使うだけで地球にやさしい サステナブルな住宅建材を紹介します

使うだけで地球にやさしい サステナブルな住宅建材を紹介します。

こんにちは、川崎市宮前区リフォーム会社の佐々木です。

様々な場面でSDGsの取組が進み、私たちの日常に浸透がすすんでいます。何か行動を始める時、商品を選択する時にも、「未来の地球を持続すること」を考えることが増えてきています。

おうちのリフォームやリノベーションで使用する建材や資材の中にも、使うだけで地球環境に貢献できる商品があります。「これまでただ捨てられてきたものを有効活用」したサステナブルな住宅建材は、製造過程でも廃棄時にも有害物質を発生させない工夫をなされているものも多く、地球環境に加えて、そこに住まう家族の健康にもやさしい商品が多いのが特徴です。

そこで今回は、サステナブルな住宅建材についてまとめてみました。新たな技術を取り入れた新商品だけではなく、これまでも広く使われている商品もあわせて紹介します。

サステナブルな建材って?

サステナブルな住宅建材とは、限りある資源を無駄遣いせず、持続可能な環境へ配慮した資材のことです。特に、これまで捨てられてきたものを新たな製品によみがえらせるアップサイクル資源に注目が集まっており、様々な商品が登場しています。

ちなみに、似たような言葉として「リユース」や「リサイクル」があります。リユースは不要となったものを違う場所で、手を加えずに再利用する方法であり、リサイクルは製品がつくられる前の原料の状態へ戻して再利用する方補です。

アップサイクルされた素材は、元の状態に付加価値をつけて再生する点が異なります。建材でいえば、耐久性のアップやメンテナンスが容易などのメリットを付け加えます。

その他、「ずっと続けていける」環境や人へのやさしさという意味も踏まえて、有害物質を利用しない商品や、国内の原料をつかった地産地消の商品、長く大切に使い続けられる寿命の長い建材、断熱性や気密性に優れ余計なエネルギー消費を抑制できる商品、役目を終えた後リサイクルするために接着剤や処理剤を使用しない商品なども含まれます。

オフセットサイディング「fu-ge」(フュージェ)

引用:ニチハ株式会社 商品情報 外壁材Fu-ge

オフセットサイディングとは、木材を補強繊維として乾式成形法(*1)を採用した外壁材です。間伐材や端材を木材チップに加工したものを利用します。国産木材の利用促進や炭素の固定化に大きく貢献することができます。

凍害を起こしづらいので日本中どこでも使えるほか、よく乾燥させているので水分による膨張や収縮を受けづらい安定した商品です。

高耐候性をもった塗料を使用しているので、塗替えスパンが一般的な塗装品の3倍ほど長く、メンテナンスコストが大幅にカットできるのも嬉しいポイントです。

(*1)木質系材料とセメントに少量の水を混ぜてプレスする成形法。

ドイツで『未来の断熱材』と認められた木繊維断熱材「STEICO(シュタイコ)」

引用:株式会社イケダコーポレーション STEICO

現在断熱材は、グラスウールやスタイロフォームなどが主流ですが、木の繊維を密集して作った断熱材が注目を集めています。針葉樹の端材を原料としており、接着剤、防蟻処理など有害な化学物質を徹底して排除しています。

STEICOは木材の特質を上手に利用しています。冬は、低い熱伝導率を利用して寒さを遮断して室内に伝えず、夏は、高い比熱容量は夏の暑さを蓄えて離さずに室内を快適に保てるので。また、木材ならではの透湿性によって最適に除湿するので夏の室内の蒸し暑さや冬の結露から解放されるのも大きなメリットです。

吹込みタイプの「シュタイコゼル」、ボードタイプの「シュタイコデュオドライ」、壁面埋め込みタイプの「シュタイコフレックス」の3種類が販売されており、現場によって使い分けできるので施工性も抜群です。

100%リサイクル素材から成るデッキ材「テクモク」

引用:文化シャッター 木材・プラスチック再生複合材テクモク

工場や建築解体現場から廃棄される木材と廃棄処分されるプラスチックを原材料とした新しい建材です。製品としての役目が終わって不要になったら、再度粉砕成形してリサイクル可能なので何度でも使い続けることができます。

性能としても、まさに木とプラスチックのメリットを「いいとこどり」です。

・プラスチックの高い耐久性、施工の容易さ、お手入れの容易さ。

・プラスチックとの組み合わせで天然木の心配点である「腐りやすい、水に弱い、シロアリの心配がある」といったデメリットを克服。

・天面木のような外観や手触りを実現。

その他、遮熱効果が高く表面が熱くなりづらいことや、粉砕処理しているのでトゲやささくれが出ないこと、ノンホルムアルデヒドで安全なことも安心して使える大きなポイントです。

デッキ材の他、フェンスや目隠しルーバー、手すりなどでも利用できます。

デニムの端材をリサイクル「NURUDENIM」

引用:日本エムテクス株式会社 NURUDENIM

NURUDENIMは日本国内で排出されるデニムの端材を左官材にリユースした商品です。接着剤を利用しないので、古くなったら水を加えて練り直すと何度でも利用できます。

リフォームで部屋の雰囲気を変えたい時など、落ち着いたブルーの塗り壁をアクセントとして部屋の中の一部や天井に施すような使い方もおススメです。

3つのリサイクル材を利用した壁紙「メグリウォール」

引用:サンゲツ MERUREWALL

メグリウォールには、樹脂をリサイクルしたクロス、米のもみがらをリサイクルしたクロス、ヒノキ加工時の端材をリサイクルしたクロスの3シリーズがあります。

クロスはおうち一軒分でも室内全て合わせると大きな面積になり、インテリアのイメージを大きく左右します。各シリーズで、カラーリングやデザインなどに、それぞれ自然素材の柔らかさや温かみを活かしており、エコなだけでなくインテリアとしても満足できるラインナップです。

植物油由来成分から作られた塗料「OSMO」

ヒマワリ油や大豆油、カルバナワックスなど植物油や植物ワックスから作られている塗料です。塗料を木材内部に浸透させる仕組みで、ウレタン塗料やペンキのように塗膜を作りません。木材が呼吸できるので調湿機能を妨げないほか、木目の柔らかな質感も保つことができます。浸透した油分でしっかり保護されているので、表面の撥水性が高く、シミもつきづらいです。製品の安心性は、赤ちゃんのおもちゃの塗装に選ばれるほど。家具、床、内装、外装まで、幅広いラインナップが揃っています。

まとめ

サステナブルな住宅建材について紹介しました。

こういった商品について気に掛けること以外でも、「古民家をリノベーションする」「国産材を選んで、森林の成長促進を図る」「余計な電力を使わない省エネ家電に交換する」「FSC森林認証(*2)のロゴがある商品を選ぶ」など、多くの方法があります。リフォームを検討する際の参考としていただければ幸いです。

(*2)森林の生態系や労働者の権利を守りながら、適切な森林管理を認証する国際的な制度

リフォームは「マサキホーム」までご用命ください!

リフォームを満足いくものにするためには、事前のヒアリングが重要です。マサキホームでは経験豊富なスタッフが丁寧にヒアリングや現地調査の上、お客様のニーズに合わせた提案を行なっています。丁寧な施工を心掛け、アフターフォローも万全の態勢を整えています。信頼と実績ではどこにも負けません!

工事内容、費用や日程についてなど、気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせください!

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網戸の張り替え方法でお悩みの方必見。おうちDIYで簡単張り替え

おうちの網戸の状態、じっくり見たことありますか?

こんにちは、川崎市宮前区リフォーム会社の○○です。

毎年のことですが、梅雨が明けると本格的な暑さが到来します。電気料金の高騰も続いていることもあり、できるだけエアコンにかかる電気代を減らしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。エアコンだけではなく、朝方や夜間の涼しい空気や自然の風を上手に取り入れることができれば、節電に効果的です。

そこで今回は、窓には欠かせない網戸について説明したいと思います。

網戸の役割と歴史

網戸の役割は、みなさんご存じの通り、窓を開けて自然の風を取り入れたいときに虫やほこりの侵入を防ぐことです。

今の形の網戸は昭和30年代ごろ、引き違い式窓とアルミサッシの普及と同時に一般的に広まったようです。それまで使われていた木製サッシの窓は、そもそも窓枠部分に隙間があいていることも多かったため、窓から室内に虫が入らないようにしたいという発想がなかったと言われています。

それまで就寝時に使われていた「蚊帳」は網戸の普及とともに姿を消していきました。

ご自宅の網戸を点検してみましょう!

一般的に、網戸の寿命は5年~10年と言われています。もちろん、「虫の侵入を防ぎながら通風する」役割を損なっていなければ、一般的な寿命以上に長く使い続けることも可能です。

一般的に、網戸の寿命は5年~10年と言われています。もちろん、「虫の侵入を防ぎながら通風する」役割を損なっていなければ、一般的な寿命以上に長く使い続けることも可能です

◆網戸の劣化の原因

網戸が活躍するのは窓を開けた時だけですが、窓の外側に設置されている網戸は常に屋外の厳しい環境に晒されています。網戸の劣化を引き起こす原因について紹介します。

  • 紫外線・・・劣化の最も大きな要因です。ポリプロピレン製の網やゴムパッキンは、紫外線に弱く影響を受けやすい性質があります
  • 雨や風・・・雨に当って濡れたり、強風で煽られたりすると物理的なダメージを受けます
  • 室内側の汚れ・・・手垢やキッチンの油汚れ、室内で発生したカビなどが付着します
  • 屋外側の汚れ・・・ほこり、花粉、排気ガス、黄砂などが付着します
  • 負荷がかかる・・・子どもが寄りかかったり、ペットがひっかいたり、掃除の際に力をいれすぎたりなどの原因が考えられます

◆網戸点検のチェックポイント

毎日、目にはしていていても、じっくり注目することはあまりないと思われますが、下記のようなポイントに注意しながら、ご自宅の網戸を点検してみましょう。

・網に小さな穴や破れがないか

・たるみやたわみが出ていないか

・網を止めているゴムパッキンに亀裂や切れなど劣化はないか

・変色していないか

・スムーズに開閉できるか

網戸は網の張替えが可能です!

上記のような症状を発見したら、穴を塞いでこれ以上大きくなるのを防いだり、網の張替えを行いましょう。

◆DIYで網戸を修繕する方法

ホームセンターで貼替用の網や補修用シートも多数取り扱っているので、DIYで修理することも可能です。小さな穴であれば補修用シートを貼るだけで補修することができます。

【網の張替え方法】

(準備するもの)

・貼替用の網

・網押さえ用ゴムパッキン

・網戸クリップ

・網戸用ローラー

・カッターやはさみ(網戸用であれば作業が楽)

【交換手順】

  • 可能であれば網戸を取り外した方が作業しやすいので外す
  • 網戸の周囲のゴムパッキンを外して、網を剥がし、網戸サッシを掃除する
  • 貼替用の網を少し大きめにカットして、網戸クリップで網戸枠の4辺に固定する
  • 網戸用ローラーを使ってゴムパッキンをはめる
  • 周囲に余った網戸をカットする

◆網戸の修繕を業者に依頼することをお薦めする理由

手順だけ見ると、DIYで簡単にできそうに感じますが、交換した網を長持ちさせるためには、自分でやるには意外と難しいポイントがあるので解説します。

【ポイント1】DIY工程①網戸の着脱

業者に依頼した場合、網戸を取り外して平らで広い場所で作業します。戻す前にレール部分も清掃するので、動きが悪い場合でも解消することができますし、掃除に戸車の点検も行います。

【ポイント2】DIY工程②サッシの掃除

網戸は屋外に設置されているので、網戸サッシやパッキンを入れ込む溝もかなり汚れています。細かい砂やほこりがこびりついていることもあり、キレイに掃除するのはかなり大変です。歯ブラシやスポンジ、雑巾、竹串などを駆使して掃除することになります。

清掃が中途半端なまま新しい網に取り換えても、せっかく新しくした網の劣化を早めてしまいます。

【ポイント3】DIY工程③網のカットと仮押さえ

カットするだけと考えられがちですが、網のサイズは非常に重要です。その理由は、紫外線を浴びたり風にあおられたりすると網は収縮します。ピンと伸ばした状態にしてしまうと力の逃げ場がなくて、破れやすく、ゴムパッキンから外れてしまいやすくなります。だからといって余裕をもってしまうと、たるみやたわみの原因となって、外から見た時にだらしない印象になったり、劣化を早める原因となります。「丁度良い」カットサイズと張り具合を保つには経験が必要です。

【ポイント4】DIY工程④ゴムパッキン

ゴムパッキンを差し込んでいくだけなのですが、実はDIYでは失敗しがちな工程です。ゴムは伸縮するので、適度に引っ張りながら差し込んでいく必要があります。力加減がわからないと引っ張りすぎてしまって網に負荷をかけてしまったり、引っ張りが足りなくて網が外れやすくなることが多くあります。

【ポイント5】DIY工程⑤余った網のカット

ゴムパッキンギリギリの位置でカットできず表面に切り口がはみ出てしまうと、切り口部分からほつれてしまったり、切り口部分に汚れが付きやすくなります。ゴムパッキンやサッシに傷をつけず、はみ出ないように切るには慣れが必要です。

このように、手順から想像するよりもずっと手間と時間のかかる作業です。専用の工具を揃えるために費用がかさむことも考えられます。

性能を損なうことなく美しい状態で長期間使用するためには、業者に網戸の張替えを依頼することがおススメです。

ステンレス網戸は丈夫で長持ち!

引用:株式会社 長尾木鋼 窓開放中でも安心・安全なステンレス仕様の防犯に強い網戸 SOLID FLOE(ソリッドフロー

最後に、ステンレス製の網戸について紹介します。

網の部分がステンレス素材の網戸です。強度と耐久性に優れているので、従来の網戸の

2~3倍長持ちします。サビや汚れも付きにくいためこまめな清掃の必要もありません。

また、簡単には切り裂くことができないほか、網戸にも鍵が付属しているタイプも販売されています。万が一「窓を開けたまま眠ってしまった。」なんて場合でも、防犯性が高く安心できます。

サイズや形状、網目の細かさによって金額は変わりますが、ポリプロピレンの網戸よりも高額です。しかし、お手入れの容易さや耐久性を考えると長い目で見るとコスパは悪くないと言えるでしょう。

まとめ

網戸の歴史やDIYでの貼替え方法、貼替え時のポイントなどについて解説しました。

おうちの網戸のチェックと必要な修繕をして、今年の夏は、自然の風を取り入れた生活をしてみませんか?

おうちの網戸で気になる点を見つけた場合や、2階の網戸、天窓の網戸などご自分での点検が難しい場合は、マサキホームまでご相談ください。

リフォームは「マサキホーム」までご用命ください!

満足できるリフォームには、事前のヒアリングと点検が重要です。マサキホームでは経験豊富なスタッフが丁寧に対応しています。細心の注意を払った施工とアフターサービスには自身があります。信頼と実績ではどこにも負けません!

施工内容や工事費用や工事日数など、ご不明な点や気になる点がありましたら、どんな小さなことでも遠慮なくお問い合わせください!

◆リフォームに関する、ご用命・ご相談等は、下記にお問い合わせ下さい。
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台風通過後の住宅点検と火災保険の申請で行う補修工事について(2019年8月31日 リフォームの基礎知識更新)

川崎市宮前区のマサキホーム株式会社、自称『釣師ハマちゃん!』こと川村と申します。
今年も大型の台風が発生し日本各地に大きな被害をもたらしています。
先日(2019年08月27日10:29)も日本気象協会より、27日午前9時にフィリピンの東で、大型の台風12号「ポードル」が発生しました。その後熱帯低気圧に変わりましたが「8月で5個目の発生です...との発表がありました。

台風による被害は大きな爪跡を残すものが多く、大雨や強風が何度も発生すると、一見被害がないような箇所にも大きな影響が出ていることが多々あります。その被害箇所に気付かず放置すると、大切なお住まいに大きなダメージを与え、その結果高額な補修費用という大きな代償を支払うことにもなりかねません。

そこで今回は、被害の拡大を抑えるために、台風が通過した後に行う「お住まいのチェック」と、被害箇所を発見した場合に、少しでも補修の工事費用を抑えるために、ご加入の火災保険や住宅総合保険概要説明や申請の手順を中心にお話しします。

<今回お話しする主な内容>
1.台風が通過した後にチェックする住まいの点検ポイントについて
(1)建物の外側(エクステリア)チェック
①屋根の主なチェック箇所
②外壁の主なチェック箇所
③その他のチェック箇所
(2)建物の内側(インテリア)チェック
2.「火災保険・住宅総合保険」で被害箇所を補修
(1)被害箇所は速やかに補修工事を!
(2)ご加入の火災保険を申請し補修工事を行う手順
①火災保険に含まれている補償とは
②補償の申請期間・補償金額について
    

1. 台風が通過した後にチェックする住まいの点検ポイントについて

(1)建物の外側(エクステリア)チェック
①屋根の主なチェック箇所
●瓦・スレート(欠け・ずれ・割れ・浮き)

●棟板金(釘浮き・釘抜け)

●漆喰(崩れ・剥がれ・ひび)

●軒天(剥がれ・染み・割れ・欠け)

台風による最も多い住宅被害は、強風によってスレート屋根トタン屋根が吹き飛ばされたり剥がれたりしてしまうことです。瓦屋根はそれらに比べると強度がありますが、それでも並びがズレたり浮いてしまうことがあります。その他にも板金を固定する釘が緩んでいないか、漆喰(しっくい)が崩れていないかなど屋根に異常が見られないか徹底的に調査することが必要です。

●雨樋(歪み・はずれ・割れ)
※排水口に枯葉やゴミの堆積もチェックのこと

暴風による「歪み・はずれ・割れ」などのほか、雨樋内に「落ち葉やゴミ」が詰まっていないか確認しましょう。雨樋が正常に機能しなければ雨水の排水が滞ってしまいます。台風に限らず豪雨の際は雨どいの掃除を実施してください。

②外壁の主なチェック箇所
●クラック(ひび割れ)

外壁は強い雨風や飛来物の衝突で痛みが発生しやすくなっています。特にクラック(ひび割れ)が無いか入念に確認をしてください。また窓枠のコーキングの劣化にも注意が必要です。些細な隙間から雨水が染みこむ可能性がありますので油断はできません。

③その他のチェック箇所
●ポリカ(破損・落下)
 

●フィンス(歪み・ずれ・割れ)

(2)建物の内側(インテリア)チェック
●天井(雨染み)
※最上階の天井裏の変色チェックは入念に!

●壁クロス(雨染み)

このケースは、かなり激しく雨漏りが起こってしまっている状況です。内壁にまで水が浸入しているということは、家中に水が浸入してしまっている状態ですので、即急に処置が必要です。台風が過ぎて数時間後に内壁が変色してきた場合は、次の台風までに処置しなければ一気に被害が拡大してしまうので注意が必要です。

●サッシガラス・窓ガラス(傷、ひび)

【ワンポイントアドバイス】
※屋根の点検は、足場が不安定で怪我に繋がります。点検が困難な場合は無理にのぼることはせず、専門家に調査を依頼しましょう。

 

2.「火災保険・住宅総合保険」で被害箇所を補修

(1)被害箇所は速やかに補修工事を!
屋根は住宅の中で最も台風の被害を受ける箇所ですが、高所なため確認が難しく損害の発覚が遅れることが多々あります。屋根の損害を放っておくと、雨漏りを引き起こしたり木材が腐敗してシロアリが発生する危険性があります。予想外の重大な二次被害を招く可能性が高いので、早めに修理することが重要です。台風後は早急に住宅のチェックをし、必要であれば補修を実施しましょう。

(2)ご加入の火災保険を申請し補修工事を行う手順
弊社(マサキホーム)では、住宅の損害に火災保険が適用されるかお調べする無料の現地調査を実施しております。台風による被害は火災保険の風災補償が適用されますので、保険金が下りれば修繕費用をまかなうことも可能です。被害箇所をご加入の火災保険で補修したいとお考えの方は、是非ご一報ください!

(2)-1.火災保険に含まれている補償とは
火災保険は、火事で家が燃えてしまったときに補償(保険金をお支払い)しますが、火災保険が補償する事故は火災だけではありません 
ご契約内容のプランにもよりますが、火災補償のほかに『風災補償・雹(ひょう)災補償・雪災補償』が、ほとんどの場合『基本補償または自由選択』に含まれておりますので、この機会に是非ご契約の保険内容をご確認ください。

【補足説明:風災とは】
・強風、台風、突風、疾風による雨樋の破損
・竜巻による雨樋の破損
・豪雨、暴風雨による雨樋の破損

(2)-2.補償の「申請期間・補償金額・申請手順」について
<補償の申請期間>
被害を受けた日から3年以内に保険会社に保険申請をしなければ、失効になります。
しかし3年以内に雨樋を修理しなければならないということではなく、その3年以内に保険会社に「保険申請します」と電話1本だけで保険申請になりますので、失効当日に雨樋の破損に気付いた方も間に合います。

<補償金額とは>
屋根修理の場合、2階以上は足場工事が必要となります。補償の金額には屋根修理費のほか、足場費用も補償の対象になり高額となりますので是非「火災保険」補償の申請で修理することをお勧めいたします。また、火災保険は自動車保険のように保険を使ったからといって、保険料の割り増しも一切ありません。

〔火災保険で雨樋修理や雨樋交換をする手順〕

①はじめに、保険会社ではなく専門業者(あなた⇒マサキホーム株式会社)に調査依頼
 ☟
②専門業者(マサキホーム株式会社)による屋根調査の実施
 ☟
③台風被害調査報告書・見積書の作成と送付(マサキホーム株式会社⇒あなた)
 ☟
④保険会社へ事故電話報告(あなた⇒保険会社へ保険申請)
 ☟
⑤保険請求書類(被害調査報告書・見積書など)を保険会社に提出(あなた)
 ☟
※1日本損害保険協会の鑑定人による被害調査の実施(保険会社が手配)
 ☟
⑦被災額の確定後、保険金額の決定(保険会社)
 ☟
⑧保険金の支払い(保険会社)
 ☟
⑨被災箇所の補修工事(マサキホーム株式会社)

※1・・・「日本損害保険協会の鑑定人が火災保険の補償金を算定する!
火災保険の補償金の算定は、加入している保険会社ではなく「日本損害保険協会の鑑定人」が行います。これは、中立な立場で被害物件の調査を行い妥当な申請金額を算出するためです。

【 保険会社へ連絡する場合のアドバイス 】
保険会社では、ご契約さまからの最初の電話連絡時から保険金額の決定までの間、常にあらゆる正当な方法で保険対象外にする理由や保険金を減額できる根拠を見つけようとしますので、保険会社への第1報が重要!になります。
☛ ご不安の方は上記①、弊社提出の雨樋調査報告と修理見積書の詳細説明とできる限りのフォローを行いますのでご相談ください。 

〔 ご参考 〕
他にも弊社が火災保険を適用して実際に行った工事に関する情報を下記にまとめましたのでクリックしてご参考にしてください。

★火災保険が適用された弊社ブログのご閲覧は下記をクリック下さい。

☞ 練馬区、北区の雹被害 波板損傷を火災保険で補修

☞ 火災保険・住宅総合保険で屋根修理や雨樋交換?

☞ 実例:火災保険の風災が認められ補償金が支払われた

★雨樋修理のご閲覧は下記をクリック下さい。

☞ 雨樋修理 専門店

 

最後までご閲覧いただきましてありがとうございます。
台風が通過した後には「お住まいの点検と被害箇所の補修」を是非行って下さい。弊社は、台風などの被害にあわれた方々の修理費用を、少しでもご負担の無いよう専門知識のあるスタッフが在籍し取り組んでおります。お困り事やご不明な点等ございましたら、下記までお問い合わせ下さい。

ご加入の保険で補修工事をご希望の方はお気軽にご相談ください。
 □■ お電話でのお問い合わせは
    フリーダイヤル 0120-910-615 ■□
 □■ メールでのお問い合わせは
    info@masaki-home.com ■□
マサキホーム㈱ 火災保険専用相談窓口 担当 山根 

 

 ☞外壁工事に関する情報はこちらを ご覧ください! 

 

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火災保険で雨樋工事 雨樋修理、交換の事例紹介(2019年6月12日 リフォームの基礎知識更新)

川崎市宮前区のマサキホーム株式会社、自称『釣師ハマちゃん!』こと川村と申します。
前回(2019年5月12日)にご紹介しました「雨樋交換時期の見極め方」をご閲覧いただいた皆さまの中で、この機会に「雨樋(あまどい)の修理、交換」を検討したいとお考えの方々へ少しでもお役に立てますように、今回は「雨樋工事」についてご紹介します。
雨樋の工事には、「雨樋の部分修理・雨樋の一部交換・雨樋全体の交換」等、被害に応じて工事の内容が異なります。また被害の内容により、ご加入の火災保険や住宅総合保険を申請して工事を行い、高額な雨樋交換の工事費用を削減できたケースも多々あります。

そこで、火災保険の適用で雨樋の修理や交換の工事について弊社が実際に行った事例や工事の内容を中心にお話します。

<今回お話しする主な内容>
◎知っておくと得する雨樋の豆知識(前回の重要ポイントをおさらい)
 〇雨樋の種類と比較表(形状・タイプ別、材質別、価格) 
◎雨樋修理や交換の工事費用について
 〇雨樋の部分交換費用の目安
 〇雨樋全体の交換費用の目安
 〇雨樋の部材交換リフォーム費用の目安
◎『火災保険・住宅総合保険』で行った雨樋修理、雨樋交換の工事について
 〇火災保険に含まれている補償とは
 〇補償の申請期間・補償金額について
 〇火災保険で雨樋修理や雨樋交換をする手順
 〇火災保険で工事した雨樋被害の事例紹介 

 

1. 知っておくと得する雨樋の豆知識(前回のおさらい)

〔雨樋の 形状・タイプ別 〕

〔 雨樋の材質別 〕

上記の主な雨樋を材質別に、比較してみました。

〔 雨樋の材質別比較表 〕   ※雨樋1本は3.64m

 

2. 雨樋修理や交換の工事費用について

雨樋の交換リフォームでは、破損した箇所の部分交換と、全体交換のどちらかが行われます。

(1)雨樋の部分交換費用の目安
雨樋が部分的に破損した場合は、穴やひび割れを補修しても、しばらくすると再び元の状態に戻る恐れがあるため、パーツごと交換するリフォームを行うことをおすすめします。
また、雨樋が強風にさらされたり雪が積もったりして歪んだ場合も、パーツを交換することになります。
・雨樋のパーツ価格:約3~5千円/1箇所あたりの単価
・廃材処分費用:約1万円
・取付け工事費用:約3~4千円/1箇所あたりの単価  合計:約7~10万円

(2)雨樋全体の交換費用の目安
雨樋が全体的に破損・変形してしまっている場合は、雨樋全体を交換することになります。
部分リフォームとは異なり、大きな雨樋を一度に解体するため、足場設置が必要になることがあります
・雨樋全体の交換費用:約20万円
・足場設置費用:約5~10万円
・廃材処分費用:約3万円
・取り付け工事費用:約2万円  合計:約30~35万円
足場の設置費用は、脚立でも施工できる1階部分や、窓から手が届く位置の雨樋であれば不要になることもあります。しかし、脚立のみでは作業に危険を伴う場合や、2階の雨樋を交換する場合などは、必ず足場を用意しなくてはなりません。

(3)雨樋の部材交換リフォーム費用の目安
雨樋の不具合は、雨樋と屋根を繋ぐ金具や、「継手」や「集水器」などのパーツが原因で生じることがあります。継手とは、雨樋のパーツ同士をつなぎ合わせる接続部材のことです。
また、集水器とは横の樋(軒樋)に溜まった水を、縦の樋に落とす部材のことで、その構造上、雨水に含まれていたゴミが溜まりやすい部材です。

以下はそれぞれのパーツの、施工費込みの修繕費単価です。
・雨どいの金具交換費用:約3万円/1箇所あたりの単価
・継手の交換費用:約5千~2万円/1箇所あたりの単価
・集水器の交換費用:約1万円/1箇所あたりの単価
なお、継手や集水器、接続金具などの部材は、雨樋全体を交換するときに同時に交換することができます。
そのため、部材単独での交換を行うと、数年後に雨樋全体に不具合が生じたときに、交換したばかりの部材も同時に処分することになり、部材の価格を二重に払うことになってしまいます。雨樋全体の交換が必要であれば、部材のみの交換・補修は避け、雨樋全体の交換リフォームを行うことをおすすめします。

 

3.『火災保険・住宅総合保険』で行った雨樋修理、交換の工事について

(1)火災保険に含まれている補償とは
火災保険は、火事で家が燃えてしまったときに補償(保険金をお支払い)しますが、火災保険が補償する事故は火災だけではありません 
ご契約内容のプランにもよりますが、火災補償のほかに風災補償・雹(ひょう)災補償・雪災補償』が、ほとんどの場合『基本補償または自由選択』に含まれておりますので、この機会に是非ご契約の保険内容をご確認ください。

①風災とは、具体的に;
・強風、台風、突風、疾風による雨樋の破損
・竜巻による雨樋の破損
・豪雨、暴風雨による雨樋の破損

②雪災とは、具体的に;
・積雪や落雪による雨樋の破損

③雹(ひょう)災とは、具体的に;
・雹(ひょう)による雨樋の破損

(2)補償の申請期間・補償金額について
①補償の申請期間
被害を受けた日から3年以内に保険会社に保険申請をしなければ、失効になります。
しかし3年以内に雨樋を修理しなければならないということではなく、その3年以内に保険会社に「保険申請します」と電話1本だけで保険申請になりますので、失効当日に雨樋の破損に気付いた方も間に合います。

②補償金額とは
屋根修理の場合、2階以上は足場工事が必要となります。補償の金額には屋根修理費のほか、足場費用も補償の対象になり高額となりますので是非「火災保険」補償の申請で修理することをお勧めいたします。
また、火災保険は自動車保険のように保険を使ったからといって、保険料の割り増しも一切ありません。

(3)火災保険で雨樋修理や雨樋交換をする手順
①はじめに、保険会社ではなく専門業者(あなた⇒マサキホーム株式会社)に調査依頼
 ☟
②専門業者(マサキホーム株式会社)による屋根調査の実施
 ☟
③雨樋調査報告書・見積書の作成と送付(マサキホーム株式会社⇒あなた)
 ☟
④保険会社へ事故電話報告(あなた⇒保険会社へ保険申請)
 ☟
⑤保険請求書類(屋根調査報告書・見積書など)を保険会社に提出(あなた)
 ☟
「※1日本損害保険協会の鑑定人」による屋根調査の実施(保険会社が手配)
 ☟
⑦被災額の確定後、保険金額の決定(保険会社)
 ☟
⑧保険金の支払い(保険会社)
 ☟
⑨被災箇所の屋根修理施工(マサキホーム株式会社)

※1・・・「日本損害保険協会の鑑定人」が火災保険の補償金を算定する!
そもそも火災保険の補償金の算定は「日本損害保険協会の鑑定人」が行います。
みなさんが加入している保険会社ではないのです。当然、見積を提示している施工業者でもありません。中立な立場の第三者が申請のあった物件に対して調査を行い申請金額が妥当であるかないかを判断するのです。
ですから、保険会社に被害状況と復旧に掛かる工事費用(見積書)を提出(申請)してみないと、いくらの補償金が支払われるのかはわからないということです。
とは言え、長年やってますと どんな被害が認められるか・いくらぐらいは補償されるかの傾向は見えてきます。その辺のところは建物調査の段階でお客様には、あくまで私の見解とした上でお話しさせていただいてます。  

★火災保険の申請から適用までの詳細説明は下記をクリックしてご視聴下さい。

【 保険会社へ連絡する場合のアドバイス 】
保険会社では、ご契約さまからの最初の電話連絡時から保険金額の決定までの間、常にあらゆる正当な方法で保険対象外にする理由や保険金を減額できる根拠を見つけようとしますので、保険会社への第1報が重要!になります。
ご不安の方は上記①、弊社提出の雨樋調査報告と修理見積書の詳細説明とできる限りのフォローを行いますのでご相談ください。

(4) 火災保険で工事した雨樋被害の事例紹介 
①突風・強風・台風・豪雨などの被害

 

  

 

②積雪・落雪の被害

 

 

 

③経年劣化と思われた補修で風災被害が認められ火災保険が適用された事例

 

    

  

 

〔 ご参考 〕
他にも弊社が火災保険を適用して実際に行った工事や雨樋修理に関する情報を下記にまとめましたのでクリックしてご参考にしてください。

★火災保険が適用された弊社ブログのご閲覧は下記をクリック下さい。

練馬区、北区の雹被害 波板損傷を火災保険で補修

火災保険・住宅総合保険で屋根修理や雨樋交換?

実例:火災保険の風災が認められ補償金が支払われた

★雨樋修理に関する弊社HPのご閲覧は下記をクリック下さい。

雨樋修理 専門店

 

最後までご閲覧いただきましてありがとうございます。
弊社は、風災や雪害など被害にあわれた方々の修理費用を、少しでもご負担の無いよう専門知識のあるスタッフが在籍し取り組んでおります。
また、弊社にお問い合わせしていただいた方々に喜んでいただけることを念頭に置いて体制作りを行っております。お困り事やご不明な点等ございましたら、下記までお問い合わせ下さい。

ご加入の保険で雨樋工事をご希望の方はお気軽にご相談ください。
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マサキホーム㈱ 火災保険専用相談窓口 担当 山根 

 

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雨樋交換時期の見極め方(2019年5月12日 リフォームの基礎知識更新)

川崎市宮前区のマサキホーム株式会社、自称『釣師ハマちゃん!』こと川村と申します。
今回は「雨樋(あまどい)」についてお話します。
冬の積雪や強風などで傷んだ雨樋を放置することにより、梅雨の長雨で雨漏りを引き起こし雨樋交換の他に雨漏れ修理にも工事費が及んでしまった!。・・・などとならないように梅雨入り前のこの時期に、雨樋の点検を実施しましょう。普段は気にもしない「雨樋」の存在とおっしゃる方が多いですが、雨樋は365日24時間、皆さまのお家を守ってくれています。雨樋(あまどい)に不具合が出ても、大したことはないと思って放置すると、お家に大きなダメ―ジを与えることも!。そこで皆さまが正しく雨樋の交換時期を判断できるお手伝いとして、雨樋に関する「豆知識習得と点検の方法」についてお話しします。

<今回お話しする主な内容>
◎雨樋に関する豆知識
 〇雨樋の役割
 〇雨樋の種類と比較表(形状・タイプ別、材質別)
 〇雨樋の部位名称説明
◎雨樋の寿命を判断する3つの方法
 〇設置年数のチェック「経年劣化」
 〇晴れの日に行う「変色・歪みチェック」
 〇雨の日に行う「機能性チェック」
◎次回予告
 〇今回の記事より雨樋の修理or交換をお考えの方へ!

 

1. 雨樋に関する豆知識

(1)雨樋の役割(雨樋は住宅を守っています!)
雨樋は何のために設置されているか、皆さんご存知ですか?
雨樋の役割は「住宅の耐久性を高める」ことです。具体的に言うと、雨樋は雨水の侵入で建物が腐食することを避ける重要な役割を持っています。
雨樋が本来の機能を失うとどうなるでしょう?
雨樋から漏れ出た雨水は軒(のき)をつたって外壁や地面へと流れて、住宅の土台部分にダメージを与えます。外壁の内側へ入り込んでしまうとカビが発生したり住宅を腐食させたりと、被害が拡大することもあります。また雨水が屋根から地面に直接落ち地面に溝を作り、建物の基礎廻りを不安定にさせてしまいます。

住宅が劣化する最大の要因は「水の浸入」です。
その防御として雨樋は降ってきた雨水を隅に集め、地面の排水口へと排水することで住宅を守っているのです。雨漏りしていないからと放置せず、早め早めに補修、交換を行いましょう!

(2)雨樋の種類(形状・タイプ別、材質別)
ここでは、皆さまが雨樋交換を依頼する際に知っておきたい基本知識として「雨樋の種類」や「価格帯」についてご説明します。

〔 形状・タイプ別 〕

〔 材質別 〕

上記の主な雨樋を材質別に、比較してみました。

〔 材質別比較表 〕        ※雨樋1本は3.64m

(3)雨樋の部位名称説明
雨樋は複数の部品に分かれており、それぞれ重要な機能を備えています。

 

2. 雨樋の寿命を判断する3つの方法

上記の1では、皆さまに雨樋に関する基本的な知識を習得していただきたく「雨樋の役割・種類・特徴・部位」等を中心にご説明しました。雨樋は被害の状態により「修理・部分交換・全交換」が必要になるため、雨樋被害状況の種類や原因を正しく把握する必要があります。
そこで、今度は習得した知識をもとに、皆さまが実際に雨樋の点検を実施し、「雨樋交換が必要か否か」を正しくご判断ができるよう「雨樋の寿命を判断する3つの方法についてお話しします。

(1)設置年数のチェック「経年劣化」
まず簡単なチェックとしては雨樋の設置年数です。雨樋は1回目は新築時に取付けられます。
よって一度も雨樋を交換したことないということであれば、「築年数=雨樋の設置年数」となります。雨樋は常に外で雨風にさらされ、紫外線の影響も受けているので、年月が経つにつれて少しずつ劣化が進んでいます。一般的な日本の塩ビ(プラスチック製)の雨樋の寿命は自然環境にも左右されますが、約20~25年くらいなので、まずはこの年数を目安としていただきたいと思います。それ以降になってくると、金具のグラつきや腐食、つなぎ目の接着の剥がれ、雨樋そのものの劣化による破損など、さまざまな影響が出てきます。この年数以下で不具合があるということは「施工不良」か、台風などの「自然災害の影響」と考えられます。台風などがきっかけで全体的に破損する恐れがあり、雨樋や部品が落ちたり飛ばされたりと危険を伴うこともあるので、「壊れてからでいいか…。」と放置してしまわずに、交換時期が近いようであれば業者さんに点検してもらうのがオススメです。

(2)晴れの日に行う「変色・歪(ゆが)みチェック」
次は見た目です。雨樋は日に当たり劣化をすると色が褪(あ)せてきます。近年の物は色褪せがしにくく良い製品が開発されてきましたが、過去の製品には変色が多くあります。特に「日の当たる部分」と「当たらない部分」に変色の差があるものです。南面と北面(あれば北面の下屋根)の色の差を比較し、明らかに色の差がある場合は気にかけるべきだと思います。また建物を遠くから見て軒樋(横樋)の傾斜を確認するのも忘れないでください。雨樋は、突風や台風などの暴風雨の影響で歪んでしまう場合があります。大雪が降ったときも、屋根に積もった雪が落ちる時に雨樋を歪ませてしまうことがあり、金具が外れて雨樋が垂れ下がってしまうといった深刻なケースにも発展しかねません。

(3)雨の日に行う「機能性チェック」
こちらも見た目ですが、実際に雨樋が機能をしているかをチェックします。雨の日に外へ出るのは面倒なものですが、雨樋の機能をチェックするにはこれ以上の方法はありません。特に強めの雨の時は絶好のチャンスです。傘をさして建物を一周しながら十分注意して確認をしてみてください!

【チェックのポイント】
※雨樋が破損し雨水が溢れ出ている!
(特に建物の角の部分は雨水が多く集まる場所で軒樋の性質上、破損しやすい場所)
・雨樋が破損していないのに雨水が溢れ出ている!
※雨樋の詰まりが原因です)

◆参考1◆ ・・・ ※雨樋の破損は何故起こるの?
雨樋の破損原因として、傾斜不良・経年劣化・施工不良・自然災害が考えられます。
経年劣化が起こると、戸雨樋を支えている樋吊が樋吊が錆びて取れ、雨樋が支えられなくなり傾斜不良にもなりえます。曲がりの部分では樋が外れ、機能を果たしていない場合もあります。雨樋の破損原因で一番多いのが、自然災害(屋根の積雪や台風)による被害です。

◆参考2◆ ・・・ ※雨樋の詰まりは何故起こるの?
普段は見えにくいですが、雨樋の中には泥やホコリなどが溜まっていることがあり、時間が経つにつれて増えていきます。さらに、雨樋の内部にカビやコケなどが発生すると雨水の排水が邪魔されて雨水が溢れてしまい、本来は水が落ちてこないところで雨漏りが発生してしまいます。また、雨樋の近くに高い木があれば落ち葉や枝が入ってしまう可能性が高く、ほかにも虫や動物の死がい、鳥の巣、風で飛ばされてきたゴミなどが詰まりを起こすこともあります。ほとんどの場合は掃除をすることで問題は解決しますが、長い間放っておくと雨樋のゆがみへと発展し、交換が必要になってしまうことがあるので注意しましょう。

 

3. 次回予告(雨樋交換を行う方へ)

最後までご閲覧いただきありがとうございました。
今回の記事を参考に雨樋点検を実施した結果、雨樋の交換が必要と判断された方へ次回の記事について告知したいと思います。次回は雨樋交換工事の「タイプ・手段・費用」等、雨樋交換工事を行う際に役立つお話をしたいと思います。

*タイプ ・・・ 修理可能 ⇔ 一部交換 ⇔ 全交換
*手段 ・・・ 火災保険が適用にならないか?
     (弊社で工事した過去事例を交え)
*費用の相場 ・・・(修理・一部交換・全交換)、足場 等

 

雨樋修理・雨樋交換工事はお気軽にご相談ください。
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省エネ効果抜群 遮熱塗料と断熱塗料のご紹介(2019年3月19日 リフォームの基礎知識更新)

川崎市宮前区のマサキホーム株式会社、自称『釣師ハマちゃん!』こと川村と申します。
3月に入ると冬の積雪や風雪などで傷んだ「屋根補修や屋根塗装」のお問合せが急増します。
そこで今回は、前回お話した屋根塗装の正しい見極め方の続編(第2回目)としまして、屋根塗装に欠かすことのできない塗料の中から、近年注目されている機能性を重視した遮熱塗料と断熱塗料をご紹介します。

<今回お話しする内容>
◎遮熱塗料、断熱塗料のメカニズム 
◎遮熱塗料の特徴
 〇遮熱塗料のメリット
 〇遮熱塗料のデメリット
 〇遮熱塗料はこんな家に最適
◎断熱塗料の特徴
 〇断熱塗料のメリット
 〇断熱塗料のデメリット
 〇断熱塗料はこんな家に最適
◎まとめ
 〇遮熱塗料と断熱塗料の比較表

 

1. 遮熱塗料と断熱塗料のメカニズム

近年、地球温暖化などによってますます夏が暑くなってきました。夏には30度を超える高温が続き、一日中エアコンがフル稼働し光熱費が「うなぎのぼり!」。また、万が一故障でもすれば熱中症等により命にかかわる大惨事に!。
その救世主として近年注目されているのが、機械に頼らず家を涼しくし省エネ効果もある『遮熱塗料・断熱塗料』です。


使われている断熱材や太陽光の当たり方などにもよって下がる温度は若干変わりますが、この機能により、夏場の部屋の温度が2~3℃室温が下がり15%の節電効果を発揮します

※断熱塗料と遮熱塗料の大きな違いは、冬場の保温効果が 有るか無いか
この二つの塗料の一番の違いは、冬場など寒い時期に室内で使用した暖房の保温効果が有るか無いかです。遮熱塗料は、熱を反射させるので、室内の熱を保温する効果はありません。断熱塗料は、熱の移動が長いため、室内の熱が逃げにくくなるため保温効果があります。

それでは、塗っただけで涼しくなる『遮熱塗料・断熱塗料』について、特徴を詳しくご説明しましょう。

 

2. 遮熱塗料の特徴

通常の塗料では熱がそのまま屋内に入るのに対して、遮熱塗料は、高日射反射率塗料とも呼ばれ、赤外線を反射(遮断)する顔料を混ぜた塗料です。太陽光の高熱の原因になる赤外線を反射させて跳ね返すことによって塗装面の温度上昇を抑制することができます。まさに、夏が暑い地域にうってつけの塗料といえます。

(1)遮熱塗料のメリット
①遮熱効果がある
文字通り、遮熱効果を発揮する塗膜です。夏の熱い太陽光を跳ね除けてくれますので、猛暑のような夏でも太陽光の影響を妨ぐ事が出来ます。その温度差は、2~3度程度です。
②節電効果がある
遮熱効果により室内温度を低くさせるので、夏場の光熱費が節約出来ます。
近年電力不足と言われている日本では、遮熱塗料の採用は理に適っております。
③塗膜の寿命が長い
遮熱塗料の耐用年数は15~20年です。費用は割高ですが、普及品の塗料と比べて2倍 に伸ばす事が出来ますので、メンテナンスの手間を考えるととても理想的な塗料です。
➃屋根や外壁の寿命が長くなる
遮熱塗料を塗布することで塗布面の温度を低くし、熱による素材への影響を低く抑えます。屋根に塗った場合は屋根材の寿命を長くすることができ、特に金属製の材料に塗布すると、温度差により金属の熱膨張を防ぐことに繋がります。塗膜の割れやヒビが発生しにくくなりますので、塗膜のクラック等の防止にも役立ちます。
⑤黒色の建材の熱上昇を抑える効果
黒っぽいカラーの建材は熱を吸収しやすいので建物の温度上昇が気になりますが、黒のような濃い色合いでも高い遮熱効果を発揮するので、建材の熱上昇を抑える効果があります。

(2)遮熱塗料のデメリット
①価格が一般的な塗料と比べてやや高い
遮熱塗料は、一般的な塗料と比較するとやや価格が高くなります。★単価(2,600~3,000円/m2)
②塗膜が汚れると遮熱効果が発揮しにくい
遮熱塗料の遮熱効果は、塗膜の表面が綺麗であることで高い遮熱効果を発揮するので、塗膜の表面が汚れていると反射しにくくなり、遮熱効果が低くなってしまいます。対策として定期的に塗膜の洗浄を行うことで遮熱効果が持続します。
③冬場の遮熱効果は建物の温度を低くしてしまうことがある
冬場に遮熱効果で赤外線を反射してしまうと、微分ですが建物が冷えてしまう事があります。そのため夏が暑い地域には最適な塗料ですが、冬が長く厳しい地域にはあまり適していないでしょう。

(3)遮熱塗料はこんなお宅に最適
①金属屋根や板金外壁のお宅
金属屋根は熱伝導率が高く、太陽熱が屋根材に浸透しやすく建物のダイレクトに熱を伝えてしまうので、遮熱塗料を塗布する事で太陽光を反射させる事が出来ますので、建物の省エネ効果を高く発揮してくれます。
②吹き抜けがあるお宅
吹き抜けは屋根からの熱が伝わりやすく、暑くなりやすい傾向がありますが、遮熱塗料塗布により吹き抜けの暑さを軽減させ、室温上昇を緩和につながります。
③リビングや寝室が2階や3階にあるお宅
屋内高さが高かくなるにつれ温度が上昇しますので、リビングや寝室が2階や3階にあるお宅では、特遮熱塗料の遮熱効果を高く反映させる事が出来ます。
➃光熱費の節約を考えているお宅
明らかに省エネ効果を発揮しますので、光熱費の節約とする事が出来ます。
⑤夏場の室温を下げたい方
遮熱塗料の遮熱効果により、夏場の室温を2~3℃下げることができます。

 

3. 断熱塗料の特徴

代表的な断熱塗料には日進産業のガイナがあります。遮熱塗料と似た塗料で、家を涼しくするという効果自体は変わりません。違うのは、反射ではなく防御であるということです。断熱塗料は熱伝導率の低い樹脂を混ぜることによって『熱が伝わりにくくする』仕組みを持った塗料なのです。そのため、遮熱塗料に比べて涼しさという点では負けます。これだけ聞くと遮熱塗料の方が良いのではないか、と感じるかもしれません。確かに、涼しさだけを求めるなら遮熱塗料でしょう。しかし、断熱塗料はすでにお話したとおり熱が伝わりにくくする塗料です。つまり、寒い冬には室内の熱を外に逃がさず、外気を室内に伝えません。遮熱塗料は夏特化型。断熱塗料は冬と夏の万能型。

(1)断熱塗料のメリット
①保温機能効果がある
遮熱塗料とは異なり、冬季でも暖かい空気を逃さず、室内を保温する効果があります。
②遮熱効果がある
遮熱塗料には及びませんが、熱伝導率が低く熱が伝わりにいため猛暑のような夏でも太陽光の影響を妨ぐことが出来ます。
③節電効果がある
断熱効果により「夏場の冷房費」や「冬場の暖房費」等の、光熱費が節約が出来ます。
➃塗膜の寿命が長い
断熱塗料はの耐用年数、13~18年です。費用は割高ですが、普及品の塗料と比べて 1.5~2倍に伸ばす事が出来ますので、メンテナンスの手間を考えるととても理想的な塗料です。
⑤防音機能
ガイナは一般塗料と比較し、塗膜表面積が大きいので、音を効率的に反射します。
⑥消臭機能
ガイナを建物内側に塗装すると、静電気により付着する臭いや汚れ物質の影響を抑えます。
⑦結露の抑制
ガイナの塗膜は、周辺の温度変化への適応性が高く、温度差が縮まり、結露発生を防ぎます。

(2)断熱塗料のデメリット
①価格が一般的な塗料と比べて高い
断熱塗料はガイナのみで、★単価は3, 500~4,500円/m2と、フッ素や光触媒並みに高いです。
②ツヤあり仕上げができない
「ツヤ消し」しかないガイナ塗料は、光沢のある塗膜を好む方には不向きな塗料です。
③濃い色には対応できない
ガイナは基本的に白に色を混ぜてカラーを作っていくので、薄めの色になります。
④塗膜がフラットにならない
ガイナには中空ビーズ(これにより高い断熱・吸音効果が発揮できる)が含まれているので、
どうしても塗膜表面に細かい凹凸ができてしまいます。
⑤防カビ機能がない
シリコン樹脂系やフッ素系塗料に備わっている防カビ機能がガイナにはありません。
防カビ機能を持たせたい場合には、別途ガイナ抗菌防カビ材を使用する必要があります。
⑥汚れやすい
ガイナは表面がざらざらした塗膜になっており、汚れが付着しやすいです。

(3)断熱塗料はこんなお宅に最適
①金属屋根や板金外壁のお宅
金属屋根は熱伝導率が高く、太陽熱が屋根材に浸透しやすく建物のダイレクトに熱を伝えてしまうので、遮熱塗料を塗布する事で太陽光を反射させる事が出来ますので、建物の省エネ効果を高く発揮してくれます。
②吹き抜けがあるお宅
吹き抜けは屋根からの熱が伝わりやすく、暑くなりやすい傾向がありますが、遮熱塗料塗布により吹き抜けの暑さを軽減させ、室温上昇を緩和につながります。
③リビングや寝室が2階や3階にあるお宅
屋内高さが高かくなるにつれ温度が上昇しますので、リビングや寝室が2階や3階にあるお宅では、特遮熱効果を高く反映させる事が出来ます。
➃光熱費の節約を考えているお宅
明らかに省エネ効果を発揮しますので、光熱費の節約とする事が出来ます。
⑤夏場の室温を下げたい方
断熱塗料の効果により、夏場の室温を2~3℃下げることができます。
⑥寒い冬の室内保温をお考えの方
断熱塗料は熱の伝わりを遅くする塗料なので、夏場温度を下げるだけではなく、冬場に暖房器具で暖めた室温を外に逃げにくくする保温する効果もあります。

 

4. まとめ

★上記でご説明した遮熱塗料断熱塗料の内容を比較表にまとめてみました。

 

 

今回は、近年注目されている機能性を重視した塗料についてご紹介しました。
是非この機会に、省エネ・節電によりCO2が削減でき、ヒートアイランド現象抑制にも貢献でき環境に優しい遮熱塗料、断熱塗料」をご検討ください。

 

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屋根塗装に適した時期の見極め方(2019年2月19日 リフォームの基礎知識更新)

川崎市宮前区のマサキホーム株式会社、自称『釣師ハマちゃん!』こと川村と申します。
3月に入ると冬の積雪や風雪などで傷んだ「屋根補修や屋根塗装」のお問合せが急増します。
そこで今回は、屋根塗装をお考えのみなさまへ、屋根塗装を行う際に適切な判断が行えますよう、屋根塗装を行う際に知っておきたい「知識情報」をシリーズでご紹介します。

第1回目は、基本的な知識として『屋根塗装に適した時期の見極め方』を中心にお話します。

◎屋根塗装の正しい見極め方
 〇屋根塗装時期の基本的目安
 〇屋根の状況より塗装時期を見極める
 〇屋根塗装周期を超えた放置の結末
◎屋根塗装に適した季節
 〇屋根塗装に適した『季節』について
 〇屋根塗装に適した『月』の統計事例
◎屋根塗装の費用
 〇屋根塗装費用の内訳と相場
 〇塗装工事費用の削減
◎まとめ

 

1. 屋根塗装の正しい見極め方

(1)屋根塗装時期の基本的目安
屋根は、定期的に塗り替えを行なう必要があります。塗装は屋根を守る役割を果たしているのですが、経年による劣化によって、色あせや雨漏りなどの症状が現れるようになります。塗装の劣化が明らかになる目安としては、屋根材の種類にもよりますが、一般的に築10年と言われています。それ以降、約10年周期で塗装を繰り返し行うのがベストです。
但し、屋根材の種類により塗装の周期が異なりますので、少し掘り下げて「屋根材の種類別」に塗装の耐用年数をまとめました。

 ★ 屋根材別の塗装耐用年数 ★

(2)屋根の状況より塗装時期を見極める
上記のご説明はあくまでも一般的な目安です。自然災害(台風による突風・豪雨や冬季の積雪)など屋根は常に自然の猛威にさらされています。そこで必要になるのが定期的に屋根の劣化症状をチェックし、塗装のタイミングを見極めるということです。みなさまが正しい見極めができますよう、どのような症状を発見したら塗り替えを行なう必要があるのかを一覧にしました。

 ★ 屋根塗装時期の見極め方 ★

(3)屋根塗装周期を超えた放置の結末
ここでは、みなさまが屋根塗装の重要性を認識していただけますよう、屋根塗装を周期的に行わず放置した場合に、起こりうるトラブルについてお話します。

★屋根塗装を行わず放置した場合の大きな代償★
塗装時期になっても塗装などのメンテナンスを行わず放置すると、屋根だけでなく屋根の下にある防水シート(ルーフィング)や野地板(屋根の下に貼られている板)の腐食も進行します。結果、屋根材と防水シートで雨漏りを防ぐとこができず、野地板まで雨水が浸透してしまいます。野地板が腐食すると雨漏りが発生します。このような場合、塗装ではもうメンテナンスができないため、葺き替え(ふきかえ)と呼ばれる屋根全体のリフォームを行わなければいけません。
工程としては、野地板の張替え・防水シートの敷き直し・屋根材を全て変更という形になります。古い屋根材を一旦落として新しい屋根材を上にあげる作業をして、レッカー車なども使う必要があるので大掛かりな屋根工事となります。その分費用も割高で、塗装であれば約30坪の建物の場合、40~80万円で済んだものが60~200万前後かかることも。こういうトラブルを回避するためにも、時期になったらきちんと屋根塗装を行って下さい。

 

2. 屋根塗装に適した季節

(1)屋根塗装に適した『季節』について
塗装を行なうための条件として、ほとんどの塗料メーカーは規定として「湿度85%未満、気温5℃以上の環境であること」とパンフレット等に記載しています。基本的には、上記の条件を満たせば、1年を通して塗装は可能です。特に春(3~5月)と秋(9~11月)は気候が安定しており、上記の条件を満たしやすいために屋根の塗装でも人気が高い季節です。それぞれの時期の塗装のメリットとデメリットを下記の表にまとめました。

 ★ 季節別 屋根塗装の比較 ★

(2)屋根塗装に適した『月』の統計事例
ここでは、屋根塗装に適した月の分析として、実際に「神奈川県の気温・降水量を月別に過去30年の平均実績を統計し」一覧表にまとめてみました。

 ★ 神奈川県 「気温・降水量」の過去30年 統計★

上記の統計より、例題に挙げた神奈川県では、屋根塗装に最も適しているのは、気候が安定している春(3月・4月・5月)と秋(10月・11月)がベストと判断します。これは、上記(1)の「塗料メーカー」の見解とほぼ一致することがわかりました。

平均最低気温が5度以下12月は、屋根塗装を控えることをおすすめします。但し、まったく塗装ができないというわけでなく、時間を伸ばして最適な乾燥時間を見極めればできるケースもあります。但し、12月に塗装を行う場合には、高技能を有する業者の選択が必須になります。
逆に夏場なら安心ということでもなく、塗料が揮発しやすく乾燥時間が早まるため、こちらも塗料の調整と最適な乾燥時間の見極めが大事になります。
早朝に露(つゆ)や霜(しも)が降りる時期も、一度乾燥しないと塗装はできません。

 

3. 屋根塗装の費用

(1)屋根塗装費用の内訳と相場
屋根塗装工事には、屋根塗装工事費用のほかに足場工事の費用も加わります。足場工事も含めた屋根の塗装工事の相場は、一般的な2階建住宅(塗装面積50~80㎡の場合)で、40~60万円と言われています。但し、この費用はあくまでも目安の費用で「塗料の種類」や「屋根の形状」などによって大きく変動するため、業者に提示された見積額が相場から大きく離れてしまう可能性があります。見積書の妥当性を確認するためには、「屋根の塗装費の内訳比率」、「塗料の種類&ランク」、「工事内容&工事内容別の費用」、「足場代」などを確認すると良いでしょう。

(2)塗装工事費用の削減
家全体の塗装工事費用の削減として、屋根塗装の際に外壁塗装もあわせて行なうことをおすすめします。その理由としては、外壁塗装の際にも足場工事費用必要となりますので、屋根と外壁の塗装工事を同時に行うことで、高額な足場工事の費用(塗装工事費用の約20%)が1回で済むからです。外壁の汚れや劣化が気になっている方は、これを機に同時に外壁塗装も検討されてみてはいかがでしょうか。

 

4. まとめ

今回は、屋根塗装の適切な時期の見極めと、屋根塗装工事にかかる費用の相場や内訳、また塗装工事費用の削減についてご紹介しました。ここでは、屋根塗装の重要性と塗装を行うタイミングの正しい判断が、屋根塗装をお考えのみなさまへお伝えいただければ幸いに思います。

 

最後までご閲覧いただきありがとうございます。
次回は、屋根塗装シリーズの2回目としまして、屋根塗装工事を行う際に欠かすことのできない「塗料」について、正しい選択ができますよう『遮熱塗料と断熱塗料』の特徴を中心にご紹介します。

 

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雪害・雪災による雨樋被害を火災保険で修理(2019年1月18日 リフォームの基礎知識更新)

川崎市宮前区のマサキホーム株式会社、自称『釣師ハマちゃん!』こと川村と申します。

この時期お問合せが急増するのが、★屋根に積もった雪が滑り落ち『落下・歪み・損傷』した雨樋を火災保険で修理できないか…」とのお問合せです。

そこで今回は、積雪被害に対する(事前対策⇒積雪被害⇒火災保険で修理)まで、以下の項目に分け詳しくお話しします。

◎積雪による家屋損傷被害と事前対策
 被害箇所ベスト5
 〇積雪被害対策
◎雨樋交換の際に役立つ雨樋の説明
 雨樋の役割(雨樋修理放置の大きな代償)
 〇雨樋の種類・特徴
◎火災保険について
 保険の申請期間・補償範囲
 〇火災保険で雨樋修理を行った事例紹介
◎火災保険の申請について
 〇マサキホームがお手伝いできること
 〇火災保険申請手順

1. 積雪による家屋損傷被害と事前対策

(1)雪害・雪災による被害ベスト5
弊社へ問合せがあった「積雪が原因で発生した被害」の内容をランキングにまとめました。

★1位 雨樋の損害(歪み・破損・落下)
弊社へ最も多い問い合わせは、積雪による雨樋歪み・破損・落下です。保険会社に証明しやすい被害につき、ほとんどのケースで保険金は支給されます。雨樋の交換は足場工事が必要になるので、保険会社に修理費用の申請をする際は必ず足場工事を含めた雨樋修理費用を請求して下さい。
雨樋写真(積雪被害)
★2位 屋根の損害
大雪で屋根に加重がかかり軒先が歪んだり、2階からの落雪により1階の屋根瓦が損傷した。
★3位 カーポートやテラスの破損
大雪の影響でカーポートが倒壊したり、テラスのポリカーボネート材に穴があいたケースが多いです。
★4位 雨漏り
屋根の谷部などは雪が滞留しやすく、排水性が悪い雪解け水の影響で雨漏りが発生するケースがあります。
★5位 アンテナの破損
アンテナの修理・交換も雨とい同様、保険会社に修理費用の申請をする際は必ず足場工事代金を含めたアンテナ修理費用を請求して下さい。

(2)積雪被害の事前対策
積雪による家屋損傷被害の事前対策として屋根の雪止め金具取付をおすすめします。
積雪落下による被害はお客様の家屋だけではなく、時には隣家や通行人に被害を与える危険性があります。防止策は「ズバリ」雪止め金具の設置です。雪止め金具は後付けできるので、足場があれば簡単に設置できます。もちろん、費用も比較的安価です。
ご気軽に、マサキホームまでお問い合わせください。

主な屋根材別の雪解け金具サンプル  

〇瓦棒用雪止め
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〇トタン平葺用(横葺)
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〇和瓦用
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〇コロニアル用
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〇波板用(ポリカ)
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 出典:shirahata-s.co.jp

 

2.雨樋交換の際に役立つ雨樋の説明

雨樋がないと建物の寿命縮みます!

(1)雨樋の役割
雨樋は雨水の侵入で家屋腐食することを避ける重要な役割を持っています。屋根に降った雨水を軒先で受け、地上や下水に流すことで直接家屋へ掛かることを避け、また雨水の侵入を防ぐことにより、外壁の汚れを避けることができます。
雨樋は家屋を構成している部分としてはとても地味なイメージを持たれがちです。しかし、意外にも重要性はとても高い部分なのです。雪害・雪災歪み破損落下した雨樋を修理せず放置すると屋内への雨漏りが発生するリスクが高まり『2次災害』を引き起こします。修理費用等の大きな代償を避けるためにも、即急に修理することをおすすめします。

〔雪災放置による2次災害 雨漏り被害の事例紹介〕

◆横浜市 都筑区◆
築35年が経過し雨樋が経年劣化してきた。冬の積雪や突風で年々破損状況が酷くなっているのを放置していた。先日、内壁や一部天井雨染みらしきもを発見したため業者へ原因調査を依頼した。結果、損傷していた雨樋が原因を判明し即急に雨樋交換工事を依頼した。

【工事内容】  雨樋交換
【築  年  数】  35年
【建物タイプ】  木造2階建て
【施工材料】 
 雨樋⇒エスロン アートフェイスH120(高耐候性)
 破風板⇒ガルバリウム鋼板

【施工状況】

 

 (2-1)雨樋の種類(形状別)

(2-2)雨樋の種類(素材別) 

(2-3)雨樋の素材別比較表
 

 

3. 火災保険の補償内容について

「火災保険」と聞くと、火災でしか使えないイメージを持たれている方は多くいらっしゃいます。しかし、火災保険の補償内容には、いくつも種類があります。ご契約内容のプランにもよりますが、火災補償のほかに風災補償・雹(ひょう)災補償雪災補償が、ほとんどの場合『基本補償または自由選択』に含まれておりますので、この機会に是非ご契約の保険内容をご確認ください。雪災補償は屋根に積もった雪が落下する際に、破損したり歪んだりした雨樋の修理費用にも適用されます。つまり、雪害や雪災による雨樋の破損であれば、火災保険の「雪災補償使い保険金によって、雨樋の修理が行えるということです。

【 参 考 】
①風災とは、具体的に;
・強風、台風、突風、疾風による雨樋の破損
・竜巻による雨樋の破損
・豪雨、暴風雨による雨樋の破損
②雪災とは、具体的に;
・積雪や落雪による雨樋の破損
③雹(ひょう)災とは、具体的に;
・雹(ひょう)による雨樋の破損

(1)補償の申請期間
被害を受けた日から3年以内に保険会社に保険申請をしなければ、失効になります。
しかし3年以内に雨樋を修理しなければならないということではなく、その3年以内に保険会社に「保険申請します」と電話1本だけで保険申請になりますので、失効当日に雨樋の破損に気付いた方も間に合います。

(2)補償の範囲
屋根修理の場合、2階以上は足場工事が必要となります。補償の金額には屋根修理費のほか、足場費用補償の対象になり高額となりますので是非「火災保険」補償の申請で修理することをお勧めいたします。また、火災保険は自動車保険のように保険を使ったからといって、保険料の割り増しも一切ありません。

(3)雪災補償を申請し雨樋の修理を行った事例紹介

①雪害・雪災による雨樋の歪みや変形
雪が降ると雨樋に雪が積もるため、重みで歪んでしまうことがあります。雨樋が歪んでしまうと、歪んだ箇所から雨水がこぼれてしまうことがあります。その場合、雨が降ると水が滴り落ちるため困ってしまいますよね。雪によって雨樋がゆがんだ場合は、火災保険を申請して修理しましょう。

②雪害・雪災による雨樋の破損
雪が原因で雨樋が破損してしまっている場合、火災保険を使うことが可能です。早めに火災保険の申請をして雨樋を直してしまいましょう。

③雪害・雪災による雨樋の落下
雨樋はもちろんのこと、雪の重みで屋根が破損してしまった場合、火災保険を使い屋根を修繕しましょう。これを修理すると数十万円の費用がかかってしまいます。急な積雪による被害があった場合、数十万円の修理費用は困りますよね。そこで、火災保険を使い、実質負担0円で屋根を修理するようにしましょう。

4.火災保険の申請

※保険の申請が得意な業者に依頼して火災保険を使うことをおすすめします!
火災保険を申請する際、保険の申請をサポートしてくれる専用業者に依頼するのがおすすめです。
素人では、保険に必要な書類手続きなどを上手に行うことは難しく、十分に保険金受給できません。そこで、保険が利用できるのか調査し、その後申請から雨樋の修理まで行ってくれる業者マサキホームにご依頼ください。

(1)マサキホームに依頼するメリット
①保険金を上手に受給できる
火災保険の申請が得意な弊社(マサキホーム)に依頼すると、保険金を上手に請求できるため、素人が請求するよりも給付確立給付金額くなります。
②面倒な手続きが楽になる
火災保険の申請は2~3カ月程度の時間がかかり、しかも面倒な手続きが必要になります。その場合でもマサキホームがサポートし面倒な申請の手続きが楽に行えます。
③雨樋の修理まで行ってくれる
火災保険の申請を得意とするマサキホームに依頼すると、調査から保険の申請、その後の雨樋の修理まですべて行います。そのため、あなたが行うことは必要な書類を集めるなどの簡単なことになるため、火災保険の申請からリフォームまでのほとんどをマサキホームが行います。つまり、火災保険の申請まで行うマサキホームに頼んだほうが、保険申請から修理まで1社だけで済むので圧倒的に楽になります。

(2)火災保険の申請手順

はじめに、専門業者(あなた⇒マサキホーム)に調査依頼
  
専門業者(マサキホーム)による屋根調査の実施
  
雨樋調査報告書・見積書の作成と送付(マサキホーム⇒あなた)
  
保険会社へ被害電話(あなた⇒保険会社へ保険申請)
  
保険請求書類(屋根調査報告書・見積書等)を保険会社に提出(あなた)
  
「日本損害保険協会の鑑定人」による屋根調査の実施(保険会社が手配)
  
被災額の確定後、保険金額の決定(保険会社)
  
保険金の支払い(保険会社)
  
被災箇所の屋根修理施工(マサキホーム)

【 保険会社へ連絡する場合のアドバイス 】
保険会社では、ご契約さまからの最初の電話連絡時から保険金額の決定までの間、常にあらゆる正当な方法で保険対象外にする理由や保険金を減額できる根拠を見つけようとしますので、保険会社への第1報が重要!になります。
☛ ご不安の方上記①、弊社提出の雨樋調査報告修理見積書詳細説明とできる限りのアドバイスをしますのでご相談ください。

弊社は、風災や雪害など被害にあわれた方々の修理費用を、少しでもご負担の無いよう専門知識のあるスタッフが在籍し取り組んでおります。
また、弊社にお問い合わせしていただいた方々に喜んでいただけることを念頭に置いて体制作りを行っております。お困り事やご不明な点等ございましたら、下記までお問い合わせ下さい。

火災保険・住宅総合保険での雨樋工事はお気軽にご相談ください。
 □■ お電話でのお問い合わせは
    フリーダイヤル 0120-910-615 ■□
 □■ メールでのお問い合わせは
      info@masaki-home.com ■□
マサキホーム(株) 火災保険専用相談窓口 担当  山根

また、他にも弊社において、火災保険で修理 することができた、屋根・雨樋・軒天 などの工事につきまして、プレゼンにまとめましたので、こちらもご覧ください。

プレゼンによる説明はこちらをクリックしてください

 

5.まとめ

火災保険を使えば、雪害・雪災にあった雨樋を修理することができます。火災保険は、住宅購入時に必ず加入しなければいけないため、ほとんどの方がすでに保険料を支払っているのです。
火災保険は、使っても保険料が高くなるということがありません。雨樋が落下・歪み・破損したのであれば、火災保険を使い修理しましょう。火災保険の申請は、自動車保険のように気軽に使うべきです。ただ、火災保険の申請は難しいため、保険の申請をサポートしてくれてその後の雨樋の修理まで行ってくれる業者に問い合わせをしてみましょう。そして、実質0円で雨樋を修理してください。

最後まで、ご閲覧いただきありがとうございます。
ご不明な点等、皆さまからのお問い合わせお待ちしております。
また、リフォーム等、ご検討中の工事がありましたらお気軽にお声がけください ((´∀`))   

 

※外壁工事に関する情報はこちらを ご覧ください!

 
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寒い冬の健康維持と快適生活を過ごすために断熱リフォームをご提案(2019年1月4日 リフォームの基礎知識更新)

あけましておめでとうございます!! 川崎市宮前区のマサキホーム株式会社、自称『釣師ハマちゃん!』こと川村と申します。
本年は平成最後の年!(私的になりますが小生)平成の有終の美を飾りたく、また新年号のスタートダッシュとしまして、念願の「小型船舶操縦士(2級)」を取得しました。決して悔いの残らぬよう大物釣りに邁進する所存です。( ゚∀゚) 座布団ヒラメ(70cmオーバー)覚悟しな!
...追伸 ⇒ 当然のこと仕事も一生懸命頑張ります。  

それでは本題に入ります。今回は寒い冬に備え、「健康維持と快適生活」を過ごすために不可欠な断熱リフォームのご提案です。
皆さま、せっかく暖房で温めた空気が、外気温(マイナス2.6度)で約58%も『窓』から流出することをご存じですか。放っておくとヒートショックに陥るリスクも広がります。


【 資料:(社)日本建材・住宅設備産業協会より作成 】

そこで今回は、寒い冬を快適に過ごせるよう、またヒートショック対策にもつながる断熱リフォームのご紹介をしたいと思います。

参考 ・・・ ヒートショックとは? 》
ヒートショックとは急激な温度変化が体に及ぼす影響のことです。
室温の変化によって、血圧が急激に上昇したり下降したり脈拍が早くなったりする状態のことをいいます。室温の変化にさらされた我々の体は、体温を一定に保つために血管が急激に収縮し血圧の変動や脈拍の変動を起こします。心臓にも思った以上の負担がかかっています。ちなみに、入浴中の急死は夏の11倍に増加します。ヒートショックは心筋梗塞や脳血管障害などにつながりかねない危険な状態と言えます。

悲しいことにヒートショックが原因で亡くなる方は、交通事故の死亡者より多い、年間約1万7千人いると言われています。もう少し我慢すれば、春が来るとお考えの方も寒い冬は毎年やってきます。是非この機会にお部屋の断熱リフォームをご検討ください。

 

1. 何故、開口部(窓)から暖房熱の流出が多いのか

(1)性能が低い日本の窓
日本で製造されているサッシ窓のほとんどがアルミサッシで、他の先進国に比べ驚くほど性能が低いものです。アルミは熱が伝わりやすい特徴をもっております。結果、アルミサッシ窓は外の寒さを伝えやすく暖房熱の流出につながっています。

★その対策として『内窓(二重窓・二重サッシ)』の取り付けをおすすめします。 

(2)開口部(窓)の断熱リフォーム 
開口部の断熱リフォームとして、既存の窓に内窓(インナーサッシ)を取付ける方式(二重窓・二重サッシ)が、窓の断熱リフォームの中でも、断トツでおすすめです。
既存の窓の内側に、新たに窓を設置する方法で、施工が簡単に済むというメリットもあるものです。内窓は、断熱効果はもちろん、防音防犯対策にも適しています。
内窓(二重窓)を設置するリフォームは、商品代+施工費込みで約10~15万円とリーズナブルな価格で実施できます。浴室などの腰高窓等、小さい窓であれば5~7万円でリフォームできるので、非常にお手軽です。

また、アルミサッシに変わって注目を集めているのが樹脂サッシです。外国ではサッシの標準素材として多用されており、日本でも特に北海道で普及率が上昇しています。熱を伝えにくい素材である樹脂を採用したサッシは、気密性が良いため、高い断熱効果・防音効果を持っている建材です。
樹脂製の内窓でリフォームするのも良いですし、既存のサッシごと樹脂製のものに交換しても十分な断熱効果が得られます。ちなみに樹脂製の内窓の後付け費用は、アルミ製の後付けと同様の費用で済む場合がほとんどです。

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弊社社員の実家二重窓、断熱窓取付けの模様です!

★次に、入浴中に最も多く発生しているヒートショック対策につながるご提案です。

(3)-1 入浴中のヒートショック状況
ヒートショックは、体全体が露出する入浴時に多く発生しています。
原因は、温度の急激な変化で血圧が上下に大きく変動することにより、失神や心筋梗塞不整脈脳梗塞を起こすことです。なかでも入浴時に急激な血圧低下により失神し、溺れて死亡するケースは、入浴時のヒートショックの典型的な例です。

入浴中に心肺機能停止となる人を時系列でまとめると、外気温が低くなる12月から2月にかけて多くなり、最も少ない8月のおよそ11倍に急増するそうです。
住宅内で暖房をしていない脱衣室や浴室では、室温が10度以下に下がることが多くなります。そこで衣服を脱ぐと、急激に体表面全体の温度が下がり、寒冷刺激によって血圧が急激に上がります。この血圧の急上昇が、心筋梗塞、脳卒中を起こす原因のひとつとされています。
さらに、一度急上昇した血圧は、浴槽の暖かい湯につかることにより血管が拡張し、反対に急激に低下します。この急激な血圧低下が失神を起こす原因となり、ヒートショックを巻き起こします。

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(3)-2 浴室・脱衣室の断熱リフォーム
窓まわりは熱が逃げやすいため内窓を設置等の断熱改修で外気温の影響を最小限に抑える。
浴室をユニットバスへ改修することでも断熱性は向上します。
断熱性能が高い窓ガラスを使用したり、断熱シート・フィルムを貼る。

ヒートショック対策として重要なのは、寒い季節、脱衣所や浴室を温かくすることです。また、トイレも体を露出させる場所なので、同様に温かくすることをお勧めします。

★最後は、開口部(窓)のほかに暖房熱が流出する箇所について断熱リフォームをご紹介します。

 

2.主な断熱リフォームのご紹介

【主な断熱リフォームのBEFORE(前)AFTER(後)

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出典:reformakita.com

(1)外壁の断熱リフォーム
①柱・間柱間に断熱材を充填施工
壁の内装工事に合わせて、繊維状・ボード状の断熱材を充填施工する方式
<主な効果>
・外壁に断熱材を施工することによって、外壁を通じた熱移動を低減します。
・冬季に暖房の効きが良くなるとともに、表面結露の防止にも効果があります。

②外壁の室内側にボード状断熱材を施工
既存の内装材の上、または、躯体の室内側にボード状の断熱材を内張施工する方式
<主な効果>
・外壁に断熱材を施工することによって、外壁を通じた熱移動を低減します。
・冬季に暖房の効きが良くなるとともに、表面結露の防止にも効果があります。

③外張り断熱
既存の外壁の上にさらに外壁(サイディング)を張る方式。
<主な効果>
・断熱効果のほか結露によるダニ・カビの発生対策にもなります。
・外張りの代表的なものとしてエコウォールがあり、エコウォールはガルバリウ鋼板パネルの裏側に、イソシアヌレート発泡断熱材を入れ、アルミ箔で包むサンドイッチパネルとした為、パネル本体で優れた断熱性能を発揮します。

(2)床の断熱リフォーム
①床の上部断熱
床の内装リフォーム(床張り替え工事)を行う場合等に、繊維状・ボード状の断熱材を床下から大引き間や根太間に施工する方式。

②床下断熱
既設床のまま、床下側から大引き間や根太間に断熱材を施工する方式。
(1992年以前の省エネ基準が低い時期に建てられた住宅は、床下に断熱材が入っていない場合が多いので、断熱材を入れると良いでしょう。)

③床暖房の設置
床暖房は大きく2種類に分類され、「電気式」と「温水式」があります。発熱体に電気を通して暖める「電気式」は、「温水式」に比べ設置が簡単で、工事費用は割安になる傾向がありますが、電気代がやや高くなるというのが一般的です。
 
(3)屋根・天井の断熱リフォーム
①屋根の上側(外側)断熱
屋根の葺き替え工事等にあわせて断熱材を外張施工する方式。

屋根の下側(内側)断熱
・屋根の垂木間に断熱材を施工する方式。
・屋根の野地板の下面に断熱材を吹付ける方式。

天井裏に断熱材を敷設
天井の野縁材や天井材の裏側(上側)に断熱材を敷設する方式。
<主な効果>
・天井に断熱材を施工することによって、小屋裏と室内の熱の移動を低減します。
・冬季は室内の熱損失を低減し、暖房の効きが良くなり、夏季は室内の火照りを抑えるとともに、冷房の効きが良くなります。

最後まで、ご閲覧いただきありがとうございます。
ご説明しました各断熱リフォームは防音効果も期待でき、騒音の対策にもなります。冒頭でもお話ししましたが冬将軍は毎年やってきます。快適な冬を過ごすために、断熱リフォーム工事のご希望・ご相談は、ぜひマサキホームまでご一報ください。

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台風による 雨漏り被害! 雨漏り対応!(2018年11月18日 リフォームの基礎知識更新)

こんにちは。川崎市宮前区のマサキホーム株式会社、自称「釣師ハマちゃん!」こと川村です。

みなさんのなかには、雨漏りと気づかずに雨漏りした箇所を放置している方がいるのでは?
雨漏りを見過ごしてしまう要因の一つに、『台風の時だけ発生する雨漏り』があげられます。

そこで今回は、『台風被害による雨漏り、台風により経年劣化した箇所の脆弱性が引き起こす雨漏り』を中心に、その「被害状況、放置による2次被害、点検方法(事前=日常・事後=台風の後)」についてお話しします。

 

1.台風に関連した雨漏り被害の状況

通常の雨では雨漏りしないのに、台風のときだけ雨漏りするという家が多くあります。この理由は、台風のときの大雨強風によって圧がかかった状態でさまざまなものに当たるからです。たとえば、横から強い力で入ってくる雨水や、地面に打ち付けて上に舞い上がるような雨水などがあります。また、建物の外壁や屋根の構造によって、雨水が入り込みやすい部分というのがあります。通気口としての役割を果たす換気扇や通風口から入り込むこともあります。

(1)台風による主な雨漏り被害

①屋根
台風の屋根被害で最も多い箇所は棟板金です。また屋根の素材にヒビが入っていたり、小さな隙間釘に浮きがあったりするとそこから入ってきます。日本で古くから多く使用されている屋根材である瓦屋根であれば、瓦が割れたりめくれたりするのも原因のひとつです。

◎棟板金が台風の強風で落下した事例

◎劣化し釘浮きが起こった棟板金に、台風よる横風と豪雨で雨漏りが発生した事例 ↓

◎台風よる強風で瓦(割れ、ズレ)から雨水が侵入し雨漏りが発生した事例 

サッシ
台風による強風でサッシ窓が割れたり、外壁とサッシの間に隙間があったり、サッシの素材自体が劣化していたりするとそこから入ってきます。ほんのわずかな隙間であっても、台風の場合は力強い雨が降るので、侵入する雨水の量は多くなってきます。

◎台風よる強風で窓ガラスが割れ、雨水が侵入し雨漏りが発生した事例 ↓

◎経年劣化でサッシとサッシ枠に隙間ができ、台風よる台風よる横風と豪雨で室内に雨水が侵入した事例 ↓

③外壁
壁そのものから雨漏りする原因は、外壁の塗装ハゲたりひび割れている場合に、台風などによる横風と豪雨の時に発生することが多いです。これは長期間、外壁のメンテナンスを行っていない時に起こりやすいと言われています。

 

〔ワンポイントアドバイス〕

★こんな症状も雨漏りです!
天井からポツポツと雨が漏れているようなよくあるケースと異なり、すこし気付きにくい雨漏りの症状をまとめました。
・天井にうっすらとシミが出ている
・壁紙の上の方に黒いシミが出ている
・外壁が剥がれていたり、ひびが入っている
・障子やふすまが波打っている
・結露が多くなる
・床が膨れ上がる

こういった症状は、しばらく時間が経ってからでないと気が付かないものです。また、この症状が雨漏りの症状であることを知らないという人もたくさんいます。台風後の数日間は注意して家の中を点検することをおすすめします。

 

(2)雨漏りが引き起こす恐ろしい被害 

①家にダメージを与える
雨水は、家のどこかから侵入してきて、そこから必ずどこか別の場所を経由して目に見える形で落ちてきますよね。それは、雨水の経路となった箇所も必ず濡れているということ。目には見えなくても、家じゅうのいたるところが雨水によって傷んでしまう可能性があります。そうなると、家の素材が腐食してしまい、十分な強度を保てなくなるかもしれません。

②シロアリが発生する
シロアリは湿気の多い場所を好む生き物。上記のように家のなかの見えない部分が水に侵されてしまうと、そこはシロアリにとって絶好のすみかとなってしまいます。そんなシロアリは雑食性でなんでも食べてしまうため、柱などの家を支える大切な部分が被害にあう危険性があります。上記のような被害は、万が一地震がおこった場合に家の倒壊を招くことにつながりかねません。

③アレルギーや喘息を引き起こす
雨漏りによって天井や壁などに湿気がこもるとカビが生えやすい家になってしまい、そこで暮らす家族にアレルギー喘息などの被害が及びます。薬剤などを使用することでカビを撃退することは可能ですが、家の広範囲にわたってそういった薬剤を使用するのは、人体への影響を考えるとなるべく避けたいものです。

〔ワンポイントアドバイス〕

★雨漏り予防のために配慮したいこと!
日頃からご自身の家をくまなくチェックするというのは重要なことです。普段は見過ごしがちな箇所も、意識して目を向けるようにしましょう。チェック箇所は、雨水の影響を受けやすい以下がおすすめです。
・外壁にひびや剥がれ、変色がないか
・壁やサッシに劣化している箇所はないか
・天井や壁にカビが生えている箇所はないか
・天井や壁にカビ臭い部屋はないか

以上のチェックを日頃から実施し大事な家を雨漏り被害から守りましょう。

 

2.台風被害の補修事例

【事例1】台風被害をご加入の火災保険で修理

川崎市中原区 屋根補修工事

【工事内容】  屋根補修工事 (棟板金交換)

【築  年  数】  50年

【工  期】  1日間

【施工材料】  棟包み板金

【リフォームのきっかけ】
台風通過時に強風で屋根の板金が剥がされてしまった。火災保険を使って工事をしたいと考えていました。対応してくださる業者をさがしていたらマサキホーム㈱に行きつきました。

【施工後の感想】
火災保険申請の手続きでわからない事もあったのですが、マサキホームさんから丁寧な説明とフォローをしていただきました。結果、火災保険補修工事を行うことができ感謝しております。

【担当からひとこと】
火災保険を使って補修工事を行いたいとのご要望がかない良かったです。補修工事もスムーズに進み早期に完了することができました。

【施工状況】

〔ワンポイントアドバイス〕

★火災保険に加入しているなら...
お客様ご加入の火災保険で、台風の影響による雨漏りの被害を火災保険で補償できるケースが多々あります。しかし、雨漏りの被害が台風によるものなのか、それとも経年劣化によるものなのかは、火災保険の調査官の判断にゆだねられます。調査官に実際に現地で調査してもらい、火災保険のなかの「風災」にあたると認められれば、保険料を受け取れるようになっています。

【事例2】雨漏り点検で雨漏り箇所を発見

☆雨漏り点検
台風の時に雨漏りが起きるとのことで、入念に雨漏り点検を行うと、ベランダ下部の下屋根が『経年劣化で屋根材・下地』など腐っている箇所があり、台風による強風と豪雨が重なるとこの部分から雨水が侵入雨漏れが起きていたようです。下屋根が、勾配の少ない横葺きは施工の施工でしたので、よけい雨漏りを酷く起こしたようです。

☆対策(補修内容)
ご依頼者様に点検結果を報告し今後の対策を踏まえ補修内容を協議した結果、「ベランダの撤去と下屋根の葺き替え」を行うことにしました。

☆補修工事の状況


【事例3】台風対策! 経年劣化で傷んだ外壁をリニューアル

 

3.まとめ

台風による雨漏りの原因や対策、被害について詳しく説明してきましたが、いかがでしたか?一度や二度雨漏りした程度なら問題ないと、家を放置してしまっては危険です。 目に見えてわかる症状として現れる場合もあれば、少しずつ侵食される場合もあります。自分でできる対策は、日常の点検です。特に台風の後には、積極的におこなうことをおすすめします。

 

最後までご閲覧いただきありがとうございます。

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