうと、クラックが入ってしまうことがあります。
外壁は直射日光や熱ダメージ・雨風の影響を強く受けますので、これらのダメージを軽減するためにも外壁塗装が必要になります。塗装には美観維持やイメージチェンジの目的もありますが、真の目的は外壁の機能性維持にあるのです。特に外的刺激の中でも直射日光によって発生する熱ダメージは大きく、塗装を傷めてしまう原因となります。

 

塗装直後は光沢感のある綺麗な塗膜ですが、経年劣化によってザラザラしてきます。
光沢感が失われるとチョーキングという粉が発生する現象が起こってくるのです。

外壁塗料の耐用年数は種類によって異なり、7~15年程度も寿命に差があります。
家は外側から傷んでくる性質があるので、内側以上にリフォームの必要性は大きいのです。

もし水回り設備と外壁が同時に老朽化している場合、優先するべきは外壁工事になります。もちろん水漏れ・つまりが発生している状況なら水回りを優先するべきケースもありますが、水回りが古くなって汚れている程度の状況なら、迷わず外壁塗装を優先するべきでしょう。クルマの塗装をイメージするとわかりやすいですが、塗装が老朽化すると金属が露出してサビてきます。家においてもクルマと同様の状況が発生するため、定期的に外壁塗装をしておく必要があるのです。

 

◆家の立地条件が外壁塗装の寿命に影響する

外壁塗装の耐用年数は家の立地条件によって大きく変わってきます。
例えば紫外線をまともに受けてしまう場所にある家は、塗装が早く老朽化してしまいます。
また、海岸沿いにある家も潮風の影響で老朽化が早くなるので、頃合いを見て塗装をしてください。塗装をする時期は早ければよいものではなく、適切な時期が存在します。
早すぎると塗装がうまく乗らない可能性があるので、塗装業者の診断を受けてから決めることをおすすめします。

塗装が傷んでくると、塗装業者からの飛び込み営業が増えてきます。
このようなタイミングになったら塗装を検討するべきですが、訪問営業をしてくる業者は基本的に避けた方がよいです。
訪問営業をしてくる業者の大半は、経営が困難な状態だったり、儲けを優先する業者が多く高額な見積りで無理に塗装を勧めるケースが高いからです。

逆に弊社のように、実績のある塗装業者は訪問営業をすることはほとんどありません
また、外壁塗装の作業は養生・下地処理が重要なポイントとなり、これが塗装作業の品質を決めます。こうした地味な作業をしっかりと行ってくれる業者に依頼すれば、なお安心でしょう。
外壁塗装は原則として三度塗りをしますが、一部の業者では回数を減らしてくる場合があります。弊社は、外壁塗装の品質はもちろんのこと「お客様が安心して依頼できるように」をモットーに精一杯努めております。
悪質な業者に遭遇しないためにも、まずは信頼できる「マサキホーム」へご相談ください。

〔主な施工例のご紹介〕

 

 

 

 

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